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最終更新日:2006年03月31日 |
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平成18年(2006年)3月27日(月)22:35〜23:05 県庁:表現センター | ||||
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信州・長野県知事 田中康夫 これに関しまして正副議長の元に、私はこの文書の後お伺いを致しました。で、この点をお認めいただきたいということに関して、正副議長からはご了解をいただいた訳でございます。そして今までは、議会の推薦される方をですね、議員1名ということが法律で規定されておりますので、これに関しては知事が提案をするという形でございましたが、人事案の提出権、人事提案権に関しましては、これはもとより長にある訳でございます。こうした中で私がですね、ふさわしいと思われる、58名の方の中から、この方々はもとより選良として県民がお選びになっている方でありますから、それらのいずれの方もよりふさわしい方であろうかと思います。しかしながら宮澤敏文議員に関しましては、先程の客観的観点からですね、不適任であるというふうに申し上げた訳です。で、このことで私がふさわしいと思う方を提案をさせていただき、今議会で採決いただきたいということをお願いをして、この点に関してもご了解をいただきました。これは何となればですね、正に仮に今議会で決まらないという形になりますと欠員になります。議長からはその時お話もございましたが、私は例えば他の公安委員や教育委員や人事委員というものも欠員であったということが議会の承認を得られずございました。ただこれらの方々は、民間から選出される議員でございます。監査委員はそれぞれ独任制性でございます。そしてまた議会から選任される方は、わずか1名であります。すると正に議会は私ども行政執行のチェック機関でござまして、その機関を代表する方が仮に6月議会に提出をするということになればこれは4月から6月までの間、その間に独任制の他の3人の委員の方々が監査いただいたことに関して、万が一にもですね何らかのその後の問題が生じた場合には議会にもご迷惑をかけることになると。そのことで議会から選任をさせていただきたいということを申し上げ、このようにルールを変えて私がふさわしいと思う方を、むろんこれは元々法律の規定上そのようになっている訳です。
先程読み上げましたが、「地方自治法質疑応答集」、これは編者は地方自治制度研究会で第一法規出版株式会社から出ている書籍に第196条関係というところでございます。本件について考察すれば監査委員選任同意の議案提案権は長に専属するものであると解されている以上、議員から選任しようとする監査委員について長が、私であります、同意のための議案を提案することは何ら違法ではないものである。議員の中から選任される監査委員については、あらかじめ、議長を通じて適任者の推薦をしてもらったり、事前の了解を得ておいたりすることが通例であるが、これはあくまで実態論で、これをせずに長が一方的にある議員を選び、選任同意を得ても問題はないものである、というふうに記されております。このことに関して正副議長もご同意をいただいた訳でございます。そしてご同意をいただいた上で私は永井一雄議員にお越しいただきましてですね、監査委員として是非お勤めいただきたいと、その人事案件を出すというお話を致しました。これに関しまして、永井議員は「いや、おれが」というようなご発言があったかもしれませんが、あくまでもこれに対して拒絶をされると、あるいは固辞をされるということではなく、これはお引き受けをいただいた訳でございます。この時には複数の私どもの職員、並びに複数の県議会議員の方も同席をしてらっしゃる場でございます。で、その後これは私がそうした現場を拝見した訳ではありませんが、永井議員が議会棟の方にお戻りになられて、これは先程も言いましたように独任制でございますから、会派なりの同意を経るというものなのではございません。まあ議員は恐らくは会派の方々、他の方々にもそのことをお話しになった中で、ある意味では周囲の方からあるいは異なるご意見があられたのかもしれません。この中で私どもは議員にご同意をいただきましたから、この件に関しまして議長の方に提案する手続きを進め、この件に関してもしていった訳でございます。それに高橋宏議員に関しましては、22日付で議員の直筆で3月31日をもって監査委員を辞任をするという願いが出た訳でございます。で、23日付けで議長からその高橋宏議員の辞任に関してですね処理を進めていただきたいという文書が寄せられていた訳でございます。これに関して既に決裁を致しました。従いまして、高橋議員が3月31日で退任をされるということは決定事項であった訳でございます。で、こうした中で議長のところにもお伺いをして、選任をですね欠員の期間が生ずることなく選びたいと申し上げた訳です。その後、永井議員が私の3階の知事応接室の方へお越しになられました。その時にはまあ宮澤宗弘議員も中にお入りになり、田口哲男議員も確かお入りになられたかとは思います。私どもは副知事の澤田祐介、また出納長の青山篤司、経営戦略局長の松林憲治等が、またその他の職員も同席を致しました。この中で永井議員から今議会に提案をするという中でなかなか理解が得られないかもしれないというお話がございました。私としてはですね議員は58名の選良であられるから十分に資格をお持ちであられるし、しかも須坂市議会において副議長まで務められた方であるから、そうした行政をチェックするといことに関しても深い識見をお持ちであるということを繰り返し申し上げました。議員はですねそうした中で提案を取り下げることができないかと、そうして6月議会でもう一度再度提案をしていくという形であるならば皆の理解も得られようということをお話になりました。こうした中で正副議長の下に私は伺いました。私どもの職員も同席しておりました。ここでまず正副議長は議会から出された案件に関しまして私が不適切であるというふうに申し上げたことに関して、既にご理解をいただいておりました。そして私から提案をさせていただくということに関してもご同意をいただいて、そして永井一雄議員の同意を得て提案をした訳でございますが、その当事者であられる議員が大変に悩まれているということに関しては、これは私としても配慮をする必要があろうと。従って議長に対しましては一度取り下げて6月の議会において、すなわち私が、人事提案権を有する私がふさわしいと思われる方を58名の中から、まあ実質的には正副議長はその該当にならないかと思いますが、その方を提案をさせていただきたいと、そのことを是非永井議員のためにもお認めいただきたいということを申し上げましたが、正副議長からはそれはならないと。既に出されている案件であるからこれからいうお話がありました。しかしやはりそれは、ご本人のそうしたお気持ちがある中で、私としてはですね6月の議会に私から提案をするという形をお願いしたいと。すなわち今までのような議会からご推薦をいただくという形のルールとは違う形で、行いたいというお話を致しました。それに対して、そうした形で取り下げるという形ではなく、取り下げるか、取り下げないかどちらかだというお話がございました。しかし今回提案致しましたのも、今までの慣例とは異なる形で、新しいルールの下で、お認めをいただいたことであるというふうに申し上げましたら、これは今議会限りの特例であるというお話がありました。しかしそもそもを考えれば、まさに先程の読み上げましたことがありますように、長がある議員を選び、選任同意を得ても問題はないとある訳でありまして、この正に記されてる点で、このルールに則って6月に行いたいということを申し上げました。で、しばしのやり取りがございましたが、それはできないというふうに当初はおっしゃておりましたが、各会派の代表が集まっての会合、ちょっと正式名称はわかりませんが、を行うというふうにお話がありましたので、では私が今申し上げたこと、とりわけ皆様の同僚であられるですね、永井一雄議員のお気持ちというものを私がお聞きしてのことであるということもお伝えをいただきたいというお願いを致しました。そして辞去を致しまして、程なく金井範夫議会事務局長が3階の知事応接室の方にお越しになられて、各会派の会合が開かれたけれども、この件に関して議案を予定通り提出をして、採決をするというお話でしたので、私から正副議長に、再度お伺いをして、お話を申し上げ、念を押させていただいた点に関しても各会派の代表の方にお伝えいただきましたかというふうにお尋ねをしたところ、その旨議長は明確に申されたというお話でありました。以上です。 | ||||
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長野朝日放送 小林光朗 氏 |
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信濃毎日新聞 辻本邦宏 氏 |
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信州・長野県知事 田中康夫
先般も申し上げましたが、かなり政府の中枢部におられる方々と過日お話しをすることがありましたが、その時にも「何故木製ガードレールを本県から、しかも林野庁も補助金を出して認めるというものまで否決をするのか」と。本県製の木製ガードレールが他の都道府県で積極的に取り入れられているぞ、というお話しがありましたけれども、やはり本県が発するものが本県内よりもですね、むしろ本県の山を越えた場所でご理解いただいているということに、大変複雑な思いを抱くところです。 |
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