平成16年2月県議会定例会における知事追加議案説明要旨
ただいま提出いたしました追加議案について、御説明申し上げます。
提出しました議案は、平成15年度一般会計補正予算案など13件です。
一般会計の補正予算案は、総額336億55万5千円の減額であります。
追加する主なものは、企業再生ファンドへの出資、信用保証協会への出捐(しゅつえん)金の増額、道路除雪費、蓼科ダム共同工事費負担金相当額返還金などであります。
このうち、企業再生ファンドにつきましては、高い再生の可能性がある企業の破綻(はたん)懸念を回避し、地域経済の活性化を図るため、「ずくだせ信州元気ファンド」への出資を行うものです。また、蓼科ダム共同工事費負担金相当額返還金につきましては、蓼科ダム工事の中止に伴い、共同事業者である蓼科ダム開発株式会社に共同工事費負担金相当額を返還するものです。
次に減額となりますものは、人事委員会勧告に基づく給与改定等による人件費や、国庫支出金の決定及び事業の確定に伴う公共事業費・災害復旧費などです。
以上申し上げました補正予算案の財源といたしましては、地方特例交付金6億6,424万6千円、地方交付税50億7,196万3千円など57億3,976万6千円を追加するとともに、国庫支出金156億7,440万9千円、繰入金92億2,099万5千円など393億4,032万1千円を減額することとしております。
本年度の一般会計予算は、今回の補正を加えますと9,080億9,024万5千円 となります。
また、特別会計補正予算案は公債費特別会計など6会計、企業特別会計補正予算案は病院事業会計など5会計であり、事業計画の変更などに伴う補正です。
事件案は、医療事故に対する損害賠償請求事件に係る和解についてです。
以上、追加提出しました議案につきまして、その概要を申し上げました。なにとぞよろしく御審議の程をお願い申し上げます。
(2004年3月4日)
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