|
共同通信 松木浩明 氏
知事選の関係でお聞きしたいんですけれども、昨日、安曇野の中心としたグループがですね、知事選の関係で、総務省の務台俊介さんに立候補要請するという会見をなさいました。今回まあ、そういった名前が出たことに対する感想と、あともう一点、先日の長野市長会見でですね、基本的には長野市長としては近藤さんのグループが決めた候補を応援するという形になってますけども、一方で、ダムでですね田中知事と同じような形の政策であれば指示できないというふうなことで、また、改めてダムがまた争点になりつつある訳ですが、この点についてのご感想をお願いします。
信州・長野県知事 田中康夫
はあ、鷲沢正一市長はつまりダムを造る人でないと応援できないっておっしゃった訳でしてね、びっくりしましたね。ですから、今どき浅川ダムを造りますっていうのを公約に掲げて立候補する人がいるのかなって思いますけれども。まあ、もともと立候補する人がいなければ、私が立候補するっていうふうに茅野実さんおっしゃってた訳ですから、是非とも茅野実さんが鷲沢正一さんを市長に担ぎ出された方ですからね、茅野さんが立候補されて、浅川ダムを造りますという公約の元で戦われるという形になれば、新しいエコロジストとしての面目躍如かなって思いますけども、あるいは浅川ダムを造りますって公約を掲げて立候補する人がいなければ、じゃあ最終的には鷲沢正一さんが県知事におなりになるっていうご意志を表明するのかなあと思いますけども。まあ、いろいろ務台俊介さんに関してもお名前が出ていますけども、まあ、あるいは菅谷昭さんが立候補されて、その後に萩原清さんが市長になられるとか皆さんもおっしゃっていますし、茅野市長の矢崎さんかなを近藤会長はご執心だという話もありますけど。
いずれにしてもやっぱり、自由民主党の方々が、肝心の自由民主党の方々がやっぱ半身の姿勢をとられたり、県会議員の方々が半身の姿勢でおられるのでは、県民が困惑するんじゃないでしょうかね。やはり県会議員の方々がきちんとした意思表示を、リスクを負われて表明されていく、行動されていくということがとても大事だと思いますけどもね。
まああの茅野さんは私に6年前は「負けてもいいから出てください」、あるいはあの「出ても4年間だけやってください」っておっしゃってたんで、今にして思うと随分とまあ身勝手なことをしちゃってたなあって気はしますけれども、ですからいずれにしても代替案がきっとそうした方々からご自身も含めて出てらっしゃるんだろうと思いますけど。
私に関しては引き続きこのように先程申し上げたように、財政再建だけでなく入札改革も含めてですね、プライマリーバランスの問題だけでなくこうした入札改革に関しても国家的レベルで長野県の改革を導入してっていただいてる訳ですから、そのことに関しては大変県民に感謝をしているところです。いいですか?はい。その他の方。
| 5 岳北広域行政組合のクリーンセンター建設について |
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
岳北広域行政組合のクリーンセンター建設のことでお聞きしますが、12日付けで岳北の方から知事あてに公開質問状というのが郵送されたと思いますが、もうお手元の方に届いてますか。
信州・長野県知事 田中康夫
ああ、何か、もらってます。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
岳北側が要請しているのは従来どおりで、なぜ環境省の方に「循環型社会形成推進地域計画」を進達しないのかということだと思うんですが、この理由を聞かせてください。
信州・長野県知事 田中康夫
あの文書拝見しましたけどね、公開質問状っていう形で木内正勝さんという飯山市長が岳北広域行政組合長としてお出しですけども、あの驚きましたね。
「いま反対されている方々は10人です。それも、この種の施設としては異例の地元以外の方々のみです。反対行動を訝るばかりです。」
「いま反対されている方々は10人です」って、この数字を特定できるっていうのは、大変な調査能力なのか、本当なの?っていう、で、しかも公開質問状にこういう文章をお書きになってくるというのはとても不思議であります。ですから「多数の皆さんの了解を得ながら、手続きを経て進めてきたものであります」って書いてありますけれども、で、それが「まさに民主主義です」ってありますけれども、それが民主主義じゃないって言ってる人たちがいるんじゃないんですかね。その点に関してきちんとしたご説明を私どもは前から求めている訳でありますが、そのことに関しては、何らお書きになってらっしゃらない中で、公開質問状という形が一方的に来ておりますけれども、大変に、どういうお考えなのかようわかりまへん。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
合意形成の部分に問題があるというふうにお感じになってるっていうことですか。
信州・長野県知事 田中康夫
はい?
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
住民の合意形成の方に問題があると、そのプロセスに問題があるというふうに知事は思っているということですか。
信州・長野県知事 田中康夫
いえいえ、だから、この方たちは、こう手続きを進めてきましたって言ってんだけど、その手続きの進め方がおかしいんじゃないのっておっしゃってる方々がいる訳であって、同時に私どもはさまざまな点から、費用の問題や人口の問題やですねそうした点に関して、ご照会というかですね申し上げている訳ですけれども、それにはあまりお書きいただけてない訳でございますからね。何も書いていないと思いますよ。
県としてのその「憂慮」というものに関しては、何もお答えになっていないと思いますよ。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
その点については、前に知事室に来られた時に、知事が文書内で示してくれというふうに言って、文書で回答が来てると思うんですが、それでは不十分だということなんですかね。
信州・長野県知事 田中康夫
だってだから私たち3月20日に関してもですね、この木内正勝さんあてに文書を出してる訳です、公用文書をね、きちんとした、番号のついた。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
それで今回のその質問状の最後に、そういう知事が憂慮されている、多分人口のこととか財政のことだと思うんですが、市町村の問題で市町村に任せてくださいとあるんですが、この辺の主張についてはどういうふうにお感じになりますか。
信州・長野県知事 田中康夫
だって何も答えてないってことですよ。だからね、皆さん方、この問題だけじゃなくて、この前、肝炎のお話の時にご質問があったけども、何で県が肝炎の補助に関して見直すんですかって話があったけども、国は全然行ってないんですよ。私あの時言ったのに、県に言うだけじゃなくて、じゃあそのことは国に対しても言ってみたらどうですかって言った訳。国に対しては言えない、県にだけは言える。そして私たちは水平補完って言ってるんですから、市町村のことも県のことも国のことも一緒に話していきましょうと言ってる訳であって、そこの市町村に住んでる人たちも県民ですから、私たちはさまざまな考えを申し述べている訳ですよ。「市町村に関してのことは言うな」って、ここに書いてあるんだよね。「市町村のことは言うな」って言って、じゃあ「県のことは言うな」なんて私たちは一度も言ったことないですよ。じゃあ国に対して先程の肝炎のことでも何でも、県だけが独自に全国で最も進んでやってることをもっと充実させようってことで、一緒に国も充実させませんかとか、市町村も一緒に考えますよっていう意見が出てこないってところに、民主主義の考え方が少し違うんじゃないか。
それと先日も申し上げたかな、先日いわゆるインターネット上で、本県の、何て言いますかね、議会での議論であったり、メディアの報じ方のことに関して書いてる人がいて、なるほどって私は思ったんですけども、本県では環境問題を語ろうっていうときに、小鳥の糞は正しいのか正しくないのか、そのことをはっきりさせなきゃ環境問題の取り組みすらできない、環境問題の取り組みすらしちゃいけない、提言もしちゃいけないっていうような感じだ、っていうのが書いてありましたけども、正にこれはすごい、言い得て鋭い意見だなって思いました。
私たちはいずれにしても本県のあり方をですね考える中において、この岳北のこの問題は大きな憂慮するべき点があると申し上げてきている訳です。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
そうしたら、その辺についてもうちょっと言ったんですけど、知事自身がやっぱり組合長あるいは岳北の市町村たちとですね、その知事が憂慮されてる点と向こう側の主張とですね、きちっとお会いしてですね話し合われないと、何かもう硬直状態になっちゃって、年度も変わってますし、いま現在岳北が使ってる焼却施設も来年の3月で使えなくなるんですね、地元との約束で。そういう事態になるとやっぱり、じゃあそのごみも今度焼却するときにその地域外に持ってって焼却するとなると、またそれなりのコストもかかってきますし、計画を変更するなら変更するなりでやっぱりきちっと早く着手しなきゃならない状況にもあると思うんですが、知事自身がそういうことを市長さんたちと話し合う考えというのはない訳ですか。
信州・長野県知事 田中康夫
だからそれはそれぞれ私たちの部署もあります、生活環境部を始めとしてね。それともう一つは、これはあの豪雪のときにも申し上げたと思うけど、いま県民は県に対してはどんなことでもおっしゃることができます。多くの方々がおっしゃいます。県民と県はフラットな関係になってきてると、これは多くの職員も認めてるところです。是非ともその岳北地区、とりわけ飯山の地区においてもですね、市民が飯山市に対してもきちんとフラットな形で意見が言える、また聞く。この前こども病院のとき申し上げました。「常に救急は受け入れてます」という言葉だけあっても、本県も私の前に「県民の声はお聞きします」って多分全戸配布していた「広報ながのけん」に書いてあったかもしれないけど、言えない心のバリアー、言えないものがあるとするならば、それをやっぱりフラットにしていく必要はある訳ですね。是非とも飯山岳北の地区、これは同時に野沢温泉村や木島平村等もですね、それぞれの中でお感じになってる方々がそのことを、だって「いま反対されてる方々は10人です」っていう、こういう文章が出てくるというところに、本当に逆に住民は意見が言えてるのかな、考えが言えてるのかなってことを私たちはこれを受け取って、私だけでなく担当者たちも一様に感じたとこです。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
ただその他の市町村長さんたちに聞いても、やっぱごみ処理施設のまあ言っても迷惑施設とよく言われるものを造る際に、完全な合意っていうのを得るっていうのはやっぱり難しいっていうかほとんど不可能なことで、最終的に若干、若干って言ったらあれですけれども、反対する人たちが残るのもこれは仕方がないというふうに言ってますし、今現在じゃあ県が塩尻の・・・
信州・長野県知事 田中康夫
だから、申し上げているように、これは他の地区もそうですけれど、ゴミの処理施設を造ることだけが目的となってませんか。で、そのことが正にこれは住基ネットに関してもね、片山善博知事が目に見えない大きな公共事業だと言いましたけども、大きなゴミの焼却施設というものがガス化溶融炉も含めてですね、新たな公共事業になっている訳であって、そうしたことを一緒に変えていかなければ正に昨日のだか一昨日の朝日新聞の中で根本良一さんが言っていたように、あるいは朝日新聞の坪井ゆづる論説委員自体が合併特例債はジャブジャブ流して税金の垂れ流しだという主旨を書いてましたけどね。だから同様の形でこういう形をしていくと本当に私たちはそれぞれの地域が維持できなくなるんじゃないですか。そのことに関してどうお考えですかって言ってんだけれど、そこの認識がまだ岳北の方々、取り分け組合長の木内さんにおかれてはですね、まだその認識が十分とは言えないんじゃないんでしょうかって言ってる訳です。その事に関して私どもの担当等がお伝えはしてきていることですけれど、それに対してもお答えなさってないんで、これ平行線なんじゃなくて、平行線の段階にも至ってないんですね。これね。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
平行線っていうか、だからさっきも言いましたけれども、職員がじゃなくて、ここまでお互い主張がずうっと同じまま来ている訳ですから、知事自身が僕は話さなければいけないと思うんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
だから知事、知事って、全部知事お任せ主義だけれども、私たちには担当している生活環境部もありますし、生活環境部長がお目にかかりますよいつでも。そのことをお話しますよ。だけど、私達のお出しした文章に関しても何らこれお答えになってない文章ですから。だからこれでは対話を拒まれているのはどちらですかってことになっちゃいます。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
先程のちょっと知事選の関連とも絡むんですけれども。現在県内でですね田中知事に対抗するというかですね、まあ知事今あの対応については明言されてなんですが、田中知事以外のその候補者を擁立しようとして、市民団体がかなりの数立ち上げっているとこなんですけれども、田中知事が就任されて以来、そのコモンズとかですねその地域の自律っていうのをまあおっしゃってて、その県民の中にはそういった意味では民主主義が活性化されていると、こう評価されている声も聞いてます。その市民団体のその動き自体ですね、知事としてですねそれはそのコモンズに根ざしたその活動というふうにご覧なっているのかどうかその辺ちょっとお尋ねしたかったんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
まあ不思議な感じがしてね。うちの県で市民派とか市民団体っていう人達は、私から言うと守旧派の人達でしょ。だから本県では市民団体という言葉が何か逆転しちゃってる気がしますけどね。何て言うのかしら、先程も言いましたけども県政に関してもあるいは知事のことを「康夫ちゃん」とかあるいは「康夫」とかですね言えたり、県政のこと何でも職員も含めて言えるって多分これは私の前にも私の後にも訪れないことだと思いますよ。訪れるとしてもその程度は違うと思いますね。ですからこれだけ皆が百家争鳴意見を言えるようになったのは結構なことかもしれないけども、前から申し上げているように批評民主主義や藪にらみ民主主義や半身民主主義ではなくて行動民主主義、責任民主主義にしていこうっていうのが、これは私だけじゃなくて小沢一郎さんも予てから言っていることだと思いますから。そうした中で皆さんが今お考えになっているのが皆さんが言うところの蠢きになってんじゃないんでしょうか。ですから、いずれにしても県会議員の方々も半身の姿勢ではなくて、菅谷さんがいいんだったら菅谷さんってふうにはっきり言った方がいいと思うし、務台さんがいいんだったら務台さんって言った方がいいと思いますし、若林さんがいいんだったら若林さんって言ったらいいと思うし、ね。矢崎さんとか猪瀬さんとか、鷲沢さんとかっておっしゃればいいんだと思いますよ。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
それじゃあ今、始まっているその市民団体の動きっていうのは、まあ知事がこう描いていたそのコモンズというような理念に即しているような動きなんですかね。
信州・長野県知事 田中康夫
いや、だから、そもそも皆さん市民団体っていうのも、まあだからそういう意味では市民団体っていう言葉の定義が本県から変わっていくのかもしれまへんけどね、うーん。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
そのお答えだとなんかその・・・
信州・長野県知事 田中康夫
今の皆さんが言うところの市民団体の動きというのは、だからコモンズというのは言うだけじゃなくて、行動するだけじゃなくて、きちんと自主自律、自己責任ですから、前から申し上げているように。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
じゃあ、その点ではまだ今、活動されている方々は知事が描いているコモンズという・・・
信州・長野県知事 田中康夫
知りません、そんなこと・・・
朝日新聞 五十嵐大介 氏
既にまだ、言いたくない・・・
信州・長野県知事 田中康夫
それは、そんなこと言うのはその方たち、その方たちというかそれぞれお考えがあってなさっているんでしょうよ。なんでそこがコモンズと結びつくのかな、よく。コモンズって、コモンズの言葉の意味も、多分五十嵐さんと私で、もしかしたらその定義付けが一緒なのか違うのかよくわかりまへんが。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
すみません。ちょっとコモンズの定義付けが相当難しいものだと思うんで、まあ・・
信州・長野県知事 田中康夫
そうですか。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
うん。正直同じ考えを持っているかわからないんですけれども、それなんでちょっと聞きたかったっていう部分があるんですけども。それで・・
信州・長野県知事 田中康夫
だから、私利私欲のない思いの方々が私は市民派っていうもんだって思ってますから、その意味でいうと、今蠢いてらっしゃる方々は、その私利私欲っていう言葉とはどうなんでしょうねっていう気はしますけどね。あとはだから、やはりそれぞれの一人ひとりの県民がどう思うかっていうことを県民が百家争鳴になるだけじゃなくて、やはり自ら胸に手を当て考え行動しないといけないんじゃないんでしょうかね。それがやっぱり民主主義でしょう。
朝日新聞 五十嵐大介 氏
はい、わかりました。
それで最後にその、今、知事の言葉で言うと蠢いているという言葉だったんですが、いわゆる市民団体の方々もですね、聞いていると当初は、田中知事が知事になられた頃は支持されてた方が多いというふうに聞いてるんですけれども、その方々が今知事に反旗を翻しているという点で、なぜそういう人たちに知事の主張というか理念が受け入れられなかったとお考えでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
まあ朝日新聞、常にそういう質問をするけれども・・・、それぞれお考えがあるんでしょう、その人たちに聞いてみたら。少なくとも本県は、先程申し上げたように本県から始めてきていることはごく当たり前の真っ当な王道なしの改革をしてきている訳ですから。ただ、その時にさっき言った小鳥の糞がいいのか悪いのかっていうような、そうした議論は決して民主主義の成果はもたらさないと思いますよ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
何度か知事選の関係で質問出てきたと思うんですが、知事ご自身について、これ最大のやっぱり関心事だと思うので、ちょっと先程もちょっと触れられた部分もあると思うのですが、ちょっともうちょっと明確におっしゃっていただきたいなと思ってご質問しました。
信州・長野県知事 田中康夫
何を。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
知事選に出る、出馬されるのかされないのかそのご意志、いつ頃、例えば今どういうことをお考えになってて・・
信州・長野県知事 田中康夫
それはもう前から申し上げているじゃないですか。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
例えば今表明されないでいると、例えばいつ頃までにどんな形で表明されるのかが、県民も関心事であるので、その辺ちょっともうちょっと明確にいただければなあと思ったんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
今私は知事として日々仕事をさせていただいている訳ですから。それは大変ありがたいことだと思ってますよ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いずれにしても8月に任期満了が来る訳で、その後も田中知事さんがやっていただけるのかというふうに関心をもって持っている県民は非常に多いと思うんですよね。
信州・長野県知事 田中康夫
だからこれは、もちろん私がいやだって言ってる人達もいるんでしょうし、今のあなたの話だと。そりゃ色んなご意見があるんでしょう。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いつ頃までにそのどんな形でその意思表明っていうか、ご自身の思いを決断されるのかなあと。そういうお考えは。
信州・長野県知事 田中康夫
私たちが職員と一緒に、県民と一緒にやっているこの改革というものはですね、違うんだっておっしゃるなら具体的にさっき言った小鳥の糞が良いのか悪いのかのような環境議論じゃなくて、どういう長野県にしたいのか、またそのためにどういうふうにしたいのか、そりゃあ鷲沢さんはダムは浅川に造らなきゃいけないって今回明言された訳ですし、浅川にダムを造るっていうことを約束してくれる人でなければ応援できないっておっしゃったんだから、やはりそういう人をお見つけになる努力をご自身の去就も含めてなさるっていう意思表示をされたんだと思いますしね。だからそれぞれそういう選択肢をお示しになられるのはそれぞれの皆さんなんじゃないでしょうか。私は今知事をしている訳ですから。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
じゃあ、別の質問一点お願いします。以前にもちょっと質問した事があるんですけれども、2002年度からですね知事と部局長とか地方事務所長で協約っていうのを作って、知事も締結されえて成果っていうか達成度について年度末に県民の皆さんに公表してどの程度どこまで進んだのかと、非常に良い取り組みだと思ってたんですが、昨年度の5月にですね私の方で質問した際に形骸化しがちだということで見直しをされるというふうに知事がおっしゃったんですけれども、その後既に新年度になってしまったんですけれど何の音沙汰も無いんですが、これ今どうなっているんでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
多少担当者も変わったりしてますから、4月の末から5月にかけてそれぞれの部局長とですね個人面談をしてそこで話をします。彼らがそれぞれその中でこうした事を行いたいということは当然明確な形で私に話してくれると思いますから、それに対して私の考えを述べるということですね。部局長に関しては今まで経営戦略局長の松林憲治が担当していましたが、副知事の澤田祐介が就任にしましたから澤田がそれぞれのその仕事の評価に関しても行うってことになってますけど。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
県民に見せる形で、やってられるのは正に協約というひとつの鍵でですね、形だったと思うんですね、見えやすいようにという事だったと思うんですけれど。今知事おっしゃったような話だったら、そりゃまあ日常的に内部でやっていただければ結構で、まあ当然組織であればやられる事だと思うんですけど。何かその17年度については少なくともそういうもの自体が存在しないままに年度変わっちゃったんですけれど。何かそのどうされるのかというもうちょっと明確なもの、あるいは議論の状況とかですね、その辺説明していただいた方がいいかなと思います。
信州・長野県知事 田中康夫
だからそれは多分その私たちはその中期5ヶ年計画みたいなものを作ったりとか何とかという形でやっていくんではないっていうことできてますからね。そしてまあ協約っていう言葉も何かちょっと固いっていうかおどろおどろしい感じがするっていうご指摘もあったりする中で、私は正に日々継ぎ目の無い総合愛情産業だっていうことを多くの部局長や地方事務所長のみならず、今チームリーダーである課長たちもですね認識をしてやってくれていると思いますから。その中でより次年度に関しても行っていく、そして昨年度の後半の活躍ぶりということに関してはこれは副知事が面談をしていく形になりますし。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
だからそういうものの県民への見せ方っていうかそのわかりやすさっていう意味で協約っていうのは非常にある意味でおもしろいなあというふうに当時思ったかと思うんですよね。それがうまくなければ、知事が言うように形骸化しがちだということで見直すってそれも僕、良いと思うんですよ。それを見直しをされると言った去年の5月にここでお答えいただいてその後どうなったのかっていうことなんですよね。僕が言いたいのは。だからそれは議論されているのか、もしされていなければやめるにしてもやめないにしてもちゃんと県民に説明する必要があると思うんですけれども。その辺どうなんでしょうかね。
信州・長野県知事 田中康夫
日々、4月以降も毎朝知事室で話をしてますから、じゃあ平澤さんからいただいた貴重なご意見で月曜日に話をしてみようと思います。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
わかりました。
産経新聞 芦川雄大 氏
ちょっとタイミングを逸しているんですけれども、会見が久しぶりなんで聞いておきたいんですけども、民主党の代表に小沢さん、知事が敬愛する小沢一郎さんがなられてですね、今は民主党とのまあ県内では距離感を感じる訳ですけれども、知事も議会で確か過去、シャドウキャビネットに入ったのは勝手になさったことだというようなニュアンスのご発言がございましたが、またその最近の週刊誌は、真偽はわかりませんけどまた新たにそういったニュアンスの閣僚候補というようなお話も出てですね、まあ小沢さんがなったことでそういった民主党との関係にですねどういう影響が出るのかということをちょっと伺いたいんですけども。
信州・長野県知事 田中康夫
さあ、それは、小沢さんに関してはあるいは、先日菅直人さんとも国民新党のパーティではお目にかかって、鳩山由紀夫さんと一緒にお話をしたりしていますけども、まあ改めて今回、私はやっぱり小沢一郎さんの先日の会見、演説ですか、あれはまあ一部には何か抽象的だっておっしゃるような方々がいますけども、私はあれを聞いてやっぱり心を震わせるっていうことにこそですね、やはり本来の目先の政治屋ではなく、私たちの日本を考える政治家としての言葉があったと思ってます。ルキノ・ヴィスコンティの『山猫』に関しては『日刊ゲンダイ』の連載でも触れましたけれども、正に小沢さんがおっしゃった「We must change to remain the same」ということは、私が前から述べてる、あるいは最近は産経新聞に原稿をお書きにならないというふうにおっしゃっている久保紘之さんが、かつて繰り返し述べていたエドマンド・バークもですね、正に人々のその不安や不満が革命のような形になる前にですね、いかんともし難くなる前に、常に革新しつづけてこそ真の私たちの社会の保守だっておっしゃってますけども、エドマンド・バークが、久保さんは常にそれを引用されてましたけど。小沢さんの考えも正にそうでイデオロギーなどというものが潰えた時代における、やはり小沢さんの持っている言葉、あるいはその歴史観や哲学というものは、我々がアジアの一員でありそしてアジアの一員としてアメリカとも対等に水平補完をしていこうということなんだと思います。
まあ、あと民主党の中の話はそれは民主党、ただ民主党・・自民党の人たちだって別にねえ、平野成基さんも議場で「私は小泉純一郎を評価しません、支持しません」なんておっしゃってたけど、でもまあ自民党の人は政権与党にいるから、政権与党でのさまざまな色んなものの分配ということができてるから一つにまとまってんでしょうからね。野党というものはある意味では利権ではなく理念で集うものだけども、それは民主党の中にも色んな考えの方がいるでしょうけど、そんなこと言ったら自民党の中にだって安倍晋三さんから加藤紘一さんまでの考え方の人はいますからね。それは民主党は逆にそうしたことが何でも言えるということなんだと思いますけど。まあ色んなスポーツ新聞を始め、新聞や雑誌は色々お書きになっているみたいですけれども、私は先程も大変嬉しかったように本県から日本全体を変えていこうっていう、県民益のために変えていこうということでやらせていただいてて、そうしたものが客観的な形で国が同様のことを良い意味で後追いして下さっているということは、そうしたことを先んじて行えてきてたってことに関して職員や県民に感謝したいと思ってますけど。まあ県内の民主党に関してはわかりません。前の前の総選挙の時に芦川さんはいらっしゃらなかったかもしんないけど、小沢さんと菅さんが二人並んだポスターで、私が言葉も含めてデザインさせていただいた時には、その正に県内の古い民主党を新しい民主党が変えることを期待するということを申し上げた気はします、そのような言葉を申し上げた記憶はありますけど。
信州・長野県知事 田中康夫
あと、昨日いくつかのあれで熊本県の球磨川水系の河川整備基本方針を策定する社会資本整備審議会検討小委員会というのが初会合が国土交通省で開かれたそうですけど、ここで潮谷義子熊本県知事が「国交省がダム建設に依存しているため、堤防強化など他の対策が遅れているという疑念が地元にはある」って明言をされたというのは、私は潮谷さん、いろいろと、あの思うに任せぬこともたくさんあると思いますけども、正に私たちも浅川に関してダム建設に固執していたがためにですね、下流域の内水氾濫ということに対しての対処ができないっていう形がきてましたし、もっと言えばダム建設に固執していたがために、天井川であったりですね、河川改修というものが住民の方々が望むほどには進んでこなかったってのがあると思います。ただ、河川改修と天井川の解消は解決をしてきておりますし、内水に関しても外水に関しても、今回私たちはダムを造らないという形の中で明確に案を示している訳ですから、やはり他県においてもこういう考え方を知事が持っている訳であるなと非常に感慨深く拝見をしました。はい、他の方。
|