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最終更新日:2006年09月09日

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第6回大雨対策本部 議事録

 

平成18年7月20日(木)9:00〜11:20 災害対策本部室

 

(田中康夫 知事)
 おはようございます。それでは平成18年7月大雨対策本部本部員会議第6回目を開催します。
 御存知のように私たちは諏訪地域の諏訪市と岡谷市と下諏訪町、3市町に対して昨日災害救助法の適用を行いました。なお、御存知のように国が定めた基準には、昨日の速報の段階では国が決めた基準には必ずしも満ちていないということですが、御存知のように辰野町や箕輪町においても甚大な被害が生じていますので、私たちとしてはこの状況を各町の側からもさらに詳細なデータを頂戴をして、これらの町に関しましても、この甚大な被害に鑑みて、災害救助法が適用できるかどうかをさらに検討を加えます。
 まず最初に今朝6時の段階、これ以降の生存に関しての確認の報道が入っておりませんので、死者が岡谷市において6名であります。それから岡谷市において現在行方不明の方が2名、上田市において1名、そして辰野町において2名であります。計死亡が確認された方が6人、行方不明の方が5人であります。
 では、私たちがこの7月15日からの大雨に関して、どのように対応させていただいてきたかということを、簡単に復習したいと思います。意識共有したいと思います。
 7月の17日の朝の段階で、大雨洪水警報が大北地域、大町北安曇地域、あるいはその他の多くの地域にも大雨警報、洪水注意報等が出されました。このことを踏まえて大雨警戒体制を危機管理局長の鎌田泰太郎の陣頭指揮のもと行ってきました。この7月17日の11時の段階で危機管理局長を本部長とする警戒2次体制、7.17大雨警戒本部を設置をして、その後7.17大雨警戒本部会議を随時開催をしてきました。
 7月18日の段階に至って、御存知のように国道20号線が諏訪市の地域で長い区間に渡って道路冠水のため全面通行止め、あるいは県内の各地で停電が多発をする、また極めて市街地であります薄川や天竜川、あるいは木曽川や宮川といった河川の水かさがたいへんに上昇してきている。こうしたことを踏まえて7月18日の21時45分に平成18年7月大雨対策本部を設置をしました。この際、第1回の本部員会議、私が本部長としての本部員会議は、1回目は125分間に渡って行わせていただき、皆さんとの情報共有を行っています。これは夜の23時50分まで開催いたしました。日付的には7月19日、すなわち昨日の水曜日になりますが、午前1時30分から午前2時40分まで、第2回の本部員会議を70分間開催をしております。この段階において、信州新町におきます犀川の水かさの問題、あるいは松本市の薄川の水かさの問題、こうした問題がこの時は検討が加えられています。
 この段階で長野建設事務所だけでなく、土木部からもそして経営戦略局からも信州新町に職員を2名づつ派遣をして、情報収集及び地元自治体への協力にあたるということを行いました。この第2回は午前2時40分に一旦終了し、第3回を午前4時30分から40分間に渡って行っています。この段階では信州新町の水かさが東京電力の大町の発電所、あるいは梓川の稲核の発電所からのダムの水量の放水量をなるべく余裕があるならばこれをセーブして欲しいということを東京電力の大町の発電所あるいは梓川の稲核の発電所からのダムの水量の放水量をなるべく余裕があるならばこれをセーブしてほしいということを私どもからお願いをして信州新町における氾濫というものを防ぐようにしてきました。で、5時10分に第3回目が終わっておりますが昨日の朝7時から110分間にわたって第4回目の本部会議を開催しています。これはこの直前にご存知のように岡谷市の湊地区また川岸地区において土石流が発生しました。そしてこのことによって行方不明者があるということで、この間ですね朝、自衛隊のご存知のように松本にあります第13普通科連隊の堀切光彦本部長宛に私のほうから自衛隊の派遣要請を行なっています。で、5時48分の段階でまず私どものほうから連絡をとりそして6時19分の段階で堀切連隊長に自衛隊派遣を要請しました。そしてこの際にはすでに行方不明者があるということで先見調査隊というよりもむしろその方々の救出にあたる部隊を派遣していただきたいということを第1報の段階からお願いをし、これに対して自衛隊は第1出動段階から133名の方々を派遣していただいております。朝7時からの4回目の会議は110分間にわたって行い、現場からの情報収集に努めるとともにとりわけ諏訪地方事務所の八重田修所長をはじめとするメンバーが現場に向かって情報を、テレビ会議を用いてこの私どもの本部と連携をとりました。で第5回目の会議は昨日の昼の12時15分から55分間にわたって行っています。第4回目の段階から第13普通科連隊の第2課長の中原実さんにもご参加いただいています。渡辺巧県警本部長には第5回目からご参加いただいています。
 で昨日私がこの会議が終わりました後3時に私どもの消防学校から防災ヘリで飛び立ちまして伊那市に到着し、箕輪町の天竜川の堤防が決壊した箇所そして箕輪町の北小河内公民館に避難されている方たちとのお話し合いそしてその後、陸路で岡谷市の川岸地区の土石流発生被害地そして続いて湊地区の土石流発生被害地を視察いたしました。少しイメージ的に情報を共有していただくためにその際に私の同行の秘書の宍戸雅彦が撮影した映像を使いながら簡単にご説明をしたいと思います。では前方の画面です。これは私どもの防災ヘリの上空からであります。ちょうどこれは松本市のあたりで次に行きますとこれが塩尻から少し過ぎたあたりであります。非常にあの川が汚れているのと同時に後ほどまたお話しますが非常に山頂に改めて本県には多くのゴルフ場というものが展開されていてそのゴルフ場自体はまあ非常に緑色の芝だけは見えるという形です。で、3番目これはもう辰野の上空でありまして塩尻から辰野へ向かう道路が途中で2車線道路が片側1車線崩落しているというような形があります。
 次の写真にいきますとちょうどもうひとつ次ですね、はいこれがちょうど辰野町の天竜川伊那富のあたりであります。伊那富においては昨日の夕方4時過ぎに犬の散歩とおぼしきことをなさっていたお父さんとお子さんが鉄砲流に巻き込まれてですね、現在もお嬢さんが行方不明という状況です。この真ん中に左下から横断しておりますのが中央自動車道であります。中央自動車道もこの左の方へ行きますと土石がだいぶ落ちています。次の写真が箕輪町のちょうど決壊をした所です。天竜川は左の側から諏訪湖へ流れてまいります。すなわち川はこちらから流れてまいりましてここでぶつかって、こちらがずっと伊那市、飯田市です。この間は、国土交通省が管理をしている天竜川の直轄河川区間であります。このぶつかりました場所が、非常にえぐれてきているという形で、これをヘリコプターから降りまして撮りましたのが次の写真になります。このように中部電力の鉄塔がたっております。川がこちらからであります。ここにぶつかってかなりえぐりが出ております。非常に進捗は遅いほうですが、この鉄塔が倒れてはいけないということで、この間の送電を中止をしています。そしてここにみなさんも放送等でご覧になったかもしれませんが、ひもをつけて、万が一倒れそうな場合にやじろべえのような原理で、次の写真へいきます、という形で土嚢を同時に積み上げております。
 次もいきます、はい、そしてもうひとつ、土嚢はこのようなコンクリートのものも使っております。この地点から、さらに車で10分ほどいきましたのが、北小河内公民館であります。鉄塔の周辺はよろしいんですが、ここはこの地区も人命には損傷はありませんでしたが、土石流が流れ落ちた場所です。で、こちらがですね、家屋は平気だったんですが、こちらに木が植わっていたような場所がこのような具合になって、地区の方が出て、今、片づけをしています。
 次の写真です。ご覧いただくと、ここは神社の部屋であったような場所です。今回の特徴はですね、岡谷においても、神社があった、お寺があった、これは出納長の青山篤司の持論でもありますし、私も感じましたが、通常、今まで昔からの知恵で、神社があったりですね、お墓があるというような場所はですね、非常にその災害が起きにくい場所を私たちは選んできているはずです。しかしながら、そうした場所がですね、大変甚大な被害を受けているというところに、今回の災害、これは本県だけでなく、全国今回起きた災害がですね、まさに地球の温暖化という中で、異常気象の中で、局地的なですね、本来は長い歴史の中では、安全であったと思われる場所がですね、一網打尽になっているという形です。
 次の写真にいきます。このように無事だったお家も土石がかかってますのでこのような車の状態です。今回感じましたのは、例えば、川の水位が上がって床上浸水というような形ではなく、このような形で、私のつたない記憶で言いますと、やはり豪雨の台風の爪あとが、四国や九州に訪れた時にですね、皆さんが感じられたのと同じような被害が起きています。しかしこのお家から例えば100メートルもいかなくてもですね、土石が流れなかったところは、本当にまっさらなお家が建っているという直下型地震以上にですね、同じ集落の中で歴然と格差が表れてしまっているというのが今回の特徴です。続いての写真です。これは川岸地区です。上をここを通っているのが、こちら側が、伊北インター、伊那から来て岡谷のジャンクションへ向かう手前のところです。ここに1軒お家がありまして、お二人のご夫婦がお年を召した方が住んでいて、お一人が亡くなっているという場所です。このように上流のほうから、私は当初、この高速道路の建設によってかと思ったんですが、それよりもさらに上流から流れてきています。
 続いての写真です。これを反対側に撮るとこのような形で、この下が天竜川であります。ここは畑であった場所ですが、このような状況になってます。この人が立っている手前が、先ほど、手前の写真をもう一回出してください。見上げた側のここに道路がある形です。もう一回じゃぁ次にいきましょう。続いていってください。今でもなおこのように水がかなり流れてますので、今日の12時以降雨足が再び強まると、土はもうすでにかなり水を含んでいるので、前回よりもかなりもろい状況だと思います。続いてです。これが川岸地区であります。もう一回いきます。はい。で、このような形。そしてもうひとついきましょう。これがあの先ほど流れたお家の横のお家です。一見無事に見えますが、無論ここに全部土砂が入っているので、家の中まで土砂が入り込んでしまっています。地元の方が、今、このように道路のとりあえず土をどけるという作業を行っています。映してください、次です。そうですね、はい。次もどうぞ。はい。これが、先ほど立って見ていたのがこのほうですね。ここのうちは無事であります。ここの家がすべてここに土石が流れたという形です。次に行きます。このように車が押し流されています。次に行きます。先ほど中に土が入っていると言ったおうちを反対側から見るとこのような形であります。はい。これも川岸地区です。続いて湊地区です。湊地区は御存知のように諏訪湖の南側であります。ですから諏訪湖がここにあります。ここを諏訪湖のいわゆる遊歩道でありまして、ここは一般的に三車線くらいあるような道路ですが、このように水がすべて浸かっています。最近あの集中的な豪雨でよくドイツやイタリアが豪雨にあったときに街中の写真が映し出されますが、それと同じような既視感覚を持ちました。続いてです。これがこの上の同じく山から流れ出てきた土石がこの道路を繋がってきたというか、諏訪湖はこちら側のほうになります。続いてです。このようにテントを張って本部を設けています。続いていきます。これが、もう一つの側の道に流れ込んできた所になります。続いてです。これをさらに上流に来ますと高速道路が同様にあります。さらに上からでこの道を伝わって落ちてきたという形です。さらに上に高速道路は手前です。上がりますとかなりこれは急傾斜でここにおうちが建っていますがここに関して土石がこのように流れてきているという形です。実はこの山の上にゴルフ場が2箇所あります。この土石になった沢、そして、先ほどの川岸の方はこの山からここの山の裏側をですね、下りたところが先ほどの第一被害の場所になります。続いてです。このように急傾斜地のところですが、家が建っていたんですが、この真ん中が流れています。ここにあったおうちが流されています。続いてです。これが上から見た高速の側であります。高速のところにこのように流れた家の粉々になったものがぶつかる形になっています。続いてです。これも高速の上側ですね。直前に当たります。続いてです。という形でそしてもう一つどうぞ。これは橋脚にぶつかることで二手に川が土石流が流れて三角形になってここが湖だとするとここにずっと集落がありました。高速がありました。高速のここから1本流れて、もう1本がこちら側に流れ落ちるという形です。続いてどうぞ。このような、これがちょうど高速の下のえぐれた状況です。続いてです。これも同じです。という形であります。
 で、これに関しましてですね、私たちがどういうふうにでは対処をしていくかということに関して、検討しますが、その前に私が冒頭概略を御説明した、今までも本部員会議を計300時間、18日の夜21時45分からですね、昨日の午後まで、昼の段階までで行っていますが、さらに付け加えて危機管理局長の鎌田泰太郎のほうからそのほかの状況を御説明をまずします。

(鎌田泰太郎 危機管理局長)
 それではですね、カラーの資料の方を中心に今までやってきたことですから、皆さんある程度御承知なんで簡潔に行きたいと思います。
 まず、1ページですけれども、警報の状況はですね、今現在のところだけ申し上げます。今、赤く傍線で塗ってあるところが大雨警報・洪水警報のまださらに出ているところでございまして、上伊那地域でございます。それから青い所が大雨注意報と洪水警報でございまして、上から長野、中野飯山、それから上田、松本、一番下の下伊那。それから黄色がですね、大雨洪水注意報でございます。黄色になっているところでございます。かっこ2番目の雨量の状況はご覧のとおり、このところは、昨日の午後からは極めて少なくなっておりまして、今はだるまさんばっかでございます。
 次に2ページです。これは今朝5時36分に気象台から発表された内容でございまして、この中でポイントだけ申し上げます。まず、20日、今日ですね、昼前にかけて土砂災害、河川の増水等警戒が必要であります、ということをまず言ってます。それから、本文の後半の方で本日20日の午後から21日にかけて再び前線が北上するため警戒を強める必要があります。雨量の予想ですが、21日の6時までの24時間、ご覧のとおり北部30、中部40、南部50という見込を立てておりまして、その後、21日午後にかけましては、局所的に雷を伴う激しい雨が降るのでさらに雨かさが増えるというふうな見込をされています。次に3ページをお願いします。先ほど知事の方から説明がありましたけれども、市町村別に死者、行方不明者、重軽傷者ということで記載をしてございます。それから、住家等の被害につきましても先ほど主なところ知事からありましたのでご覧いただくということにいたします。それから次に自衛隊の皆さんの活動でございますが、2点ございます。
 ひとつは岡谷市の活動。昨日の朝、災害がございましたので、それを受けて、直ちに知事から松本の駐屯地司令の方へお願いしまして、6時19分から自衛隊の皆さんは活動に入っていただいてます。その後、午後になりまして、辰野町でまた発生しましたものですから、急遽、増やしていただきましてですね、辰野の方へも50名体制で出ていただいております。現在も、昨夜は徹夜でですね、現在も続けられております。
 次4ページです。救助法。これにつきましては、さっき知事から話がありましたので、資料の紹介だけにします。
 次5ページ以降ですが、避難所の関係でございます。細かくなっていすぎてですね、まあ、皆さんに解りにくいと思いますので、かいつまんで申し上げますが、まず最初に避難指示、これが現在、真ん中ほどにですね、解除日時とこう書いてあるところがあるんですが、もう既に設置はしましたけれども解除になってる、解除になっているところはひにちと時間を書いてございまして、まだ引き続き避難所が開かれているところは、指示のところで箕輪町です。それから避難指示のところで、箕輪町1地区の2箇所でございます、避難先2箇所でございます。それから勧告は、39地区31箇所でございます。これ細かいんで、ちょっと私、数えて今申し上げてますが、それから先行きまして、括弧3の自主避難、これが26地区、21箇所になってます。合わせて66地区54箇所が現在、8時30分現在ですね、引き続き避難所の運営がされています。
 続きまして8ページをお願いいたします。これは、この7月15日の雨が始まって以降ですね、停電が非常に多かったわけでございますが、現在の状況でございまして、全体で約15000戸が停電いたしました。で、停電時間というところに最後まで書いてないところが、今現在も停電が、引き続き停電になっているところでございまして、停電箇所がですね、現在34、全体で34市町村15000戸でしたけれども、8時半現在、7箇所、約1800戸が引き続き停電中でございます。
 次に9ページでございますけれども、市町村の災害本部等の設置状況でございます。これ34市町村、ごらんのとおり設置して、解散したところも2箇所ございます。次の11ページからはさきほど知事のほうから説明のあったページでございますので飛ばします。以上です。

(田中康夫 知事)
 はい。どうもありがとう。
 この後、各部・各地方事務所からの連絡もしてもらいますが、その前にまず先ほどの9時の降雨予想・天気図を見てこの後の雨量予想・雨雲の予想から見てみたいと思います。お願いします。

(長野地方気象台)
 長野地方気象台です。現在御覧のとおり真ん中の天気図ですけれども、前線は南岸の方に停滞しているという状態で県内の雨はほとんど止んでいる状態です。
 お手元にお配りした1枚物の資料、20日9時長野地方気象台と書いたものですけれども、下の図をご覧いただきたいと思いますが、前線の位置の移動を書いてあります。点々でFP12と書いてあるのが現在の前線の位置…

(田中康夫 知事)
 はい。ちょっと待ってください。今の雨雲状況を画面で出しましょう。これが日本全体の地図です。信州・長野県を中心とした。えっと機械操作の方。いつもの雨雲の状況。例えば8時半9時の段階のはありますか?これですか。ほとんど平谷村のあたりを除いて雨雲が無いという形ですか。多少今は降ってますけど。これが9時20分の段階ですね。確か。はい9時20分です。そしてこれを、経過を見ていきましょうか。6時間分ぐらい出ますね。

(長野地方気象台)
 前線がゆっくりですけど北上してくるということで、南のほうの雨雲は次第に北上していきます。午前中、昼前の段階から南部の方ではところどころで降り出してくる予想になります。

(田中康夫 知事)
 はい。10分刻みですがもう少し早く。30分刻みのはありますか?どうでしょう。

(長野地方気象台)
 これナウキャストの方です。6時間の降水短時間のほうを出していただけますか?それ。こちらのほうですか。

(田中康夫 知事)
 今、今朝の5時半、6時の段階ですね。7時半です。

(長野地方気象台)
 ちょうど、これから予想になりますけど、だんだん南のほうから広がってきますが。

(田中康夫 知事)
 ちょっと13時半くらいで。はい。今14時30分。ああ戻っちゃった。14時。14時くらいをじゃあ出しましょうか。

(長野地方気象台)
 ご覧のとおりお昼くらいからだんだん北上して、南部のほうまでかかってきますが、まだ本格的に前線が北上してきませんので、全体的に北まで上がるということではなくて、一旦今日日中弱いものが南部にかかる形ですが、本格的に降ってくるのは明日になってからというふうに考えており、強いてピークといえば、明日の昼過ぎから夕方くらいに少し強く降る可能性があります。
 量的な数値だとイメージわかないかもしれませんが、明日いっぱいにかけて降る量は、普段の状況なら注意報になるかどうか、なってもぎりぎりくらいの量でございます。しかしご承知のとおり、まれに見る、これだけの雨の降ったあとですので、当然、数値どおりということではなく、災害に対応したような形で注意報、警報を運用していくつもりです。目先の、注意報、警報の見通しですが、現在出ています注意報、警報ですけれども、諏訪、上伊那の2か所を除いては、午前中のうちに大雨、洪水警報を注意報に変える予定でおります。ただ、諏訪と上伊那についてはまだそういう状況にありませんので、もうしばらく、少なくとも午後に入るまでは警報のままでいくというふうに考えています。それから、それ以降、明日になってからですが、単独の雨では警報にいく数値にはなりませんけれども、土壌の水分の状況などを勘案して、場合によっては土砂災害に言及した警報の発表ということもありえますので、そのへんの情報をこまめにこれから出していきますので、その辺の情報に留意していただきたいと思います。以上です。

(田中康夫 知事)
 ありがとうございます。いただいた紙を見ると、ちょうど明日の夜9時の段階、48時間後、本県はすべて前線の中に入るという形ですね。

(長野気象台)
 はい、そうです。

(田中康夫 知事)
 今はだいぶ南にありますけれども、明日の9時の段階でも、南部の一部がかかるくらいですけれども、明日の9時はこういう形ですね。すると、今回、例えば土石流が発生した岡谷であったり辰野のあたり、あのあたりは例えば昨日の昼から雨足は弱りましたが、昨日の昼くらいの段階でどの位、雨量があったと推測できるんでしょうか。

(長野気象台)
 はい、トータルで、私ども気象庁の雨量計は残念ながら岡谷市にはありませんので、400ミリ前後、辰野が421ミリ、諏訪が391ミリという量にトータルでなっています。

(田中康夫 知事)
 これはまあ、あの、辰野、まあ岡谷も比較的市街地ということですね。

(長野気象台)
 はい。ほぼ400ミリ前後の雨というふうに考えています。

(田中康夫 知事)
 先ほどいったように二つ、山の頂のところにゴルフ場が、辰野町と岡谷市の上にありますけれども、そのあたりではもう少し450ミリとか降ったという想定も考えられるということですか。

(長野気象台)
 そうですね、やはり山の斜面、高いところでは場合によって場所によってはそれ以上の雨も十分考えられます。

(田中康夫 知事)
 ありがとうございます。この後農政部や社会部がありますが、道路の話もしていただきますが、現時点で私どもは、各避難所に県職員が総勢で86名、既に派遣をしています。
 昨日に関しては、岡谷市の全ての避難所には、私どもの職員が2名づつ、寝ずで駐在をさせていただいて、様々なご要望にお答えをするということをしています。設置は市でありますが、まさに本県の職員が一緒にお手伝いをする形になっています。
 また、すべての避難所に一昨日の夜の段階から、避難所が設置された段階から各地方事務所、また信州まつもと空港に私たちが備蓄をしていた、ビスケットであったり、あるいはミネラルウォーターであったり、あるいは毛布であったり、こうしたものを全ての避難所に、各地方事務所、また信州まつもと空港からお届けをしております。
 この中には手巻きラジオも含まれていて、手で回すことによってラジオが聞けるという形になっています。
 食事としては7610食、それから飲料水を大きなボトルで5032本、またラジオは892個を、それぞれ私どもの職員から、手渡しで、諏訪市、下諏訪町、茅野市、岡谷市、南箕輪村、伊那市、箕輪町、信州新町の各地点の避難所にお届けしています。
 この手巻きラジオは、今後、私が思うに、かなり今回停電が長時間に渡って各地区で起きていますので、手巻きラジオに関して、総務部の方で、早急に更なる、これ皆さんにお渡ししているので、発注を行ってください。
 で、今回各部に行く前にですね、お手元にこちらをお配りください。
 わたしが昨日感じましたのは、私のつたない阪神淡路での経験の時に、被災地というのは最初は共同体なんですね。つまり全員が被災者なんです。
 通常は電気が消えています。ですので、電気が消えている中で、今の手巻きラジオも役だちますが、電気がついた段階で、電気がつくと避難所にいる方と自宅に戻る方の違いが出てきます。
 そして、水道が通常断水していますので、自衛隊をはじめとする給水車の前に行列をするのですが、電気の次に水道も出るようになると、水道が出ない、あるいは水を給水車の前に並ばなくてはならない避難所の方と、電気と水道が出た自宅の方の違いが出ます。
 ただ、この段階においてもガスが使えませんと、通常お風呂に関しては被災地においては自衛隊のお風呂、あるいは重油を使っている公衆浴場、あるいは車に乗って少し遠く離れたスーパー銭湯にいくと言う形ですが、ガスも出た段階では、ほぼ明瞭な形で被災地の中に、被災者とそうでない人の格差というものが歴然と生じます。
 今回私、岡谷の場所に入って、現場を見るのに如くはなしと思ったのは、実は、今、当日から被災地の中に格差が生じているということなんです。
 なにかといいますと、避難所にいられる方々の中に、日赤奉仕団の方がおにぎりを持ったりしてお越しですが、多くの方々はお金まで流されたわけではないので、ファミリーレストラン等に夕方お食事に行かれて、そして南中学校、あるいは湊小学校といったところの体育館に戻ってこられる、つまり非日常の中での被災者としての共有意識ではなく、もうすでに100m離れると日常がそこにある。その日常の流通社会、消費社会の中で過ごす自分が、被災地である体育館に夜は戻る、大変に一人の中で精神的な戸惑いがあると思っています。 今回感じましたのは、箕輪町も人命に損傷はありませんでしたが、土石流が流れて、先ほどお見せしたように、家の回りは真っ黒け、泥だらけです。なので公民館にいらっしゃる。先ほどお年寄りだけでしたが、男の方々は片付けに行っています。
 どのような形で寝ていらっしゃるかというと、家から布団まで持ち出すのはなかなか大変なので、家から出すときにもともと布団が汚れてしまいますので、皆さん座布団の上に、日赤、あるいは本県から支給をさせていただいた毛布のなかで寝ていらしゃいます。
 私は、ここで、1000あるいは2000という単位で、皆さんにご了承いただいて、布団を即日、本県が購入をして被災地にお届けするということが必要かと思っています。むろん、これは数日間で自宅に戻られるかもしれませんが、そのふとんは私たちが再び消毒をして、信州まつもと空港に備蓄することでですね、近い将来にまた起きるであろう、あるいはまた他県で起きるであろう災害の時にですね、活用することができると思います。避難所であります体育館でですね、やはり座布団の上に毛布ではなく、ふとんで寝ていただく、これがまず1点大事なことだと思ってますので、これに関してですね、よい意味で、概数で今の避難所に入ってらっしゃる方、避難所にいると言っても、お父さんだけは帰って寝るとかですね、そういうかたちもあります。人数が正確に確定はできません。しかし、少なくとも避難所にお越しになる可能性のある方の人数プラスアルファをですね、ふとんのセットを購入させていただければ、というのが1点です。
 そして、続いてですね、行うべきことは、先ほど言ったようにそばにお店はあります。しかし、ミネラルウォーターといったものは、これはとりわけ県内の地場産のものがですね、届くということで、これはお水はいくらあってもよいですから、そして私どもの県内で採取した水のボトルが届くということは、これもまた非常に県民が見守ってくれているということになるのではないかと思います。
 そして、本日から、衛生部はとりわけ、また教育委員会、あるいは社会部は、すべての避難所へ、医師、看護師、保健師、そしてカウンセラーを巡回派遣をしてください。で、夜間に関しても、とりわけ、辰野町や箕輪町や岡谷市の避難所には夜間もですね、現在2名ずつ職員が派遣されていますけども、それに加えてですね、カウンセリングができるかたち、あるいは保健師の方を私どもの方から派遣をしようと思います。このことによって非常に安定していただけるかと思います。それから、もうひとつは、これは小さく感じるかもしれませんけど、やはりあの、毎朝、歯を磨くことでですね、とりわけ今言ったように、集落の中でも格差があらわれてます。で、同じ被災にあったところでも、家が無事な方と、また家は壊れても車が無事であった方は遠くのスーパー銭湯まで行けますけど、車も泥だらけになってしまった人は命は助かっても、そこでもまた格差があるんですね。同じ川岸の集落の中、半径200メートルの中でも、当日から格差があるということです。で、これに対して、なかなか車もない方が、泥だらけの中で、乗せてほしいとは言いにくいかもしれません。私たちはあの中越地震の時に、ご存知のように、のべ5000人の職員が新潟県という隣県でお手伝いをしました。そして、観光協会の方々やバス協会のご協力を得て、私達の戸倉上山田の県有施設に、寝たきりのお年寄りをお招きしたりしました。ですので、ちょっと考えて、近くの、たとえばそのスーパー銭湯等にお連れできるようなバスを夕方1回避難所からは出す。この点を経営戦略局長の松林さんと企画局長の太田さんの方でですね、練ってください。私達が2名づつ派遣するという避難所も現在15ヶ所に留まってますから、これらの場所を巡回してバスを出せる形を作りたいと思います。ですからミネラルウォーターや歯ブラシといったものも考えます。
 それと、もう1点がですね、一番大事なことはですね、皆家が泥だらけなんです。ですので、この泥だらけであるおうちをですね、お片づけをする。この間、農政部の柳澤さんが安曇野で豚舎が豚を何千等飼ってらっしゃる方々のところが焼けてしまった時に、農政部の職員が総出で出て、豚舎の豚の片付けをしたということがありました。こうしたことはまさに私たち、県のゼロ予算事業ということのもっとも象徴的な形です。ですのでこの週末に掛けてですね、雨の具合がありますが、少なくとも今の段階から片付隊を編成してですね、手伝いをする、そして一段落の雨が終わったならば、家の外側を一緒に洗うと、ブラシで洗うというような事を行いたいと思います。これはもっとも県のゼロ予算事業で県の職員が一緒に貢献できることだと思います。その中でもう電気が付いておりますので、軍手に関して少し丈夫な軍手をですね、大量購入してお渡しするようにして下さい。片付けを始めると皆手を怪我します。神戸の時も電気が付いた途端にバンドエイドであったり、包帯が必要になりました。私ども県の職員も昨日鉄砲水が流れたように危険が伴いますので、ミニ救急セットというものを持って行ってそれはもし被災者の方が望めばそれをお渡ししてもいいし、もう一つの物を自分が使うという形で出来ないかなと思います。
 それから辰野から岡谷に行くときに県道が上空からも見て思ったんですが、ものすごい土砂が出てるわけです。或いは市町村道にいたってはもっと先ほどの土石が流れたような形が小さな形でおきています。ここの部分の清掃というのは今まで地域のコモンズの方にお願いしていましたが、これはやはりおうちもそういう状況ですから、この点に関しては昨日既に土木部長の原さんに述べましたが、地域の業者の方々に県道、市町村道、幸いにして災害救助法が適用になりますから、県が半分の費用は市町村が行うことも負担するようになってます。ですからこれは後できちんと私達がですね書類上の処理をすることによってこれは問題は生じませんから、道路の清掃に関しては本県が一括してですね、各建設事務所と地方事務所と土木部が一体化してですね、行っていただくと。町の道路がきれいになるだけでも、歯を磨くことと同じようにですね、被災をされた方が元気を取り戻します。
 それと、今週末にかけておそらく県民の方の中でも、まあ、私たち県職員を派遣しているのは全県下の避難所に及びますが、たぶん、無事であった場所の方々が何かお手伝いをしたいという気持ちがあると思います。ただ、阪神淡路のようなかたちですと、みんなで炊き出しに行けばいいんだ、っていうかたち、あるいは自分でリュックサック背負ってミネラルウォーター持ってけばいいんだ、というふうにわかりやすいのですが、非常に局地的になっているので、手伝いたいけど何をしていいかわからない、という、で、普段から日赤奉仕団に入っているわけではないので、そこにもなかなか電話するのが難しいという方がいます。私たちは、今もう作成してホームページにアップしていると思いますが、ホームページ上、また電話を設けてですね、お手伝いを半日でも3時間でもしたい、という方を募集します。これは具体的にどういうことかというと、皆さんも是非ご家族等や周辺の方にお話してほしいんですが、自分は電気技師だと。で、土日は自分は休みだと。だから停電している地区のところに手伝いに行きたいというような方も受け付ける。あるいは、私は保育士をしていたと。今は子供がいるけど週末だったらおばあちゃんがみてくれるので、私が避難所に行って少し子供の世話をしたい。このようにですね、自分の持っている資格がどう生かされるかってことなかなかわからなかったりします。で、こういう事例を少し書いて是非今日表現者の方々もいらっしゃっているので、何かできること、知恵を出すこともお金を出すことも汗を流すことも同じボランティアです。ですから県民が半日でもいいから手伝える、そのことはその人の自己満足なのではなくて、県民が一緒に支えてくれてるという被災地へのですね、これは大変なエールになります。で、この窓口をつくります。ですから皆さんも、こんな資格…資格だけじゃなくてもいいんです、こんな経験があったら、そりゃ自分が腕っぷしが強ければ瓦礫片付けるってことは誰でもできますが、そういう自分が持っててボランティアに結びつかないかな、と思ったことをですね、気付いてもらうようなかたちの募集をしますので、もし皆さんの側でもこういう文章が一行入っていればいいな、ということがあったら是非教えてください。
 そして一番上に書きましたが今申し上げたように避難所はですね、非常に限られています。ですので、避難所、すべての避難所にはですね、むろんこれは市町村が自律的に行ってはいらっしゃいますが、私たちの部課長少なくともチームリーダーがですね、各避難所の担当者になる、ということを暫くの間続けたいと思います。そして、昼夜2名ずつ避難所に居ることで、例えばお年寄りが夜眠れないならばアイマスクを渡すのか、夜寝る時だけはお子さんの泣いたりされる方とお年寄りは少し別の部屋が二部屋ある避難所だったら分けようとかですね、こうしたことを県の職員が一緒にお聞きする、地域の職員ですとしがらみがあって語れない場合があります。あるいは少し寝たきりなので、新潟の時にあったように、暫くの間福祉施設にお年寄りが入りたい、こうしたことをお聞きしたらすぐに私どもの担当者が一緒になって解決をする、こういうバトラーとしてのコンシェルジュを各避難所に置きたいと思います。これに関してはですね、総務部と経営戦略局の方で、チームリーダーが、誰がそれぞれの避難所を担当するかということを決めさせていただいて、その方にそのことを通知します。また、各避難所に誰が、若手の職員を含めて誰が駐在するかということも決めたいと思います。
 それともう一個はですね、あの出来ればなんですが、週末、土日に例えば皆さんの中で自発的にですね、炊き出しをしたいという方がいると思います。今言ったように外でご飯を食べることができます。家でも煮炊きができるかもしれません。しかし、避難所の所で例えば鉄板を持ってってバーナーでですね、焼き肉をやる、焼きそばを作る。避難所の人を一緒になって作ってもらう。このことがとても意識の共有に繋がります。ですから県職員のですね「週末炊き出し隊」というようなものを行いたいという人は申し出てください。これに対しては、道具を県の側が業者の側から鉄板であったりですね、プロパンのバーナーであったりというのを借りるという形で、週末の鉄板焼きの炊き出しをすることでひとつ元気づけられるじゃないかと思います。
 あとは被災者の方々も書き込める、イタズラ書きがあるといけないので管理をしますが、県のホームページのところには既に今回の豪雨に関してのサイトが出来ていますが、ここに各避難所ごとの情報も見れるようなフォルダをですね、作るようにしようと思います。
 同時に各地区のですね、特に岡谷や辰野、箕輪、諏訪といった所の出身の職員のリストを人財活用チームの方で作成してください。こういう職員はとりわけフルタイムで仕事をしばらくの間、この地域で手伝うという形に振り向けることが可能なようにしたいと思います。で、そうするとこういう職員の中に、例えば避難所でも人数が多い所は400人とか500人いますので、避難所の新聞を出すということも考えてください。役場からの広報だけではなくて、避難所でですね、みんなが作って、今週のここには炊き出しがあるよ、お風呂屋さんはここにあるよ、連れていってくれるバスが何時頃毎日出るよ、というような形の避難所新聞がですね、貼りだせるようにしていただければと思ってます。
 あとは、オハジョナ号であったり、避難所の子供の人数、あるいは障害者の人数等をチェックして、そして本に関しても新たな購入分で避難所に届けられる形を検討してください。
 えっと、私の方からはあと一個、衛生部がですね、泥が大分出ています。そしてこれから温度が上がりますので消毒が必要になります。ですから消毒の薬も、無論これは市町村が行うところですけども、私どものほうで消毒の薬を確保してですね、そして一緒に保健所、衛生部の人間が手伝うという形をとりたいと思います。
 更には夏ですので、テントを本県の様々な機関が持っているテントをですね、至急提供したいと思います。テントがあることで外に物資が置けますし、またテントがある意味では私たちの、そのみんなの地域の司令塔になりますので、消防学校や管財課、林業大学校、あるいは技術専門校にテントがありますので、これらを貸し出します。また新たに本県としてのテントをですね、購入を確保するようにしてください。
 今言ったように障害者であったり、障害児であったり、そうしたことは担当部署がチェックをして、そして今言った社会部と衛生部、教育委員会によって医師、カウンセラー、保健師、看護師等の訪問団といったものを午前中に早急にスケジュールを作ってください。
 それでは、各部からいきますか・・その前に諏訪の地方事務所八重田さん、いかがでしょうか。

(八重田修 諏訪地方事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。今の歯ブラシとかですね、私どもの方で、寝具に関してはまず2000セット購入しようと言うふうに、皆さんのお手元の紙にも書いてあります。歯ブラシあるいはミニ電気カミソリ、ひげを剃るというのも元気になることですから、それからトイレットペーパーとかティッシュペーパーもですね、極論するとですね、被災をされても無論お金とかまで失われたわけでは無いかも知れません。家は流された方はいますけれども。ただ、意外と千円以下の小さな物というものはですね、我々が提供して差し上げた方がいいんじゃないかという気がしています。何か一律お金を差し上げると言うような形は、今までの震災のお手伝いですけれども、トイレットペーパーやティッシュペーパーをお渡しする、歯ブラシ、それからお年を召した方のために前回の新潟でも本県は行いましたが、ドライシャンプーが確かまだ確保してあるはずですから、ドライシャンプーも渡してください。髪がさっぱりするというだけでも、これも元気になることです。それから絵本に関しては行うということです。
 あと、その他諏訪市、下諏訪町の床上浸水の状況等はその後いかがですか。

(八重田修 諏訪地方事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 えっと。ごめんなさい。もう一度数字をお願いします。

(八重田修 諏訪地方事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。諏訪地区は以前から八重田さんもおっしゃっているように、軽度な床上(浸水)という形はわりかし経験しているので、よい意味で皆さんは冷静には、諏訪市の場合対応しているということでいいですね。

(八重田修 諏訪地方事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい。下諏訪は、私どもの方で朝の段階で把握しているのは、床上が209棟、床下が268棟、無人が2棟です。えっと、これはまた後で数を確認しますが、諏訪市の床上は830棟、床下が530棟、そして非住家はですね、床上が20棟、床下が39棟という形になっています。今後、また更に確認できたらお願いします。
 平沢さんの方から何かありますか。いいですか。

(平沢清 諏訪建設事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫知事)
 はい、ありがとう。相前後しますが、上伊那の竹松さんお願いします。

(竹松政博 上伊那地方事務所所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。建設事務所長松下さんいますか、昨日同行してくれた、ヘリコプター降りた後、いらっしゃらないかな。

(松下泰見 伊那建設事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。じゃあそれは現場からも電送出来ると思いますので写真を送って、原さんとまた北原さんと入念に打ち合わせするようにしてください。よろしいですか、上伊那ほかにありますか、よろしいですか、じゃあ、下伊那田山さん。

(下伊那地方事務所 田山重晴所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。木曽の栗林さん。

(栗林俊春 木曽地方事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。あの、ごめんなさい、北沢さん、その崩落はいつ発覚したんでしたっけ、崩落についてはいつ確認したんでしたっけ、その崩落自体は。

(北沢陽二郎 木曽建設事務所長)
 被害状況等について説明

(田中康夫 知事)
 はいわかりました。それは、作業は現場の建設業の方にも発注して、御協力いただいている訳ですね。
 はい、じゃあ、他の事務所に行く前に、相前後しますが、道路の状況、それに伴う集落の孤立の状況を原さんと鎌田さんの方からお願いします。現時点での主な道路の。

(原悟志 土木部長)
 それでは、土木部の資料がございますが、まず道路の状況について交通規制の解除状況という表題がございます。ご覧の通り高速道路は、既に上信越道、長野道は解除になっておりまして、中央道のみが岡谷ジャンクションから駒ヶ根インター間が通行止めです。これは、途中箕輪のところで起きました崩落によりまして横断するボックスが埋設しまして、それが道路上で土砂が流出している状態です。大規模に流出しておりましてまだメドが立っておりません。それから、直轄の18号、19号、20号ですが、18号については規制はございません。それから19号も昨日来からの雨量規制も解除になりましたし、それから片側交通で対応できるようになりました。ということで、19号は県内では全て開通となっております。それから20号ですが、山梨県境のところが解除になりましたし、それから塩尻峠付近も解除になりましたが、諏訪市の上諏訪駅前、これがまだ膝まであるという先程のお話のとおり冠水しておりまして、水が退けるまで国道20号が通れない状況です。それと同時に、諏訪湖の湖周線と、それから茅野と岡谷を結びます岡谷茅野線も、今、土砂崩落で通れないということで、この部分が断絶状態になっておりますが、幸い高速道路が開通になりましたし、一部市道も使えるという事で、交通は確保できることになっております。
 それから、県が管理しております道路のうち、主なものを申し上げますと、国道152号、これはビーナスライン、それから上田方面へ行く道路ですが、杖突峠、大門峠で全面通行止めが解除になりました。これにより東信地域との交通が確保となりました。それから、国道158号ですが、現在通行止め、親子滝トンネルと安房トンネルが交通止めになっていますが、本日のお昼、これをメドに上高地公園線、白骨温泉線も含めまして国道158号は岐阜県と通行可能になります。あ、13時でございますが、13時を予定しておりまして、安房トンネルも含めまして岐阜県川と通行可能となります。それから国道153号線の徳本水、これは大きく川でえぐられまして、現在通行止めとなっておりますが、これにつきましては早急に復旧する方法で応急的に対応してまいります。先程の岡谷茅野線が先程申し上げましたとおり岡谷と諏訪間で通行止めとなっております。それ以外も含めまして、現在、事前規制というのは雨量による規制でして、19日が63路線のところ、本日の8:00では28路線がまだ残っております。災害によります事後規制、これは、19日には70路線でございます、このうち8路線が開放になりましたが、現時点では、29箇所が開放となっております。これから雨が降りますが、出来るだけ早く開通するようなことで、業者と協力してやって参りたいと思っております。
 それで、孤立集落ですが、先程、神谷のところ、国道361号の神谷のところですが、ここにつきましては、先程所長が申しましたとおり、早急に連絡が出来るようなこととなろうかと思っております。それから一昨日来国道152号の大鹿村の所で孤立集落3戸がありましたが、これについて本日の昼までに通れるようにします。それから、諏訪箕輪線のところでも20戸が孤立しておりましたが、本日の昼までに開通するということで、これで孤立集落は解消するということになります。それから、個々の路線につきましては、現在路肩が決壊したり、それから全面決壊、あるいは法面崩落等がございますが、これにつきましては、早急に業者のほうにお願いをしまして降土の除去等で最低でも一車線は確保できるように早急に進めて参りたいと考えております。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 ありがとう。それじゃあ、鎌田さんの方からお願いします。

(鎌田泰太郎 危機管理局長)
 じゃあ私の方から、今の原部長の報告と若干だぶるところもありますけれども、孤立の世帯の地域の状況についてまとめて申し上げます。今朝の7時現在で5箇所ございます。まず1箇所、国道152号先程お話のありました大鹿村のところですが7月18日の18時45分に土砂崩落が発生しまして4世帯が孤立しております。先程の説明で本日の昼までに開通見込みです。それから、諏訪箕輪線の裏山、これは7月18日の22時に発生しまして、地区27世帯80人が孤立した状態ですが本日の昼までに開通見込みです。それから国道158号松本親子滝トンネル、これも先程の説明どおりでして7月19日4時発生でございます。今日の1時の開通の予定です。それから、村道で中条村でございます。鳥々見というところがございますが、そこに4世帯孤立状態でございますけれども、徒歩での移動が可能だということで、役場の方で徒歩で移動のお手伝いをしているようでございまして、数日復旧に係る見込みと聞いております。それから、国道361号線木曽日義線、先ほどの木曽建設事務所長の話ですが、7月19日2時50分に崩落が発生しまして、神谷集落の8世帯18人が孤立状態と言うことでございます。で、復旧は先に話したとおりでございます。この部分につきましては、孤立していない3世帯9名を併せて、12世帯27名が日義公民館に避難しておりまして、その避難所への支援は、栗林所長が物資等を届けて対応しております。以上です。

(田中 康夫知事)
 はい。ありがとう。それでですね、現在「避難指示」になっているのが1町25人2施設、「避難勧告」が12市町村675人31施設、自主避難が15市町村555人21施設、計28市町村で1255人54施設ではあります。ただこれは、先ほども言いましたように、今日の夜以降、またとりわけ明日にかけて雨が降ればですね、昨日までの私たちが経験したものよりも地盤がまだ水を含んでいますから、まさに森林の保水の力、土の保水の力を上回る形で、岡谷や辰野におけるような被害、悲劇が生じないとも限りません。ですから、その意味では、避難所のですね、先ほどお願いをした人財活用チームの方で、今皆さんのお手元にお届けしましたが、15班を編成する形です。箕輪町、伊那市、箕輪町のコミュニティーセンター、伊那市の伊那北小学校、それから南箕輪村の村民体育館、それぞれ300人規模の方々がいらっしゃいます。岡谷市の湊小学校、岡谷市の南部小学校、岡谷市の西部中学校、岡谷市の川岸支所、それから岡谷市の横川公会堂、でこの方々が駒沢区の公民館や橋原区の公民館にいます。箕輪町の北小河内公民館、南小河内公民館、同じく南箕輪村の北殿公民館、箕輪町の町民体育館、南箕輪村の神子柴公民館、南箕輪村の田畑公民館、南殿のコミュニティセンター、そして諏訪市、下諏訪町、茅野市の公民館、現在は人数は少なくなりますが、15班に分けてそれぞれのチームに私たちの方で決めましたが、 それぞれの方々、チームリーダーを任命させていただいています。大変忙しいかもしれませんが、この職務を優先していただくようお願いします。それぞのれチームにチームリーダーとそして職員2人が任命されています。皆さんが活用できるように車両を確保しました。このチーム、避難所お助けコンシェルジュというふうに人財活用チームで名付けてくれておりますが、この方々は3人で準備ができ次第ですね、各避難所に行ってください。無論、同時に各地方事務所から派遣されている職員、各地方事務所長とも密接な連携を取ることは言うまでもないことです。よろしくお願いします。それではですね、交通関係が出ましたので、あるいはその前に自営隊の中原さんの方から、昨日来の活動に関してお話があればお願いします。

(中原実 陸上自衛隊松本駐屯地第十三普通科連隊第二科長)
 わかりました。私の方から少しお話しをさせていただきます。先ほど鎌田さんの方からもございましたけれども、日義村の崩落現場の話でございます。この情報が入りまして、直ちに自衛隊からヘリを飛ばしまして、現場の航空写真をこのような形で撮影させていただきました。航空機、今12旅団の方から松本駐屯地にですね、UH60、中型のヘリコプター1機、大型の輸送ヘリコプターCH47、1機づつ飛来をして待機をさせております。各市町村の首長さんの中で、うちの危険な地域があるので、空から確認したいというニーズがあれば、直ちに対応したいと思っております。どうぞご遠慮なく申しつけいただきたいと思っております。

(田中康夫 知事)
 ありがとうございました。今の点は市町村チームの方から、各市町村に文書を含めて、それぞれ上空から見ることで、非常に特に首長の方は、私も昨日見て、現場で降りる、また上空から見るということで、非常に良い意味での想像力が働きますので、是非それは、自衛隊から大変ありがたいお申し出であるので、同時にうちの県警の県政ヘリも活用できるように図ってください。どうぞお続けください。

(中原実 陸上自衛隊松本駐屯地第十三普通科連隊第二科長)
 もう一点ございます。現在新たな部隊の投入を検討しております。投入先でございますが、昨日辰野の伊那富地区で起きました鉄砲水による中学生のお嬢さんの流失事案でございます。ここへ38名の体力を新たに投入する予定で現在準備を進めておるところでございます。自衛隊からは以上でございます。

(田中康夫 知事)
 ありがとうございます。では県警の方から本部長どうぞ。

(渡辺巧 警察本部長)
 引き続き機動隊と所轄署が岡谷に35、辰野に28に入って行方不明者の捜索に当たっております。
 また、昨日機動鑑識隊を派遣しまして、亡くなった方6名に関する検死は終了しております。以上です。

(田中康夫 知事)
 それでは太田企画局長から公共交通機関の状況をお願いします。

(太田寛 企画局長)
 企画局から公共交通機関の運行状況表というのをお配りしてあります。鉄道につきましては、しなの鉄道以下私鉄につきましては正常に運行しております。JR東日本につきましては、飯山線の豊野・十日町間で始発から運転を見合わせておりますが、これにつきましてはJRとの話の中で、本日の夕方までの見込みでバス代行するか、あるいは道路の状況によりバス代行するか路線を再開するか検討するところでございます。また他の所につきましては、小海線あるいは中央東線につきましても安全な状況を確認しながら列車の運行を検討したいところでございます。また、JR東海につきましては辰野・伊那新町間で始発から運転の見合わせを、それから中央西線につきましては、木曽平沢・贄川間が土砂崩落の復旧作業のため、特急しなのが始発から運転の見合わせをしておりますし、普通列車につきましても塩尻・南木曽間で運転の見合わせをしております。JR西日本は正常でございます。それからバスにつきましては、一部路線、道路状況によりまして高速バス、路線バスが一部運休のものがございます。信州まつもと空港につきましては、異常はございません。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 それでは、生活環境部の水資源チーム、断水の状況に関してお願いします。

(木曽茂 生活環境部長)
 生活環境部の状況でございますが、まず最初に断水の状況一覧と言うことで生還部のものを一冊に綴ってあると思いますが、他の案件も含めてやらせていただきます。岡谷市以下ご覧のとおりでございまして、12市町16施設で断水が生じております。表の網掛けした部分が実際の断水戸数ということで、わかっている所、不明な所がございまして、合計は出ておりませんが、現在、各市町村の水道管理者の力で対応が進んでおります。応援協定による対応というところは、今のところ発生しておりませんので、水の確保についいては、十分できているということです。ただ、一番上の岡谷のような配水池が止まっておるのと同時に、住民の方が避難されておる所は、別の水の供給体制をとっているということでございます。次に、次のページですが農地被害の関係です。これは農地施設も含めてですが、佐久の14以下でございますけれども、県下で119箇所の農地、農業施設の被害が生じております。一番下のところですが、農地の法面崩壊66箇所、農地の土砂流入4箇所、農業施設・水路27箇所、農道21箇所、頭首工これはかんがい用水路の水の取り入れ口ですが1箇所、110箇所について被害が発生している状況でございます。次の資料でございますが、山林被害でございます。昨日10時現在把握できた被害の状況でございます。各地方事務所の環境森林チームの方でパトロールをしていただいた中身で、このような状況でございまして、この山地崩落については昨日も申し上げましたが、土木の関係の国県道と林道と絡む中身で、ご覧のような状況になっております。合計としまして28市町村、95箇所ということでございます。今後の雨による拡大に対する注意を、十分に払ってまいりたいと思っております。
 次が、廃棄物関係ですが、上伊那広域連合クリーンセンター辰野の入口の道路が土砂崩落で通行止めになりゴミ処理が止まっております。阿智村のストックヤードこれは容器リサイクル法に基づいて集めた物のストックヤードでございます、次に昨日話がありました松本市中山の廃棄物処理場での土砂流入。いずれも廃棄物の流出はおきておりません。ただ今後、災害によって発生しました廃棄物の処分が課題になってきますので、市町村と連携を図りながら対応にあたっていきたいと思います。それから、自然保護、鳥獣保護の点で、県営の射場が豊南大学の奥にあるのですが、場内で、幅15m長さ20mにわたって土砂崩落がおきておりまして、これについては、場内で留まっている状態ですので、様子を見ていきたいと思います。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 有り難うございます。いま生活環境部の木曽さんの方から、断水状況だけでなく、廃棄物処理の関係で説明がありました。皆さんもご存じのように、箕輪の写真も見ていただきましたが、木とか、岡谷の場合は民家から流れ出た物、これらの廃棄物は基本的には市町村の廃棄物ということになりますが、今回は災害救助法が適用になっております、地域で処理できる度合いを超えておりますので、むろん市町村に連絡した上でですが、本日付けで業者に発注し、県が責任を持ってこの処理にあたると。廃棄物について市町村に境を設けず、県全体として美しい信州を守るということで、本県の目指すところと一致しておりますので、これについては企画局、太田さんも手伝ってやって下さい。いいですよね。

(太田寛 企画局長)
 はい、承知しました。

(田中康夫 知事)
 今の点についてどうでしょうか。これは衛生状況にも関わることですから、本日雨が降ってまた(木やゴミ等が)出てきたとしても、本日分まで片付けられるように業者を至急手配しましょう。今出てきた市町村以外でも、処分に困っている市町村がないか総務部と経営戦略局で、あと市町村コンシェルジュが81市町村いますから、市町村コンシェルジュが至急連絡をとって状況を確認して下さい。あと廃棄物以外のことで手伝いができることがあるかどうか確認してください。それから、これからいつまたどこに雨が降って被害が出るかわかりません。市町村コンシェルジュは、担当市町村に電話をして避難場所としてどこを想定しているか、キャパシティはどれくらいか、電話番号も調べて報告を危機管理局及び経営戦略局に、午前中、昼休み後ぐらいに報告できるように。

(太田寛 企画局長)
 承知しました。

(伊那建設事務所)
 今報告のありました、天龍川に架かる殿島橋、場所は昨日伊那市の春近で災害が起きそうだという所の、三峰川と合流している所のすぐ下流の橋、これは214mで幅員が6.3mのコンクリートの橋ですが、この橋は老朽化しておりまして、この上流には新たな橋が既に架かっておりますが、歩道がありませんので、この橋を歩道橋として利用する予定でありましたので、当面は歩道として利用できるかと思います。

(田中康夫 知事)
 この段差は今回の豪雨で発生したの?

(伊那建設事務所)
 先ほど2m位と申し上げましたが、河床が洗掘されて橋脚の底盤が下がってしまった。橋自体が保っているから、そのまま下がってしまったという形です。もう一枚の写真が、橋も左へ傾いておりますし、落ちて傾くという形で、もう使える状況ではございません。

(田中康夫 知事)
 これは具体的にはどうしますか?今撤去作業はできませんけれども。

(原悟志 土木部長)
 水が引いた段階でも、これを利用することは不可能ですので、当面は上流の橋で歩行者、自転車は利用してもらい、災害等公共工事で早急に対応していきます。

(田中康夫 知事)
 まあ今後増水した場合にこれが被災して壊れて、これが下流に流れる可能性がありますね。それとこの下の直近の橋の状況はどういう状況であり、流れた場合にどういうプロテクトができるのか、できないのか。

(伊那建設事務所)
 水位が相当下がっていまして、当面今回の雨があったとしても、崩落するということはないと思います。あのこれだけのエネルギーでもこれだけ保っていますので、それで下流の方もこの、数キロに渡って下には何もありませんので、もし倒れたとしても大きな影響は出ないと思います。

(田中康夫 知事)
 なるほど。はい。これは報告は以上でいいんですね。まあでも、今までこの橋は、歩行者、自転車だけでしたから、この橋による交通渋滞等が生じるということではないということでよろしいですね。はいありがとう。
 えーとそれでは、はい、あと前後しますが、人財活用チームが新たに調べてくれて、伊那市と上伊那郡に住所を有する職員が、伊那市が205名、上伊那郡が89名、計伊那地区いわゆる上伊那地区において294名の職員がここに居住しています。それから、諏訪地域について言いますと、岡谷市に47名、茅野市25名、諏訪郡に27名・・・おーいちょっと諏訪市を抜いちまったんじゃないかな。計99名になっています。ちょっとまあいいや。で、総勢393名の方がいます。ですからこの方達が被災家屋片付け隊の対象者として、組み入れさせていただきたい。とりわけもし、この職員の中で実際に自分の家が甚大な、あるいは実家であったりですね、実家か自分の家が甚大な被害を受けた人がいるかどうかはちょっと、チェックしていただいて、もちろんこうした方は片付け隊から、自分自身もそうであるからもちろん除外していただいて、行えればいいと考えております。えーとそれでは前後しますが、教育委員会いきましょう。

(丸山ナ 教育長)
 それでは教育委員会から大雨等による休校等の状況から説明いたします。お手元の資料裏側2ページをご覧ください。計の欄でございます。小8中6高校16自律0合計30校でございます。昨日の確定の数字156校でございましたので、だいぶ減っております。そして授業時間の繰り下げ等は合計16校でございまして、これもやはり昨日は50校でございましたので、かなり減っているという状況でございます。次に2番の施設等被害状況でございますが昨日の報告では岡谷市上の原小、大町市の美麻小・中について報告申し上げましたが、その後以下、屋代南高と長野西高、辰野高と犀峡高それぞれに被害が出ております。そして3番のその他施設の被害状況ですが、重要伝統的建造物群保存地区としまして塩尻市の奈良井保存地区、それから同じく木曽平沢保存地区この両地区に地区内床上床下浸水等が見られます。これは上の奈良井保存地区全体の戸数が250戸でありまして木曽平沢地区におきましては全体戸数200戸でございます。そして浸水の正確な数字は把握しておりませんけれども現在それぞれ聞いておりまして、確認中でございます。次に国の史跡の高遠城跡であります。城跡内の岩盤が崩落いたしました。これは現在、路肩に崩落した岩石をおきまして、それぞれ撤去済みで安定した状態であります。そしてまた道路上にバリケードを設置いたしまして、安全策を取ってございます。なお、それぞれ引き続き生徒児童の登下校時に安全確保に注意するようにお願いをしているところでございます。以上であります。

(田中康夫 知事)
 はいありがとう。それではですね、社会部福祉施設関係お願いします。

(田中透 社会部長)
 社会部ではですね、昨日来、3つの点に絞って定期的に現地と情報収集しておりまして、1つが避難指示、避難勧告、自主避難をしているところにつきまして、その施設の被害があるかないかの状況、2つめがそれぞれの避難所におきまして、障害のある方、あるいは要介護高齢者の方で不便を感じている方がいないか、あるいは特養への移送が必要な方がないか、ということの把握、3点目が在宅におきまして、独居高齢者等で避難所に行かなければいけないんだけれども、いけない方がいないかということを地元の地方事務所の方と協力して情報収集に努めております。で状況につきましては、お手元にあります、大雨による社会福祉施設の被害状況ということでですね、昨日のお昼にも報告してますけれども、それほど被害というものは出ておりません。床上で4ヶ所、床下で1ヶ所、あとまあ、土砂が近くの駐車場まで来たということころが2ヶ所という状況になってきております。
 それと、早速、松本社会参事にですね、岡谷の方に今行っていただいておりまして、これからボランティアセンターの体制づくり、しなやかな体制づくりということがこれから大変重要になってきておりますので、今後避難所のコンシェルジュ、あとこれから市町村のボランティアセンター、県社協ボランティアセンターと一体となって、決めこまやかな受入態勢を作っていきたいと思っていますし、また、ボランティアの方も気持ちよく活動できるような環境づくりということを社会部としては作っていきたいと思っています。以上です。

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。前後しますけど、あの各地方チームリーダーの市町村コンシェルジュの人、あの各市町村には避難所想定の一覧表ってのがあると思いますから、それをFAXもしくは添付ファイルでもらって、それを危機管理局にも渡してですね、危機管理局のほうでもそれをデータ化できるようにしておきましょう。
 それでは商工部お願いします。とりわけ、あの上高地、白骨温泉、乗鞍高原が道路が通行止めであることで宿泊をさらに続けてる方々がいらっしゃいますので、その点も含めてお願いします。

(山極一雄 商工部長)
 はい。わかりました。では商工部から報告します。
 今の上高地、白骨温泉、資料あります、乗鞍高原の宿泊客の状況です。今、あの原土木部長と鎌田局長からもお話しがありましたように、国道158号線が今日の1時を目途に通行止めを解除したいということでございます。今のこのアクセス道路の状況ですが、表のとおりで取り囲まれて通行止めになっておりますので、足止めされているという、簡単にこの2枚目にですね地図を書いてございます。
 松本側と岐阜側に抜けられるのですが、黒で書いてあるのが現在通行可能で、灰色が通行止めということでございます。元に戻っていただきましてこの表の中でも下から3番目のFの林道奈川安曇線につきましては昨日の段階で通行止めが解除、これは全面通行止めになってますが、これ通行可です。一番下の国道158号線前川渡トンネルについては昨日の6時の段階で作業が完了して、通行が可能な状態になっています。
 宿泊者ですが、これはあの昨日聞いた段階の数字ですけども上高地については20名程度滞在されていると、これはあの登山客が下山をしてきて足止めされているという状態であるということでございます。それから白骨温泉については240名、乗鞍高原については、これは松本市の安曇支所からの聞き取りでは推計で約330名が滞在しているということでございます。たった今再度電話で確認を致しましたところでは、白骨温泉では宿泊客がどうしても帰りたいということで、特にあの申し出がありまして、旅館の方が案内をしながら昨日の3時から7時の間に案内をして、現場では松本建設事務所が安全を確認しながら、立ち会ってお帰りをいただいたと。

(田中康夫 知事)
 それはどのルートを通って?

(山極一雄 商工部長)
 これは今の親子滝トンネルのところを安全を確認しながら、徒歩で降りられたと、現在残っておられるのがこのうちの50名程度、滞在されていると。従ってこの差の約240から50ですから190名ぐらいの方は既に徒歩で帰られたという情報でございます。

(田中康夫 知事)
 はい。他にありますか、いいですか。

(山極一雄 商工部長)
 それから乗鞍高原についてもですね、相当数がやはり同じように安全を確認しながら帰られたと。それから上高地については電話で確認したところでは20名程度ということでまだほとんどの方が滞在されているという状態のようです。

(田中康夫 知事)
 はい。

(山極一雄 商工部長)
 それからその3枚目に、前回の会議でもお話しましたように、LPガスの容器でございますが、特に避難をされて、留守になっている地区で、これが土砂等で押し流されてですね、ガスが漏れた場合に火災等の危険がございますので、可能なものについては撤去をするなり、安全な場所へ移動をするということで、各地方事務所を通じてLPガスの販売事業者にお願いをして、見ていただいております。合計で10市町村16地区を見ております。この中で、この「立ち入りの可否」という○×でございますが、11箇所は立ち入りが可能で、見て貰っています。それから5箇所については立ち入りができないということで、様子を見ております。その結果、46、これは確認が出来ている対象世帯ですが、46世帯について、右のように埋没されているのが約5世帯分、これが約8本分、これ以上あると思いますが、確認できているのはこれだけあり、それから撤去をしたものが8世帯分25本となっています。それから安全が確認されてそのままの状態にしてあるというもの、それから未確認あるいは調査中のものも24世帯分まだあるということで、状況をみながら安全性を確保したいというふうに考えております。以上です。

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。この158号線の道路状況の見通しというのは、今日の13時に沢渡まで全通ですか? 安房峠を通って岐阜側にも? で上高地公園線も通れるようになる? わかりました。ただあと、ここの場所は今後もそういう状況があるかもしれないので衛生部は乗鞍、白骨はヘリコプターは無理なのかな、到着場所は。乗鞍高原のヘリコプターの場所、たとえばあとものすごく豪雨で濡れているとですね、着陸できない、昨日も、私の本来、もう少し天竜川沿いで着陸しようと思ったんですが、無理で、かなり山、河岸段丘の上のほうに着陸をしましたので、その辺は衛生部は調べてください。危機管理局と一緒になって。その点ここの乗鞍のヘリコプターに関しては報告をください。それでは、林務部お願いします。

(加藤英郎 林務部長)
 林務部では林道関係に関して2つの資料を出しております。横のほうですけど、主要林道の通行規制状況ですけれども、昨日から変わったところは、南アルプス線、伊那市の旧長谷村ですけども、これが今朝の8時5分、第2便からバスの運行が再開されたということです。なお、頂上の北沢峠から、山梨県側は現在まだ通行止めでバスは運行されていないという情報を得ております。それから次の資料です。縦長のほうは、これ以外の林道について、昨日の夕方現在、現地調査等、聞き取り調査を実施した結果、38路線、9、失礼しました、38市町村、92路線で何らかの災害が生じているということです。なお、規模等詳細はまだ不明ですので、これから詳細な調査を実施いたします。以上です。

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。え、企業局、住宅部、あるいは議会事務局、総務部からも何かありますか。

(峯山強 企業局長)
 はい、企業局でございます。昨日あのぅ、上田水道のですね、取水口がゴミのために取水できない状況だというご報告を申し上げましたけれども、昨日あの、命綱をつけまして職員が・・・川の中で作業を致しまして、全部撤去させました。そのため、現在上田につきましては正常運転になっております。なお、松塩水道につきましては、現在もまだ濁浪が2,000ほどございまして、活性炭を投入するわけでございまして、松本市40%、それから塩尻市30%の供給カットをしております。このカット分につきましては、それぞれの市の自己水源でもって・・・しておりますので、もう暫くはこういう状況が続くのではないかと思っております。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 はい、あとはよろしいですか。それではですね、農政部お願いします。

(柳澤直樹 農政部長)
 それでは農政部からご報告申し上げます。お手元に主な農作物の被害状況の写真6枚ほどお示しをしてございます。上の4枚が千曲川の関係、河川敷内の農地の様子でございます。左上、長芋畑が水没している状況、また右側、りんごの木がですね、完全にご覧のとおり水没しているというようなところでございます。なお、さきほども話がでましたけれども、中ほど右側、非常にあのぅ、大量のゴミがですね、やはり溜まり始めておりまして、今後水が引いた段階で、こうしたものの撤去というのが問題になってこようかと考えております。下の方はですね、諏訪市の豊田、キュウリ栽培ハウスの状況また、その右側、伊那市の西春近、水稲がですね、土砂の流入により埋没した状況でございます。このような状況のなかで、2枚目ご覧をいただきたいんですが、農政部の対応でございます。一応2つの柱ということで、1つは農作物等の災害緊急対策ということでございます。今現在ですね、先程、生活環境部の方からもご報告ありましたけども、農地被害ございますので、農地被害に対応した、農作物の方の被害状況というのを把握に努めているところでございます。被害額等、水が引いてからという話になりますので、ちょっと時間がかかるかなというふうに考えております。
 また、平行してですね、応急技術対策の徹底指導ということでございまして、昨日、各農業改良普及センターに対してこの品目ごとの技術指導内容というのを通知してございまして、これに基づき、各被災農家に指導というものを徹底してまいりたいということでございます。あの、主な技術指導事項としては、圃場の排水、排土対策、あるいは、農作物に付着した汚泥の洗い流し、さらには問題になりますが、病害の防除、これの徹底を計ってまいりたいということでございます。さらに今後、被災地域の農業改良普及センターによりまして、現地の指導会というものを実施ということで、計画しております。もう1つの柱としては、被災農業者の経営安定対策ということでございまして、本日付でですね、各農業改良普及センターに、被災農家技術経営相談窓口というものを設置致します。また、共済金の早期支払、これは共済加入者に限るわけでございますけども、ということでございまして、農業共済組合等へ、速やかな支払を要請しているところでございます。またあの、低利融資等災害等資金でございますけども、この活用というものを呼びかけてまいりたいということでございます。
 まあこれ以外にですね、関係団体と協議致しまして、先程、家屋の片づけ隊というようなお話ございましたけども、農政部といたしましては、農地の復旧ボランティア活動へ、職員の参加というものを計画する予定でございます。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 はい、あの、農政部の今の最後の点はとても大事なことだと思うので、農政部職員はとりわけその点、柳澤さんが陣頭指揮して、各現地の農業改良普及センター等の人もそうしたことにですね、携わるようにお願いします。それでは、各地方事務所、その他の場所からございますれば、あの、声をかけてください。 はいどうぞ、廣田さん

(廣田功夫 北安曇地方事務所長)
 北安曇地方事務所管内の状況を説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。他の事務所はどうでしょうか。いいですか。はいどうぞ田野尻さん。

(田野尻正 松本地方事務所長)
 松本地方事務所管内の状況を説明

(田中康夫 知事)
 はい、吉池さん

(吉池茂昭 松本建設事務所長)
 松本地方事務所管内の状況を説明

(田中康夫 知事)
 はい、ありがとう。昨日、田野尻さんには信州松本空港の物資等を持ってですね、岡谷方面へお出でいただいたので、ちょっと松本に前日からいた副知事の澤田祐介さん、澤田さんのほうから何かありますか。

(澤田祐介 副知事)
 今、田野尻所長おっしゃたんですけど、松本地区比較的被害が少なくて本当に良かったなと思っていますが、年寄りが多いところで、避難所にお年寄りが多いので、そこは保健師さんたちがかなりの数投入されているのですけども、是非そういったお年寄りの、先ほど知事からもありましたけれども、健康面あるいは心の面での様々な問題があったら、こまめに拾い上げていただければと思います。よろしくお願いします。

(田中康夫 知事)
 澤田さん先ほど申し上げましたけど消毒の件、あなたが高山さんと責任を持って、消毒の薬を確保してください。今日の早い段階で、そしてそれを持って今日からですね、一回先ず一巡目の消毒に、作業にかかれるようにしてください。いいですか、よろしくお願いします。
 それと、先ほどのゴミのトラックもですね、どの位ゴミがあるかなどということをみるんじゃなくて、もう例えば、2トントラックをですね、岡谷に関しては2台とか3台とか、辰野も2台とかですね、そういう具合に発注を木曽さんが土木部長とも相談をして行って、もう既に現場に向かわせてください。それを確保する段階において市町村の方にも、出発する段階で伝えればですね、私どもが先ず処理をする。収集すると、処理地に関してはもちろん適切に行うということで、処理地に関しては、その中で走りながら考えるという方法でトラックを発注して、もう出してください。
 それから、時々刻々状況が変わります。とりわけまた豪雨があれば、変わりますし、私たちの危機管理局は、警察や消防の協力を得て、交通機関の協力を得て、24時間体制で今までも情報をご提供いただくようにしていますが、一旦緩急があると、各現場は第一報は入れることが出来ても、あるいは、第一報も県に伝える間もなくですね、対処し続けるということが往々にしておきます。ただ、マスメディアの方たちは、おそらく私どもの危機管理局で情報は全て一元化出来ていて、そこにアクセスすれば全て情報が引き出せるというふうに、良い意味で期待をしてくださる形になっています。そこで、3名、これは人財活用チームが、この後連絡をしますので、3名の人間が危機管理局に入ってですね、ここの者が、20分間隔で、つまり1時間に3回、全ての消防本部であったりですね、交通機関であったり、市町村に、その後どういう情報があるか、変化があるかということを私ども方からですね、受身の姿勢ではなくてお聞きしていくと、そのことによって情報をリアルタイムで県が一元的に把握できるという形を取りたいと思います。皆さんの部署の大切な戦力かもしれませんが、およそ3名ほどはですね、危機管理局に本日のこの後からですね、臨時的に配属になるということをご了解いただきたいと思います。そして、その後ですね、この後雨が、夜までは少ないみたいですが、この場合においては2時間に1回、またそのような状況になれば、1時間に1回、あるいは大変に危機的な状況の場合には、随時ですね、信州広報・ブランド室の武田雅宏氏がですね、このフロントになって表現者の方々には、情報をいわゆるコンファランスをですね、緩急がある場合には1時間ごとに、そうでない場合も2時間ごとに行いますので、情報が欲しい方は危機管理局は鎌田泰太郎をはじめとしてですね、まさに現場との対応で非常に追われますので、広報ブランド室の方でですね責任を持って、そのように情報を提供いたしますので、今後、広報ブランド室の方にアクセスをいただけるようにお願いしたいと思います。
 それから、諏訪市の私どもの職員88名でしたので、先ほどの岡谷市47名、茅野市25名、諏訪市88名、諏訪郡27名 諏訪地域は計187名で、伊那地域の伊那市205名、上伊那郡89名の294名と合わせて481名が伊那地域・諏訪地域に住所を有するということであります。先ほど申し上げましたように、信州新町のあたり、これはまあ、水内ダムというものがあることによってですね、常に水害の危険に逆にダムがあることでさらされてきたという地域であります。で、今回は大変に東京電力に深い理解をいただいて、その上流にさらにあります、大町発電所のダム、また、稲核発電所のダムに関してですね、ここのダムでキープできるだけの水をなるべくキープしていただいて、放流量を少なくしていただくということを行ってきました。同時にこれは、西小滝等のダムに関しても行ってきてることです。で、こうしたなか、その信州新町の場合は、事無きを得たわけです。それと、浅川に関しても、皆さんもうご存じのように、国土交通省自身もダムを造っても、浅川の下流部、合流、千曲川との合流地域付近におけるですね、浸水というものは防げないと、むしろこれは、内水氾濫なので、遊水池を含めた形があるということで、ここのポンプの機場があります。昨日も非常に千曲川の水かさが増えてきたので、このポンプ、そして立ヶ花という皆さんご存じの、中野から飯山にかかる部分が非常に河川が狭窄です。で、ここの水位がかなり上がってきたので、浅川から外へ千曲川へ汲み出すポンプの運転を一時的に中止できないかというお話がありました。ただ、なるべく千曲川の国土交通省の側もですね、ポンプの停止を行うことなく、水位を見守りながらですね、ということで、昨日の夕方ちょうど私がヘリコプターに乗っている段階でも連絡がありましたが、非常にあの、立ヶ花の状況が少しクリティカルでありました。ただあの、これは同時にある意味では、その浅川が水を千曲川に流すことができない場合においてはむしろそれは内水氾濫になるのだということで、いわゆる果樹園の部分に、一昨年度も果樹園の部分が少し水につかりましたが、同様の形が、仮にポンプを止めれば起きるという形でありました。その中で、昨日現場を見に行った出納長の青山篤司さんの方から、その辺りも含めて、あと信州新町のこの水量の紙も皆さんに届いているので、最後にお願いします。

(青山篤司 出納長)
 それでは皆さんのお手許にですね、洪水時における各ダム放流量記録ということで信州新町役場受信分というものが配付されておりますので、まずこれを見ていただきたいと思います。
 このダムの中で、一番右に書いてある水内ダムと書いてありますね。ここがですね、一番始め、それから今、知事からお話しありました信州新町のですね、狭隘部のところでございまして、ここの水位が上がっていきますと新町のですね、メインストリートの部分、要するに国道19号の部分ですね、あそこが浸水に曝される恐れがあるという、そういう緊迫した状況でございます。 それで、まず18日の21時を見ていただきたいと思いますけれど、水内ダムでは約1300トンの毎秒放流量がございます。それでですね、この時点で私どもとすれば、対策会議を開く中で新町との連絡を取りながら今後の見通しというかどうするかということで議論されまして、具体的にはですね、この放流量がですね、流量が2500トンを超えた段階で避難勧告を出すという、そういう方針でですね、役場と詰める過程で決まりました。一方ですね、この欄のその下の欄、要するに21時と22時のところを見ていただきたいのはですね、大町ダムってございますね、2段目です。ここにですね、21時、それからその前の20時では126トン、それから75トン、こういうその前まではおよそ100トンを超えた放流量をしていた訳です。それで、先ほど申し上げました水内ダムのですね、この流量がだんだんもうご覧のとおり、急激に多くなってくるような状況でございましたので、なんとかですね、この大町ダム、あるいは稲核ダムにつきましてダムの貯水量をできるだけ多くして、放流量を少なくしてくれないかということで、新町の状況を国の方へ、あるいは電力会社の方へお話を申し上げまして、そして22時の欄を見ていただきたいと思いますけれど大町ダムでは50トンの放流に少なくしますということで、以下ですねずーっと50トンということで大町ダムの方では放流量を少なくして頂いたと。一方、稲核ダムの方、これは東京電力ですけれども、ここにつきましてもなんとか検討していただきますという話をいただきまして、そのちょっと下の方でございますけども、翌19日の2時まではだいたい400(トン)を超えた放流量でございますけれど、それじゃ100トン何とかしてカットしましょうという話で短時間でございましたけど、その下を360トン、360トン台に放流量をですね100トンカットしていただいたと。こういうようなですねダム(における放流量)の操作のお願いを兼ねながら、この信州新町の地域の水害を何とか防いでいこうという、こういうことでございまして。それからすーっと下りますけれど19日の7時、朝の7時を見ていただきたいと思いますけれど、2595トンということで、まあ2500トンを越えました。この時点で7時30分過ぎに信州新町では避難勧告を出してその地域の皆さんの避難をお願いしたという状況で、ご覧のとおり大過なく、私ども非常に心配したんですけれども大きな被害が無く過ぎまして、ピーク流量の12時の時に2800トンになりまして、そしてこの時点を見通しまして次の13時にはピーク量から落ちてきましたので12時過ぎには避難勧告を解除してだんだんダムの流量が落ちてくる、こういうような経過をたどりまして、先程知事が申し上げたとおり本部会議でも本当にこの場で議論しながら町とも議論しながら何とかしようと、そういう形での対応をしようという経過を若干させていただきました。それからですね浅川でございますけれど、私が治水の副本部長ということで昨日の2時過ぎに行ってまいりまして、先程知事からお話がありましたけど、千曲川本流の水位がですね、これは戦後2番目の水位まで今回は達しました。具体的に申しますとですね、浅川の排水機場の横にあります危機観測所がございまして、私が行った時には11メートル40センチ程度でした。それでですね、そこの水位がですねあと1メートル、12メートル40センチ程度まで上がれば、もうハイウォーターレベルだということでポンプ停止になると。しかしその前にですね、立ケ花がかなり厳しい状況で、あと2センチくらい立ケ花がですね、水位が上がればハイウォーターレベルでポンプ停止という緊迫した状況でございます。そしてその中でなんとか水害を少なくしていこということで、先程知事が申しましたように千曲川工事事務所のほうに私も色々な形でお願いをしてきました。それで、実際には立ケ花のハイウォーターレベルというところまであと2センチか3センチくらいまでいったんですが、幸いにポンプを停止することなく行えたというような状況なんですが、一方ですね、排水機場の状況はそういう状況なんですが、内水被害の状況を申し上げますと、あそこに新幹線の車両基地がございます。南北に長く。その車両基地の一番末端の北から南までの浅川を挟んだ部分ですね、浅川を挟んだ部分、そこは果樹園と水田になってますけれども、一部ね、そこは全部水浸しになってます。それで一部ですね、その排水機場のところに、北のところに道路がありますけれども、その道路の北のリンゴ園も水に浸かっている状況です。まあ状況とすれば長沼のですね、排水機場の排水能力を超えて水が出るのと同じように浅川も水位が上昇してますから正に内水被害の典型的な例ではなかったかと思います。
 そういうような状況で、これはですね、重量観測もしてますので、また皆さんに観測結果、流量結果、雨量はですね、簡単に申しますと24時間で100ミリ前後の雨量だったと思います。これは16年の・・・

(田中康夫 知事)
 どの場所で?

(青山篤司 出納長)
 この長野の観測所で。16年の時には124.5ミリですから、それよりも20ミリほど少ない。長野地域の雨は少なかったんですが、今みたいな内水被害が出てくるというこういう状況でございます。これは今申しましたように実際に流量から雨量から、それから被害の状況は今調査結果をまとめております。指示しましたのでので、その結果を皆さんに報告してまた議論していただきたいと。
 それからもう1点でございますが、これは極めて私見的な意見ですけれども、今回の土石流の被害ということで、これは長野県にとって見れば昭和56年のですね、須坂の宇原川の土石流被害以来じゃないかと思います。あの時も8月のお盆ちょっと過ぎた頃かと思いますけれども、宇原川が氾濫して、管平の近くから土石流が流れて、あの時も数名の方が犠牲者になったという非常に悲しい時期がありましたけれども、多分それ以来の土石流の災害じゃないかということで万全の体制をしなくていはいけないことは先ほど知事から話があったとおりでございますけれども、これからの見方としてですね、その時の議論する中でなかなか土石流の発生というものは予測しがたいんですが、たまたまですね、その時に、皆から菅平のところをですね、スキー場とかゴルフ場とかの大規模な開発が行われて、土石流が発生する頂上をですね大規模開発が行われておりました。その時に実施は出来ませんけれども、そういう大規模開発のですね影響はあるんじゃないかと地元の人たちがおっしゃってましたのが、今回の土石流のこういう災害を経験しまして、ぱっと私の頭に浮かびましてですね、それをですね考えてみれば頂上にですねゴルフ場含めた大規模開発はありますから、立証は出来ませんけれども経験として、これからの現場の皆さんも含めて、頂上に大規模開発があるようなものについては、特にこういう土石流の災害の警戒を特に注視をして対応してもらえればありがたいなと、こういうふうに思いますし、それからもう1つ、先ほど以来ですね、土石流になって天気になって、今日あたりは地滑りになり、あるいは斜面の崩落というのが先ほど以来、頻繁に報告されていますので、これからまた雨が降れば別ですけれども、そういう地滑りについて注意して監視をして頂きたいと思います。それから、もう1つ。先ほど諏訪地方事務所の八重田所長からお話のありました、避難所の対応として、例えばお年寄りがですね買い物に行きたい、或いは病院に行きたいっていうことで車をねちょっと用意してくれないかっていうお話の対応なんですが、先程配布されました職員名簿なり車両番号ってことで車もちゃんと配してですね、あのなってますから、十分それはね対応できる話ですから、チームリーダーも含めてですね、そういう輸送ですね、簡単な輸送、それについて非難されている人達の足を確保してやるということは大事ですから、体制を整えましたのでその点留意して行っていただきたいというのが私からのお願いです。

(田中康夫 知事)
 はい。あの、是非、県の車両でですね、これは別にどこの問題にもならないでしょうから、私たちがお手伝いする形で、そうした最寄りの場所に行く、或いはお買い物もお手伝い、買い物をしてきてあげるということもですね行ってください。まあ、今の青山さんの話は、先程この会議が始まった段階で新潟県の泉田裕彦知事から、この後お話ししますが前回の中越地震の時に大変長野県が県民を挙げて手伝ってくれたので、ぜひ恩返しをしたというお話です。新潟に比べれば今回、限られてはいます。勿論、亡くなられた方が大勢いらっしゃるわけですけれど、ありがたいお話で、向こうの知識もその中で得たいと思ってます。その新潟県ですけど、この間朝日新聞の社説か何かでも紹介されてましたが、まさに前回のその前の時の夏の豪雨では、逆にダムがあったことによって放流によって起きたので、その川の、逆に川の中に水を閉じこめる形だけでない治水をしなければということを新潟県が新たな方針として出して、これは国土交通省の審議会の中でもですね議論がされるようになってきてると。まさに霞堤のような形というのが問われる時代になってきているんだと思ってます。ですから先程のも、青山さんの説明で長野の雨量は少なかったわけですけれども、上流から流れてくものが非常に千曲川の立ヶ花においてクリティカルな状況になるという形で、改めて浅川の内水氾濫という形での浅川の治水の新しい方向性というものをきちんと我々は実践してかなくてはと思ってます。なお、最後に物資、先程幾つかのいろいろな物資、あの布団であったりドライシャンプーであったり様々ありました。これらに関しては総務部長の原さんとですね、それから経営戦略局長の松林さんで早急に今日の手だてをして、そしてまたもう供給できるものに関しては午後からですね供給をしていくと。同時に先ほどの木曽さんと、生活環境部長の木曽さんと土木部の原さんとで連携して、廃棄物のトラックに関してもですね、今日、回収ができるという形をとってください。
 各事務所の方から、更にその後何か新しい変化とかがありますか?よろしいでしょうか。はいどうぞ。

(原悟志 土木部長)
 あの、中央道の岡谷インターと諏訪インターの間ですが、これが、11時より無料開放になりました。あの国道20号の迂回路と言う位置付けで無料開放になりました。交通断絶の解消ということで・・・・。

(田中康夫 知事)
 岡谷からこっち、長野方向は?もう開通した?ですね。昨日は松本からでしたけど、岡谷から開通してて、岡谷〜諏訪間に関しては無料の開放であるということですね。岡谷から伊北の方は通行止めのままですね。駒ヶ根インターまでが通行止めですね。
 はい、判りました。鎌田さんの方から、更にありますか?

(鎌田泰太郎 危機管理局長)
 いいです。おわりました。

(田中康夫 知事)
 中原さんのほうからも、中原さんよろしいでしょうか?渡辺さんよろしいでしょうか。はい、それでは、これで第6回の本部員会議を終了します。次回に関しては、改めてまた、危機管理局のほうからお伝えします。ありがとうございます。

(以上)

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