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最終更新日:2006年04月15日

知事会見

平成18年(2006年)414日(金)11:00〜 12:05 県庁:表現センター

目     次

<田中知事からの説明>

1 若里公園の立入禁止について
2 防災110番の設置について
3 入札制度改革について

<表現者からの質疑>

4 知事選について(1)
5 岳北広域行政組合のクリーンセンター建設について
6 知事選について(2)
7 知事選について(3)
8 部局長等との協約について
9 民主党との関係について
10 ダム建設に関する熊本県知事の発言について
11 豪雪に関する表彰について
12 高校改革プランについて(1)
13 高校改革プランについて(2)、知事選について(4)

 

1 若里公園の立入禁止について

信州・長野県知事 田中康夫
 はい、それでは4月14日の会見です。ご存知のように、私どものですね、長野県若里公園、いわゆる県民文化会館がある辺りですが、昨日犬2匹を散歩されていた方が、その犬がですね、数時間して中毒症状を起こされたということでありまして、この地域を朝から立ち入りを、いわゆる芝生とか公園の部分をですね、立入禁止の形にさせていただいております。これに関しましてですね、私どもの生活環境部、土木部、あるいは衛生部、そしてまあ環境保全研究所で犬の嘔吐物の検査をすると同時に、公園内の点検を警察と共に行っております。なお、県民文化会館と県立の長野図書館は通常どおりのご利用がいただける形になっています。

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2 防災110番の設置について

信州・長野県知事 田中康夫
 それから既に皆様にもご報道いただいておりますが、このように「なだれにご注意」という形でポスターを作らせていただいてですね、市町村のみならず、鉄道会社、各社、あるいは索道の会社、あるいはバスターミナル、あるいは登山カードボックスの場所、こうした場所にですね、掲示をさせていただいております。そして、従来からの危機管理局を設けておりますが、「防災110番」という形で026−233−1000番という番号を設けております。これは24時間、365日対応であって県民の方々のみならず、観光客の方々等ですね、小さなことであってもですね、つまり例えば事故等に遭遇した場合だけでなく、道路を通られた時に、少しこう地域の方々が、木のしなり方がおかしいなあとか感じられたりですね、こうしたことも含めて、何でも24時間、私どもの県内のことに関して情報をご提供いただいたり、ご相談申し上げるという形での「防災110番」が026−233−1000番です。それから、Eメールも危機管理局ですので、kiki、何かハワイの放送局みたいな感じですけども、kiki@pref.nagano.jpという形になっています。

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3  入札制度改革について

信州・長野県知事 田中康夫
 それから今朝の朝日新聞の一面に、いわゆる国土交通省の公共工事というものが、非常に談合を廃止をしていこうと、これはまあ既に長野県の公共事業改革に関してですね、北側一雄国土交通大臣が長野県の入札改革というものを参考にしながら行っていきたいというご発言があったのは、以前に読売新聞に掲載されていたかと思います。同様の考えを公明党の神崎武法代表でしょうか、もテレビでご一緒した時にご発言されていましたが、ある意味では、公共工事の落札率が変わってきてると。確か朝日の紙面の中にも長野県の入札改革はより先に進んでいて、という報道がございました。地元ではなく、中央のメディアにおいてこのようにきちんと報じていただけるということは大変ありがたいことだと思っております。
 私どもは受注希望型競争入札を導入していくことで、建設工事に関しましてはですね、まだ平成13年の段階では、指名競争入札の段階でしたので97.4%というような平均落札率でありましたが、受注希望型の競争入札を導入して、平成17年が81.6%という形になっています。平成15年の段階は73.1%というような形でありました。これは決してですね、受注希望型競争入札を導入しても何年か経って逆に落札率が少し上昇したことは談合の疑いがあるんじゃないかとういうことでは決してこれはなくですね、ある意味では今、国の段階で起きていることも少し急激に落ちすぎてんじゃないかというような意見があるかもしれませんが、やはりこのように本県と同じようなですね競争入札を行っていただくことによって、当初はそうした揺れ動きはあるかもしれませんが、きちんとした仕事を私どもの検査チームがですね、会計局の中で行っているのと同様の形でですね、きちんとした仕事をきちんとした利幅の範囲内において行っていただけるという形が進んでくるものであるというふうに思っております。
 参加希望型競争入札に関しましても昨年度は私ども数をさらに増やすと、ちょっと手元にないね、3百いくつであったものが6百位にしましたっけ、そのデータまた後で教えてください。行っているので国全体もですね、本県の入札改革と同様なこと、また先日も入札、談合に関してのシンポジウムで東京で講演させていただきましたけども、こうした入札改革というのは決して終わりがないものであるというふうに思っております。常にその状況に合わせて、変えていく必要があろうかと思います。
 私どもの県では現在、旧経営事項審査のランクでいうとBランクの方々への仕事をどのようにしていくか、逆に言えばC、D、Eの方々は、とりわけD、E、あるいはCの方々はですね、きちんとした仕事を逆に国全体の公共事業費が4割も削減される中で行っていただくという形になってきてると思いますし、このことはいささかの自負を持っておりますし、多くのそうした建設業の方々から、きちんとした仕事に直接参加できて、仕事ができるという評価をいただいていると思います。Aランクの方々にも評価をいただいていると思いますし、Bランクの方々の仕事というものを今後どうしていくのかということに関しても引き続き検討しております。
 じゃあ、質問を受けましょうか。

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4 知事選について(1)

共同通信 松木浩明 氏
 知事選の関係でお聞きしたいんですけれども、昨日、安曇野の中心としたグループがですね、知事選の関係で、総務省の務台俊介さんに立候補要請するという会見をなさいました。今回まあ、そういった名前が出たことに対する感想と、あともう一点、先日の長野市長会見でですね、基本的には長野市長としては近藤さんのグループが決めた候補を応援するという形になってますけども、一方で、ダムでですね田中知事と同じような形の政策であれば指示できないというふうなことで、また、改めてダムがまた争点になりつつある訳ですが、この点についてのご感想をお願いします。

信州・長野県知事 田中康夫
 はあ、鷲沢正一市長はつまりダムを造る人でないと応援できないっておっしゃった訳でしてね、びっくりしましたね。ですから、今どき浅川ダムを造りますっていうのを公約に掲げて立候補する人がいるのかなって思いますけれども。まあ、もともと立候補する人がいなければ、私が立候補するっていうふうに茅野実さんおっしゃってた訳ですから、是非とも茅野実さんが鷲沢正一さんを市長に担ぎ出された方ですからね、茅野さんが立候補されて、浅川ダムを造りますという公約の元で戦われるという形になれば、新しいエコロジストとしての面目躍如かなって思いますけども、あるいは浅川ダムを造りますって公約を掲げて立候補する人がいなければ、じゃあ最終的には鷲沢正一さんが県知事におなりになるっていうご意志を表明するのかなあと思いますけども。まあ、いろいろ務台俊介さんに関してもお名前が出ていますけども、まあ、あるいは菅谷昭さんが立候補されて、その後に萩原清さんが市長になられるとか皆さんもおっしゃっていますし、茅野市長の矢崎さんかなを近藤会長はご執心だという話もありますけど。
 いずれにしてもやっぱり、自由民主党の方々が、肝心の自由民主党の方々がやっぱ半身の姿勢をとられたり、県会議員の方々が半身の姿勢でおられるのでは、県民が困惑するんじゃないでしょうかね。やはり県会議員の方々がきちんとした意思表示を、リスクを負われて表明されていく、行動されていくということがとても大事だと思いますけどもね。
 まああの茅野さんは私に6年前は「負けてもいいから出てください」、あるいはあの「出ても4年間だけやってください」っておっしゃってたんで、今にして思うと随分とまあ身勝手なことをしちゃってたなあって気はしますけれども、ですからいずれにしても代替案がきっとそうした方々からご自身も含めて出てらっしゃるんだろうと思いますけど。
 私に関しては引き続きこのように先程申し上げたように、財政再建だけでなく入札改革も含めてですね、プライマリーバランスの問題だけでなくこうした入札改革に関しても国家的レベルで長野県の改革を導入してっていただいてる訳ですから、そのことに関しては大変県民に感謝をしているところです。いいですか?はい。その他の方。

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5 岳北広域行政組合のクリーンセンター建設について

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 岳北広域行政組合のクリーンセンター建設のことでお聞きしますが、12日付けで岳北の方から知事あてに公開質問状というのが郵送されたと思いますが、もうお手元の方に届いてますか。

信州・長野県知事 田中康夫
 ああ、何か、もらってます。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 岳北側が要請しているのは従来どおりで、なぜ環境省の方に「循環型社会形成推進地域計画」を進達しないのかということだと思うんですが、この理由を聞かせてください。

信州・長野県知事 田中康夫
 あの文書拝見しましたけどね、公開質問状っていう形で木内正勝さんという飯山市長が岳北広域行政組合長としてお出しですけども、あの驚きましたね。
 「いま反対されている方々は10人です。それも、この種の施設としては異例の地元以外の方々のみです。反対行動を訝るばかりです。」
 「いま反対されている方々は10人です」って、この数字を特定できるっていうのは、大変な調査能力なのか、本当なの?っていう、で、しかも公開質問状にこういう文章をお書きになってくるというのはとても不思議であります。ですから「多数の皆さんの了解を得ながら、手続きを経て進めてきたものであります」って書いてありますけれども、で、それが「まさに民主主義です」ってありますけれども、それが民主主義じゃないって言ってる人たちがいるんじゃないんですかね。その点に関してきちんとしたご説明を私どもは前から求めている訳でありますが、そのことに関しては、何らお書きになってらっしゃらない中で、公開質問状という形が一方的に来ておりますけれども、大変に、どういうお考えなのかようわかりまへん。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 合意形成の部分に問題があるというふうにお感じになってるっていうことですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 はい?

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 住民の合意形成の方に問題があると、そのプロセスに問題があるというふうに知事は思っているということですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 いえいえ、だから、この方たちは、こう手続きを進めてきましたって言ってんだけど、その手続きの進め方がおかしいんじゃないのっておっしゃってる方々がいる訳であって、同時に私どもはさまざまな点から、費用の問題や人口の問題やですねそうした点に関して、ご照会というかですね申し上げている訳ですけれども、それにはあまりお書きいただけてない訳でございますからね。何も書いていないと思いますよ。
 県としてのその「憂慮」というものに関しては、何もお答えになっていないと思いますよ。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 その点については、前に知事室に来られた時に、知事が文書内で示してくれというふうに言って、文書で回答が来てると思うんですが、それでは不十分だということなんですかね。

信州・長野県知事 田中康夫
 だってだから私たち3月20日に関してもですね、この木内正勝さんあてに文書を出してる訳です、公用文書をね、きちんとした、番号のついた。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 それで今回のその質問状の最後に、そういう知事が憂慮されている、多分人口のこととか財政のことだと思うんですが、市町村の問題で市町村に任せてくださいとあるんですが、この辺の主張についてはどういうふうにお感じになりますか。

信州・長野県知事 田中康夫
 だって何も答えてないってことですよ。だからね、皆さん方、この問題だけじゃなくて、この前、肝炎のお話の時にご質問があったけども、何で県が肝炎の補助に関して見直すんですかって話があったけども、国は全然行ってないんですよ。私あの時言ったのに、県に言うだけじゃなくて、じゃあそのことは国に対しても言ってみたらどうですかって言った訳。国に対しては言えない、県にだけは言える。そして私たちは水平補完って言ってるんですから、市町村のことも県のことも国のことも一緒に話していきましょうと言ってる訳であって、そこの市町村に住んでる人たちも県民ですから、私たちはさまざまな考えを申し述べている訳ですよ。「市町村に関してのことは言うな」って、ここに書いてあるんだよね。「市町村のことは言うな」って言って、じゃあ「県のことは言うな」なんて私たちは一度も言ったことないですよ。じゃあ国に対して先程の肝炎のことでも何でも、県だけが独自に全国で最も進んでやってることをもっと充実させようってことで、一緒に国も充実させませんかとか、市町村も一緒に考えますよっていう意見が出てこないってところに、民主主義の考え方が少し違うんじゃないか。
 それと先日も申し上げたかな、先日いわゆるインターネット上で、本県の、何て言いますかね、議会での議論であったり、メディアの報じ方のことに関して書いてる人がいて、なるほどって私は思ったんですけども、本県では環境問題を語ろうっていうときに、小鳥の糞は正しいのか正しくないのか、そのことをはっきりさせなきゃ環境問題の取り組みすらできない、環境問題の取り組みすらしちゃいけない、提言もしちゃいけないっていうような感じだ、っていうのが書いてありましたけども、正にこれはすごい、言い得て鋭い意見だなって思いました。
私たちはいずれにしても本県のあり方をですね考える中において、この岳北のこの問題は大きな憂慮するべき点があると申し上げてきている訳です。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 そうしたら、その辺についてもうちょっと言ったんですけど、知事自身がやっぱり組合長あるいは岳北の市町村たちとですね、その知事が憂慮されてる点と向こう側の主張とですね、きちっとお会いしてですね話し合われないと、何かもう硬直状態になっちゃって、年度も変わってますし、いま現在岳北が使ってる焼却施設も来年の3月で使えなくなるんですね、地元との約束で。そういう事態になるとやっぱり、じゃあそのごみも今度焼却するときにその地域外に持ってって焼却するとなると、またそれなりのコストもかかってきますし、計画を変更するなら変更するなりでやっぱりきちっと早く着手しなきゃならない状況にもあると思うんですが、知事自身がそういうことを市長さんたちと話し合う考えというのはない訳ですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 だからそれはそれぞれ私たちの部署もあります、生活環境部を始めとしてね。それともう一つは、これはあの豪雪のときにも申し上げたと思うけど、いま県民は県に対してはどんなことでもおっしゃることができます。多くの方々がおっしゃいます。県民と県はフラットな関係になってきてると、これは多くの職員も認めてるところです。是非ともその岳北地区、とりわけ飯山の地区においてもですね、市民が飯山市に対してもきちんとフラットな形で意見が言える、また聞く。この前こども病院のとき申し上げました。「常に救急は受け入れてます」という言葉だけあっても、本県も私の前に「県民の声はお聞きします」って多分全戸配布していた「広報ながのけん」に書いてあったかもしれないけど、言えない心のバリアー、言えないものがあるとするならば、それをやっぱりフラットにしていく必要はある訳ですね。是非とも飯山岳北の地区、これは同時に野沢温泉村や木島平村等もですね、それぞれの中でお感じになってる方々がそのことを、だって「いま反対されてる方々は10人です」っていう、こういう文章が出てくるというところに、本当に逆に住民は意見が言えてるのかな、考えが言えてるのかなってことを私たちはこれを受け取って、私だけでなく担当者たちも一様に感じたとこです。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 ただその他の市町村長さんたちに聞いても、やっぱごみ処理施設のまあ言っても迷惑施設とよく言われるものを造る際に、完全な合意っていうのを得るっていうのはやっぱり難しいっていうかほとんど不可能なことで、最終的に若干、若干って言ったらあれですけれども、反対する人たちが残るのもこれは仕方がないというふうに言ってますし、今現在じゃあ県が塩尻の・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 だから、申し上げているように、これは他の地区もそうですけれど、ゴミの処理施設を造ることだけが目的となってませんか。で、そのことが正にこれは住基ネットに関してもね、片山善博知事が目に見えない大きな公共事業だと言いましたけども、大きなゴミの焼却施設というものがガス化溶融炉も含めてですね、新たな公共事業になっている訳であって、そうしたことを一緒に変えていかなければ正に昨日のだか一昨日の朝日新聞の中で根本良一さんが言っていたように、あるいは朝日新聞の坪井ゆづる論説委員自体が合併特例債はジャブジャブ流して税金の垂れ流しだという主旨を書いてましたけどね。だから同様の形でこういう形をしていくと本当に私たちはそれぞれの地域が維持できなくなるんじゃないですか。そのことに関してどうお考えですかって言ってんだけれど、そこの認識がまだ岳北の方々、取り分け組合長の木内さんにおかれてはですね、まだその認識が十分とは言えないんじゃないんでしょうかって言ってる訳です。その事に関して私どもの担当等がお伝えはしてきていることですけれど、それに対してもお答えなさってないんで、これ平行線なんじゃなくて、平行線の段階にも至ってないんですね。これね。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 平行線っていうか、だからさっきも言いましたけれども、職員がじゃなくて、ここまでお互い主張がずうっと同じまま来ている訳ですから、知事自身が僕は話さなければいけないと思うんですが。

信州・長野県知事 田中康夫
 だから知事、知事って、全部知事お任せ主義だけれども、私たちには担当している生活環境部もありますし、生活環境部長がお目にかかりますよいつでも。そのことをお話しますよ。だけど、私達のお出しした文章に関しても何らこれお答えになってない文章ですから。だからこれでは対話を拒まれているのはどちらですかってことになっちゃいます。

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6 知事選について(2)

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 先程のちょっと知事選の関連とも絡むんですけれども。現在県内でですね田中知事に対抗するというかですね、まあ知事今あの対応については明言されてなんですが、田中知事以外のその候補者を擁立しようとして、市民団体がかなりの数立ち上げっているとこなんですけれども、田中知事が就任されて以来、そのコモンズとかですねその地域の自律っていうのをまあおっしゃってて、その県民の中にはそういった意味では民主主義が活性化されていると、こう評価されている声も聞いてます。その市民団体のその動き自体ですね、知事としてですねそれはそのコモンズに根ざしたその活動というふうにご覧なっているのかどうかその辺ちょっとお尋ねしたかったんですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 まあ不思議な感じがしてね。うちの県で市民派とか市民団体っていう人達は、私から言うと守旧派の人達でしょ。だから本県では市民団体という言葉が何か逆転しちゃってる気がしますけどね。何て言うのかしら、先程も言いましたけども県政に関してもあるいは知事のことを「康夫ちゃん」とかあるいは「康夫」とかですね言えたり、県政のこと何でも職員も含めて言えるって多分これは私の前にも私の後にも訪れないことだと思いますよ。訪れるとしてもその程度は違うと思いますね。ですからこれだけ皆が百家争鳴意見を言えるようになったのは結構なことかもしれないけども、前から申し上げているように批評民主主義や藪にらみ民主主義や半身民主主義ではなくて行動民主主義、責任民主主義にしていこうっていうのが、これは私だけじゃなくて小沢一郎さんも予てから言っていることだと思いますから。そうした中で皆さんが今お考えになっているのが皆さんが言うところの蠢きになってんじゃないんでしょうか。ですから、いずれにしても県会議員の方々も半身の姿勢ではなくて、菅谷さんがいいんだったら菅谷さんってふうにはっきり言った方がいいと思うし、務台さんがいいんだったら務台さんって言った方がいいと思いますし、若林さんがいいんだったら若林さんって言ったらいいと思うし、ね。矢崎さんとか猪瀬さんとか、鷲沢さんとかっておっしゃればいいんだと思いますよ。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 それじゃあ今、始まっているその市民団体の動きっていうのは、まあ知事がこう描いていたそのコモンズというような理念に即しているような動きなんですかね。

信州・長野県知事 田中康夫
 いや、だから、そもそも皆さん市民団体っていうのも、まあだからそういう意味では市民団体っていう言葉の定義が本県から変わっていくのかもしれまへんけどね、うーん。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 そのお答えだとなんかその・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 今の皆さんが言うところの市民団体の動きというのは、だからコモンズというのは言うだけじゃなくて、行動するだけじゃなくて、きちんと自主自律、自己責任ですから、前から申し上げているように。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 じゃあ、その点ではまだ今、活動されている方々は知事が描いているコモンズという・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 知りません、そんなこと・・・

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 既にまだ、言いたくない・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 それは、そんなこと言うのはその方たち、その方たちというかそれぞれお考えがあってなさっているんでしょうよ。なんでそこがコモンズと結びつくのかな、よく。コモンズって、コモンズの言葉の意味も、多分五十嵐さんと私で、もしかしたらその定義付けが一緒なのか違うのかよくわかりまへんが。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 すみません。ちょっとコモンズの定義付けが相当難しいものだと思うんで、まあ・・

信州・長野県知事 田中康夫
 そうですか。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 うん。正直同じ考えを持っているかわからないんですけれども、それなんでちょっと聞きたかったっていう部分があるんですけども。それで・・

信州・長野県知事 田中康夫
 だから、私利私欲のない思いの方々が私は市民派っていうもんだって思ってますから、その意味でいうと、今蠢いてらっしゃる方々は、その私利私欲っていう言葉とはどうなんでしょうねっていう気はしますけどね。あとはだから、やはりそれぞれの一人ひとりの県民がどう思うかっていうことを県民が百家争鳴になるだけじゃなくて、やはり自ら胸に手を当て考え行動しないといけないんじゃないんでしょうかね。それがやっぱり民主主義でしょう。

朝日新聞 五十嵐大介 氏
 はい、わかりました。
 それで最後にその、今、知事の言葉で言うと蠢いているという言葉だったんですが、いわゆる市民団体の方々もですね、聞いていると当初は、田中知事が知事になられた頃は支持されてた方が多いというふうに聞いてるんですけれども、その方々が今知事に反旗を翻しているという点で、なぜそういう人たちに知事の主張というか理念が受け入れられなかったとお考えでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 まあ朝日新聞、常にそういう質問をするけれども・・・、それぞれお考えがあるんでしょう、その人たちに聞いてみたら。少なくとも本県は、先程申し上げたように本県から始めてきていることはごく当たり前の真っ当な王道なしの改革をしてきている訳ですから。ただ、その時にさっき言った小鳥の糞がいいのか悪いのかっていうような、そうした議論は決して民主主義の成果はもたらさないと思いますよ。

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7 知事選について(3)

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 何度か知事選の関係で質問出てきたと思うんですが、知事ご自身について、これ最大のやっぱり関心事だと思うので、ちょっと先程もちょっと触れられた部分もあると思うのですが、ちょっともうちょっと明確におっしゃっていただきたいなと思ってご質問しました。

信州・長野県知事 田中康夫
 何を。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 知事選に出る、出馬されるのかされないのかそのご意志、いつ頃、例えば今どういうことをお考えになってて・・

信州・長野県知事 田中康夫
 それはもう前から申し上げているじゃないですか。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 例えば今表明されないでいると、例えばいつ頃までにどんな形で表明されるのかが、県民も関心事であるので、その辺ちょっともうちょっと明確にいただければなあと思ったんですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 今私は知事として日々仕事をさせていただいている訳ですから。それは大変ありがたいことだと思ってますよ。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 いずれにしても8月に任期満了が来る訳で、その後も田中知事さんがやっていただけるのかというふうに関心をもって持っている県民は非常に多いと思うんですよね。

信州・長野県知事 田中康夫
 だからこれは、もちろん私がいやだって言ってる人達もいるんでしょうし、今のあなたの話だと。そりゃ色んなご意見があるんでしょう。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 いつ頃までにそのどんな形でその意思表明っていうか、ご自身の思いを決断されるのかなあと。そういうお考えは。

信州・長野県知事 田中康夫
 私たちが職員と一緒に、県民と一緒にやっているこの改革というものはですね、違うんだっておっしゃるなら具体的にさっき言った小鳥の糞が良いのか悪いのかのような環境議論じゃなくて、どういう長野県にしたいのか、またそのためにどういうふうにしたいのか、そりゃあ鷲沢さんはダムは浅川に造らなきゃいけないって今回明言された訳ですし、浅川にダムを造るっていうことを約束してくれる人でなければ応援できないっておっしゃったんだから、やはりそういう人をお見つけになる努力をご自身の去就も含めてなさるっていう意思表示をされたんだと思いますしね。だからそれぞれそういう選択肢をお示しになられるのはそれぞれの皆さんなんじゃないでしょうか。私は今知事をしている訳ですから。

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8 部局長等との協約について

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 じゃあ、別の質問一点お願いします。以前にもちょっと質問した事があるんですけれども、2002年度からですね知事と部局長とか地方事務所長で協約っていうのを作って、知事も締結されえて成果っていうか達成度について年度末に県民の皆さんに公表してどの程度どこまで進んだのかと、非常に良い取り組みだと思ってたんですが、昨年度の5月にですね私の方で質問した際に形骸化しがちだということで見直しをされるというふうに知事がおっしゃったんですけれども、その後既に新年度になってしまったんですけれど何の音沙汰も無いんですが、これ今どうなっているんでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 多少担当者も変わったりしてますから、4月の末から5月にかけてそれぞれの部局長とですね個人面談をしてそこで話をします。彼らがそれぞれその中でこうした事を行いたいということは当然明確な形で私に話してくれると思いますから、それに対して私の考えを述べるということですね。部局長に関しては今まで経営戦略局長の松林憲治が担当していましたが、副知事の澤田祐介が就任にしましたから澤田がそれぞれのその仕事の評価に関しても行うってことになってますけど。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 県民に見せる形で、やってられるのは正に協約というひとつの鍵でですね、形だったと思うんですね、見えやすいようにという事だったと思うんですけれど。今知事おっしゃったような話だったら、そりゃまあ日常的に内部でやっていただければ結構で、まあ当然組織であればやられる事だと思うんですけど。何かその17年度については少なくともそういうもの自体が存在しないままに年度変わっちゃったんですけれど。何かそのどうされるのかというもうちょっと明確なもの、あるいは議論の状況とかですね、その辺説明していただいた方がいいかなと思います。

信州・長野県知事 田中康夫
 だからそれは多分その私たちはその中期5ヶ年計画みたいなものを作ったりとか何とかという形でやっていくんではないっていうことできてますからね。そしてまあ協約っていう言葉も何かちょっと固いっていうかおどろおどろしい感じがするっていうご指摘もあったりする中で、私は正に日々継ぎ目の無い総合愛情産業だっていうことを多くの部局長や地方事務所長のみならず、今チームリーダーである課長たちもですね認識をしてやってくれていると思いますから。その中でより次年度に関しても行っていく、そして昨年度の後半の活躍ぶりということに関してはこれは副知事が面談をしていく形になりますし。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 だからそういうものの県民への見せ方っていうかそのわかりやすさっていう意味で協約っていうのは非常にある意味でおもしろいなあというふうに当時思ったかと思うんですよね。それがうまくなければ、知事が言うように形骸化しがちだということで見直すってそれも僕、良いと思うんですよ。それを見直しをされると言った去年の5月にここでお答えいただいてその後どうなったのかっていうことなんですよね。僕が言いたいのは。だからそれは議論されているのか、もしされていなければやめるにしてもやめないにしてもちゃんと県民に説明する必要があると思うんですけれども。その辺どうなんでしょうかね。

信州・長野県知事 田中康夫
 日々、4月以降も毎朝知事室で話をしてますから、じゃあ平澤さんからいただいた貴重なご意見で月曜日に話をしてみようと思います。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 わかりました。

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9 民主党との関係について

産経新聞 芦川雄大 氏
 ちょっとタイミングを逸しているんですけれども、会見が久しぶりなんで聞いておきたいんですけども、民主党の代表に小沢さん、知事が敬愛する小沢一郎さんがなられてですね、今は民主党とのまあ県内では距離感を感じる訳ですけれども、知事も議会で確か過去、シャドウキャビネットに入ったのは勝手になさったことだというようなニュアンスのご発言がございましたが、またその最近の週刊誌は、真偽はわかりませんけどまた新たにそういったニュアンスの閣僚候補というようなお話も出てですね、まあ小沢さんがなったことでそういった民主党との関係にですねどういう影響が出るのかということをちょっと伺いたいんですけども。

信州・長野県知事 田中康夫
 さあ、それは、小沢さんに関してはあるいは、先日菅直人さんとも国民新党のパーティではお目にかかって、鳩山由紀夫さんと一緒にお話をしたりしていますけども、まあ改めて今回、私はやっぱり小沢一郎さんの先日の会見、演説ですか、あれはまあ一部には何か抽象的だっておっしゃるような方々がいますけども、私はあれを聞いてやっぱり心を震わせるっていうことにこそですね、やはり本来の目先の政治屋ではなく、私たちの日本を考える政治家としての言葉があったと思ってます。ルキノ・ヴィスコンティの『山猫』に関しては『日刊ゲンダイ』の連載でも触れましたけれども、正に小沢さんがおっしゃった「We must change to remain the same」ということは、私が前から述べてる、あるいは最近は産経新聞に原稿をお書きにならないというふうにおっしゃっている久保紘之さんが、かつて繰り返し述べていたエドマンド・バークもですね、正に人々のその不安や不満が革命のような形になる前にですね、いかんともし難くなる前に、常に革新しつづけてこそ真の私たちの社会の保守だっておっしゃってますけども、エドマンド・バークが、久保さんは常にそれを引用されてましたけど。小沢さんの考えも正にそうでイデオロギーなどというものが潰えた時代における、やはり小沢さんの持っている言葉、あるいはその歴史観や哲学というものは、我々がアジアの一員でありそしてアジアの一員としてアメリカとも対等に水平補完をしていこうということなんだと思います。
 まあ、あと民主党の中の話はそれは民主党、ただ民主党・・自民党の人たちだって別にねえ、平野成基さんも議場で「私は小泉純一郎を評価しません、支持しません」なんておっしゃってたけど、でもまあ自民党の人は政権与党にいるから、政権与党でのさまざまな色んなものの分配ということができてるから一つにまとまってんでしょうからね。野党というものはある意味では利権ではなく理念で集うものだけども、それは民主党の中にも色んな考えの方がいるでしょうけど、そんなこと言ったら自民党の中にだって安倍晋三さんから加藤紘一さんまでの考え方の人はいますからね。それは民主党は逆にそうしたことが何でも言えるということなんだと思いますけど。まあ色んなスポーツ新聞を始め、新聞や雑誌は色々お書きになっているみたいですけれども、私は先程も大変嬉しかったように本県から日本全体を変えていこうっていう、県民益のために変えていこうということでやらせていただいてて、そうしたものが客観的な形で国が同様のことを良い意味で後追いして下さっているということは、そうしたことを先んじて行えてきてたってことに関して職員や県民に感謝したいと思ってますけど。まあ県内の民主党に関してはわかりません。前の前の総選挙の時に芦川さんはいらっしゃらなかったかもしんないけど、小沢さんと菅さんが二人並んだポスターで、私が言葉も含めてデザインさせていただいた時には、その正に県内の古い民主党を新しい民主党が変えることを期待するということを申し上げた気はします、そのような言葉を申し上げた記憶はありますけど。

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10 ダム建設に関する熊本県知事の発言について

信州・長野県知事 田中康夫
 あと、昨日いくつかのあれで熊本県の球磨川水系の河川整備基本方針を策定する社会資本整備審議会検討小委員会というのが初会合が国土交通省で開かれたそうですけど、ここで潮谷義子熊本県知事が「国交省がダム建設に依存しているため、堤防強化など他の対策が遅れているという疑念が地元にはある」って明言をされたというのは、私は潮谷さん、いろいろと、あの思うに任せぬこともたくさんあると思いますけども、正に私たちも浅川に関してダム建設に固執していたがためにですね、下流域の内水氾濫ということに対しての対処ができないっていう形がきてましたし、もっと言えばダム建設に固執していたがために、天井川であったりですね、河川改修というものが住民の方々が望むほどには進んでこなかったってのがあると思います。ただ、河川改修と天井川の解消は解決をしてきておりますし、内水に関しても外水に関しても、今回私たちはダムを造らないという形の中で明確に案を示している訳ですから、やはり他県においてもこういう考え方を知事が持っている訳であるなと非常に感慨深く拝見をしました。はい、他の方。

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11 豪雪に関する表彰について

中日新聞 上野実輝彦 氏
 昨日ですね、この冬の豪雪の功労ということで、表彰を知事名でされたかと思うんですが、県が県職員に対して表彰するというような形にもなってますので、賛否両論の声もあるかと思うんですけれども、そこら辺に対する知事としてのお考えというか見解というものを改めてお聞かせ願えればと思います。

信州・長野県知事 田中康夫
 何で逆に、昨日信濃毎日新聞は豪雪に対応した職員に感謝状を出したのがおかしいかの如き記事がありましたけど、何で誉めちゃいけないの、一生懸命県民のために努力をした人のことを。で、私はこれは同時に良いことをしてくれた職員を中越地震の時でも、あるいはその他の善行でも誉めるってことは皆さんの会社だってやっていると思うんで、これをしちゃいけないっていうのは職員の士気を下げろって信濃毎日新聞は新しい見解をお持ちになったのかなって気がするし、そうなるとそもそもいわゆるガセネタで編集局長表彰したっていうことも、しちゃいけなかったのかなって話になってっちゃうから、何でそれぞれ県民のために昼夜を問わず、努力をした、それは全職員がそうであると思いますけど、とりわけそうした活動をした人に対して誉めるっていうのは皆さんの会社だってあると思うし、どこの社会でもあることなんじゃないでしょうか。だからそれをいけないってことになると、じゃもう今度、国家公務員にも勲章を出すのはいけないってことを社説で書かなきゃいけなくなるだろうし。ごく当たり前のことをして、そのことがまた良い意味での励みになるのであれば、私は良いことだと思うので、何でそういう励みになることをしちゃいけないってことになると、職員の士気を削げって言ってんのかなってちょっぴし驚きましたね。今後も私たちはこういう県民のために努力をしている職員、特に今回、部局長たちもですね、栄村をはじめとして、道踏み隊に行った人たちが一様に言っているのは、やっぱりそういう努力をして、そこのおばあちゃんとお話をさせていただいたりして、ありがとうって言われたり、そのおばあちゃんが問わず語りにこんなこともできたらねっていうことがすごいヒントになるっていうのを言っている訳ですから、それが私たちの総合愛情産業だし、と思いますけどね。はい、後は。はい、一番後ろの方。

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12 高校改革プランについて(1)

大町市 二條孝夫 氏
 県の高校改革プランのことについてお尋ねをしたいと思います。県の教育委員会が、今回、強引というような形でずっと高校改革プランを推し進めようとしておりますけれども、そのことについてのご見解と、それと県の教育委員会が今度、例えば議会だとかそこら辺で諮るかちょっとわからないですけれども、議会を通さずに今回のプランを推し進めていくのかなって危惧があるんですけれども、そこら辺の見解2点、お尋ねしたいと思いますがよろしくお願いします。

信州・長野県知事 田中康夫
 やはり教育だけじゃなくて、森林整備だけじゃなくて社会のあり方ってのは百年の計だと思います。少子社会、高齢社会になってきて、その中において本来この高校改革ということに関してもこれは別に順列組み合わせというようなレベルの話ではなくて、高校のあり方がどうあるべきかということを私の就任前から前県政時代においてもきちんと話してくるべきことだったと思うんですね。ただそれを行わないで問題先送りにしてきたということだと思います。で、それに関して私が、というよりもむしろ教育委員会自らがその問題に関して深い、良い意味での危機感を持ち、そして議論をしてきて、やはり教育委員長をお務めの方も、松田泰俊さんも教育の現場におられて、しかもその松田さんは、これは多くの方が認めてらっしゃいますけども、いわゆるまあ不登校の子がいたり、校内的な暴力であったりトラブルが多かった学校を校長として立派に建て直されてきたと、そうした方であります。やはりその方が、この間の2月議会でも私は幾度も非常に深い感銘を受けましたけれども、やはりそうした方の経験に基づいて今回の高校の改革ということに関して、ご審議をいただいた結果が今皆さんにお示ししている内容なのだと思います。
 ですから私たち、今本県が行っている財政改革入札改革もあるいは福祉の地域移行教育の改革も、そりゃやらなければどんなに楽かわかりません。やらなければ多くの人たちから色んな意見は出ないかもしれません。でもそういう先送りをしてきたことが本県が就任した時に、財政再建団体になりかけてることすら、県民にすら伝えてなかったっていうことです。そのことを行わせていただいている中においてこの教育の問題もあると思います。基本的に義務教育はそれは地域の教育であります。義務教育は、それは小学生が私は遠くまで遠距離通学をするなどというのはあまり望ましいことではないと思ってます。東京においてもアメリカンスクールに小学校から入れたりですね、遠くの私立に入れたりというのは、そこの学校の校風に賛同してってよく親はおっしゃいますけれども、子どもが果たして同意をした上でなのかよくわかりませんし、小学校の段階っていうのは、私はその地域の中のさまざまなおうちの子どもたちがいる中で学ぶべきだという考えです。
 ただ高校までなりますとこれは義務教育でもありませんし、またやはりそこにおいては多くの人たちと、スポーツの場合でも他流試合を他校とすることによって切磋琢磨され、相対化され、弁証法するように、やはり高校という段階になった時には、私はやはり多くの地域の人々の中で一緒に学ぶという、さまざまな子たちと逆にまた学ぶということが必要だと思います。で、そうすると少子社会の中において限られた子どもたちの数だけで、限られた地区の方々だけで高校が運営されていくというのは、これは私は必ずしも子どもたちにとっても幸せではないと思います。多部制、単位制のような高校を今回導入していくということも、これはやはりさまざまな形をそのより広い地域からお越しいただける形で、より多くの者と他流試合ができる形という考えになってる、基づいていると思います。私は基本的には繰り返しますが、今回の教育委員会の決定というものは、大変な教育委員会の深い見識と深い覚悟のもとにお示しになっていると思っております。

大町市 二條孝夫 氏
 今の百年の計と言っておりましたけど、平成19年度からもう実施するっていうことが百年の計にあたるかどうか。それと今財政破綻ということを言っておりましたけれども、高校改革は、じゃあお金がないので、高校改革をするのかっということを受け止めていいのかどうかということと、再度質問しました県の議会を経ずして高校改革プランを推進するおつもりかどうか、この3点を再度聞きたいと思います。

信州・長野県知事 田中康夫
 財政改革の話は私たちの県がですね、財政改革をそれは個々の現場の職員は思ってたと思いますけども、県全体として大きな指針をですね、明確にリーダーが示して行ってくるこということはしてなかったということです。で、その問題と高校の話はこれ別であります。つまり、高校の話も子どもの数が減っていく中において高校をどのように、高校のあり方はどうするべきかっていう抜本的な議論というのは行われて来てなかったんじゃないかと。
 それは先ほどの入札に関しても、私どもは例えば小規模な企業のみが参加できる参加希望型競争入札の発注額というのは、平成17年度、今年の1月末現在では、平成、私が就任した翌年の平成13年度の約24倍の金額にまで増やしております。で、こうしたことが、結果として公共事業費が国全体が4割、小泉純一郎内閣が削減する中で、地域のC,D,Eの規模のランクの方々がですね、きちんと仕事を安定的にしてもらうという形になってます。ですから私たちは先送りをしないという形できている訳です。
 ですからそのことが正に、取り分け教育が百年の計であるならば、今行っていかねばならないということを教育委員会自らが感じてですね、行ってらっしゃるんじゃないでしょうか。ですから、その変えるときには必ず意見は出てきます。ですから、じゃ、先ほどのゴミの焼却場は変えるときには10人の人の意見が出てくるって飯山市長はおっしゃりたいのかもしれないけども、私たちはそうではなくて、今の形の中で行けばその焼却場を作ることが早晩行き詰まりますよって申し上げてる訳です。ですから、それは結局問題先送りというか、問題追認型になってるものを問題解決に岳北地域はいっしょにしませんかって申し上げてる訳です。なぜならば、我々は市町村と対等だからです。で、教育の問題に関して言えば、やはり百年の計であるからこそ、今ここで行っていかねばならないという考えに教育委員会は立ってるんじゃないでしょうか。

大町市 二條孝夫 氏
 あの、岡谷にしても、大町にしても、子どもは変わらないです、人数が。特に岡谷は平成29年までに子ども達が200人増えるということで、そこで、あの、岡谷の高校が統合されてしまうということについて、どう思いですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 これは、深く教育の現場の方々も参加する教育委員会においてですね、考えられた方針だというふうに私は思っております。で、先ほど申し上げたように私たちの信州・長野県が信州であり続けるためにこそ変えていかねばならない、信州を守るためにこそ変えていかねばならないということが先ほどの小沢一郎さんの『山猫』もそうですし、正にエドマンド・バークのそういう言葉もそうですし、私も及ばずながらもそうした思いに立ってるということです。

大町市 二條孝夫 氏
 今、信州じゃなきゃ変えていけないと言ったんですが、是非ね、信州だからこそ、取り掛かるものを上げていただきたいなと思います。

信州・長野県知事 田中康夫
 いえいえ違います。だから信州・長野県というものが、信州であり続けるためには、やはり変えていかなきゃならないということだと思います。つまり、私たちがやっていることは、うん、ということですね、問題解決型でってことです。また、ある意味では、だから、こうやって皆さんがこういう場でご発言をいただけるっていう形も私たちの大きな改革の成果だと思っています。ですから、その場において、是非ともですね、その全体の常にあり方はどうあるべきかっていう形での議論だけでなくて行動をですね、本県民の方々がしていただけることを教育に留まらず、いずれの問題に関しても深く、私は願っております。じゃあ、以上です。

鈴木恵美子 氏
 関連質問よろしいでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 55分やったからいいんじゃないでしょうか。

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13 高校改革プランについて(2)、知事選について(4)

濱 富夫 氏
 知事さんちょっとお願いします。

信州・長野県知事 田中康夫
 何でしょうか。じゃあ、ご意見だけ聞きます。

濱 富夫 氏
 岡谷南高校の同窓会のものでございます。この少子化問題っていうのはもう避けられる訳ない訳でして、そして近くの不景気、農水ダムの崩壊以来10数年、子どものことができないような事態がずっと続いておりまして、なんせ、その少子化問題は進んでおります。これは一人、長野県とかいうのでなくて、やはり、高校の問題なんかは学校が、つぶしたいんだけれども、つぶしてしまったら子どもを教育できないということで、互いの生徒を送り込んで学校を維持していくというような学校がある中でございます。そして学校の歴史というのは、農業地帯、工業地帯、商業地帯、すべての地帯で、それまでの地域の歴史の中に根ざした学校のシステムというものがそこに育っておりまして、それはやっぱり、一世紀という長い間に作り上げられたものでございまして、これは絶対にこれからの世の中に正しいというものではございませんけれども、しかし、100年間の歴史が作り上げたものというのは、少なくとも1年やそこらで、ちょっと校舎を変えるとか、一緒になるとか、銀行かなんかがこれ、数字の上で一緒になるのとは、教育とはちょっと違いまして、小学校から中学校から高校という、特に今年の場合は11月に長野県は第3通学区、我々のところ、発表されまして、そのときには既に、中学生はもう、どこの学校へ入学するということは決まっているという中で、突然、そういう発表がありまして、家庭のお母さん方お父さん方、また子どもたちも非常に大きな迷いを持っております。
 まあ、政治というのは僕らには分かりません。しかし少なくとも、教育というのはまず子供たちからの理解を得てからスタートするのが純然であって、政治なら自分たちで決める問題ではない。それはいろいろな事情があろうかとは思いますけれども、やはり、子供の教育というのは、子供がスタートにならなければならない。これが私の主張でございまして、私は中学くらいしか出ておりませんけれども、しかし実際問題に、色々な社会で色々なことをやってまいりましたけれども、この学校問題に関しては、やはり、大学とかそういう問題ではなくて、高校というのはやっぱり、小学校、中学校、高校、その生徒たちの理解を深めてそれからだんだん逐次スタートしていくということだと思います。百年の歴史の中に、どんな、私らの卒業生も、あらゆるところに、私の会社にも百人も入っていますし、市役所もほとんど、何十人という人間が、皆入っていまして、それなりに歴史を作っております。
 ですから是非ひとつ、もっと深いところからじっくりじっくりと教育の問題だけはしていかないと、子どもたちが迷って可哀相だというふうに思いますので、ぜひ、知事さん、私はあの、私のハーモ美術館に来ていただいて、いろいろ御見学いただいたときにお会いしただけですけれども、一生懸命生きていろんな意味で生きてまいりましたけれども、この度、是非知事さんにお願いして、もう少しスパンを取っていただいて、そして僕らの子どもたちにも、入学式の度に色々話をしております。皆、不安を持っております。そういうことの中から、是非ひとつ行うにしても長いスパンを取って、そして世の中の動向を見ながら、その地域の、岡谷はもともと製糸工場とか物づくりの町から出てきたところですし、諏訪市は温泉という観光の中からできた町ですし、それから、茅野市は農業というところから出てきた学校です。それぞれが、その地域の歴史に根ざした学校教育をしてきた訳でございます。ですから、そういう意味でこっちとこっちを一緒にするということは、大変色々な問題があろうかということを痛切に感じますので、是非とも知事さんにお願いして、ちょっと長いスパンで話し合いの期間を、子どもも親も持っていただきたい、是非そんなふうにお願いをしたいと思います。是非よろしくお願いいたします。

信州・長野県知事 田中康夫
 ひとつ申し上げたいのは、私読んだことないんですけれども、まあ確かお父さんは新田次郎さんは長野県の出身かなあ、藤原正彦さんの『国家の品格』、私はあまりあの手に取ろうという気持ちにはなっていませんが、でもその、何ていうのかしら、今のもちろん浜さんの気持ちはすごくわかるんですけれども、子どもの持ってることっていうふうに言ってったら、躾ができないってことですよね。あの本を多くの人たちが読んでるのは民主主義を先程らい言ったように民主主義を守るためには、民主主義の中を守るためには変え続けなきゃいけない。先程の入札改革同様にですね。ということだと思うんです。それをまあ、子どもの言う意見を聞きましょうとだけ言っていたら、躾も出来ないっていうことになっちゃいはしませんでしょうか。やはり私たちは無論、大人が全知全能ではないかもしれませんが、多くのその教育の現場にも携わってきたものたちが、今のこの高等学校のままでは私たちは立ち行かないと、財政的にじゃありません、立ち行かないというですね深い危機感から今回のプランを示してんじゃないでしょうか。
 そして、それはですね先程知事選に関してもさまざまなご質問がありましたけれども世の中を変えない、あるいは世の中を後戻りさせたいと思う人たちが私は何か今蠢いてらっしゃるに過ぎないのではないかという気がしているということです。そして世の中を変えない、あるいは世の中を後戻りさせるということはですね、それは結果的に信州を滅ぼすことになると私は思っています。であればこそ、まさに信州を守るというのは、その残すという意味はでうね、信州を本当により育むためにはですね、常に私たちはですね、辛かろうとも、変え続けなくてはいけないということです。前へと歩み続けなくてはいけないということです。正に夜明け前に戻らないどころか、夜明け前以前にまでしたいという人たちによってですね、本県の話が語られるということは、それは私は市民運動とか、市民派とかですね、市民団体という言葉には断じて値しないと思っています。
 ただ、先程の鷲沢正一さんに見られるように、ダムを造ると明言してくれる人でなければ、私は応援しないっていうのはこれは大変にその方の覚悟です。そしてもしその方が見つからないときには、まさに鷲沢正一さんは自らお立ちになるということもあられると思います。それはやはり私はそれで私と考えが違ってもひとつの覚悟だって思ってます。ただ教育委員会も期せずして私と同じ覚悟を持っていたということです。私たちが何か教育委員会に押し付けたのではなく、教育委員会の人たちは信州が信州であり続けるために、真の意味で信州であるために、今回の高校改革というものを示したんだと私は思ってますし、そのことに大変敬意を表している訳です。是非ともその、県知事選に関してもですね、それぞれの県会議員の方々も決してあの自分の安全地帯を確保するというような形でなく、やはりこれは半身の姿勢ではなくですね、きちんと自らの、責任のもとでご発言や行動をされてくことをとても願っています。以上です。どうもありがとうございました。

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