信州・長野県では、住民一人ひとりが人間的尊厳を保ち、自律的に判断し、意欲を持って行動する社会を目指し「コモンズからはじまる、信州ルネッサンス革命」を推進しています。
「コモンズ」とは、真にゆたかな社会を築くために必要な「社会的共通資本」や「地域の文化」などを、そこに暮らす人たちや思いを同じくする人たちが、自らの思い・考え・熱意をもとに生みだし、育み、維持・管理していく仕組みであり、それに取組む自律した「集落」、「NPO」、「ネットワーク」などをも指します。
この仕組みの中心には、信頼と協力の絆、開かれた人間的な絆、一人ひとりの顔が見え、体温が感じられる自律した地域があります。
信州・長野県の地域社会には、固有の歴史や伝統文化等を礎として成り立ってきた温もりある集落や自律的に実践されている小さな自治活動が存在しています。こうした集落の活力を将来にわたって維持し、住民の絆を深め、新たなる「コモンズ」を創出していくことが市町村の活力となり、ひいては信州・長野県の活力につながると考えます。
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