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最終更新日:2006年08月11日

☆ワクワク・ドキドキ県庁見学夏休みスペシャル

ワクワク・ドキドキ県庁見学夏休みスペシャルワクワク・ドキドキ県庁見学夏休みスペシャル★田中知事に何でも聞いちゃおう!★

誰でも”子ども記者”会見(第1回)

第1回  第2回  第3回

平成18年(2006年)810日(木)10:30〜11:00 県庁 県民ホール

写真  誰でも子ども記者会見(信州・長野県知事 田中康夫)
 はい、こんにちは。ワクワク・ドキドキ県庁見学夏休みスペシャル「田中知事に何でも聞いちゃおう!」ということで、私に今日はなぁ〜んでも聞けるという日なんですね。いつもは5階にこの椅子があって、シンシュー・ベリーマッチ・・・シンシューはね、ご存知のように長野県のことを信州とも呼びます。ベリーマッチっていうのは、ちょっぴりむずかしいしいけど、とってもステキ、とってもいっぱいありがとう、サンキュー、みたいな感じですね・・・こういうのがあって、そして、このキャラクター(オハジョナ)がいつも付いてます。
 さて、それでは、手を上げてくれればご質問にお答えするので・・・おっ、一番前・・・じゃ、このお姉様がマイクを持っていくから、しゃべってください。どこから来たの?今日は・・・

(子ども記者)
 長野県の篠ノ井です。ええと、県知事選で村井仁さんに負けてくやしいですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ああ・・・なかなか、あの、5階にいる新聞記者みたいなこと聞きますねぇ・・・ええと、私は6年前に、この県をより良くしましょうってみんなに言われて、県知事に立候補して当選したんですね。ですから今回はみなさんの、二十歳以上の人たちの中で、投票に行った人、あるいは、結果的に、投票に行かなかった人も含めて、私ではない知事といっしょにこの県を変えたいって思ったんですね。ですから私は、ちょっとむずかしい言葉で言うと、政治であっても経済であっても、文化であっても、あるいは福祉であっても、人のためにつくして、人が、よかったな、うれしいなって思っていただける仕事のできるのが、田中康夫という人の人生だと思うから、だから田中康夫にとっては、あるいはもっと別な場所で働いた方がいいよって(みんなが)言ったのかも知れませんね。OK?

(子ども記者)
 はい。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 素直だね・・・はい。他の質問ありますか?・・・何でもいいですよ。好きな食べ物は何ですか?とかね、今つきあってる人はいるんですか?とかですね、私の学校にとってもステキな同級生がいるんだけど、どうしたらいいかな?とかですね、そういう質問でもいいですよ。あるいは、ウチのお父さんとお母さんは時々けんかするんだけども、そういう時にはボクはだまってた方がいいのかなぁ、間に入った方がいいのかなぁとか、そういう質問でもかまいませんよ。
 じゃ、聞いてみる?・・・ボクはどこから来たの?

(子ども記者)
 長野市栗田。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 誰と来たの?

(子ども記者)
 ゆうすけくんと、ボクのお母さんと、ゆうすけくんのお母さん。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 4人で来たのね?もうすでにどこか回りましたか?

(子ども記者)
 ええとね、ひよこをさわる所。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ひよこをさわる所・・・今日はなんか、牛さんも来るんだっけ?牛さんも来てるんだよね?牛さん、どこから来たの?・・・まぁ、それは県内に牛さんはいっぱいいますけどもね、牛さんも来てるっていうから、可愛がってあげてくださいね。うちの県の牛さんのお肉もおいしいんですよ。ちゃんとBSEっていうのの検査も全部最初から・・・国は大きくなったのだけ検査すればいいって、日本政府は言ってるんですけど、うちの県は全部、生まれたところから検査をしてるんですね。
 じゃぁ、2列目の所・・・姉妹ですか?・・・姉妹じゃないの?同じ服着てるけど、すごいステキな・・・たまたま?・・・緊張しちゃった?どこから来ました?・・・じゃ、ママに聞いちゃいましょうかね。ママは、お2人のお子様のお母様ですか?

(子ども記者のお母さん)
 はい、そうです。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 何年生ですか?

(子ども記者のお母さん)
 1年生と年中です。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 年中組なんですね・・・そうですか。もうどこかご覧になりましたか?

(子ども記者のお母さん)
 まだちょっと、到着したのが遅かったので、これからゆっくり見させていただきたいと思います。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ということだそうでございますけれどもね・・・他にも何かご質問ありますか?何でもいいですよ。・・・はい。じゃ、ちょっとステキなストッキングをはいているお母様・・・

(子ども記者のお母さん)
 こんにちは。私、奈良県から来ました。知事にすごく憧れてまして、地方行政の中でもものすごい特殊なことをされてて、すごく尊敬する面がありますので、どうしても今日は知事に会えないものだろうかと思ったら偶然・・・すごくびっくりしました。お疲れ様です。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 私たちの県は8500万人くらいの人が観光でいらっしゃる県なんですね。ですから、その方々に、より良い県だなって感じてもらうことも、とても・・・
あっ、お母さん、こんにちは。どうですか?何かご質問があれば・・・

(子ども記者のお母さん)
 本当に、落ちちゃって残念・・・そのことばっかりです。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ああ・・・だってそれは県民が選択したんですから、私一人の力では何かできるわけじゃありません・・・
 ・・・あんまり当たりたくなさそう?そんなことない?そうか、一見ちょっとひかえ目にしてる人の方が、本当はしゃべりたいことがあったりするのかも知れません。はい、じゃママ、言っちゃいましょう。

(子ども記者のお母さん)
 はい。ええと、今日は子どもに質問してくれと言ったんですが、ちょっと子どもがイヤだと言うので、お聞きしたいんですけど、田中知事はこれで知事職を退いて、住む所なんですけども、長野県を出られてしまうんでしょうか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 いえ、あの、私は軽井沢町民なので、軽井沢で暮らします。私の親といっしょに・・・私はもともと小学校2年の時に上田に来まして・・・ちょうど東京オリンピックっていう年ですね。ですから東京が、都電とかモノレール、トロリーバスっていうのが走ってて、オリンピックをするのでみんな、高速道路が日本橋の上にコンクリートになってしまう時に、うちの県に来たんですね。ですから最初は、この間も(選挙で)回ったらみんなお家になってましたけども、上田の住んでたあたりは一面クワ畑で、東小学校・・・今日は上田から来た人、いるかな?東小学校っていう所に通ってて、帰りに友だちといっしょにクワの実をいっぱい食べて、口のまわりをムラサキ色にして帰ったら、母親がすごくおどろいて、どうしたの、なぐられちゃったんじゃないかって思った、そんなことがありますけど・・・それから、小学校の4年から高校を出るまで松本にいたんですね。
 ですから、ちょうどそのころは東京はどんどん、どんどん高度経済成長でコンクリートのジャングルになってしまって、それが一段落したころ、予備校・・・大学にね、1年入れなかったの。で、その時から東京にいて、それから、私たちの県は、逆に冬のオリンピックで私たちの県がいっぱいお金を使ってコンクリートの街になっていっちゃって、その借金が大変だなって、6年前に出てきたんですね。ですから、たぶん私がずっと長野県に住んでても、ずっと東京に住んでても、今の田中康夫っていうのはできてなくて、たぶんそれぞれ、ものすごく変化する時に、それを外からながめているっていう感じかも知れませんね。
 うちの親がいつも・・・今日も母親が作ってくれたお弁当を持ってきて、父親が駅まで送ってくれて、毎朝ズボンのアイロンかけてくれるのは父親なんで、少し9月1日からは親が楽になるかなって思ってますけれども・・・親はそうやって、朝送って、昼間のテレビや夕方のテレビ見ると、あぁ、またいじめられてる!って・・・いじめられてるのに、全然へこたれてない!って、夜遅く私が帰ってくると、話をしてるって感じだったんですけれど、そういう刺激が親になくなっちゃうんで、(9月)1日以降、親は張り合いがなくなっちゃうんじゃないかっていうのが、唯一の私の心配ですけどね。なあんて・・・あっ、お子様、はいはい、質問、お子様質問コーナー、はい。

(子ども記者)
 ええと、知事さんは子どものころ、おとなになったら何になりたかったんですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 うん、いい質問ですね。小学校1年生の時には宇宙飛行士になりたいって書いてましたね。でも、みんなだれでも感じたのかもね。うん・・・何になりたかったの?君は・・・

(子ども記者)
 お笑い芸人。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 お笑い芸人になりたかった?今もその志(こころざし)?

(子ども記者)
 今もおんなじ。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 うん・・・でも、なかなか体型的に見ても、お笑い芸人、向いてるかも知れないぞ。

(子ども記者)
 わからないよ・・・

(信州・長野県知事 田中康夫)
 けっこう、しゃべるの上手?好き?

(子ども記者)
 いやぁ、意外としゃべる。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 意外としゃべる?うん、そうですか。今日はだれと来たんですか?

(子ども記者)
 友だちと、お母さんと、兄ちゃんとかと来た。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ああ、ずいぶん大勢で来たんですね。そうですか。じゃ、これから中をぐるぐる回って見てみてくださいね。はい。
おっ、手上げてる。質問?ちょっと待って・・・はい、いこう。

(子ども記者)
 ええと、知事さんが代わると、キャラクター(オハジョナ)はいなくなっちゃうんですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 さあ・・・それは次の人が決めることですね。私が知事になった6年前は、県政は継続しろって言って、前やってたことと違うことやるといけませんって言われたんだけど、私は、それはリーダーが代われば、それは変わった方がいいと思いますよ。というか、たぶん、みんなが望むコンクリートのダムもつくってくれると思うし、ここの(ガラス張りの)知事室もなくなりますから・・・今日は3階の、むかし使ってた、とってもフカフカ絨毯(じゅうたん)の知事室も公開してますから、どうぞ皆さんご覧になってください。
・・・だから、キャラクター君も冬眠しちゃうかもね。うん・・・たぶん、冬眠しちゃうと思いますよ。・・・はい。

(子ども記者のお母さん)
 また4年後に知事になる想いはありませんか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ああ・・・だから、私はさっき言ったように、みんなが「この県を良くして」って6年前に言われて、4年前にも言われて、でも今回は他の人といっしょにこの県を良くしようって思った人の方が多かったから・・・私はさっき言ったように、社会を・・・社会って、みんながくらしている場所、ね・・・を良くしてって言われる人のためにお手伝いするのが私の人生だって思ってますから、うん・・・だから、長野県は今、田中康夫じゃない、田中康夫じゃなくても大丈夫だよってなったので、それはそれで、とても県民がすごく考えて、行動するようになったんだと思いますよ。いいですか?お母様・・・

(子ども記者のお母さん)
 ありがとうございます。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 はい、他の・・・はい、ご質問、ご質問。

(子ども記者)
 ええと・・・

(信州・長野県知事 田中康夫)
 ああ、ちゃんと紙に書いてきたから、読んでみよう。

(子ども記者)
 知事さんがうれしかったことは何ですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 うれしかったことですか・・・うれしかったことは、それはいっぱいありますね。やっぱり、私あの、県知事の仕事も恋愛といっしょだと思ってます。君には、まだわかんないか・・・おとなの人たちも、この人にこういうことしてくれたら、きっと喜んでくれるって思ってても、必ずしも喜んでくれないこともあります。逆に、何かウザイとかですね、いっぱい、皆さんも尽くすと逆に重たいとかですね、ストーカーみたいって思われちゃうこともあります。でも、相手が望んでいることは何かなって・・・たとえば君が望んでいる学校、こういう感じの学校だったらいいなって思うことをして、君にうれしかったなって言われるのが一番いいですね。ですから、県民に、県民のために「尽くす」って言うんだけど、尽くすことは、ある意味では、みんなのお父さんやお母さんは、むかし独身だったころに、相手の人にもっといい笑顔になってもらえたらいいなって思って、いろいろ尽くしたこととおんなじですね。・・・うん。もうちょっとおとなになると、わかるかも知れない。はい、質問。

(子ども記者)
 ええと、田中さんは、軽井沢とかに帰ったら何をするんですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 軽井沢のお家に・・・やはりいつも、お仕事が遅いですから、軽井沢のお家に帰るのは早くて10時とか、時々は電車がなくなっちゃって車で帰るから、1時とか2時・・・起きるのはね、だんだん年を・・・今50歳なんですけどね、むかしは朝寝坊だったんだけど、だんだん早起きになっちゃったから・・・そうですね、4時半とかには起きちゃうんですね。そうすると、いろんな職員の人から来た、あるいは県民の人から来た、コンピューターに入って来たいろんな連絡を読んだり、あるいは、今日は職員の人にどういうお話をしようかなとか、あるいは来週の車座集会はどういう風にやろうかなとか、その時に考えてるんですね。

(子ども記者)
 わかりました。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 いいですか?・・・ごはん食べるのも、すごい早いんですよ。ごはん食べるのも、昼間は母親が作ってくれたのを3分くらいで食べて、夜のごはんも5分くらいなんで、親はかえって少しお話したいらしいんだけど、自分のお部屋に入って行っちゃうんですね。
 他の方・・・おっ、だんだん手が、後から上がってくる・・・上の5階の会見と同じだなぁ。はい。

(子ども記者)
 田中知事は、知事をやめたら何をやるんですか?

(信州・長野県知事 田中康夫)
 う〜ん、それは人間ですからね、9月1日以降のみんなと同じように、息をして、みんなと同じようにごはんを食べて、みんなと同じように眠い時は寝て・・・うん。だけど、さっきも言ったけども、自分だけじゃなくて他の人たち、とりわけ私は思ったのは、この前一番最後の選挙の時に柳町の団地に行って、そうしたらですね、市営住宅や県営住宅の7階や8階の方からみ〜んなが出てきてベランダで手を振ってくれて、君と同じ年くらいや、君よりちっちゃい子どもたちがいっぱいでぴょんぴょん跳ねながら手を振ってくれたんですね〜。だから私はその時思ったのは、なんかとっても大きな組織、ちょっと難しいかな?大きな組織とか大きな力に守られてる人たちじゃなくて、「後ろ盾」って言うんだけど、そういう何か頼れる場所が少ない人たち、でも人間としてとっても誇りを持って生きている人たち、そういう人たちのことを一緒に幸せにしてあげられるお仕事を、今までもちょっぴりしてきたし、これからもいっぱいするんだな〜って思ってます。

(子ども記者)
 この長野県は、田中康夫さんは好きですか。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 うん、それは今日もこうやってみんなが、なんて言うのかな、自分の住んでいるこの信州を、自分の好きな場所にもっと行きたいなって思って、みんなこの中見に来てくれてるし、6年間でこんなことみんなに「いらっしゃいませ〜」って言って、いろんなこと笑顔で話してくれるような職員がいる都道府県とか市町村なんてそうそうないよね。たぶん電話をしてもすぐに名前を名乗るし、とっても丁寧だし、そして「こんなの困ってるの」って言ったらすぐにピューって飛んできてくれるし。だからそういう県がより良くなるといいなって思ってますけどね。
何年生ですか?

(子ども記者)
 4年生。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 4年生ですか。お勉強は何が好きですか?

(子ども記者)
 全部。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 全部!すごいですねぇ〜。でも嫌いなものも1個か2個あるでしょ〜?無いの?

(子ども記者)
 うん。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 本当?正直に言った方がいいですよ。そうするとこれテレビに映って、先生が2学期になったら何ちゃんって言うの?

(子ども記者)
 あさは。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 最近は本当にめずらしい、私の頃にはなかったお名前がいっぱいあるんです。あさはちゃんって言うんですか。そうですか、あさはちゃんは全部お勉強好きって言ったから、君には特別に宿題を多くするとか先生が言われちゃうかもしれませんよ。大丈夫ですか?  
 はーい。さて他のご質問ありますか?うにゃうにゃうにゃうにゃ・・・。この中の知事室はこの後入れますから、どうぞ自由に、あぁ手が挙がってる挙がってる。そして3階の方にはさっき言ったね、昔の知事室もありまーす。ほい、さっき喋らなかったんだけど、だいぶ気持ちが落ち着いたか。よしOK、いってみよう。

(子ども記者)
 田中知事さんは知事をやってて、やってる中で一番良かったことはなんでしたか。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 良かったことですか。それはやっぱり、とりわけおじいちゃんとかおばあちゃんみたいな人から手紙をもらって、私が今まで思ってることは、県の職員の人とかには伝えられなかったし、なかなか聞いてもらえなかったけど、「私の思っていることが伝えられるようになって嬉しい」っていうのとかを、お手紙をいただくと嬉しいですね。あとはやっぱりこれからの信州を背負っていくみんなに、私は「借金の山は残しません」って言ってたんです。この間6年間、とっても職員と一緒に協力してもらったんで、これからの4年間は誰が知事をやっても、あるいは極論すれば知事がいなくても自動的に毎年400億円ずつ借金は減ってきまーす。あと2年経つと、東京都と同じ財政ので好転した状況になりまーす。ですからこれは誰が知事でいなくてもできます。ただ県の借金というのは、借金をしてからだいたい3年から4年後から返し始めますので、財政はこの間とっても良くなります。でもその間にまた借金をすれば4年後には夕張市になっちゃうかもしれませんね。そしたらまあどうするんでしょうね、わかりまへん。いいですか?OK?じゃあ、はい!

(子ども記者)
 えっと、田中知事は今度の選挙に落選してしまったんだけど、もし落選しないでいたら、これからの長野県をどういうところにしたいと思っていましたか。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 この6年間やってきたことの中で、もっとより良くしようってことはたくさんありますね。ですから6年間、たぶん他の県よりもありとあらゆるいろんなこと始めたから、それをより大人の言葉で言うと充実するって言うんですけどね、もっと良くしていくってのはありますね。
 そしてあとはその他には、私たちのこの景色、実は東京の人や大阪の人はどんなにお金を借金しても、どんなにダンプカー持って来ても、この美しいアルプスであったり、山々は移すことができないんですね。長野県の人も大借金をすれば50階建てのビルをこの街に造ることはできますけれども、私たちの県にあって他の県の人が手に入れられないものは、この景色なんですね。ですからその景色をきちんと目先のことでなんか山壊しちゃったり、あるいはなんだかすごくチカチカ・キラキラするような看板作っちゃったりとか、そういうことをしないような県にするためのいろんな決まりを作ってこうって思っていたんですけどね。それはちょっとできなくなっちゃいましたね。OK?はい、というわけで他にも質問ありますか?
 ほい、じゃあですね、それぞれ外にはそろそろ牛さんも、あ!そこにいた牛さん。牛さん、なんか私、もっとすっごいでっかい牛さんが来るのかと思ったけど。牛さんはですね、子牛がね3頭来ました。これはね、松本市の南の塩尻市にね、県の畜産試験場ってのがあります。「畜産」ってのは、例えば牛とかそういうみんなの何て言うのかな、ミルクとか採れたりお肉になったりする動物の試験場なんですけど、そこから今日はやって来ました。 
 あとね「ブタさん、いのちをありがとう」というのがあって、原さんはいるのかな?どっか行っちゃった?原夕美さん、ヒューヒュー。「ブタさん、いのちをありがとう」っていう、皆さんのおうちにもたぶん最近はビデオデッキだけじゃなくてDVDプレーヤーってのがあると思うんだけど、「ブタさん、いのちをありがとう」ってのがあります。それは何かっていうと、みんなはブタさんって、ブタさん持ってきてよ、部屋からブタさん。「ゴォ、ゴォ」って鳴いてたり、ブタさんちょっと臭いがクサーイって思っているかもしれないけど、実はブタさんってすごく清潔好きなんですね。動物の中ではブタさんって意外とねぇ頭でいろんなこと考えてんです。そのブタさんがみんなのおなかの中に入るまでブタさんはどんな気持ちかなっていうことをね、今ここにいる原さんっていう人や他の職員の人が考えたの。これはねお部屋の中にいるんですけど、みんなは「長靴下のピッピ」って話は知っているかな?スウェーデンの女性の作家でアストリッド・リンドグレーンという人がいたんですけども、その人が書いたので「ロッタ」というのがあって、みんなと同じようなちょっぴりおてんば娘が主人公なんですが、そのロッタがいつも持ってたのが、このブタの「バムセ」って言うんですね、これは。私はそのロッタちゃんの映画をやったグレッデ・ハヴネショルドちゃんという女の子からもらったんですけども、「ブタさん、いのちをありがとう」、ちょっと原さん説明しとく?

(秘書チーム 原夕美)
 はい。「ブタさん、いのちをありがとう」というDVDを作りました。どんなお話かというと、みんなご飯の時に豚肉のお料理食べることがあると思うんだけどね、ブタさんが、実はねこういうふうにいたブタさんがね、みんなのおなかに入っていくとき、どんなふうにブタさんがみんなに願いを込めてお肉になっていくのかなということをまとめてみました。お肉って普通に切られて売られているけれども、実は一つの大事な命、ブタさん、こうやってね形ある命が、みんなの健康のため大きくなるために食べ物になってくれます。なのでね、みんな「食べること」当たり前になっていると思うんだけど、「食べれる」ってことは有り難いことで、こういう動物たちにも感謝してほしいんですね。あと、ブタさんもそうだし、お友だちとかみんな一人ひとりの命というのが、一つの命っていうものがとっても大切です。このDVDでは「命」と「食べること」、食の大切さっていうものを、みんなにわかってもらいたいなあと思って、それをねまとめてあります。長野県のホームページで「ブタさん、いのちをありがとう」というのを紹介しているので、もしお父さんやお母さんにお願いできたら・・・

(信州・長野県知事 田中康夫)
 今日は販売してにゃいのきゃ?DVD、とっても感動的です。私も見て、ちょっとティッシュペーパーがいっぱい使っちゃって、後からティッシュペーパーじゃなくてハンカチ使った方が環境に良かったって職員に怒られちゃいましたけどもね。受付をどっかコーナー作ろうよ。「ブタさん、いのちをありがとう」のちょっと絵をいくつか貼って、そうすると後でお送りします。ただ素材のDVDだけくださればダビングをして渡すようになっているので、ちょっとその受付を帰るまでには玄関の辺りに作りまーす。
 田中康夫知事会見はこの後、午後は1時30分と・・・

(秘書チーム 原夕美)
 3時です。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 1時30分はこのお外でやるそうです。夕立がこないように願ってます。それで3時はもう一回ここかな、ということです。そこに立っている徳武正人くんと言うお兄ちゃんは、ちょっぴり私より、私この間、半年間で16kg痩せたもんですから、徳武くんと昔は同じ様なおなかだったんですけどもね〜。徳武くんがそういうのも担当してます。あと黄色いアンサンブルを着ているのは、蔵之内真紀さんと言いまーす。恋人募集中ですのでよろしくお願いしまーす。あと、今の黒いのを着ているのが原夕美さんと言って「ブタさん、いのちをありがとう」を作ってくれた人です。ていうことで、それでは知事会見はおっしまい。
 ではあとですね、この後今日は11時から上の10階の食堂で今日は特別にですね、うーんと何があるのかな、私たちの明科にある水産試験場が新しく作った「信州サーモン」っていうのがあります。みんなニジマスって知っていると思いますけど、ニジマスと、ニジマスももともと交配をして作ったんですね。そして「ブラウントラウト」というお魚がいて、これがニジマスが4倍体で、ブラウントラウトが2倍対で、難しいんですけど両方足して6倍体で足して2で割って3倍体。当初これ「ニジニジブラ」って名付けてたんですけど、なんだかこれだとトリンプインターナショナルやワコールみたいって言って、名前が付いたの。笑って下さいね。それが「信州サーモン」って言います。あとは南の方の「千代幻豚」、飯田市の千代という所でヨークシャー種というイギリスでも絶滅をしていたブタさんのお肉を再現をしている人たちがいます。この「千代幻豚のハンバーグ」。それから?

(秘書チーム 原夕美)
 信州黄金シャモです。

(信州・長野県知事 田中康夫)
 あと信州黄金シャモという、これも私たちの試験場が開発をして服部幸應さん、テレビで皆さんもご存じかもしれませんけど私の友人ですが、服部さんが「信州黄金シャモ」って、これは名古屋コーチンとそしてシャモを掛け合わせたものですね。この3つのお肉とお魚が入ったお弁当が、10階で特別に500円!500円ですからね。お外のファミリーレストランで食べるよりもたぶんお買い得ですので、ぜひお弁当持ってきたんじゃない人は10階にも行って下さい。10階のテーブルでもお弁当を広げて食べてもいいですからね。はーい。
 ということでじゃあ次の会見はお外で1時30分からです。
 ガラス張りの知事室は今日は誰でも入れますし。ただ机の上に置いてある物を記念品とか言って持って帰っちゃったりしないで下さいね。あとは3階の、9月1日から知事室になる場所も皆さんが自由にご覧になれます。はい、それではおっちまーい。どうもありがとう。

 

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