平成15年2月県議会定例会における知事追加議案説明要旨
ただいま提出しました追加議案について、御説明を申し上げます。
提出しました議案は、平成14年度一般会計補正予算案など13件です。
一般会計の補正予算案は、総額202億7,349万9千円の減額であります。
追加するものは、財政改革推進プログラムの考え方に沿って真に必要な施策を展開するため、主に国の補正予算を活用して県民に身近な社会資本を整備するものです。
このうち松本盲学校の施設改修は、校舎北棟の耐震診断に基づく補強、防火設備の改修や設備の更新、県産材を多用した教室の木質化等を実施するものです。また、新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業として、地域における重要な情報通信手段であるケーブルテレビの整備に対して助成し、地域間格差を解消することにより、すべての県民が身近に情報と接することができる環境を充実してまいります。介護予防等拠点整備事業は、高齢者が要介護状態になることを予防するための事業、障害者の社会生活を高める事業など、市町村が地域の実情に応じて行う各種事業の拠点づくりを支援するものです。
次に減額となりますものは、人事委員会勧告に基づく給与改定等による人件費や、国庫支出金の決定及び事業の確定に伴う公共事業費・災害復旧費などです。
以上申し上げました補正予算案の財源としましては、県債5億7,532万9千円、その他繰入金など5億2,041万1千円を追加するとともに、国庫支出金109億4,491万8千円、県税17億7,248万6千円、その他地方消費税清算金など86億5,183万5千円を減額することとしています。
本年度の一般会計予算は、今回の補正を加えますと、9,895億7,695万3千円となります。
また、特別会計補正予算案は小規模企業者等設備導入資金特別会計など7会計、企業特別会計補正予算案は病院事業会計など5会計であり、事業計画の変更などに伴う補正です。
以上、追加提出しました議案について、その概要を申し上げました。なにとぞよろしく御審議のうえ議決願います。
(2003年2月26日)
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