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最終更新日:2005年12月12日


組織再編についての県民の皆様との

懇談会(上小地区)の要旨

 

                        日時:平成17年(2005年)11月24日(木)

                        場所:長野県上田合同庁舎 講堂

〜 見 出 し 〜

        あいさつ(長野県知事 田中康夫)
 
 県の組織再編は、20年ぶりのものです。
 組織の名称を変えるというのは、意識を変える上で大事なことです。
 組織を一緒にするのは、縦割り行政の弊害を変えて一緒にチームワークで仕事をしていくいくためであり、地域全体を統括する地域本部長を置き、明確に責任を行使するようにします。また、市町村への権限移譲は、市町村の実情に応じて行っていきます。土地改良 事業については、森林から流れる良い水が、良い土壌の田畑に入ることでより良い農作物ができる、量の拡大ではなく質の充実によって高付加価値の農産物を生産していくことができるように していくということです。農業関係の試験場については、長野市松代を中心として試験研究を行っていたものを分散し、より地元に密着してきめ細かいサーヴィスを行います。地域本部長のように集約してより迅速な判断をすることと、分散をしてより細かいサーヴィスを行うことの2つを組み合わせて今回の組織再編を行います。

 財政の再建をしながら、同時によりきめ細かい行政サーヴィスを行うというのが
今回の組織再編であり、入札制度改革や木製ガードレールの設置など、環境だけで
なく、お金や仕事も循環型にしていく施策を進めてまいります。

 

 (地域の皆様のご質問・ご意見・ご要望などの概要と回答)

1.Q:県の組織を全て地域から考えていくということは大変いいと思います。縦
    割りではなく、横断的にしていくという考え方も賛成です。男女共同参画
    の推進について期待します。
  
A:意欲のある者については、男女を問わずチャンスを与えてきており、女性
    職員も課長などを目指して欲しいと思っています。女性の課長は、本庁舎
    においても増えています。


2.Q:
組織の再編により長野県がよくなることを確信しています。地方事務所が
    改革されてスピーディーによい結果が出るようにお願いします。また、税
    金を使って県会が開かれているので、議論されて賛成多数で決まるような
    議会になって欲しいと思います。

  A:皆さんへのサーヴィスをよりきめ細かくしたい、そして職員がそうした気
    持ちの中で意識をより県民に向けたいという中で、サーヴィスを充実する
    ために、この20年ぶりの組織再編が必要です。
    議会の方々は、今度の12月議会でこの条例に賛成なのか、反対なのか、あ
    るいは修正するのか、意思を示すべきです。


3.
Q:畜産関係や酪農関係の方も県民の中には沢山いると思います。そういう人
    達に高度な専門技術を直接伝えるような部署を設けて欲しいと思います。
    信州ブランド・観光戦略局が設置されることは素晴らしいことだと思い
    ます。農畜産物の地域ブランドづくりの支援をお願いします。

  A:信州ブランド・観光戦略局、農業自律局の農業生産振興チームや農産物安
    全安心チームなどで、縦の系列だけではなくて、横にチームを組んでサ
    ポートをしていきたいと考えています。


4.Q:
組織再編の全体のスタンスは、とてもいい方向だと思います。男女共同参
    画について、もう少し目に見える形で組織編制に入れていただければ、と
    てもありがたいと思います。

  A:少子高齢化の問題や男女共同参画の問題について、地域活性局だけでなく
    経営戦略局の中のチームにもその部分を明記してクロスチェックでやって
    いくようにしたいと思います。県へのご相談については、お客様相談窓口
    として、コンシェルジュや信州コールセンターチームがありますので、き
    ちんと対応できるようになっています。


5.Q:
林業の仕事がなく、山も荒れ放題となり心を痛めています。山を何とかで
    きないかお聞きしたい。

  A:木の幹を太くして価格競争力を高めるため、これからの10年間で25万ヘ
    クタールを間伐していきます。また、公共事業が減る中で、土木建設業や
    NPOの皆さんが森林整備の仕事に参加できるよう「信州きこり講座」を
    実施しています。また、切り捨て間伐の木を使って、木製ガードレールを
    整備することにより、本県の中での循環経済を進めていきます。


6.Q:
福祉コンシェルジュについて現場を回っていただき感謝するが、困ってい
    ることを伝えても、あまり回答がありません。また、財政の切り詰めは
    あっても、教育問題には力を入れて欲しい。
  A:お伺いした職員が誰であったかお聞きし、どこで動脈硬化を起こしたのか
    調べて、早急に対処いたします。現場は大事ですけれども、現場に行って
    何を感じて何から始めるかという意識が職員にないと何も変わりません。

    今回の組織再編についても、皆さんの目が行き届く場所に職員を置きま
    す。長野県に誇りを持っている方も、教育には忸怩たる思いではないかと
    思います。組織、信濃教育会、教職員組合のための教育ではなく、児童と
    地域のための教育でなくてはなりません。60歳まで安定しているから教
    員になるなどという方ではなくて、一つの目標を持って、目が輝いている
    ような人に教員をやって欲しいと思います。

7.Q:カラマツ材の利用が問題になっていますが、こういう材料を使って治水の
    ための川の中に水制工を兼ねた魚礁を造っていただくことが、長野県のこ
    れからの水産資源の保護等にも結びつきます。また、蛇行しながら水勢を
    抑え、その淵々によってきれいな水を作っていくという千曲川本来の川づ
    くりに力をお借りしたいと思います。

  A:すごく大事なことで、脱ダム宣言も森林整備もそういう精神でやっていま
    す。すごく本質的なお話ですので、それを県の事業で行えるよう
    にしたいと思います。


8.Q:これまで鳥の飼育は農政部、処理から出荷は保健所と、縦割行政で仕事が
    されてきました。現在家畜保健衛生所の指導の下で鶏を飼育しています
    が、愛玩用の鳥などから,A型インフルエンザウイルス汚染が心配されて
    います。県は今後どのように対応されるのでしょうか。

  A:畜産関係のそれぞれの生産者に必ず1人担当者を明確に付けて、職員が

    サービス担当者になってお話を聞くという商工部で行っているバトラー
    サービスと同様のものを行いたいと思います。
    インフルエンザについては、本県は日本で最も早くから、農政部、衛生部
    社会部といった様々な部局を含めて、医療の点からも感染経路の面からも
    どう対応するか会議を行っています。途中経過も含め、様々なメディアを
    通じてご報告申し上げたいと思います。

1 開 会経営戦略局参事 淺田耕治

 こんにちは。平日のお忙しい中、組織再編に係る懇談会にご参集いただきましてありがとうございます。

 まず最初に田中知事からごあいさつをさせていただきまして、その後担当の方から正面のスクリーンを使いましてご説明をさせていただきます。お手元の資料は1から4を中心にご説明させていただきます。

2 あいさつ(長野県知事 田中康夫)

 皆様、今日はお忙しい中をご参集いただきまして誠にありがとうございます。県内の10広域毎に県の組織、実は20年ぶりの組織再編であるわけでございます。皆さんがご勤務しているそれぞれの会社、お客様の目線に立って事業本部であったり分社化をしたり、あるいは役員会議のメンバーが変わったりですね、それぞれ独自の事業をやっていてもお客様に分かりやすい形で部署の事業部の名称が変わるということは多くあられようかと思います。本県は20年間同じ組織でやってまいりました。実は課の名前等は私どもが部長会議等で議論をし、判断をすることができるわけですが、例えばこの地方事務所という名前、私が5年前に知事になりました時には長野県の本庁舎の中で総務部の中に地方課というものがございました。これは当時県内に120市町村がございましたが、120市町村の様々なお手伝いをする課の名前が地方課と言ったんですね。私は当時、語感として大変奇異に感じまして、といいますのは、全国で4番目の広さを有します信州・長野県では、全て220万の長野県民は、全て同じ長野県民でございます。ところがこの市町村のことを県から見て地方と呼んでいると、やはりこれは当時3階と呼ばれましたところの人事課、財政課、秘書課、そして今申し上げました地方課というのがあって、そこに勤務している者が何か県を牛耳っているエリートだというようなことを当時の部局長から言われまして、私非常に不思議に思いました。ですのでこれを市町村課とさせていいただきました。名前を変えるというのは単なる言葉遊びではなくて、人々の意識を変えるうえで大事なことではなかろうかと思うわけです。ところがこの地方事務所でありましたり、あるいは本県では社会部と衛生部というふう分かれております。社会部というのは皆様の福祉を扱う場所でございます。高齢者であったり障害者であったりの福祉であるわけでございます。衛生部は医療を扱っております。けれどもお年を召されれば医療と福祉はある意味同じであります。小さなお子様もまた同様でございます。

 今日は私どもの新たに選任されました副知事の澤田祐介も同席をさせていただいております。現在の東御市あるいは旧東部町にお住まいの方々はご存知かと思いますが、澤田は東海大学の救命救急センターの所長の教授として救命救急の第一線に携わってまいりました。妻が諏訪出身ということもありまして、病院というもののそれぞれの地域の拠点の中に福祉の部門も一緒に置いていこうと、あるいは消防、救急がございますが、ある意味、救命救急士の方々も消防署に勤務していても目指すことは福祉や医療で同じでございます。そのことをまず旧東部町で行うということで実践をしてきた者でございます。

 私どもは、この社会部と衛生部、これは福祉と医療ですし、またこうした部署が二つに分かれているのは47都道府県中、本県を含めて2県しかございませんでした。ですのでこの部署は一緒にさせていただきたい、一緒にするということは決してサーヴィスを低下させるということではなくて、一緒になることで縦割り行政の弊害を変えていくと、一緒にチームワークでやろうということでございました。2年前に提案させていただきましたが、このときに県議会が、こういう事は県全体の組織再編まで待ちなさいと、逆に言えば早く組織再編をやりなさいというお話でございました。この後、私どもの行政システム改革チームのチームリーダーの小林資典がご説明しますが、お手元のこういう形、袋に入ってなくて、お手元の外の方に皆さんのところにお出ししてある資料がございます。その資料の1、2、3、資料の4、ちょっと縦長で2枚くらいついた紙でございますが、ございますでしょうか。なくても置いてあるはずですので、のち程ご覧いただければと思いますが、これは実は、いまから3年前に県議会の超党派の委員会が県議会の議長あてに報告書を出したものでございます。3年前の平成14年10月17日と、下の方にずっとご覧いただきますと改革としてスピードを重視しなさいと、それからコスト意識の徹底をしなさいと、そして真ん中あたりに少し線のところがございますが、地方の創意工夫による自立的な地域経営の要請、多様な行政ニーズへの効率的な対応をせよというようなことが載っております。私ども今回ですね、一つ従来の保健所、建設事務所、そして地方事務所、それぞれ名称が少し変わります。地方事務所が地域振興事務所に変わります、地方という言葉ではなくて地域に立脚した振興をしていこうということでございますが、この全体を統括するものとして地域本部長というものを置かせていただきます。これは屋上屋をつくるということではなくて、例えば大規模な災害が起きたというような場合、このときはやはりよい意味で判断をする人間が明確に責任を行使しなければなりません。何人も船頭が多くてはいけないわけでして、会議になってしまいますので、そのために地域振興事務所だけでなく地域本部長のもとに、福祉の部門も健康の部門も建設の部門も関係があれば一緒にやるという形でございます。

 地域本部長は同時に独自の予算を提案していくという形もできます。既に来年度予算に向けて少し進めさせていただいております。全県一律で行う予算と、やはり地域の実情に応じたきめ細かい予算、のち程澤田がご説明するときにあるかもしれませんが、少子高齢化社会といえども本県の一番南の端にある天龍村は高齢化率が50パーセント近いところでございます。同じ伊那谷にございますが南箕輪村という伊那市の少し北にございますところでは、逆に高齢化率は20パーセントを切っております。そうしますと例えば、一律に障害をお持ちの方に行う福祉に加えて高齢者の場合にそれぞれの地域ごとに、よりきめ細かい予算、あるいは事業、あるいは人員というものが必要でございます。これは勝手に地域がやりなさいということではなくて、常に知事や本庁舎の部局長とも連絡をとりながら、それぞれの地域本部長がこうした問題に対処していこうというのが今回の組織再編の大きな点でございます。

 資料2という資料があると思いますが、1枚目のところはそうしたお話をさせていただきました。ですので地域本部長というものが予算の提案もできるという形です。2枚目のところをご覧いただきますと、市町村への権限移譲をしなさいと書かれておりますが、これに関して私どもは、よく国は皆さん地方分権だといっておりますけれども、一方でご存知のとおり皆様の周りの市町村長からお嘆きの言葉を聞かれるかもしれませんけれども、例えば年末になって普通来年度の予算というものは議論して決めていかなければならないですけれども、12月とか1月になってですね、2年前には12パーセントという交付税を削減したんですね。もし長野県がですね、市町村に支援をしている事業を削減したら、年末になって12月になって12パーセント削減したら大変でございます。県内のマスメディアはテレビも新聞も大騒ぎになって、とんでもないってなるはずなんですけれども、私と違って人徳のある方が首相だと、12パーセント切っても誰も黙ってるんです。こんな話をするために来たのではありませんが、つまり県から権限移譲しましたと、どうぞ市町村がやってくださいといっても県より財政は苦しいわけでございます。ですからこれに関しては介護保険の制度を思い浮かべていただければと思います。介護保険というのは色々なメニューがございます。その中から、うちの地域はこの介護保険のメニューはやりましょうと取捨選択しているわけです。これはよりきめ細かいことをするということです。ですので本県は、権限移譲をする内容も市町村長からの要望があって、きちんとメニューを示しておくと、それではこれはうちでやりたいと、やりたいけれど例えばスタッフは3年間は保健師を県から派遣してくれないかと、あるいはここの予算は少し県が見てくれないかと、あるいはこれは広域連合でやりたいとか、3つの市町村で、例えば下伊那郡の場合には、下伊那郡の要請を受けて北部、西部、南部というふうに「ふるさと振興局」というものを設けさせていただいております。これは何かというと、例えば保険の点数の計算、小さい村ですと、村ごとに一人づつ担当を置くとそれだけで職員がとられてしまうわけです。ですから3つから4つの市町村が1つ事務所を置こうと、そうすると職員をどこからか1人派遣しようと、その分ほかの仕事を元々の役場で出来ると、そこに県の職員も1人駐在して手伝わせていただくというような形をしております。ですから権限移譲というものはですね、そのようにそれぞれの実情に応じて、お金のこと、人のこと、そして逆に、この部分は引続き県でやってほしいというという事もできると、県がかってに一律に決めてやりなさいといったら混乱をきたしてしまいます。こうした形で権限移譲はむしろ市町村の実情に応じてやっていこうという形でございます。

 それから3枚目のところでございますが、土地改良の事業の話がございます。土地改良の事業、本県は農家戸数が全国一多いわけですから、農業の振興ということは大事なことでございます。概ね戦後60年土地改良事業というものが行われてまいりました。ある意味では昔から土地改良だけでなくて、かん漑ということも江戸時代等から行われているわけです。そうしますとよい農業のためには土壌がよいということ、そしてそこの水がよいということが大事なことではなかろうかと思います。むろんこれからも土地改良事業というものが必要であるわけでございますが、しかしながら田んぼや畑の区画を、ある小さな田んぼではなくて、一定の規模にしていく、そして土をきちんとよい土壌にしていく、これは60年間皆様のご協力を得て行ってくる中で、私どもはそこの土をよりよくするには、例えば宮城県の漁業の方々はカキを作っておられます。よいカキが作られるためには上流の森林が広葉樹になってくれなければ困るということで逆に漁協の方が森林整備をしているというような時代でございます。そういたしますと私ども森林整備の予算は、私が知事になって財政厳しい中で約2.5倍にさせていただいてきております。今後の10年間で25万ヘクタール、民有林の約4分の1をきちんと2列残して1列削るという列状間伐、あとこの50年間の中で、今針葉樹が6割占めておりますけれども逆に50年間で広葉樹を6割と逆転させていくというようなことをいたしております。そうしますとこうした森からよい水が流れてきて、よい土壌のところの田んぼや畑に水が入ることでよりよい農作物ができると、これからは量の拡大ではなくて質の充実によって消費者の方々によりご納得いただいて高付加価値な農作物にしてゆく。皆様も確かなもの、安心なもの、安全なもの、それですとお豆腐が10円高くてもご納得なさってそのお豆腐をお買い求めになります。その意味で言うとこれからの農業のためには水という観点を加味して土地改良を行っていこうと、これがですね環境森林局という部署の中に土地改良を置こうということでございます。ただ、これは決して土地改良の専門家がいなくなっちゃうということではございません。そして農業の部分は農業自律局という形になります。私どもは例えば厚生労働省というふうに国では言いますが、労働行政に関しては従来から商工部が扱ってきております。あるいは農林水産省といいますけれども、森林が8割占めるので林務部と農政部と二つに分かれております。つまり、土地改良の専門家というものが水や環境や森林を守る部分と一緒になることによって、循環型の上流から下流までのことを一緒にやろうということでございます。これは下水道に関しましても国土交通省が下水道で農林水産省が農業集落排水で環境省が合併処理浄化槽ですが、これは課の単位ですと条例ではなくて移動ができるということで、既に水環境課というものを設けて一元的に行うようにいたしております。こうした中で土地改良を位置付けております。

 その他、お手元の紙の一番最後の方にこういう長い農業の紙があろうかと思います。これは、今までは松代に農業の試験場がございましてここでほとんどのことを行っておりましたが、長野県は非常に広い県ですから県内4か所にそれぞれ試験場の分署みたいなものがあったものをそれぞれの地域に合わせていこうと、例えば野菜研究、野菜や花き、これは今まで標高300メートル程の松代でやっておりましたが、ある意味では私どもの県の野菜の主たるものは高原野菜ですので塩尻にある標高650メートルの場所で今後そうしたことを行っていく。そしてまた南佐久の小海町には南佐久ふるさと応援ステーションというものを役場の中に設けさせていただきました。まあ佐久も大変に南北に長ごうございます。で、ほとんどの機関が佐久の合同庁舎にございました。ただ農業も今後、小諸に東信地区の農業の技術のセンターを農業大学校の中に置いてまいります。ただその中でも、それこそ野辺山あたりの高原野菜をお作りになっているところに農業の技術者が毎日伺うとすると往復で小諸から2時間以上掛ってしまうわけですね、これはロスですので逆に小海町に私どもの職員が駐在をして高原野菜を一緒に地元の畑のところで研究させていただくと、つまり、より地元に密着して行わせていただくところと、それぞれの地域の中で福祉や建設も一緒に地域本部長が行っていくと、こういうような両方の集約をして、より迅速な判断ができることと、また分散をしてよりきめ細かいサービスができるようになること、この2本を組合わせるというのが今回の組織再編でございます。

 こちらの封筒をお出しいただきますとこのような縦長の本県の財政改革の資料がブルーので入っているかと思います。本県はもう皆様ご存知かもしれませんが、これの4枚目をご覧いただければと思います。今年は平成17年度でございますが、昨年の平成16年度に本県は実は昔の古い言葉で言えば禁治産者つまり長野県が財政破綻を起こして倒産してしまうというような状況でございました。巨額の借金を抱えていたわけでございますがただこういったことはほとんど県民の方にご報告を本県はかつてしていなかったかと思います。これをご覧いただくとわかるように平成16年度に赤く△340億円と書いてございます。ここになってしまうと赤の横に点線が引いてありますが約220億円の赤字になってしまうと本県は財政再建団体、これはどういうのかというとですね国から30人学級ですとか宅幼老所とかいろいろ長野県独自のそんな福祉や教育をやってるような余裕はないでしょと、国が言ったこと以外の行政サービスはしちゃいけませんと言われちゃうことなんです。そうしますとせっかく皆様のお子様やご高齢の方のためにやってたことが2、3年でできなくなっちゃう。そこで本県は様々な行政改革をさせていただきました。この1枚前のページをご覧いただければと思います。プライマリーバランスというこれは実は小泉さんも最近よく使ってるんですが、単年度収支といって財政をその年だけでも黒字にしようということです。日本は小泉さんになってからの4年間で皆さんご存知のように250兆円借金が増えました。今日本全体で1千兆円借金を抱えておりますから国全体の借金の4分の1がこの4年間でできてしまったということで、借金を4分の1も増やしてしまうのが構造改革ということになると辞書の中身を変えないといけない位でございます。国は今だにこのプライマリーバランス単年度が借金をする額の方が多いという赤字でございます。この矢印が上に棒グラフになってるのは赤ということです。下になりました。私ども実質6年。これはですね借金をする額よりも借金を返す額の方が多いということでこれは黒ということです。このプライマリーバランスを6年連続黒にするということは、私も新党日本というちっちゃな政党をやらせていただいておりますが、これは逆にいうと長野県の改革を長野県の方にお伝えする、この間も松本で会合をやりましたら、こんなに財政改革をしてるってことは私は今まで地元の新聞読んでたけど全然わからなかったよというご質問が相次ぎました。そういうご発言があったことも新聞には残念ながらなぜか載っておりませんでしたけれども。これ、総選挙の翌日に武部勤さんが各党首の90分の討論会に私も出たら最後に、長野県のような財政改革を国もやるんだって、やおらNHKでおっしゃられまして、私は誉め殺しに合ってるのかと思ったんでございますけれども、まあ、本県と同じようなことをしていくということでございます。前のページをご覧いただきますと本県はこの4年間で547億円借金を返済をしてまいりました。全国で借金の額がこの4年間で減ったのは東京都と長崎県と長野県の3県だけでございます。他の県は借金が増えております。また、この3県の中で同時に基金と呼ばれている貯金がございますがこれの切り崩し率が一番低いのも長野県でございます。つまり基金を残しながら借金は一番全国で減らしているということでございます。そして本県は福祉、医療、教育、環境あるいは観光、森林といったようなところに予算を向けることによって、これらは人が人のお世話をして初めて成り立つ領域ですので、ある意味でこれは21世紀の雇用になります。本県は有効求人倍率は1.06という数字であります。これは100人の方がお仕事が欲しいといった時に100個ハローワークに行くと仕事があるのが1.0でございます。全国的にはまだ1.0にいっていない県が多くございますが本県は1.06という形です。また、完全失業率というか失業している人の率は全国で同率の県が3県位ございますが全国で3番目に失業率は低いと、つまり仕事の数の方が多いという形でございます。つまり、私どもは財政の再建をしながら、同時によりきめ細かい行政サーヴィスを今度の組織再編で行い、そしてそれぞれの方々がこの南北に長い東西にも幅広い県の中でそれぞれ皆信州の一員だということに喜びを感じていただけるようなサーヴィスをしていきたいと、それが今回の組織再編でございます。このあと小林の方からお話を申し上げます。

 あと入札制度の改革をしていることも中に入っております。脱ダム宣言というのもダムを造ることも72.5パーセントも国からお金が来ますが、実は80パーセントが県外のゼネコンにお金が支払われていると、持ち出しな訳でございます。とするならば、もっときめ細かい土木建設業にしていこうということでございます。小泉純一郎氏になりまして、公共事業は国全体で35パーセント4年間で減っております。しかしその中で私どもは建設業の方に福祉の宅老所をやっていただいたり、有機農法をやっていただいたり、あるいはこの地域でも環境に配慮した木のチップで舗装をしたりとかこういう方に助成をするようにいたしております。木製ガードレールも同様でございまして、カードレールは全国で5社しか作っておりませんでした。鉄のガードレールは。するとガードレールは敷設しても敷設の費用よりも材料費で支払われる方が多い、つまり県外にお金がいってしまうということです。これを観光客の方が紅葉の時に写真を鬼押出で撮ってもガードレールが白いとどうもなんか気分が違うというお話を聞いて、林道は規準が違うので木で橋の欄干を造っている場所が木曽にございました。ならば木の中に鉄柱を入れて耐久度を同じ鉄とガードレールにしようということで、県内の土木建設業の方が3つ手を挙げてくださって、そこに助成をいたしまして、茨城の筑波の自動車試験場でトラックがぶつかってもガードレールと同じ耐久度であるというのが県内で敷設をしている木製ガードレールでございます。これ全部今まで切り捨て間伐といって、間伐しても売れないので木が山に放置されていたその木を使って中に鉄柱を入れて、ガードレールになっております。これは全く耐久度が同じ、ほかのところにございます皇居の周りにあるのはジョギング用の木の柵ですので、これはトラックがぶつかることは想定しておりません。これは私どもの県内でできることはよい意味で循環型は環境だけでなくてもお金も循環型にしていこう、仕事も循環型にしていこうということでございます。その意味では今回の10の地域ごとにきめ細かく地域本部長をおくのも各地域の中でできる循環型のことは県が一緒にやっていこう、ただし、その本部長が県の知事を始めとする者とも、いつも報告・連絡・相談を欠かさないことによって、県全体として目指すことが地域でも充実できるようにしようという思いでございます。このあとご説明申し上げ、ご質問を皆さんからいただき、またお答えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

3 資料説明

 (省略)

 4 懇談概要

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1.Q:県の組織を全て地域から考えていくということは大変いいと思います。縦
    割りではなく、横断的にしていくという考え方も賛成です。男女共同参画
    の推進について期待します。
  
A:意欲のある者については、男女を問わずチャンスを与えてきており、女性
    職員も課長などを目指して欲しいと思っています。女性の課長は、本庁舎
    においても増えています。

(上田市 女性)

すべて、地域に割っていくという考え方は大変いいかなと思います。縦割りでなくて、横で縦断的にしていくという考え方も賛成です。ひとつ不安な面があります。この2年間私どもは、女性たちは、男女共同参画課、参画課長というものがいなくなって、コモンズの中に男女共同参画係という人々がいるだけになり、いろいろな例えば審議委員会が開かれないとか、参画行政について停滞したのではないかという不安感を感じました。これが長野県の、国の男女共同参画社会基本法により謳われている21世紀のおけるわが国の最重要課題であるという男女共同参画というものを進めていく上で長野県の大変汚点になるのではないかと心配しております。それで、新しい編成案をインターネットで見させていただきました。確かに地域づくり局の中に人権尊重、男女共同参画、少子高齢化対応の文言がありますので確かにそこに係はできるのであろうと思います。10地区全部にできるのであろうと思います。が、経営戦略局という知事直属の部門のところが、ここに、これは県庁に置かれるのではないかと思うのですが、ここでは部局間の横断的な重要施策の推進をしますとか、中長期的な政策方針の決定とかありますが、そこに男女共同参画とか、人権尊重という言葉が一言も見当たりません。経営戦略局の役割と主な業務というページも見させていただきましたが、ここにも何もありません。で、ずっと見ていきますと政策促進チームというところがあります。これは「各部局に関連する政策に関し総合調整を行い、県が推進する施策の効果的な執行を支援します。」とあります。ここへぜひ、すべてに優先する形で人権尊重、男女共同参画という視点を入れていただけるのがベターではないかと思います。フランスでは、2000年にパリテの思想が憲法に入り、2001年の選挙で各議員が46パーセント、国会でも、を超えるところが出るようになりました。そして、このパリテの思想を盛り込んだところで、各部門でいろいろな政策が行われた結果、日本で今問題になっている合計特殊出生率1.29で、これがもう3年間1.29からちっともアップしてきません。いろいろな手を打っても効果がありません。ところがフランスは1.2のところから今どんどん1.8になり、1.7になったかな、どんどんアップしてきております。で、男女平等ということが非常に行き渡ってきている。しかし、それでもまだ不足であるということで、今年の5月大統領がまた、新しい法令を出しました。何を出したかっていうと、男女の賃金比がそのような政策を打ったにもかかわらず、女性は男性の80パーセントであるこれは大変残念なことである。先進国であるフランスとしては大変残念なことであるので、男女が同一賃金になるように努力せよと、いうことを言い出しました。というところです。翻って日本を見ますと、日本はせっかく男女の賃金比が1.67、1.7まで行きそうだと思ってたら、いまや、あ、1.7じゃないごめんなさい。6割までこえそうだと思ったら、不況等やらで女性の平均給与は、男性の50パーセントです。大変厳しい状況になっています。というようなことを考えますと、このパリでの考え方をぜひ、長野県の県政に入れていただきたい。この、今、再編成する部局の中に、例えばねパリでの思想で行くとそこに並んでらっしゃる男性、いま、10人いらっしゃいますか?そのうちの半分は女性が欲しいですね。半分とは行かなくても、4人までは女性が入って欲しい。ぜひ長野県知事の田中康夫さんにそのようなことを期待します。以上。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 はい、今お話がありました点、もともと私が就任したときは、同和対策課という課が人権問題を扱ってたんですね。ただ、これはかつて、水平社宣言というものが奈良の地で出されたときには、これはもう明らかにですね、身分の格差、格差というよりは身分の差別が、明らかにあったわけでございます。私たちはですね、同和という観点にのみ、限定して対策を行なうような課という形ではなく、これは広く人間が人間らしく生きられてるかどうか、本県は繰り返し年齢や性別、経歴や肩書きあるいは国籍や障害を問わずですね、自律的に生きる意欲のある方に開かれた物事に挑戦する機会を与えるということを掲げております。この上田の地にもですね、多くのブラジルからおこしになったポルトガル語を母国語とする方々等がいらっしゃいます。こうした方々の師弟を支援するというためのサンタ・プロジェクトと、これは日本の法律でこうした方々、例えば2年3年いらっしゃる方のですね保育所というようなものを、ポルトガル語でなさっているところにですね、これらの方々のご両親は働いてらっしゃれば、県民税も実は払っているわけでございます。国籍こそ日本ではございませんが、県民税は払っております。ということは私どもの等しい県民でなくてはなりません。しかしながらこうした保育所に県費を用いるということは、これは法律上許されていないのが、残念ながら今の日本なんですね。で、こうした中で多くの企業や個人の方のご協力を得てこうした方々を支援するというようなプロジェクトもやっております。で、同時に私どもは人権尊重課というふうに、同和対策課の名称を変えました。ただあのこの時にですね、おそらく多くの方も、身分差別はいけないということは感じてらっしゃると思います。しかしながらあの、今までの長い歴史の中でともすれば人権という言葉であったりですね、この言葉をその通りなんだけれども、なかなかその言葉に様々な複雑な思いがあってですね、虚心坦懐にその言葉を一緒に分かち合えることができないというのも残念ながらこの、人間の私は性の現実じゃないかと思うんですね。で、そうした時に実は私どもがコモンズと申し上げているのも、集落と言えばいいじゃないかとおっしゃるかもしれませんが、集落と言われたときに先ほど私どもが地方課と、市町村行政をやる課のことを地方課と読んでたと、まさに私が思っているのは、長野市イコール長野県ではございません。長野県イコール長野市でもございません。県内のこの各地に住む方々が皆長野県ですし、ある意味では筑摩県、中野県という県も廃藩置県の時にでき、あるいは信州というような言葉は、古文書を見ると8世紀9世紀からあると。この中で中野県や筑摩県というような役場が不審火で焼けた直後に、善光寺の下の小さな字であった長野という地名が県全体の名前になったわけです。岩手県は盛岡市ですし愛媛県は松山市です。県庁所在地名と県名が異なるところはございます。かつて私どもの県は3階にあった知事室の前に、南信や東信や中信のですね、市町村長が何時間も行列をして、長野詣でと言われて知事に会うために時間を費やすというような形がございました。これも意外と県外の方の方がですね、週刊新潮等が特集してご存知で、県内の方が最も知らないと。本県の財政改革も県内の方が最も知らないで、県外の方の方がよく知っているという不可思議な現象が起きております。私が東京のテレビに出て伝えるのも県内の方にお伝えするために行っているのでして、これが県内で報じていただければこんな手間を取らなくてもよいわけでございます。県内の方にお知りいただく手段がないので、あえて県外から電波を流さざるを得ないという不可思議な現象が起きています。

 別に地域が鎖国するわけではございません。地域は横の地域とも協力するし、市とも協力するし、県とも国とも協力する。ただ、上からの上意下達じゃないと、いうことのためにあえてコモンズという言葉を使い、宅養老所であったり、コモンズの発想だということであります、5年、6年たったときにこれも、あ、そうか、昔は集落という意見言えなかったのは、こういうことも言えるなとなれば、6年たったときには、あえて集落という言葉に戻しても、そうしたこびりついたイメージはなくなると思います。すると人権尊重という言葉は、なかなか、やはり、人権という言葉に、あえて目を向けない方がいらっしゃっている。過剰に反応する方がいらっしゃっている。その中で先ほど「パリテ」というフランス語の言葉をお使いになりましたが、私ども人間尊重課というものの前にあえてユマニテという言葉をつけた。これは、何でつけたのかといえば、本当、生きとし生ける物課にしたいと思ったわけですね。それは、長すぎると職員に言われました。ただそれくらいにまでしないと、今まで確かに人間を尊重するのは大事だと思っていても、人権という言葉を声高におっしゃっている方々がいらっしゃったりすると、どうも分かるんだけどもちょっと身構えてしまう人たちの気持ちを一回解きほぐすには私はですね、まさに宗教の仏教を超えた形で生きとし生けるものをみんなが大事にする、尊重するんだと。この中でかけっこがあるようにお互いに秀でたところをですね、いい意味で競い合う、弱肉強食じゃなくて、競い合い又そうでないものを助け出すと。この中でユマニティというのはまさにフランス語で「人間性」ということでございます。人間らしく生きるということでございます。で、これはあの決して私はカタカナだから付けたんじゃなくて、そのくらいのことをしないと中々その人権という言葉にですね、どうも拒否反応や先入観をお持ちの方がいらっしゃるということです。で、これは今後私どもの中には、この資料1でご覧いただくと資料1の中でですね、県全体の組織図は、16ページですか、これでも組織再編案のページ数がいろいろ−すいませんね−組織再編原案18ページって書いてあって下に16ページって書いてある。これもお客さんを考えないままこんな資料を作っているってのはもう、申し訳ない限りですが、この中に新しくなるところでですね、地域活性局というのが出てまいります。で、この中に私どもはユマニティ尊重チームというもの、あるいは外国籍等の方々等に対しては生活文化国際チームという、これは課でございます。で、なんでまた「チーム」って使うんだと。「ユニット」って何だっておっしゃいますが、実は私ども「係」というのがございます。これのこと私が知事になった時驚いたのは「島」って呼んでいるんですね。ウチの県は海が無いのに何で「島」っていうんだろうと思ったら、「係」のこと「島」って言って、同じ課の中なんですよ。ところがこっちの係が忙しくて残業してても、こっちの係の人は手伝わないで帰ってっちゃう。手伝ってもらえば、わからないところは、パソコンに打ち込むようなことは手伝ってもらえるはずなのに、隣の係の人に言うと何か情報が漏れちゃうとか、隣の係の人に声掛けると自分たちが仕事が遅いように見えるのでちょっと癪だとか、こういう妙な縄張りがあって、同じ課の中でも「島」と呼んで、係ごとに仕事の情報を共有してなかったんですね。ですから、この言葉を1回変える意味ではチームワークなんだからチームという言葉を使おうということでございます。あの今、男女共同参画ということ、実は確かに北欧とは、フィンランドをはじめとして女性が大きく進出しております。ただ、これもですね、ある意味では私ども女性の職員も多く係長や課長に登用する、女性の方を専門にこういう仕事につきたいという方々を私面談をしております。あるいは、若手職員も含めて市町村に駐在している職員200人くらいおりますので、こうしたものも含めて、年間500人くらい私は塩尻の林業総合センターの森の中の知事室分室で面談しております。ガラス張りの知事室ですと外で皆さん見ているのでなかなかしゃべれなかったりしますので、森の中で話すとですね、本県の県民らしさに戻ります。ただ、ここにご応募なさらない職員も大半を占めるんですね。そうするとやってほしいと思っても、ご本人に、「やーあたしはこの事務作業でいいんです。」といわれてしまうとですね、それをしたときに、また周囲が理解あるかどうかじゃなくてご本人の、やはり、やる気の意思というのも大事です。その意味では、本県が女性職員を育ててきてないということは、大きなこれは反省だと思います。同時に男性職員も、やはり、研修とかその人の能力を引き出す研修とか行われてきてなかったと、私を含めて前任者の時代からの大きな反省だと思っております。この中でひとつ考えておりますのは、私ども、たとえば一方で、8,000人いる行政職の中で、中で自由恋愛で結婚して、県職員同士で共稼ぎを引き続きやっている方が1,100人おります。で、そうしますと、これまあ、あの公務員の給料というのは、100人規模の、100人以上の雇用をしている会社の平均値よりも低くするか高くするかなんですけれども、長野県内考えればですね、100人いらっしゃらない会社ってのが逆に大半なんですね。ここに、皆さんが民間との給与の差は相変わらずあるじゃないかというお話になります。これ、教員の世界でも、おそらく、多くのものが共稼ぎでございます。私ども、今、澤田を中心にですね、副知事の澤田を中心に、少子高齢ということで、お子さんが生まれた方にお金を差し上げるという方法もあるかもしれませんが、むしろ、やはり、ある意味では、お子さんが小さいときにスキンシップをすることは父親も大事ですし、わけてもお乳をだされる母親は大事なことだと思います。ただ、その方々が本県は女性の働く率が全国で一番高い県でございます。そういうことは、それだけ働く意欲のある方が、子育てのとき、仮に仕事をおやめになられても、再び仕事に戻れたり、あるいは、県のなかでもですね、逆に私は、県職員になりますとどうしてもやはり県職員の仕事の流儀を覚えて言ってしまいますので、ある意味では、県庁舎の中、地方事務所の中に地域のですね、まさに農村マイスターと同じような女性の方とかがですね、わいわい仕事を一緒にしているというくらい、これ、守秘義務さえ守ればいいわけでございますから、そうした方法の雇用をどのように生むかということを今、澤田も考えているところでございます。

 ですから、今ご指摘のように男女共同参画という名前の部署ではないじゃないかというご意見ですが、むしろまた、大変失礼な言い方ですけれど、男女共同参画というと、またこの言葉に過剰反応される方も、男性のみならず女性の中にもいらっしゃるのも悲しいかな現実だと私は思うんですね。逆に、男女共同参画なんてのは悪平等だなんてことを公然とおっしゃるマスコミってのもあるわけでございます。するとある意味で私ども、何かユマニテ、カタカナだっていわれるかもしれませんが、あえて英語じゃなくて人間性というフランス語の言葉を使ってユマニテ・人間尊重チーム、ここを少しより機能強化をさせていただいてですね、いたらないところはこれからもご指摘をいただいて、逆にご発言いただいた方も含めて、むしろ私の中のスタッフとして皆さんが働いて下さるような雇用の体系を考えようというのが今澤田の下でやっていることでございます。まだ遅れているとお叱りを受けるかもしれませんが、ぜひご理解をいただきたいと思います。

(上田市 女性)

 あの、ユマニテ・人間尊重課というのは賛成なんです。ただ、経営戦略局なるところにそういう目線を持つ人を必ず入れてほしいっていうことと、経営戦略局の中も「パリテ」の思想でやってください。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 あの、今度は地域活性局でございます。今は企画局というところにあるんでございますが、企画局も直接澤田が、副知事が統括をするという形になっておりますので、今の少子高齢問題、あるいは男女共同の問題、あるいは女性の再雇用の問題というのは来年度の予算や事業においても最重点課題の一つに位置付けております。

 経営戦略局にも政策の秘書も実は農業改良を担当するという形でですね入りました木下という者が今、公共事業の部分までも含めて逆に政策秘書をやったりしております。で、こうした今まで私どもの信州ブランド・観光戦略という信州の観光、これはもう、年間多くの方が訪れますので大事な産業でございます。であるいは、この信州という言葉の響きからくるものをですね、やはり多くの方により高い評価を得られるようなブランドというものも大事なものでございますが、この局長をしております武田雅宏も、実はもともと林務の職員でございまして、山に入っていた上田出身の者でございます。私が抜擢して最年少局長でやっております。木下恵理も元々は山形の大学をでた静岡から本県の魅力に魅せられて、農業の改良の事業に入った者でありますが、よいレポートを書くということで、あえてそうした公共事業の部門のですね、政策秘書にいたしております。

 ですから意欲のある者にはそうしたチャンスを与えると、ですから今後女性もそうしたものを目指す者が出てきて欲しと思っております。

 かなり女性の課長というものも福祉部門等で本庁舎でも増えております。よろしくお願いいたします。

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2.Q:組織の再編により長野県がよくなることを確信しています。地方事務所が
    改革されてスピーディーによい結果が出るようにお願いします。また、税
    金を使って県会が開かれているので、議論されて賛成多数で決まるような
    議会になって欲しいと思います。
  A:皆さんへのサーヴィスをよりきめ細かくしたい、そして職員がそうした気
    持ちの中で意識をより県民に向けたいという中で、サーヴィスを充実する
    ために、この20年ぶりの組織再編が必要です。
    議会の方々は、今度の12月議会でこの条例に賛成なのか、反対なのか、あ
    るいは修正するのか、意思を示すべきです。

(上田市 女性)

 私も上田市の○○と申します。

 この前、県会議員さんの出前講座があったとき、やっぱりここで、こういう形で私も参加させていただきました。その時は、副知事さんにどなたか。まあその時の司会をやった方が、上田の状況は「元気があるね」、「勉強しているね」、っておっしゃったから、できたら「副知事一本釣りで上田から連れてってください」って私が言ったこと、ここの場所であるんです。そしたら、  今回は副知事さんが副知事席にいらっしゃるのでおめでとうございます。よろしくお願いします。まあ知事さんの女房役ですから、それなりに怒ったり叱ったり支えていってやって下さい。

 先ほどいま○○さんの方からおっしゃったのと同じで、私も女の一人として、長野県は教育県長野っていうとこで、私も生まれは越後です。上越で上田市と姉妹都市なんですけれども、そこから流れて、さかのぼりしてここまで来て、40年経っているわけですけれど、せめて本当に半分とは欲張りませんけれども、3人位の女性の方が部長さんで来られたら、まあ長野県の女性の方も頼りにされるんじゃないかと思ってます。これも、部長さんたちの、これから女性を育てるっていうか、女性のいい面を認めていただいて、ぜひそのへんもお願いしたいと思います。あの先に述べたこと、長くなりましたけれど、私は今ここで、今日は地域の再編するっていうの、まあここで、さっき10か所、予定あるみたいです。上田は、8か所目か9か所目になるんだと思いますけども。私、今日ここで、まあ微々たる、まあ、ちょっとしたとこの、長野県変わっていく、あるいは編成されてどう変わるんだろうって、まだ結果は見てませんからわかりませんけれども、必ずや田中知事の下でよくなることを私は確信してますけれども、それというのもこれから10の、まあ、あの、地方事務所って今まで言ってたところが、10の何かになる以上、スピーディーってここに書いてありますけれども、柔軟にスピーディーに、本当にそうなって、そこへ本部の方から地方事務所の方に来られて、本当に地域の人たちと、やったりとったりの会話でスピーディーにやってもらうということなら、私も大変よいことだと思います。

 ただし、まだ結果を見てませんから安堵はいたしておりませんけども、そのようにこれからはなるべく短く、スピーディーって書いてありますから、なるべく短い時間にひとつふたつの結果を見たいと思います。

 そしてもうひとつ、9月県会に出されたことが、提案されたことが、今この再編成することに対して、今度12月県会でまた議論されることがたくさんあるみたいですけども、そこでみんなこれが、ああよいよ、ああよいよって、100パーセントじゃないと思います。またこれが流れるのか、いつまでもああいう私らも、再度同じような議論であの場面を見たくないと思いますから、なるべくよい結果で、この賛成が多数決で決まるような議会になっていって欲しいな。そこにいらっしゃる本部長さんたちも、大変寝ずで議論されるんだと思いますけども、私はいつも県会のビデオを見ていて感じることは、同じ今日のような、こういう県会議員そろって、何十人かそろって、こういう部長さんたちとこういう勉強会はされているんでしょうか。されていたとすれば、この中でどの点が反対されるのかってことは、まあ大体分かっているんだと思いますけど、その辺をより詳しく改革するなりして、やっぱり短い時間で、あの県会の、やっぱり税金使って県会議員、県会を開いているわけですから、いつまでも、その次もその次も同じようなことで議論されないでよいような仕組みになったらよいなと私は思ってます。

 これで質問はどなたにしていただくのか分かりませんけども、とりとめもない話になりましたけども、ともかくこういうふうに地方事務所が改革されてなっていくのはよいけど、スピーディーによい結果が出るようによろしくお願いします。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 はい、ありがとうございます。

 というか、袋でお配りしたなかに、私が6月くらいに受けたインタビューで「天動説から地動説へ」というのが入っています。「世界」という岩波書店の雑誌なんですが、また後でお読みください。その後ろに内山卓郎さんというジャーナリストの方が、長野県議会と長野県知事の関係ということを書いています。実は、私が新党日本という荒井広幸という者と一緒に政党をつくったのも、本県で行っている様々な入札の改革であったり、財政再建であったり、新しい産業構造の転換というのは、本県だけではなんともしがたいところがあります。国の大きな予算体型や法律がありますので、それを一緒に地方発で変えようということなんですが、私と多分高知県の橋本知事、あるいはこのまえ任期満了になられた宮城県の浅野知事というのは、いかなる政党からも、労働組合からも、あるいは補助金交付団体からも推薦だとか、支持とか支援をもらっていないんですね。そうしますと、高知新聞を見ても、河北新報という仙台の新聞を読んでも、議会の終わるときには、常に不毛な議論、議会との対立、双方耳を傾けよってどっかの新聞と同じ事が書いてあるんですよ。で、よく車の両輪とおっしゃいます。でも他の都道府県は、おそらく日本共産党を除いて、日本共産党もオール与党のところもあるかもしれませんが、日本共産党を除くほとんどの政党や労働組合の推薦を受けて県知事が選ばれているんですよね。ということは、議会の方とほとんど、議会の方々が推薦して知事が選ばれているというようなものです。そうすると、これ車の両輪といいますけれど、私からすると、橋本や浅野さんとよく話をしたんだけれども、車の両輪というけど実は一輪車じゃないかという話でございます。

 そうしますと、全国で今、総務省出身の知事が1/3を占めていますし、霞が関出身の知事が1/2以上を占めております。だからその意味でいうと、長野県や高知県では永遠にこうしたことが起きるのではないかと私は思います。で、実は内山卓郎さんが言っているのは、私の前41年6か月は、長野県は、県の職員から副知事を経て知事になった方が2人続いておりました。この時私が就任直後に当時の部局長の何人かが知事は職員に歩み寄ろうとしないのがおかしいと言われました。私は違うのではないかと今でも思っています。というのは、私は県民のために働くわけですし、職員も知事のために働いているのではなく、県民のために働くんです。議員のために働くわけでもありません。議員が知事のために働き、知事が議員のために働くなどというのが両輪ではないと思います。で、その41年6か月長野県は、条例も予算も人事案件も1件として否決されたことも修正されたこともありません。これが両輪であった、私になってから予算も人事案件も条例も数限りなく否決をされております。これがチェック機能とするならば、逆に私の前はチェック機能は果たされていたのかということになりますし、チェック機能が果たされていてもなお、ひとつとして否決するものがなかったとするならば、私は、前の二人の知事は私のようないたらない者とは違って、超人ハルクのような全知全能の神であって、議員から一つも非の付け所がない条例や予算や人事案を出していたということになります。ですから、この点は、私をお選びになられ、そして今の議会の構成も県民がお選びになっています。戦後2番目に低い投票率の議会選挙だったかも知れませんが、それは投票に行かれなかった方も、それは投票に行かないということで選挙に参加されたわけであります。ですから、今の状況は、無論私がこれからも県民の皆様の声に耳を澄ませなければならないことは当然であります。しかしながら、これも実は県民が今の状況を選択なさったのだとおっしゃる方もいます。ただ、私は車の両輪は一輪車であるというのは逆に不自然だと思っていますが、高知県や宮城県、今までの高知県や宮城県や長野県を除く他の県は一輪車の状況で、するとメディアの上でも、ほとんど混乱がないので何も書かれないということだと思います。それが本県も財政危機を招きましたし、大阪市や大阪府も一輪車だったので、多分地元のメディアも何も書かないので、財政破綻になってきているということだと私は思います。これは、内山さんのは又お読みいただければと思いますが、この組織に関して議会がどのようにお考えになっているか、県のホームページに、先般、私どもと議会側の皆さんがお話しをした内容が全て載っております。実は、本県は、部長会議には地方事務所長、私どもも上小の田中が大変お世話になっておりますけれども、部長会議に地方事務所長が全員参加しております。私が知事になったときには、部長会議は月に1回だけでした。ほとんど報告事項だけでした。議論がありませんでした。なので毎週にいたしました。地方事務所長は全員参加をしております。それは同時に、部局長と同じ意思決定をしていく者だからです。この内容は全てホームページに音声でその日のうちに載っております。遅くとも翌日には活字で、1時間やっておりますが、全て載っております。先ほどの議会とのご議論も載っております。もし、パソコンをご利用でない方は、後ほどお申し付け下されば、プリントして皆様のところにご郵送申し上げます。ただ、その時に議会の方から出たのは、知事とこうやって話していると知事の意見に丸め込まれてしまうような気がするから後は俺たちが考えるとおっしゃったんですけれども、ということになれば、私が発言をしてはいけないのかということになります。もう1点はですね、先ほど言いましたように、衛生部と社会部を一体化するというのは2年前に出しました。3月の議会に出したんですが、この部分の条例が、一部分だけでは認められないというお話で否決されて、4月1日から人事をするとなると、膨大な数ですので3月中に決めておかねばなりません。3月の20日くらいまで議会が続きますので、ここで否決されたのでは人事ができないので、その年は5月1日の異動となりました。ですので、9月の議会にこの条例を出したわけです。ですから、議会の方々は今度の12月の議会でこの条例に賛成なのか反対なのか、あるいは修正をなさるのかを、議会自らが、一人一人、58人、意思をお示しになるべきだと思っております。継続審議になさるということは結果として3月末の人事ができないということですから、条例は否決ということです。私は、継続審議になさるなどということは、よもや、そうしたフェアーではない選択を議会はなさらないと思っております。ですから、これに賛成か反対か、しかしながらこれは20年ぶりの組織再編です。そして私どもは組織再編することが目的ではありません。皆さんへのサービスをよりきめ細かくしたい、そして職員がそうした気持ちの中で意識をより県民に向けたいという一つの「手段」という言葉ではなく、そういうサービスを充実するに20年ぶりの組織再編が必要だということですし、20年間行われてこなかったことの方が皆さんのご勤務なさっている会社を考えれば、むしろとても特異な、不自然なことではないかと思っております。

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3.Q:畜産関係や酪農関係の方も県民の中には沢山いると思います。そういう人
    達に高度な専門技術を直接伝えるような部署を設けて欲しいと思います。
    信州ブランド・観光戦略局が設置されることは素晴らしいことだと思い
    ます。農畜産物の地域ブランドづくりの支援をお願いします。

  A:信州ブランド・観光戦略局、農業自律局の農業生産振興チームや農産物安
    全安心チームなどで、縦の系列だけではなくて、横にチームを組んでサ
    ポートをしていきたいと考えています。

(東御市 女性)

 今、養豚関係の仕事で、うちで豚を沢山飼っております。18ページに信州ブランド観光戦略局というのが設けられるというように書かれておりますので、これは素晴らしいことだと思っております。私、「きたやつハム」というものを知らなかったんですけれども、もう10年も15年も前、高校の友人が「きたやつハム」を買ってから帰るということを言っておりましたので、県内より県外の方に「きたやつハム」の名が売れているんだなということを改めて認識しました。10ページに戻っていただきたいんですけれど、ここの農業者の皆さんの絵の中には、畜産関係、鶏さんもいるし、牛さんも、豚さんも、酪農関係の方も県民の中には沢山いると思うんですね。そういう人達に対する高度な専門技術を直接伝えるような、そういう部署も設けてほしいということと、あと一番下の四角の中に地域ブランド農産物づくりを支援しますというところにもう一文字付け加えて「農畜産物づくりを支援します」という風にやっていただけると、私達の畜産関係の仲間達の気持ちもここに入るんじゃないかと思うんです。以上、お願いをしたいと思います。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 大事なご指摘で、実は私どもニジマスもございますし、「農畜水産物」と書く方がいいかなと、今お聞きして思いました。今、皆様にお示ししているのは「局」のレベル、今まで「部」と言われていたレベルのところまでですが、その元のチーム、課と言われていたものに関しては、これからさらに詰めていくところですし、この名称に関しましても、皆様から意見をいただければと思っております。今「きたやつハム」のお話が、「きたやつ」というのは、そこに来た人ということで「きたやつ」と付いたというのをお聞きしました。実は信州ブランド観光戦略局というのは商工部の中の局として今年から設けております。その前は、経営戦略局の中の信州ブランド戦略チームという形で設けておりました。ですから、前も言いましたように農林水産省ですけれど、林業と農政はうちは分かれておりますけれども、それで縦割りになるのではないということで、今の例えば山の肉、ジビエと呼ばれますが、イノシシだったり、鹿だったり、熊だったりというのは同時に林業で扱っていましたが、農政でもありますし、同時に信州ブランド観光戦略でもございます。ですから、縦のそういう系列だけじゃなくて、横にそういうチームを組んでいく、日産自動車がやっているようなことですが、それをさらにやっていくということになっております。いずれにしても「農畜産物」という形にして、農業自律局の中では私達としてはですね、農業生産振興チームというのがございます。ここには水産物、畜産物もございます。あるいは、家畜保健衛生所の方は、家畜伝染病予防、病害虫の防除等と並んで農産物安全安心チームという風になりますが、ここも農水畜産物とするかどうか、少し考えたいと思います。私どもBSEに関してもですね、澤田の強い指示で、全頭検査を行っております。これは、鳥インフルエンザにつきましても全頭行うという形で今後も引き続き本県のものは全て全頭検査を行うことになっております。

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4.Q:組織再編の全体のスタンスは、とてもいい方向だと思います。男女共同参
    画について、もう少し目に見える形で組織編制に入れていただければ、と
    てもありがたいと思います。
  A:少子高齢化の問題や男女共同参画の問題について、地域活性局だけでなく
    経営戦略局の中のチームにもその部分を明記してクロスチェックでやって
    いくようにしたいと思います。県へのご相談については、お客様相談窓口
    として、コンシェルジュや信州コールセンターチームがありますので、き
    ちんと対応できるようになっています。

(上田市 女性)

 組織再編の全体のスタンスは、とてもいい方向だという風に思います。先ほどの○○さんの発言とダブると思うんですが、ただ今、上田市というか上小地区は、私達女性だけではないんですが、上田市産院が医師不足によりまして閉院をせざるを得ないような状況も一時あったんですが、今日も市長さんは東京まで出て行っていただいているので、努力していただいているんですが、この運動の中で、県とかどういうところに相談に行ったらいいのかなと思ったときに、パッと、国がいいとかは別として、今、猪口、女性担当相が出て、そこでずいぶん少子化に対してのあれを、張り切って言っていただいているんですが、予算化できるかどうかが不安ですけれども。やっぱり、先ほどの県知事のお話で、男女平等も人権の一環でっていう視点はいいと思うんですよね。それだけをぎゅうぎゅうやると、また本当に反発を食うっていうか、かつての人権問題もそうだったのですが、そういう進め方はよくはないとは思うんですけれども、この県とか国を挙げて、この世界最速の人口減、これは本当に目的的にやらないと、どんどんそれを掲げてはいただいていても進まないということは、相当具体策が必要になると思うんですね。そういう意味ではインターネットなんかで見ても、そういう人口を増やしていくという視点の一番大きなあれは、男女平等の実現だと思うんですよね。いろんな経済的な意味も含めて。ですから、多少その一番上の経営戦略局のところに担当という感じで、まぁ本当にそういう具体的な時には県へ相談に行けば、そういうことを示唆してくださったり、ご援助もいただいたりとかそんなところを、私が見たところでは地域活性局のところに人権と男女共同参画という文言が入っているだけなんですよね。だから、もうちょっとこう目に見える形で組織編成の中に入れていただければ、とてもありがたいなというふうに思います。

 

(信州・長野県知事 田中康夫)

 はい、分かりました。今までで皆様が他方でお選びになった県議会は、経営戦略局が肥大化してる、肥大化してると言われてまして、澤田の横におりますのは松林憲治という経営戦略局長でございます。役人というのは意外ともろいところがあるんですけれども、松林は私同様にですね、ご批判を受けると益々エネルギーが中で増殖されるというですね、よい意味で特異体質でございます。澤田もそういうタイプでございますけれども。実は、一番先ほどご説明した小林もですね、議会からこのような組織再編で何なんだと、具体的にご意見をくださいというと、もっとゆっくり考えろと言われたりして悩んでいる。ただ三年前に県議会は三年間でこのような組織再編をしなさいというご提言をいただいたのが、先ほどの資料4でございます。今のご指摘はとても大事なことだと思いますので、少子高齢の問題、そして男女共同参画の問題というのを、ある意味では今お話もありましたから、少し私どもも今後考えまして、地域活性局だけではなくて経営戦略局の中のチームにもその部分をですね、明記できるような形にしたいと、クロスチェックでやっていくようにしたいとは思います。それともう一個は、私どものどこの部署に聞いたらいいかというお話ですが、先ほど小林の説明の中にもコンシェルジュという言葉を使いました。これは、皆様最近ホテルへ行かれますとですね、チェックインのカウンター、チェックアウトのカウンターというふうに分かれているだけではなくて、コンシェルジュというのはまさに「そば殻の枕が欲しい。」というのも客室係ではなくて、あるいは「今日どこか面白いお芝居をやっていないか。」ということも教えてくれるという、そういうよろず承りの人間をコンシェルジュと言います。これよろず承りって言いますけれども、全部の森羅万象してないとホテルでそういうような対応ができないんですね。会計のプロとか、チェックインのプロとか、料理のプロっていうだけでは駄目でして、このコンシェルジュというのは私ども本庁舎の1階におります。京王プラザホテルで数ヶ月研修を積ませていただいて、接客だけでなくて全てを知ってきた職員とですね、各部局長が毎朝交代で8時から立って、まず朝のあいさつをするということからやっております。気は心でございますけれども、なかなかあいさつが出ないんですね。公務員の世界ってのは。なのでみんなこの二人が立って「おはようございます。おはようございます。」と最初の頃は1割くらいしか言わなかったんですけれども、ようやっと5割5分くらいになりましたけれども、まだ4割5分くらいの方は朝から深鬱な顔をしていかれますので、やはり気は心であいさつをしようと。このコンシェルジュは何かというとですとね、皆様ぜひ今度お電話いただくときには、なんでも分からなければ交換台におかけいただくと、今私どもの交換台は必ずフルネームで自分の名前を言います。「おはようございます。」とか「お待たせいたしました。」何々、山田花子ですというふうに言いますから、その人間に「こんなような問題。」と言ったらですね、例えば「廃棄物の問題」と言ったら、「廃棄物対策課につなぎましょうか」って言われたら、「いや、でも傍に学校もあるし、老人ホームもあるし、そこを通る廃棄物のダンプカーも多いんで。」と言われた場合にはですね、私どもの政策促進チーム、あるいは信州コールセンターチームの方に電話がつながるかと思います。するとここで承ってですね、その一人の担当者ではなくてその人間が「フロント」と言って電話対応責任者になりますけれども、そのチームで話してお返事をするという形になっております。極論すると、県庁舎にお越しになられて、コンシェルジュのテーブルにお越しになられて、廃棄物の問題と言われて、でも傍に学校もあるのと田んぼもあるのと言われましたら、その担当者が廃棄物の担当者だけではなくて、学校を担当している義務教育課の者やですね、農政部の者も来て、一緒にお話を一室でお聞きすると。ですから、皆様は一度手間でよくて、そのあと私どもの方で話をして必ず担当者が一人決まってやるという具合にしております。これがまた至っていないところがあればぜひおっしゃってください。私や澤田の直通のファックスとかもホームページ等でも載せておりますし、毎月1回県の広報で全ての新聞に載っております、東信ジャーナルにも最近載っているかと思います。広報ながのけんのところには、直通の私へのファックスとかも書いてあります。ぜひ、ここに至らない時、縦割り行政のままな時、あるいはそれは国の前例があるからできないとか、あるいは本庁舎に聞かないとわからないとか、できませんと言って、1週間経っても返事が来ないなどというのは、聞いてないということですから、そういう時はぜひその部署に言うだけでなく、私どもに言ってください。それは、職員のことをチクるとかいうことではないと思います。皆さんのサービスが、他の方にも同様なことをしてたら、自覚がないということですから、その者を叱責するということじゃなくて、もっとこういう対応をしましょうということを、皆さまからいただいた意見の中で訓練するということだと思ってます。コンシェルジュというのは、そういうよくある、お客様消費生活センター窓口みたいなのが、よくチョコレートとかにも書いてありますけれども、そういう相談センターみたいなのが、信州コールセンターチームというのでありますから、何だか、県民相談室みたいなのがあったでしょって、交換で言ってくださればつなぎますので、そこからきちんと対応ができるようになっております。

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5.Q:林業の仕事がなく、山も荒れ放題となり心を痛めています。山を何とかで
    きないかお聞きしたい。
  A:木の幹を太くして価格競争力を高めるため、これからの10年間で25万ヘ
    クタールを間伐していきます。また、公共事業が減る中で、土木建設業や
    NPOの皆さんが森林整備の仕事に参加できるよう「信州きこり講座」を
    実施しています。また、切り捨て間伐の木を使って、木製ガードレールを
    整備することにより、本県の中での循環経済を進めていきます。

(長和町 男性)

 長和町の○○と言います。もとは上田市の出身でありますが、10年程前に和田村に行きましたので、今長和町にいるんですが、行ってみまして、国史跡の中仙道と、そこにポツポツと空き家の多いというか、並んでいるだけで、誇るべきものは豊かな水と森林しかないところであります。もうそこは、今度の私のふるさとになるところですので、非常に大事に和田村を想っているわけでありますが、人と行き会う度に考えたり、話し合うことは、この山を何とかならないのかと。森林というものは、林業というものは、本当に地に落ちたというか、何の仕事もない、しかも荒れ放題に荒れていると。それは、やっぱり、和田村と青木村は、典型的に山ばっかりなところですので、非常に心を痛めておるわけでございますが、私が痛めてもしょうがないんですけれども、山を何とかならないのかと、知事さんはどんなお考えがあるか、一言勇気のある言葉をお聞かせいただければありがたいと思います。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 先日もお便りを頂戴した○○さんでございますよね。下のお名前が珍しいお名前ですよね、はい。いただいたものも字(あざ)の境とか、そういうことって実は、森林もどなたの所有か境は大事なことなので、あれも担当部署の方で検討させていただいております。森林に関しましては、本県は森林が8割占めております。先ほど申しましたように、上小は大変、森林に従事していらっしゃる方々も多いので、これからの約10年間で25万ヘクタールを間伐していくと、これは日本の森は今、私は昭和31年生まれで49歳ですが、だいたい昭和30年代に、戦争中に全部切り倒されてしまった山に針葉樹を植えていったということですから、だいたい40歳から45歳くらいなんでございます。そうしますとだいたい直径が32センチ、よく育っている木で32センチ、そうでない木で26センチとか7センチとか8センチでございます。そういたしますと、柱材が1本しか取れません。柱が1本しか取れないので、日本の木は価格競争力がないなどと言われております。しかしアメリカやカナダやオーストラリアの木は、だいたい直径が倍の64センチになっております。というのは80年から90年、100年齢の木になっているということですね、すると私どもの木もそれくらいになったときに、64センチになりますと2×2で柱が4本取れるということになります。すると、やはり木も、遠くから子どもが転校して来ると最初は馴染まないように、南洋の地から木が来れば、湿気の具合も違うわけですし、中に暮らしていた虫も違うわけですし、私はやはり、不正混合を起こしてしまうのではないかというふうに、素人ながら思っております。ところがこの木がだいたい今、22、3メートルかもしれませんが、これが27、8メートルまでに伸びると同時に幹が太くなるには、それまでに間伐をして下草が生えるような、光が入るようになっていないといけないんだそうでございます。そういたしますと、これからのだいたい10年から15年が勝負であると、この間に間伐をしていないとそれらの木は雨後のたけのこというか、もやしのようなままになっていってしまうので、相変わらず価格競争力がないという形になります。そのために本県はタワーヤーダ、フォワーダ、プロセッサというような機械を購入して、こうしたものをお貸しして、同時に森林整備の面積を約2.5倍に、予算も含めて広げております。実は国全体で林野庁のなかで森林整備に使われている予算はわずか8パーセントでございまして、残りの92パーセントは「山のあがたのなんとか遠く…」と落語家がおっしゃっていたような所に、谷止め工といって施設整備でコンクリートや鉄を打っているというような形なんですね。これを国全体の予算構造を変えない限り、森林整備になかなか小さな町村は向けられません。話がそれますが、こうした部分で2.5倍にする中で、実は土木建設業の方々も、まさに小泉さんになって、4年間で35パーセントも公共事業が減ってんですから、こうした方に100時限の無料講習で信州きこり講座というのをこの上小の事務所でもやっております。同時に最後の実習等は塩尻にある林業総合センターで100時限、無料でございます。テキスト代だけ100時限受けるのに6000円くらいご負担をいただきますが。で、ここで資格を取られた方は、入札の参加資格が得られます。これは建設業であったり、NPOであったり、あるいはIターンしてきた林業をなさる方、集団でもご参加できます。ただ、これは森林組合の仕事を奪い取るということではございません。2.5倍に予算がなって、その2.5倍になった中の6割は上小においても森林組合が請け負っておられます。ということは、単純に計算して2倍になった中の、今度6割ということは、今までより仕事が増えているということでございます。こうした中で私どもは多くの方のご協力を得て、間伐をするだけではなくて、そして、実はガードレールに使っている木も、切り捨て間伐の木の一体何パーセントだというようなことをよく議会でいわれます。しかしこれは隗より始めよでございまして、やはりそのような形を3社の土木建設業の方々が競い合って作っていくことで、価格も安くなって、間伐、切り捨てしていた木が、そのように一本でも使うことによって、今後増えていくと。この12月議会には、市町村の中でも自分のところの切り捨て間伐の木を使って木製ガードレールを整備したいという方々が出てきて、予算案を出しております。9月議会でも実は林野庁が8千5百万円、これは非常によい事業なので補助金を出すと言われまして、県がその同じ額を足して1億7千万円木製ガードレールの予算を出しましたが、議会においては財政再建の折、このようなことは不要不急ではなかろうかというお叱りを受けて全額削除になりました。1億7千万円というのは県の予算8千5百億円の中のちなみに0.02パーセントでございます。しかし、私は5年前に国から補助金が付いても、地元のためになるかどうか、地元から要するにお金がいってしまうようなことには公共事業も含めて使わないと言って、その分の補助金が他県にいっちゃう議会から大変お叱りを受けました。しかし5年経って、私と同じ土俵に議会も立ってくださったということでして、8千5百万円国の林野庁が木製ガードレールにお金を付けても、武士は食わねど高楊枝で使わないと、他県に公共事業費を差し上げようという大変な何か私が学ばねばならないようなところに議会は進まれているということかもしれません。ただ、私は木製ガードレールというようなものは、本県の、まさにガードレール、鉄で作っても、全部県外にお金がいっちゃいますから、本県の中での循環の経済だと思っております。

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6.Q:福祉コンシェルジュについて現場を回っていただき感謝するが、困ってい
    ることを伝えても、あまり回答がありません。また、財政の切り詰めは
    あっても、教育問題には力を入れて欲しい。
  A:お伺いした職員が誰であったかお聞きし、どこで動脈硬化を起こしたのか
    調べて、早急に対処いたします。現場は大事ですけれども、現場に行って
    何を感じて何から始めるかという意識が職員にないと何も変わりません。
    今回の組織再編についても、皆さんの目が行き届く場所に職員を置きま
    す。長野県に誇りを持っている方も、教育には忸怩たる思いではないかと
    思います。組織、信濃教育会、教職員組合のための教育ではなく、児童と
    地域のための教育でなくてはなりません。60歳まで安定しているから教
    員になるなどという方ではなくて、一つの目標を持って、目が輝いている
    ような人に教員をやって欲しいと思います。

(上田市 男性)

 上田市の福祉施設に勤めております○○と申します。コンシェルジュですね、現場へ回っていただくことに対して大変感謝をしております。私ども(知事:福祉のコンシェルジュですね。)そうでございます。私どもいろいろと現場の困っていること等を申し上げているんですけれども、それについてのなかなかあまり回答が無いんです。あるいは、回って来ている方々が上層部までご意見を上げてらっしゃるのかどうか、ということが一点です。もう一点はやはり教育に力を入れて欲しいということです。私も公務員生活やって40年ぶりに長野県へ戻って来ました。長野県はもともと教育県だということで、マンパワー・ポリシーが昔からあったと思うんです。今の高校生あたりを見ていると、半分ズボンが落ちて半ケツと呼ばれるような、非常にこのなんか服装等も乱れている。どんなに教育の技術、技法が栄えても人間の心が衰えていては、これちょっとまずいのかなと思いまして。なんか一つ高校の統廃合等も国の三位一体の改革から、県のそのような方向でいろいろとですね、財政の切りつめを行っているところかなと思うんですけれども、教育には一つ力を入れてもらって、やはり人づくりが基礎だと思うんです、人づくりがしっかりしていればそんなに大きな防衛力もいらないし、建設も入らないしですね、そういう面で削っていくので、人づくりにはしっかりやっていただければありがたいなと。この2点をよろしくお願いします。

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7.Q:カラマツ材の利用が問題になっていますが、こういう材料を使って治水の
    ための川の中に水制工を兼ねた魚礁を造っていただくことが、長野県のこ
    れからの水産資源の保護等にも結びつきます。また、蛇行しながら水勢を
    抑え、その淵々によってきれいな水を作っていくという千曲川本来の川づ
    くりに力をお借りしたいと思います。

  A:すごく大事なことで、脱ダム宣言も森林整備もそういう精神でやっていま
    す。すごく本質的なお話ですので、それを県の事業で行えるよう
    にしたいと思います。

(漁業協同組合 男性)

 千曲川で今、「直流川」なんですね、「せんまがりがわ」でなくて「直流川」なんです。これはなぜかというとほとんど国交省との関係だと思うんで、違うかなとは思いますが、災害とか、それから水産資源の保護、増殖、そのことによって水が増加することを考えるときに、どうしても「直流川」ではですね、その効果がなくて、本物の川から人工の川になってきている。このことは実は人に優しい川づくりをしたために、災害から守るとか、あるいは目的地に水をそのまんま持っていくために、U字溝を作るとかそういう人にやさしい川づくりを中心にしてきましたから、どうしても川が本来の川でなくて機能がなくなってしまっています。で、たまたま構造改善事業で、当時の列島改造のからみから、都市化現象のために川砂をもちだしてしまった。そのことによって河床が安定しない川になってしまった。幸いこの度国交省が、この3月に魚の上る川づくりの手引きをつくっていただきました。モデル事業として平成3年からずっとやってきたのが、ここへ来てようやく手引きができました。この手引きは非常にすばらしいものです。したがってこれが実施されると川が本来の川になるだろうと思います。それにつきましても、先ほど知事さんがおっしゃったように治山治水、これは農業をもさることながら、水が多ければどうにでもなる。それと「直流川」でない場合ですね、水の勢いを止めることになります。大きな巨石がありますと、巨石が水力を押さえる。そうするとそこへ災害を起こすべき水制工の役割を大きな石がしてきたという事実の中で、今カラ松材が非常に問題になっていますが、こういう材料を使って川の中に水制工を兼ねた魚礁を作っていただくことが、長野県のこれからの水産資源の保護等に結びつくだろうと、特に長野県は海がありませんから、少なくも川による、淡水によってタンパクを供給してきたと、こういうことからみますと、ぜひ一つこの川の中に横断沈床、木工による沈床を作っていただいて、水制工を兼ねながら水産資源の保護に寄与していきたいと、このことをお願いしたいと思います。知事さんの考え方をお聞きできればありがたいと思います。

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8.Q:これまで鳥の飼育は農政部、処理から出荷は保健所と、縦割行政で仕事が
    されてきました。現在家畜保健衛生所の指導の下で鶏を飼育しています
    が、愛玩用の鳥などから,A型インフルエンザウイルス汚染が心配されて
    います。県は今後どのように対応されるのでしょうか。

  A:畜産関係のそれぞれの生産者に必ず1人担当者を明確に付けて、職員が
    サービス担当者になってお話を聞くという商工部で行っているバトラー
    サービスと同様のものを行いたいと思います。
    インフルエンザについては、本県は日本で最も早くから、農政部、衛生部
    社会部といった様々な部局を含めて、医療の点からも感染経路の面からも
    どう対応するか会議を行っています。途中経過も含め、様々なメディアを
    通じてご報告申し上げたいと思います。
 

(武石村 男性)

 私どもは県内唯一の鶏肉の処理場をやっておりまして、鳥の飼育から処理、販売まで行っておるんですけれども、従来ですと鳥の飼育は農政部、処理から出荷等は保健所と非常に縦割り行政の中で仕事をしてまして、過去のAIの問題等に関しての県の対応というものは私どもとしても不満を持っている点があるのですけれども、そのことを今日どうこう言うつもりは無いのですけれども、今、非常に茨城県でAIの問題が叫ばれてまして、本県にも色々な影響が出てきていると思うんですが、私どもが、危惧してますのが、個人で鳥を飼われていたり、愛玩用で飼われていたり、それから、地鶏を野放しで飼われていたりとか、いうところが県内に各所あります。私どもは、家保の指導の下で、マニュアルを作って飼育しているんですけれども、非常にAIの影響で、感染が非常に怖い。ですので、そういったところを県は、どういう対応を今後、していくのか、簡単で結構ですので、お聞かせいただければと思います。以上です。

 

(信州・長野県知事 田中康夫)

 はい、ちょっと最後の鳥のところは澤田さんわかりますか。

 その前に、福祉のところで、もしよければですね。お伺いした人間が誰であったか、あと説明をがお聞きすれば、どこで、動脈硬化を起こしたのか、調べさせていただいて、早急に対応させていただきたいと思います。

 これは、福祉の現場で、私どもが、「私がコンシェルジュ」というのをなぜ、私どもが市町村に200名も駐在させているのかというと、県の職員、特に地方事務所にいたり、あるいは本庁舎の企画部門にいたりすると霞ヶ関との予算折衝しか頭になくなっちゃうんですね。福祉とかは、予算を取ってくるとあとは市町村がやるので、現場を見たことがない。これが、小さな町村に先ほどまで青木村の宮原村長もいらっしゃいましたが、こうした村に駐在させていただくと、福祉の人間も他のこともみんな知らないと逆に村民に県職員なのに何も知らないのかといわれてしまいますので、覚えて、同時に社会部の部門の人間、地方事務所の厚生課の人間がいくつかの福祉施設を担当して、そこの施設のことだったら聞かれても、何でもわかるというか、そこの施設に仕事の合間に、あのデスクワークだけしてる机に向かっているだけでなく、行くということを命じました。3回くらい行って来なさいというと、まだ、1回しか行ってないので、よくわかりません、そこの状況がというので、私は、その時いつも思ったのは、1回だけ行っても、そこのお花畑がどんなだったか、あの、スタッフの人がどんなあいさつしてくれたか、壁の色がどんなだったか、きっと色々感じることがあるはずでして、現場は大事ですけれども、現場に行くことは、お金と時間があれば誰でもできます。現場に行って、何を感じて何から始めるかという意識が職員にないと永遠にこれは変わりません。

 ですから、この組織改編もそういう意味で住民の皆さんの目が行き届く場所に職員がいるということだと思っています。ですから、先ほど言ったように滞っていることをご指摘いただくことは、その職員の意気消沈を招くんでなくて、その職員が本来、人間的な仕事をしていなかったら、より人間に戻してあげるということですので、ぜひご協力をいただきたいと思います。

 で、教育のことは、これ多分、本県の方は皆信州はきれいな自然だし、農作物も豊富にあるし、と思ってらっしゃるかも知れませんが、他県に行ってですね、たぶん、信州は教育県ですねて言われたときに、ええそのとおりです。といわれる人が、たぶん一番低いんじゃないかと。長野県に誇りを持っている方も教育のことを言われると、一番忸怩たる思いではないかという気がしています。これはやっぱり、教育が組織のため、信濃教育会のための教育であっては断じてなりませんし、教職員組合のための教育であってもなりませんし、これは、児童と地域のためでなくてはなりません。ですので、私たちは教員に関しても、教育学部を出てですね、なられる方だけじゃなくて、他の学部あるいは他の企業にお勤めであったり、あるいは極論すれば今朝も、今朝もお越し下さいましたが、20代の、私どもの県で例えばアフリカのガボンという共和国で、エイズがはやっている。このHIVのですね、そういう例えば性に関して教えたりということで、2年間行くという少女がまいりました。ほかのニカラグアというところで、中南米で、農業を教えるというようなものがおります。非常にやはり、目が輝いておりまして、一つの目標を持っている。私は、こういうものがですね、2年間勤務してきた後、逆に言えば彼らもですね、高等学校や大学で数学とか歴史を習ってきてるんですから、こういう方こそ、逆に私は教員になっていただいた方がよろしいんじゃないかと。教育学部を出て、教員になるために、それも60まで定年で安定しているから教員になるなんていう方は、はっきりいって歓迎申し上げない。ですから、1年ずつ臨時任用教員で3年やって、毎回、地域の保護者なり子どもから、アンケート、人気投票ということでなく、評価されるなかから、それも、5年、10年という単位で更新していくような教員、これは実は私は、公務員もそうじゃないかと思います。ところが、こういうことが、法律上できないというんですね。こういうことをしたいと私が言ったら、また、思いつきだと言って、長野県の地元の教育学部長が、そんなことを言うと、優秀な生徒はみんな他県に行っちゃうって言うから、私は60まで安定するためにうちの県の教員になりたいんだったら、よその県に行かれるというのも、その人の選択の自由ですって申し上げたら、怒ってお帰りになっちゃいましたけど、実は、教員に関しては、不適格教員の研修とかそういう制度があります。ですから、ぜひこれは皆様もおっしゃっていただきたい。

 私が住民でありました泰阜村でも、ほとんどの父母の方、村長もあるいは私が拝見してもどうにもやはりこの方は人間として改めていただきたいという教員がいました。なぜ、不適格教員であるというのの研修に送り出して下さらないかといったら、みんな思ってるんだけれども、それを言うと後が怖いからって、おっしゃって松島貞治さんていう立派な村長さんですら、ご遠慮なさるんでやはり、これはどんどん、よそ者がどんどん、上小も長和町等他県から少しお年を召されて移り住まれる方がいますけれども、こういう方が、ガンガン言ってくださると、しがらみのない方がガンガン言ってくださるということは大事だと思っております。本当に大きな課題で教育長に丸山という者を選任させていただきましたが、彼は松本筑摩高校という夜間と昼間と両方定時制、通信制、普通科とある学校で事務長をしていた者でございまして、非常に学校の子どものことを考えた者でして、彼が敢えて教育長になることで違う教育になればと思っております。

 川のことはご指摘どおりだと思うんです。これは、やはり水路も同じでして、みんなコンクリートで三面張りにして、わーって流れていくから、下でたまっちゃうということで、おたまじゃくしもいなくなっちゃう具体的に改良すべき、改良っていうのではなくて本来自然の力の方が強いんで、それを直線になるように千曲川を国土交通省がしてきてたってことですか。

(漁業協同組合 男性)

 これは、増水したときの関係もあるんですね。これをいち早く住民の財産と生命を守るために、即、早く流しちゃうという考え方があったと思うんですね。そのことと、もうひとつは、農家が、この近辺は非常に水が少ないんですね。したがってその水を目的地まで届けるために、漏水が激しいもんですから、U字溝にした。例えば農薬が畑で使われる、あるいは車の油が流れても、その水は地下に浸透することなく表流水として流れるんです。そうすると水の浄化にならない。本来の川は、ちっと雨がふったり汚れたり、地下に浸透して、湧水として出てきて、そこに自然の力が水を浄化するという形になっているんですね。小川にしても然りですね。そのことが、少なくも今日、タナゴという魚は実は二枚貝によって繁殖してきたんです。U字溝の中では二枚貝は育ちません、そうするとタナゴは全滅なんです、レッドデータブックに載っている魚というのは人間が排除してきちゃったんです。田んぼも然りです。田んぼの中にいるミジンコは、少なくも田んぼで育つ、魚は川だけで育つわけでなくて、小川を登って田んぼで繁殖してまた小川に帰る。その魚が少なくも大量に発生した虫等をコントロールする役目も果たしているんです。ですからそういう意味で自然に基づいた、考え方と言いますか、それを検討していただきながら、千曲川の水では、話がちょっとまとまりませんが、昔は蛇行をしていることによって、ぶつかって土ができ、それから、瀞になって、荒瀬になって流れていく、そういうことによって、酸素の供給になったり、あるいは土の中に汚物が、有機質がたまる、その汚れが、砂バラスで浸透して、ちりを吸い取っていって、水がきれいになる。その溜まったのを1年に1回か2回の洪水が海に持っていってくれる。本来川の機能というのはそういうもんだと思う。従って千回曲がったかどうかは別として、千曲川の本来の姿というのは、蛇行があり、土があり、そして水が浸透して、そして湧く水になって、清い水が流れるという、これが本来の千曲川の姿だと思うんです。先ほど言いましたように便利さを求めるために速流の川になった。速流の川は知事さんが心配しておられるように、長野あたりで水が増えるでしょ、浅川ダムなんか出てますけど、それは水流が速ければ、そのエネルギーは増えるだけでしょ、(重さ×なんとか)というのを勉強したことがありますけれども、例えば150トンの水が流れたとき巨石なりある程度それを抑止するものがあれば、巨石なんかがたまっていれば河床が安定していますからそこへぶつかるでしょ、そうするとそれは水の勢いを止めますね、そうすると災害をある程度防ぐ役割を果たしているわけですね。ですから少なくも川の中にはそういう蛇行をしながら水勢を抑え、さらにはその淵々によって、きれいな水を作っていくという本来の川造りにぜひ力をお借りしたいと思っているんです。今、昔は必ず遊水池があったんです。霞提といわれる切れているところがあって、大水が出るとそこから氾濫をし水が逆戻りをして水をコントロールしていたんです。それを今全部護岸でコンクリートでつないでありますから、降った水は全て海へ向かって流れ出す。したがってそういう状況が人間の手で作られている。例えば、河川における河川敷の利用、これは本来その中に何十トン、何百トンという水が貯まるべきところが、マレットゴルフ場になったり、運動場になったり、本来の河川敷の遊水池になっていないんです。したがって、この辺のところをお考えいただきたい。こう思います。以上です。

(信州・長野県知事 田中康夫)

 すごく大事なこと、脱ダム宣言もそういう精神ですし、私どもの森林整備もそういう精神ですし、今まで逆に科学じゃないと日本は戦後ずっと言ってきたんです、もしかすると明治以降かもしれませんけれども、お雇い外国人は、そうじゃない効率を言ってきたと思うんです。私もある意味では県外から、今までの県政ではいやだと言ってやってきてお雇い外国人のようにやってきたようなものだと思いますけれども、その人たちが思っていた以上にどんどん外郭団体の見直しとかやっていくもんですから、恐れ戦いている今までの利権の人たちがいたりするところだと思いますけれども、どうも私ビオトープとかああいうのはどうもあれこそまた、形を変えた首を傾げてしまう公共事業になりかねない。今のお話はとてもすごく本質的なので、ちょっと後で名刺を頂戴してお話をお伺いするだけではなくて、すこしそれをうちの川でやれるようにしたいと思います。上田市の水道が私どもの企業局のと違っておいしいっていうのは、そういう水だからで、うちの方は、塩素を使っているから水道の水なんです。せっかく上田市の場合、上田市の水道は大変なものですから、むしろあそこに全部水道をお願いする方が上田市の人にとってはいいわけですから、私がそういったら、企業局が待ってくれと言ってましたが、それは考えさせてください。来年度実現するようにしたいと思います。あるいは今年度からでもいいかもしれません。ちょっとお話を聞かせてください。鳥のことは、畜産の話もありました、鳥も畜産という中に入れると、この方々の問題は、BSEにしてもインフルエンザにしても非常にいろいろ出てくると思うんです。鳥の今までの効率主義の飼料です、人工的な飼料、ですのでこういう方々の数というのは相対的に野菜作っていたり、米作っている方に比べれば、相対的には少ないと思うのでそれぞれに私どもの職員を担当者をきちんときめるというふうにしたいと思います。今日もバトラーサービスという形で、中小企業の方のところへ伺って、自分がサービス担当者になってお話を聞くというのを商工部に設けました、机に座っている商工部じゃないようにしようと、ですので畜産関係に関してはそれぞれの生産者に必ず一人、私ども農政部に千人もいるんです。8千人の中の、一番多い部署なんです。一番多いのに現場を知らない人たち、いや知っている人もいます充分、ちょっと全員をそういう形でつけて、その代わり私どものそういう人間がらちがあかないようでしたら直接私どもにおっしゃっていただいて、いっしょにサンドイッチの形で変えるような形にしたいと思いますが、まず個々の生産者の方に私どもの担当者が明確に付くと、これ一覧表でホームページにも、これどこどこの、生産者の名前を出すのが個人情報の関係で問題でしたら、何々村の牛飼っている方AさんBさんCさんDさんのところにはこの人が担当ですというふうにホームページ上も明記するという具合にいたしたいと思います。これは即日行うように、来週の頭、私、日曜から、日、月、火と台湾に信州のりんごのフェアに、今大変な人気でして日本ブームなんですけど、台湾では今まで青森のりんごが非常に売れていたんですが、うちの県は世界一の長寿で、日本一の長寿の県なら世界一の長寿ですから、で日本一老人医療費が低いところだ、その謎は、りんご毎日食べているからだ、うちの県は上田もそうですけれども日照時間が長いので蜜が多いと、昼と夜の寒暖差があるので引き締まっていると、青森よりも先に実がなるので本当に熟成しているということで今向こうの統一企業グループという最大の流通組織と一緒になって信州のりんごを販売するようになっております。大変高い値段で、こちらで1個りんごが150円だとしたら、向こうへ行くと1000円とか1500円になってますので、これまた、よい意味で努力していただいた方に適正な利潤として還元されるという形でいますが、いずれにしても、火曜日までの段階、1週間、かかりすぎだよ、水曜日までの段階では私が、水曜日はいのししだ、シカの肉のフェアだ。いや分かった来週木曜日までには全員決定するようにいたします。明日まず生産者のリストがあると思いますから、今日、夕方農政部からリストもらって、それぞれだれが担当するのか、地方事務所の者、農政部の者、決めるようにいたします。もしそれ以上に何か困りの点があれば、これが終わったあとお聞きできればと思いますが。それと、先ほどの上田の産院、これは確か来週私どもの澤田の方が直接皆様のお話をお伺いするようになっておりますので、時間の変更してお伺いすることになっております。

 

(副知事 澤田祐介)

 副知事の澤田でございます。きついチェック機構を潜り抜けて副知事に認めていただきまして本当にありがとうございます。まさかここの○○さんをはじめとする女性パワーの声が県議会に届いているとは全く思いませんで、本当にご尽力ありがとうございました。私は上田ではなくて、北御牧の芸術村のですけれども、最初に○○さんのおっしゃた男女参画のこと、知事も少し言及しておりましたけれども、私の所で少子高齢化ということを直接的にコントロールするというか、管理しようと、今の上田産院のこともその一環でございますけれども、特に幼稚園と保育園の問題、休日夜間の保育の問題とか、病児保育の問題とかも積極的に取り組んでいきたいなと思っております。

 それから今の川の問題、知事も言われた、私もとっても重要なことかと思います。それであればこそ、ここの地域、上田地域は、戌の満水のことを思い出していただければたいへんよく分かるではないか、そして土地改良のことをいろんなふうに、例えば農政部から外してしまってどうするんだ、といったご意見がよくありますけれども、私は東部町におりましたので、湯の丸高原に降った雨が十郎滝に下りてきて、所沢に降りてきて、それから千曲川に流れていく、そうすると一生懸命土地改良の方が所沢の前の田んぼやぶどう畑だけ手入れしてもあれは何ともコントロールができないんですね。その前の方から水というものを全部流域から河口まで全部管理して初めて土地改良ができていく。そういう意味ですから農政部というところから外して、森林環境というもっと大きな水の流れを中心にしてものを考えようといった、そんな考え方にしていく、ここはその考え方が一番よく分かっていただけることかなと、その延長線上に今川のとっても大事な千曲の流れの話があるのかなといったふうにお聞きしておりました。今日ここでお集まりいただのは何とか私達が考えている、よりよい意味での行政の組織改革をということなので、今の戌の満水の話を思いついたので加えさせていただきましたけれども、いろいろな形で、これからまた地元ですので、皆様方のご意見を伺ったり、またお知恵を拝借したりしていきたいと思います。

 インフルエンザのことも、今、日本で最も早くからここの県は、もう2回の会が終わりましたけれども農政部も含めて衛生部も社会部といった様々な部局を含めて、医療の点からも感染経路の面からも一体どう対応するのかといった会議を開いています。また、きちっと決まれば、あるいは途中経過を様々なメディアを通じてご報告申し上げたいと思いますし、鳥の話もそんな中で考えていきたいと思います。よろしくどうかお願いします。

 

(長野県経営戦略局参事 淺田耕治)

 皆様ありがとうございました。

 当初の予定を少しオーバーしてしまいました、申し訳ございません。

 以上、これをもちまして、組織再編に係ります地域の皆様との懇談会という形ものを終了させていただきたいと思います。

 どうぞ皆様方のご理解、あるいはご協力をこれまで以上にもお借りしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 本日は誠にどうもありがとうございました。


<お問い合わせ先>
■このページに関するご質問及びご意見は、 経営戦略局までメールもしくは下記にご連絡ください。
行政システム改革チーム Tel 026-235-7029 Fax 026-235-7030
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