第1回 駒沢川流域協議会議事録
○第1回 駒沢川流域協議会が下記により開催されました。
日時:平成16年3月14日(日) 午後1時30分から午後4時
場所:辰野町 小野農民研修センター
出席者:43名(構成員55名)
要旨はこちらを参照
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○主な意見
【全体・共通事項】
- 駒沢川の治水利水は部会で検討したが、協議会では過去の検討した既成概念にとらわれず最良の策を求めたいと思う。
- 50年100年先を見据えて自分たちの子や孫が彼らにとってこの会がすばらしいものでこの地域がすばらしいものになることを祈念している。
- 小野の皆さんが1番関係することなので最大多数が納得のいく適切な治水利水はどうあるべきか勉強して考えていきたい。
- 小野中で実際人間が暮らしていく中では水は欠かせない、質・量とも大切。十分な論議をしてよい方法を見出していきたい。良い地域作りもしていきたい。
- 脱ダムという本来あるべき姿を示したことを実現するために、皆さんの利益になるように考えていきたい。
- 早く結論を出して前に進んでもらいたい。
- 地元は駒沢川がなければ生活ができない重要な河川である。
- 行政と住民とがどう両輪を組むのか、一緒の歯車で進むように見ていきたい。
- 県の答申が出た以上この答申を元にもう一度基本高水などを検討して、どの程度処置すれば小野の治水利水ができるのか考えてきたい。
【治水関係】
- 駒沢川は普段は優しい川だが、水が出たらものすごく暴れる。
- 家の前を駒沢川が流れている、治水をしっかりやって欲しい。
- 駒沢川の水量が昔と大きく変わっている。
- 小野川堤防沿いに居住していて、1つ思い出したのは30年ほど前、小野川の堤防が大雨で崩れ、そのとき家の倉庫が半壊したので河川の安全性について勉強したい。
- 護岸工がないところで河床が低下し山がずれた。従って治水の面でも早急に考えて欲しい。
【利水用水(水道)】
- 水道の事業主体は小野簡水ではあるが辰野町としても住民の意向を入れていただきたい。
- 利水は、微量とはいえヒ素の入っている水を止めて、小野のおいしい水を安心して飲めるようにして欲しい。
- 利水については、ヒ素の入った水より駒沢源流の非常においしい水を水道に使わなくてはもったいない。
- 春宮で部分的に断水したときに非常に不便をした。確かポンプの故障だったと思うが、ふだん必ずあるものがないということは、ちょっとした期間でも大変苦労した。今後このようなことが無いように、今後安心して使えるような体制づくりをしたい。
- 私は子孫を思って参加した。ヒ素は体内に蓄積される。孫の世代まで飲ませることはできないと思う。
- 小野にお嫁に来ておいしい水を飲んでいたが、ヒ素が入っていると知ってびっくりした。主婦としては早くおいしい水を飲みたい。
- 地元の皆さんの負担がなるべく少なくすむようにして、一日も早く安全な水を飲めるように考えていきたい。
- ヒ素の入った水を飲まされていることに憤りを感じた。井戸に頼った場合は維持管理費が地元にのしかかる。水道料金に跳ね返っては何の意味もない。
- 小野へ来るお客さんが「小野の水は旨いな」と言うので喜んで自慢していた。部会でヒ素が入っているということで疑問を感じた。孫の時代にヒ素の入った水は絶対飲まないということにしたい。
- ため池の増設が難しいかもしれないが川島(横川)ダムから持ってくるのもどうかと思う。
- 簡易水道について、会計規模が小さいので将来の安定確保と、受益者負担を必要以上にやらないで欲しい。
- まず町がしっかりやってもらいたい、町が方針を出して欲しい。
- 町としてもざっくばらんに、良い水を飲みたいのならこの位受益者負担をしてもらいますがそれでも良いですかと、そういう積極的な姿勢を見せて欲しい。
- 基本的には受益者負担で小野簡易水道の負担だということだが、ではヒ素のない水を飲むのに何かしたら全部受益者の負担になると思うが、その辺は住民の選択だと思う。
【利水(農業用水)】
- ダムなしになった今水道水農業用水の確保を早急にお願いしたい。
- 早く農業用水を溜めるところを作って欲しい。
○質疑
- 【質問】
- ・治水について流量調査について5年観測ということだが、完全に縛っているのか。調査結果によってもっと早い段階で基本高水流量の設定可能か。
- 【回答・伊那建設事務所】
- ・流量調査については概ね5年間予定している。今、貯留関数法というモデルで考えているが、その精度が上がった時に基本高水計画ができる。早い段階で検討ができれば、そのとき報告して治水計画に対する提案をしたい。
- 【質問】
- ・駒沢川よりも下流の小野川のほうが心配。今回小野川の未改修部分も検討の中に入れて、事業計画を入れて欲しい。
- 【回答・伊那建設事務所】
- ・現在、天竜川全体の河川整備計画を立てているが、それに対して上伊那地区の各支川の河川整備計画を立て、この流域をどう考えるかということになる。従ってその位置づけで公聴会もあり説明もある。今回は駒沢川だけとしたい。
- 【質問】
- ・飲料水について流域協議会では500tの水をどうするかという議論でよいか。
- 【意見】
- ・本日ではなく度々開く会議の中で考えたらどうか。
- 【質問】
- ・おおよそ次回の開催時期は。
- 【回答・伊那保健所・伊那建設事務所】
- ・利水(水道)については、今は出せるものがないので、時期については相談して決めたい。
- ・治水の関係では平成16年の出水後ということで11月頃の出水が終わったあとデータをまとめた時に中間報告的に説明したい。
- 【質問】
- ・土地改良課の関係で飯沼で水道の工事をしている。その関係は今回の流域協議会では扱わないということで事業を進めさせていただいてよいか。
- 【回答・座長】
- ・それは別で、扱わないということでよい。
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