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最終更新日: 2005年11月26日


 11月22日 部長会議録


H17(2005).11.22 13:08〜13:50
県本庁舎 特別会議室


出席者:知事、副知事、出納長、公営企業管理者、経営戦略局長、経営戦略局参事(3名)、危機管理室長、企画局長、総務部長、社会部長、衛生部長、衛生技監、商工部長、生活環境部長、土木部長、土木技監、技術参事(2名)、住宅部長、林務参事、農政部長、農政技監、企業局長、副出納長、教育長、教育次長(2名)、代表監査委員、監査委員事務局長、議会事務局長、地方事務所長(7名)
欠席者:
県警本部長、信州ブランド・観光戦略局長、林務部長、地方事務所長(3名)

(田中康夫 知事)
 それでは、11月22日の部長会議です。松本での意見交換会が少し長引いたので申し訳ないです。お待たせしました。それでは、今日はいくつもありますので、手短にそれぞれやります。まず、補正予算、もうこれは各担当とですね、議論、査定をした上での内容ですから、関さんの方から、もうみなさんそれぞれお手元にあるもので承知していると思うので、簡単にご説明ください。

(関昇一郎 財政改革チームリーダー)
 財政改革チームリーダーの関昇一郎です。お手元に配りました12月補正予算案の概要をご覧いただきたいと思います。
(以下資料に基づき説明)

(田中康夫 知事)
 はい、合わせてじゃあ、小林さんから。

(小林良文 情報公開課長)
 情報公開課長の小林良文でございます。
 資料2の条例案の概要でございますけれども、1の長野県警察の組織に関する条例の一部を改正する条例案、これは合併に伴う改正でございまして、実質的な改正ではございません。 それから2の長野県木材業者及び製材業者登録条例を廃止する条例案、これにつきましては記載のような目的によるものではございますが、こういったことは情報収集等によって可能となっておりますので廃止するものでございます。以上でございます。
(以下資料に基づき説明)

(田中康夫 知事)
 継続は何があるんだっけ?条例で。

(小林良文 情報公開課長)
 継続はですね、組織改正関係が4件、指定管理者関係が2件ございます。

(田中康夫 知事)
 管理者は何だっけ継続は。

(小林良文 情報公開課長)
 勤労者福祉センターの関係と県営住宅の関係でございます。

(田中康夫 知事)
 県営住宅は、住宅何だっけ、何公社だっけ、県営住宅は。県営住宅の何の?

(小林良文 情報公開課長)
 県営住宅等に関する条例の一部を改正する条例案ですけれど、あの、要するに管理委託を指定管理者に任せるかどうかという改正の条例案です。

(田中康夫 知事)
 長野県がやっているってこと?

(塚田和雄 住宅部長)
 長野、松本に限って、住宅供給公社で委託でやっております。他は長野県がやっています。

(田中康夫 知事)
 他は長野県がやっている。

(塚田和雄 住宅部長)
 はい。

(田中康夫 長野県知事)
 はい、それが継続と。はい、分かりました。はい、この2件に関して何かございますか?よろしいですか?いいかな。はい。それぞれもう皆さんほぼご存じのことだと思います。はい、それでは、県有施設の禁煙に関して。

(阿部精一 政策促進チームリーダー)
 それでは、政策促進チームリーダーの阿部精一でございます。お手元の資料の3−1をお開きいただきたいと思います。たばこによる害のない信州の実現に向けた取組みをさらに進めるためにということで、この2回ほど前の部長会議から、澤田副知事の方からも、禁煙の必要性等をお話しいただいた訳ですけども、この度、本庁舎、県庁本庁舎の屋外喫煙所の設置を試行したいということで、ご報告でございます。この関係は、私ども政策促進と職員サポート課、保健予防課とございますが、一括説明させていただきます。
 ご案内のように昨年の12月1日から、県有施設の敷地内禁煙を実施してまいりましたけれども、過日の県有施設すべての実態調査等からも、いわゆる受動喫煙の関係で、まだ通行人の方に迷惑をかけているとかそういった状態がございまして、この対応策も合わせてやらなければいけないということでございました。こういった中で、今回、県庁本庁舎の屋外の喫煙所というものを試行的に設けまして、この受動喫煙防止のため、あるいは通行者へのマナーということを考慮したということで試行を始めたいと考えております。この前提条件といたしまして、ともかく県庁の本庁舎内は完全禁煙にするということ、そして路上喫煙は全てなくしていただくための措置だということで考えております。こういった中で県庁本庁舎においても、県警本部さんもご協力いただいているわけでございますけれども、警察の場合は警察の敷地内が職員部外者を含めて完全禁煙という中で、例外的に交代制の勤務、当直をなさっている方については、所属長のまとめた場所での喫煙ということがまだ本庁舎内でございましたが、この辺に関しましてもご協力を依頼したところが、こちらにも資料ございますが、3の4というところを資料お開きいただきたいと思います。早速本部長さんの方から、こういった夜勤においてもいわゆる受動喫煙の防止の推進ということで、通知を出させていただいてございます。本庁舎の交代制夜勤に従事する職員においても、この夜を逆に夜勤の勤務を禁煙のチャンスというように捉えまして、一夜我慢しましょうよというようなことで、その次ページにも早速ポスターも作っていただいておりますが、「健康DEナイト」というこういう形のポスター。もう県警さんのほうはすべての所属に張られてるということでございますけれども、こういった形で職員自らがこういった当直の例外の場所においても、禁煙のための取組みをしようと、こういったお話もいただいております。このもとに、県庁舎の方も全て建物内完全禁煙、受動喫煙防止ということを条件といたしまして、この度よろしければ、12月1日から本庁舎の外に屋外の喫煙所を設けたいと思っております。今予定していますのは、戻りまして3の1のところにございますけれども、ちょっとモデルハウスみたいなのがついてございますが、県庁舎の北側のテニスコートの少し手前のところになりますが、ここの部分に屋外の喫煙所を設置したいと考えております。これは屋外喫煙用の開発メーカーもございまして、システムユニットをお借りするような形を考えておりまして、大気環境全体を視野に入れたそういった煙の処理もできるというものでございまして、合わせて知事からもお話のございました喫煙のための環境整備ということで水回りも整えまして、こういった形で設置をさせていただきたいと考えています。この管理の方は管財課でやっていただく予定でございまして、原則平日の午前7時半から午後10時までということで、ただし水曜日についてはもう6時までというようなこと考えておりますが、鍵の施錠等は管財の衛視さんの方でやっていただくということで考えているところでございます。この設置はあくまでも試行でございまして設置の効果の調査とか検証を行いまして、屋外喫煙所の継続設置とか他の施設への設置についても合わせてそれから検討したいというふうに考えております。並行しまして右側に美味しい空気のお店ということがございますが、資料の3の2です。保健予防課で進めていただいているものですが、現在長野県内には一般食堂とかレストランとか喫茶店で約1万8千軒のお店があるそうです。こういったお店が全て美味しい空気のお店になっていただければいいなということで、こういった一定の条件をクリアしたお店に対しては美味しい空気のお店という認定制度を衛生部の方で始めておりまして、申し出があったものに対して審査をしまして今のところスタート時に24軒ほどご応募いただいて、指定の運びになるという予定でございます。こういったものも合わせて12月1日に指定を申し上げたいというふうに考えております。それから教育委員会の関係も合わせて学校等で敷地内禁煙を実施している学校に対して美味しい空気の学校ということで進めていただくということでございます。これに加えまして大きな3番にありますけれどもサポート課を中心に引き続き禁煙のための運動というものを進めていきたいということで、よろしければこういったことを始めたいということでご報告させていただきました。

(田中康夫 知事)
 あの、これに関しては大変県警察本部も本部長はじめご理解いただいて大変感謝してます。じゃあ副知事のほうから。

(澤田祐介 副知事)
 この「健康DEナイト」というのは実は渡辺本部長のアイデアです。直ちにその日にすぐに、今日はお見えになりませんけれど、直ちに厚生課が刷ってくれて通達してくれたということで、是非守っていただきたいと思います。ただ、これは全員にお願いですけれども、今そこに造る喫煙ルームは中にウォータークーラーがついたり、手を洗うところがついたりして居心地よく気持ちよく喫煙していただける場所ということで、単に吹きさらしのところ、屋根がついただけのものとは違います。それだけのものをきちっと造るというのは、実は絶対にここから受動喫煙をなくそうという強い決意の表れです。ですからそれを造って試行期間がありますけれども、それでもなおかつ路上喫煙がやまなかったりということになれば、これはまた元の木阿弥です。 是非皆さん方から自分のところの喫煙される皆さん方に今までのようにちょっと北側で吸ったり、あるいは5時15分になると東側で吸ったりといったそういうことは絶対に止めるように。そして必ずそこでタバコを楽しんでいただくように、皆さん方からも強くご指導をお願いします。もしそれが守られない場合には、今よりももっと強く全敷地内禁煙が前へ進むことになってしまうと思います。是非よろしくお願いします。

(田中康夫 知事)
 でこれ、信州おいしい空気のお店を、例えば信州おいしい空気のタクシー、全面禁煙のタクシーですとか、あと学校、あと自分の自家用車、信州おいしい空気のマイカー。

(澤田祐介 副知事)
 あのこれ全部2枚目の信州おいしい空気のお店というのの文言をちょっと替えまして、県の全公用車にステッカー。赤い色の。

(田中康夫 知事)
 県民も欲しい人には渡すとかすれば?

(澤田祐介 副知事)
 はい、そのつもりです。皆さん方にも乗用車にも貼っていただく。で少しでも多くの方々にこういう取組みを県がしてるんだということを知っていただくように、できれば皆さん方の車にもこれは貼らしていただいて、是非県内を駆け回って皆さんにアピールしていただきたいと思います。とりあえずステッカーの新しいデザインを作って、公用車全てには貼ろうと計画していますのでご協力お願いいたします。

(田中康夫 知事)
 それから、このここにあるのもこれ建物は12月1日からということでとりあえずこれを使うのね?

(澤田祐介 副知事)
 はい。

(田中康夫 知事)
 もうちょっとねえ、今六本木ヒルズのところなんかもガラス張りのあれが国道沿いにできているから。

(澤田祐介 副知事)
 もうちょっといいのもあるんですが、間に合わないということで、暫定的にこれを置いて、でその間に合った時点で取り替えるということで、でこれはアピールにもなるから、宣伝にもなるからということでお借りして、この場合は使わせてもらうと思っています。ただこういう中に水回りまで置くというのはあまり例がないと思うんですが、より快適に喫煙を楽しんでいただくというそんな思い、知事の仰ったエアーカーテンはちょっと付きそうもないですけれど、そんなことでご理解いただきたいと思います。

(田中康夫 知事)
 はい。澤田さんが前回配った、なんだっけこれ、ニュートンの原稿もあります。それでは続いて、ノー残業デー。

(高橋功 人財活用チームリーダー)
 人財活用チームリーダーの高橋功でございます。資料4をお願いいたします。ノー残業デーをバージョンアップし、本庁舎の消灯を行いますということでご議論いただければと思います。平成3年度からノー残業デーを実施しているわけですけれども、なかなか実効が上がっていないというふうに感じていらっしゃる方が多いと思います。また5ページ目、この4月から10月までの各部局別の超勤時間の一覧表を付けさせていただきましたが、合計欄の合計を見ていただきますと、92.5%と今年の目標であるマイナス10%を上回っている状況になっております。こんなふうな状況から、より実効のある残業の無い仕事をしていく体制を作っていくという意味で、毎週水曜日ノー残業デー、休日の場合は翌日木曜日を午後6時消灯という形でさせていただきたいと思います。明日23日が祭日ですので、初回の実施日は24日ということで実施できればと考えています。ただし例外ということで、八十二のキャッシュディスペンサーがある1階及び危機管理対応が必要である9階、10階の警察、あるいは食堂、西庁舎の危機管理消防防災課といったエリアは除外としております。各部局長さんあるいは課長さん方の責任のもとにですね、きちんと残業の無い仕事を作るという事が目標ですので、サービス残業等になるということではなく、業務改善をより進めていただいて実施をお願いしたいと思います。また知事部局以外の各任命権者の方々にも同様のお願いを依頼したいと思っております。また現地機関につきましてはですね合庁を管理しているという立場から地方事務所長さんへ同様にご依頼を申し上げるところでございます。以上でございます。

(田中康夫 知事)
 はい、これは松林さんからある?いい?
 あのね、それでこれ各部で見るとパーセンテージが前年比よりも減っているというところも多いんだが、それぞれの職員の超過勤務手当てを見ると例えば半年間で150万円とか残業手当もらっている人がいる、140万円とか130万とか。でこれは別にお金がもったいないということの前に、それだけ仕事をしているということはこれ体の問題として、労務管理として大変大きな問題だ。でそのくらい残業しなくちゃ仕事ができないのであれば増員するのかもっと臨時職員入れるのか、あるいはその人の適性や熱意や考えてもっと違う場所でその人の適性を生かすのか、いずれにしてもこれは各課長はですね、あるいはチームリーダーは、残業をするという申し出をきちんと受けて、それは何のためなのかということを確認しないとだめです。上がってきたらそのままスルーでサインをしているような管理職は管理職じゃない。ましてや皆さんは残業手当ももらわないで一生懸命働いているんだ。そしてある意味で残業しなければいけないということは、仕事のやり方あるいは命じていること、書類の作成が、それぞれの担当職員がOSがまだ変わっていないということかもしれません。ですから今後はですね、残業手当ももともと年間50億、23億?

(高橋功 人財活用チームリーダー)
 知事部局で23億、警察、病院等含めて約50億です。

(田中康夫 知事)
 50億ね。残業手当が計上されているから残業手当がもらえるんだという甘えが生じているんだとしたら、これ残業手当もらえねえんだ、ゼロベース予算の中で抜本的に考えなければいけない。だから、それは別に家でサービス残業しろなどと申し上げているんじゃなくて、もしかしたら仕事の効率もどうなのか、あるいは逆に言えば、各若い職員、中堅の職員も残業をせざるを得ないような仕事を命じている部長だったり課長だったりあるいは課長補佐だったりあるいは知事だったり、そういうものにきちんと「これは違う」という事が言えるようではないと、残業手当を組み込んで生活設計を考えるというのは、これは本末転倒ですから。いずれにしても一般職員で半年間で150万円もらってるなんていうのは、これだけ聞いたら職員が一生懸命働いているということに理解のある県民だって、はっきり言ってこれは怒髪天突きますよ。年間300万円もらっているということだからさ。これは8千人行政職でいるけど、そのうち1100人は共稼ぎで、県職員同士で自由恋愛で結婚したにしても。ただこれはやっぱり民間企業の場合で例えばソニーに勤めている人とトヨタに勤めている人、あるいはエプソンに勤めている人と八十二銀行に勤めている人が結婚してともに仕事をしていくのと違って、これは公金、税金から出ているわけだから。教員の場合でも同様の形がある。でこれはやっぱりよほど襟を正していかないと嫉妬の対象になるわけで、夫婦で2000万円もらっている教員がですね、年収300万円や250万円で子どもを育てている人の子どもにどういう教育するのかって話になっていっちゃうので、北海道ではこれは大きな問題になっていて、釧路あたりは失業率が大変高い中で、労働者の権利を守りましょうと言っている教員の方が夫婦でぜんぜん違う収入を得ているというようなことがですね、フランスにならないとも限らない。いずれにしても残業に関しては、きちんと皆さんが責任者が、管理職が責任を持って残業を命ずる、あるいは残業をチェックする。申請が出てきたものを後でサインするなどということが断じてないようにしてください。いいですか。でノー残業デーね。これはちゃんと管財課の方に申し出るということですね。
 はい、じゃあ続いて、えーとバトラーサーヴィスいく?時間2分て書いてあるけど2分でできる?山極さん、どう?

(山極一雄 商工部長)
 商工部長の山極一雄です。資料5でございます。ここに書いてございますように、中小企業の皆様を支援するための「バトラーサーヴィス」及び「長野産業支援ネット」を開始しますということです。その下の囲みに書いてございますように、バトラーの任命式でございますが、今週の24日にバトラーの任命を行いまして、この日からバトラーサーヴィスを開始する予定でございます。4枚目にA3の横長のバトラーサーヴィスの内容を説明したものございます。この上にポイントとして3行ほど書いてございますが、これがバトラーサーヴィスの内容でございます。  商工部の職員がバトラーサーヴィスを行うわけですが、現場主義に徹しよろず承りの精神で、2行目にありますようにお互いの相貌が見えるお付き合いをするためにこのサーヴィスを行いますけれども、内容的には一番下にございます。企業を担当するバトラーは経営上の課題に限らず、経営者、家族や従業員の皆様から様々なご相談、ご要望にもバイネームで対応しますというものです。その内容について、下に絵がございます。一番下に信州・長野県220万県民という中に、中小企業の皆さんの枠がございます。それと真中に商工部の職員が務めるバトラーがおります。そのバックにずっと部局の名称が書いてございますが、これは本庁に限らず現地機関全てでございます。県のバックがあるということと、左側に長野産業支援ネット、これは中小企業のための支援機関でございます。35の公的な支援機関がございます。それから右側の方にはそれ以外の住民サーヴィスを行う各種行政機関等がございます。こういったものが一体となってバトラーサーヴィスを中小企業のために行うというものです。時間の関係で省略しますが、その次のページ、推進のスキームがございまして、真中に具体的な支援がございます。一番左下に企業従業員からの相談がございまして、これがずっとバトラーがその相談を受けて検討して、支援機関に相談をし、場合によって専門機関同士が集まったカンファレンスもしながら解決に導くと、その間常にバトラーは進捗状況を把握して相談者と情報を共有するというスキームになっております。具体的な実施体制が下に書いてございますが、バトラーについては地方事務所の商工観光課の職員をバトラーに任命します。そのうちの相談支援業務に精通した10名、各地方事務所1名でございますが、これと本庁の職員1名を都合11名でございますが、チーフバトラーに指定します。それ以外の真中にございますバトラーの役割にございますように、チーフバトラーは地域内企業の総合的な相談・支援の窓口、事務所内のバトラー、地方事務所の商工雇用担当課にもチーフバトラー以外の職員がおりますので、その職員がバトラーになります。これを統括するということでございます。本庁の産業政策課については、総合窓口を運営して、このバトラーサーヴィスの全体についての窓口になるというものでございます。それからサポート体制といたしまして、このバトラーが出かけて不在のときの対応ですとか、あるいは後方支援として本庁職員も全てここに張り付いて、支援を行う予定でございます。それから、その上にサーヴィスの検証というのがございます。毎月、現在第2月曜日に決めていますが、毎月1回このサーヴィスの内容についての検証を行います。これは繰り返し行うことによって、よりいいものに導いていくと、いわゆる常に改善を加えていくというものでございます。この検証会議では、抱えているそれぞれの課題ですとか、あるいは成功事例をチーフバトラーが持ち寄りまして、私もそこへ加わって常に検証していくというものでございます。その次のページに二つ目の「ながの産業支援ネット」というのがございます。これが先ほど申し上げた中小企業のための支援機関35、左下に表がございますが、この支援機関が今までも連携していたんですが、とかくこの連携が切れがちだったということで、この連携をしっかりと結ぶということで、支援カードといったようなものも使いながら、これも何回か回を重ねて打合せをもってきたところですが、これと連携しながらバトラーサーヴィスも行っていくというものでございます。3枚目にA4で資料5の2の1ページというのがございますが、これがチラシでございます。これも各企業ですとかあるいは支援機関の窓口に配りまして特にこの下に囲みでバトラーの氏名も書いてございます。ここへ連絡を欲しいというものでございます。バトラーサーヴィスの内容もこのチラシの中に書いてございます。これをできるだけ広く配布をして、もちろんホームページにもアップしますし、それから市町村、県の広報媒体を通じてのPRも積極的にやって、1日も早くバトラーの名前を中小企業の皆さんに覚えてもらうようにしたいということでございます。最初から2枚目にもチーフバトラー、それ以外のバトラーの氏名もここに書いてございます。こういった名前を広く知っていただきたいということでございます。特に県の各部局の皆さんには、バトラーサーヴィスを始めますと、それぞれの各部局への問い合わせ相談等が出てくるかと思います。その節はよろしくお願いいたしたいと思います。以上です。

(田中康夫 知事)
 一生懸命かなり組んでくれたので、まず始めましょう。始めて朝令暮改、ものづくり産業は朝令朝改ですからやっていくと。そのうちこれで次は商店街の、昨日も佐久穂町の商工会の女性部の人たちと話したけども、個店をどうするかというのもこういう形でロード作戦でいくのかということにもなると思うんで、期待しています。
 それでは、あと価格表示?これはまあ澤田さんの方から、価格表示、前も言ったようにガソリンの値段、6割ものスタンドが表示してないというのは、これは大きなうちのソフトパワーとしての大きな問題です。ここで各担当者からこういうようなものはきちんと表示すべきではないかというものが出てきています。値段だけでなくて蕎麦の表示というようなものも、これは原産地呼称制度の中で考えていくことだけど、その乾麺の信州蕎麦というようなものが信州と謳いながらどこかぜんぜん違うところで造られているとか、いろいろあるわけだから、越前クラゲを越前は使いたくないと言ったりしてるけれど、まあ一応これ出ています。あと皆さんの部署以外でもですね、ちゃんとこれ見て、もっとこんなのもどうということでですね、例えばガソリンの値段も含めて、やっぱりそういうことをきちんと県として、これは特に商工、まあ話それるかもしれないけれど、福島県でできた大型店舗に関しての規制の条例、これもどこが動いてんのかな。ちっとも報告がこないけどすぐにやんなきゃダメだよ。福島県のを調べたの。福島県に行きなさいって言っているのではなくて。極論すれば福島県のを基本にしてちゃんと考えればいいんだ。誰が担当?政策の阿部さんのところも、ちゃんとそういうところ進行管理じゃなくて、進行をどんどん、進行を進行しなきゃ。で、これに関してはそうしたものをですね、2月の議会に向けて条例を作るということはとても本県としてですね、インフォームドチョイスをしてもらう上で大事なことだと思っています。それから羽入さんの方から簡単に説明する?

(羽入敏祐 行財政構造改革担当参事)
 羽入でございます。本日の一番最後の資料でご覧ください。平成18年度のゼロベース予算編成を既に皆さんに進めていただいておるところでございますけれども、本日はこれまでの長野県の財政的見地から見た取組みについて、概況を報告させていただこうと思っています。ポイントとしては3点ございます。まず第1点が青の冊子のA4判なんですけれども、こちらの方は平成12年度からこれまでの取組みについての成果を示したものです。

(田中康夫 知事)
 これはもう県民にも配っている内容だから、見ていなければ全然ホームページ見てないってことだ。

(羽入敏祐 行財政構造改革担当参事)
 それであともう一つ別添で付けさせていただいております内容なんですけれども、こちらは今の長野県の状況を他県と比較した内容でございます。特に分かり易い内容として、ご覧いただきたいのは2ページ目でございます。これは昨今議会の方でも話題になった内容ではございますけれども、長野県の県債の状況はどうなんだという話がありまして、何百億、何百億という話がどうしても出てくるんで、非常に論議が交錯する内容ではあったのですけれども、これを全県ベースで仮に県民一人当たりのネット県債残高、つまり基金の増減金額も含めた形で表記したらどうなるんだということを示させていただいた内容でございます。一番上のグラフでご覧いただきますと、平成11年度に1人あたり71.1万円が、平成15年71.6万円、確かに何ら変わっていないという事実は確かにあるんですけれども、他県の県債残高の増加の状況を見ていただくと分かるかと思うんですけれども、これが示すところは結局、うちは変わっていないというような認識は事実でありながら、他県のどんどんどんどん県債残高が増加していくという状況から考えれば、ある意味これまで数年に渡って取り組んできた、長野の財政改革というものの総大作というものが非常に分かりやすく出ている資料じゃないかなというふうにご確認出来ればと思っております。要はこういった形で分かりやすい形でこれまでの財政の取組みをアナウンスしていければよろしいかなと思いまして作成させていただきました。

(田中康夫 知事)
 うん、あの、いいんだけど、もうちょっとプレゼンテーション分かりやすくしようよ。つまりこれあの、本県が16年度非常に大幅に減ったというのまでは入っていない12年からの、12、13、14、15です。で、16年度が入ればもっと大きくなります。で、1ページ目を見るとですね、これは何を意味しているかというと、本県は、一番借金を減らして、他方で、貯金を一番減らさずに借金を一番減らした県だっていう内容です。つまり、借金が減った県は、この4年間で3県しかないということです、東京都と長野県と長崎県です。この右の方のパーセンテージを見ると、一番我々は、この3県は共にですね、県債残高減りましたが、基金も減ってきているというのが3県です。この星印ですね。で、この中において、基金の減る率が最も3県の中で、緩やか、低かったのは本県だってことです。そして借金を一番減らしているのは、本県だってことです。で、その他の、44都道府県は、28県は借金が増えて、基金も減ってると。そのあとの16県は基金も増えはしたが、借金も増加しているということです。ですから、その意味で言うと、うちの県が非常に努力をしているということです。ちなみに鳥取県は人口が61万人です。ですから私ども220万ですから、概ね3.5分の1ぐらいですね。3分の1どころか、3.5分の1の県、この県は、本県は、平成12年から15年までの4年間で基金が163億円減っています。これに対して鳥取県は、鳥取県は170億円減っているんですね。そして県債は逆に鳥取県は663億円も増えているんです。これが、他の構造改革をしている改革派と言われている県の、こうした数字での現状です。この間に長野県、ですから、長野県はそういう状況です。で、次の紙を見ると、それだけの長野県が努力をしてもなお、無論、北海道のように、県民一人あたりの県債残高90万円というところもありますけども、平成11年と比べても、あまり県民一人あたりの借金は減ってないってことです。ということは、それだけ、この正に平成13年、14年は逆に、県民一人あたりの借金の額が、借金を減らしていても増えているということは、それだけまさに返済の額が後年度でここにピークに来ていると、すなわち私どもが改革を始める前にいかに長野県の財政状況というものが放漫な経営であったかということです。そのことはすなわち、関さんをはじめとする方々の努力によってですね、ある意味では今、県職員は、長野県は借金も減らして、財政が健全化してきているんだというふうに思っているかもしれませんけども、健全化と呼べるところにはまだ至ってないということです。健全化の過程にはあるし、これはまさにですね、前人未踏の健全化の道を歩んでいるわけです。他の都道府県に比べれば。が、それでもなお、本県は極めて苦しい状況にあるということを共通認識として持っていただきたいというふうに思っています。

(羽入敏祐 経営戦略局参事)
 すみません、1点だけ付け加えさせて頂きますと、あの今、起債制限比率なんですが、やはり現状として全国ワースト2位という状況は変わりませんで、依然として17.1パーセントの高止まりでございます。ちなみに全国平均でいきますと、およそ12.3パーセントということですので、まだ状況としては相当乖離があるというご認識でいただければなと思っております。以上です。

(田中康夫 知事)
 いいかな?松林さんの方からある?いい。

(澤田祐介 副知事)
 ちょっといいですか、1つ。

(田中康夫 知事)
 うん、どうぞ。

(澤田祐介 副知事)
 このインフォームドコンセントの表ですけども、ちょっともう一遍お願いします。あのこれはあくまでも県民が良きインフォームドチョイスができるためということが目的ですので、ぜひ皆さん方の頭だけではなくて、ご家族や、親族の皆さん方、つまり奥様達の目からも見て「あれって変なのよ」という、そんなのを出して頂いて、もう少しボリュームを厚くしてください。そしておいて、大変ですので3つに分けてもう一遍出してください。3つというのは、全国の方がより我が県よりもいいことをしているなと思われるものにはAランクを。他県のレベルと、私達の県のレベルは同じであると思われるものはBランクに。私達の県の方が全国よりもうんと先を進んでいるなぁと思うものはCランク。Aランク、Bランク、Cランクの3つに分けて・・・

(田中康夫 知事)
 もう一回言って、A、B、Cを。

(澤田祐介 副知事)
 全国の方が良い、私達よりも。

(田中康夫 知事)
 だからうちの県よりも他の県の方が、こういう表記に関して進んでいると思うのはA?

(澤田祐介 副知事)
 で、同じだなと思うのはB。うちの方がいいやと思うのはC。

(田中康夫 知事)
 いや、だけど、うちの方がいいやってのは何だ・・・

(澤田祐介 副知事)
 何故そうしたかというと、違うんですよ。Aからすぐに手をつけて、すぐにやっちゃいたいからです。緊急度がAです。まぁどっちでもいいんですけども、まぁとりあえずそういうふうに付けて、各部署で自分達の目から見て、そのABCのランクを付けて、来週、つまり議会の始まる前の日、11月30日までに経営戦略局の山口君の方までに、もう一遍これボリュームを厚くしてください。それから皆さん方の目で見て、例えば古本屋の買値が書いていない、書ける訳ないでしょう、それはね。これは無理なんですよ。寿司屋のネタが時価になっている。それは仕入値段があるから、仕入れた値段で今日の大トロはいくらよってことは書けるかもしれない。だけど、古本屋の値段は、これは無理でしょうが。だから皆さん方の目で見て、まぁ選んで頂いてもいいんですが。

(田中康夫 知事)
 これ、この中にガソリン入ってないじゃん。もう議論していたから入んなかったの?これ、まとめたの誰よ?

(澤田祐介 副知事)
 山口かな、山口がまとめてくれたのかな。山口君、それもう一遍入れてください。それも入れて、申し訳ないのですが、もう一遍見直して、皆さん方の目だけじゃなくて、良き消費者である皆様方のご家族の目から見直して見ても、「あれは変よ」というものを付け加えて、今言ったABCのランク付けをして11月30日までに山口君のところに出して頂くようにお願いします。で、出来るものからすぐに始めていきます。

(田中康夫 知事)
 で、これはいずれにしてもあの、これが全部ってことじゃないけども、まぁ基本的なことではガソリンとかはですね、値段を表記するというのを義務付けると、そうしてその代わりに例えばガソリンのその表示の札を木で作るとかですね、で、それを一緒に我々も協力するとか。そういうことも1つの観光だと思います。丸山さん、教育長、先程のたばこの件なんだけど。昨日えっと野池さんから報告を受けたんだけど、あっと米澤(教育次長)さんも一緒だったのか。学校でね、市町村立の小中学校で、あのいずれにしてもデータを出してもらってください。あの敷地内全面禁煙をしている所と、建物内禁煙している所と、建物の中でも分煙をしている。で、僕はこれ市町村の教育委員会の判断なのかと思ったら、長野市でも松本市でも、敷地内禁煙をしているところと、建物内分煙している学校って、多分これは校長の考えなのか地域のPTAの考えなのか、どうなったの?

(米澤修二 教育次長) 
 よろしいでしょうか?

(田中康夫 知事)
 米澤さんがやるの?丸山さん、たまには発言しなさいよ。自分がオイラと張り合えるポジションなんだから。報告を受けて把握しているんでしょ?

(丸山ナ 教育長)
 はい、あの敷地内禁煙を実施した経緯、あるいは理由について調べた結果、概略を申し上げます。これあの校長、教頭がリーダーシップを取るというところ、校長、教頭によって禁煙が実施出来たというところがあり・・・

(田中康夫 知事)
 いやだから、出来ている所、出来ていない所、だから概略は何なの?丸山さんが答えられなければ米澤さんでいいよ。どうするの?

(米澤修二 教育次長)
 すみません。じゃぁあの私の方でやらして頂きます。あの敷地内禁煙が出来た62校のところの理由、あの複数回答で調べましたら、校長、教頭のリーダーシップのところ、それからまぁ禁煙が少なくなった、PTAへの理解と協力があった、職員、養護教育からの提案というような、そういうあの理由によって進んでいる訳ですけれど、逆に言うと、そういうところが、校長、教頭のリーダーシップがやや少なめだと。それから喫煙者が多めだと。あるいはPTAの理解と協力を得ていないというようなことが浮き上がってきましたので、そういう方向で指導をして行きたいということでございます。

(田中康夫 知事)
 じゃぁ、いつまでにどういうふうにするの?丸山さん。特にさぁ、これ受動性の問題で、学校はやっぱりそうしていくべきじゃないの?で、している学校は表彰してあげたり、このシールを貼れるし、どんどんオハジョナ君も行ってあげたり、していない学校はやっぱり公表した方が良いんじゃないの?市町村立であっても。どう?

(米澤修二 教育次長)
 あのしていないところにつきましてですね、建物がまだ分煙というような状態のところ120校ある訳ですけど。その所にあの禁煙キャラバン隊じゃありませんけど、そういうようなチームを組みまして、首長さん方、それから地教委、それから各学校というようなところも回らせて頂いて、直接もう働きかけて頂きたいと・・・

(田中康夫 知事)
 って言うか、建物内禁煙のところと、建物内分煙のところの学校にはどうしてって、どってっていうアンケートを取って、それを全部公表したら、校長宛に。校長だって一応うちから給与出ているんでしょ、県から。市町村立だってそれは出向しているようなもんだわさ。コンピューターメーカーが、そのソフトを作っている会社に出向させているようなもんだから、そんなの取って、それを全部公表すればいいじゃん、ホームページに載せればいいじゃん。校長の名前書いて、教頭の名前書いて。

(米澤修二 教育次長)
 あの、市町村の名前、それから教育委員会の名前等、学校全部分かっていますので、あとそこにあの学校長名を付けてやるっていう作業は、あの準備をしております。

(田中康夫 知事)
 まぁだから別に、教育委員会は各市町村毎にあるんで、松本市と安曇野市が一緒に広域で教育委員会をやっているという話は聞いたことがないから、むしろその、何とか立、何とか学校っていうので書けば、どうなの丸山さん?丸山さんもたばこを吸うんだっけ?

(丸山ナ 教育長)
 私は25歳の時に止めています。

(田中康夫 知事)
 あぁ止めたんだっけ。

(丸山ナ 教育長)
 たばこを吸う人の気持も若干分かる訳ですから。

(田中康夫 知事)
 だから、そんなことを今聞いているんじゃないの。あなた教育長としてどうするの?今のやるよね。やらない?別に私は強要をしている訳じゃない。独立した機関の教育委員会の、議会で承認を受けた教育長としての覚悟を聞いているの。

(丸山ナ 教育長)
 あの、今、米澤教育次長が申し上げましたように、キャラバン隊を派遣いたしまして、首長さんも含めて・・・

(田中康夫 知事)
 だからキャラバン隊を派遣するとか、そんなことの前にそんなもの、あのすぐに同送メールかなんかでやれば今日中にアンケート取れちゃうじゃん。あの祭日明けの木曜日の朝までに各校長は、あの何故なのか理由を書いてきてちょって言えばいいじゃん。これも教育の介入?教育の介入だったら、じゃぁもう高等学校のことも私は陳情を受けない。でも、何でそんなことが出来ないの、教育委員会は、丸山さん?

(丸山ナ 教育長)
 はい、あのやります。

(澤田祐介 副知事)
 知事がそこに入ると教育の介入と言われるかもしれないから、じゃぁそれは医療の問題で、県の全員のお母さん達は、自分の子供が受動喫煙なんて絶対にNOだと思っているんですよ。だから、それでもなおかつ学校がやらないんだったら、きちんとしたことをやっているところと、やっていないところを全部分別して、きちっとマスコミに報道をして、あなたのところの小学校は喫煙が全く野放しですよとか、文化祭や運動会に行っても父兄はたばこを吸っていますよと。先生達も平気で裏でたばこを吸っていますよと。でも、違う、となりの学区はきちっとして・・・

(田中康夫 知事)
 いいね、そうなると品川区みたいに子供と親が学校を選べるというのは、公立で出来るようになるかもしれない。OKね?

(丸山ナ 教育長)
 はい、分かりました。

(田中康夫 知事)
 それでは部長会議はいったんクローズして・・・ 何だよ、あぁ駄目、時間だ。あなた(発表があることを)言っていないもん、駄目、終わり。






< 配布資料 >
○平成17年度12月補正予算案概要
○県議会平成17年12月定例会提出予定条例案の概要
○「たばこによる害のない信州」の実現に向けた取組みをさらに進めるために
○夜間勤務における受動喫煙防止の推進
○『ノー残業デー』をバージョンアップし、本庁舎の消灯を行います。
○中小企業の皆様を支援するための「バトラーサーヴィス」及び「ながの産業支援ネット」を開始します
○インフォームド・コンセント?調査とりまとめ
○長野県の財政改革の成果!
○各都道府県の県債残高と基金残高の増減状況(平成12年度から平成15年度)
○奇っ怪ニッポン「『消費者が見えなくなった』と呟いた中内イズム」 日刊ゲンダイ 2005.11.17
○田中康夫の東京ペログリ日記 リターンズ vol.79、80 週刊SPA 



  

 

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