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在アルゼンチン長野県人会の皆さんとの懇談
在アルゼンチン長野県人会は、平成14年(2002年)5月に創立50周年を迎えました。その際に、記念式典へのご招待をいただいたのですが、当時政情不安などがあり、訪問が叶わなかったため、今回の在ブラジル長野県人会創立45周年記念式典等への出席にあわせて、伺うことになりました。
知事の訪問を機会に、11月17日、県人会役員や元技術研修員のみなさんが、1,000kmも離れたメンドサなど国内各地からお集まりいただき、意見交換を行いました。
主な意見
・日本で勉強できたおかげで、専門の仕事をしたり、その成果を生かすことができている。県の研修員制度、留学生の受入を続けてほしい。
・アルゼンチンでは、多くの人が日本語の勉強をしている。日本での研修を楽しみにしているし、またその成果をアルゼンチンの社会の発展のために役立てたいと考えている。
・日本語ができると家族のコミュニケーションにも役立つ。
・マンガとコンピュータに興味を持つ人が多い。そういう人は積極的に日本語を勉強しようとしている。ただし、漢字が難しい。ルビがふってあると助かる。世界中の日本語学習者はそう思っているに違いない。
・日本のマンガを間違えて翻訳している例もたくさんあって、間違った日本語が広まるのではないかと心配している。
・日本語を話せるようになるというのは大きな成果。福祉の面で活躍できる可能性もある。老人ホームでボランティアで手伝いをするなど、そうした実例もある。日系人が高齢化し、介護やサポートが必要。そうした際にきちんと対応ができる。また、日本の仕事のやり方、組織について学ぶことの意義は大変大きい。さらに、ボランティアで体操を教えたり、他の若い人にひろめることなど後継者につなげるよう努力している。
・アルゼンチンでも車座集会を行ってほしい。海外に住んでいる県人会を長野県の財産、宝として扱ってほしい。
・県人会を存続させていくためにも研修制度を維持してほしい。長野県人としての誇りを持って、県人会の活動を活発にしていきたいと考えている。
・県人会は、年に何回かのイベントへの参加にとどまっていたが、これからは老人の介護などボランティア活動をもっと増やしていく必要があると考えている。
・日本で研修し、生活し、様々な体験をすることに意義がある。県人会を続けていく原動力にもなる。
・研修を通じてアルゼンチンで成長することが目的。日本人、日系人はアルゼンチンで高い評価を受けている。元研修員は皆、アルゼンチンの社会に貢献している。
田中知事
・研修は中身が問題。事務的、機械的に決めるのではなく、どういうことを研修したいのか、また研修を受け持つ担当者も明確にしていく必要があると考えている。
・また、研修後のフォローが大切。帰国後にどう社会の発展に貢献しているかレポートしてもらう必要がある。帰国して社会にどれだけ貢献しているかを書いてほしい。そうした社会貢献ができるためにはどういう研修をするかが問題。研修は個人のキャリアアップだけのものではない。
・看護士、保健師、教師などは社会貢献度が高いので研修には向いている。
・研修は、個人の収入であったり、個人が勤務する会社の収入を高めるのではなく、アルゼンチンの社会に還元する形でなければならない。

ブエノスアイレスの市街地
(紫色のジャカランダという美しい花が印象的)
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ブエノスアイレスの市街地
(市街地にも緑が多く、街並みも非常に美しい)
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グレウ市の村越修さんの農場を視察
村越さんは、ブエノスアイレス近郊のグレウ市の幹線道路沿いで鉢物栽培と園芸店を併設して経営されています。幹線道路沿いの農場以外に15ha程度のシクラメン専用の農場があるそうです。長女、長男の方がともに長野県海外技術研修員として野菜花き試験場で研修されました。
主要栽培種は、アザレア、ベコニア、ペチュニア、シンビジウム、ポインセチア、ラン、シクラメンなどで、特にアザレアは一時期40万鉢を出荷し、ブエノスアイレス市のシェアを6割くらい占めていたそうです。現在は20万鉢でシェアは4割となっているとのこと。
土壌管理や温度管理に大変気を使っているそうですが、台風や大雨などの災害がないため、温室の設備は簡易なものでも十分とのことです。
アルゼンチンの方は、花を非常に好むため、花き栽培の需要が多く、最初は切り花が中心でしたが、最近は日系人が鉢物を出荷するようになって鉢物が人気だそうです。また、一般の家庭のガーデニングも盛んに行われているとのこと。
長女や長男の方が長野県の研修でバイオテクノロジーを学んできたため、農場内にはバイテク施設を作り、ベコニアやランの発芽を安定的に行っているそうです。技術研修は大変役立っているとのこと。

村越さんご夫妻
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鉢物やガーデニング用の苗
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バイテク技術で発芽管理
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