Web Site 信州
トップページ戻る目的でさがす分野でさがす組織でさがすサイトマップ使い方ガイド
最終更新日:2006年02月28日

知事会見

平成18年(2006年)228日(火)17:30〜17:50 県庁:表現センター

目     次

<田中知事からの説明>

1 本日の代表質問について

<表現者からの質疑>

2 道州制について

<高野林務部長からの説明>

3 森林のCO2吸収量について

<表現者からの質疑>

4 本日の代表質問について@

<田中知事からの説明>

5 道州制について

<表現者からの質疑>

6 道州制、飯山堆肥センターに係る調査について
7 本日の代表質問についてA

 

 

1 本日の代表質問について

信州・長野県知事 田中康夫
 お待たせしました。2月28日、知事会見です。
 先日お話申し上げたように、代表質問と一般質問のときは、終了後概ね15分後から簡単に会見させていただきます。取り立ててこちらからありませんが、1点午前中の平野議員へのお答えの中で、百条委員会関連のところで、私が「潔癖」でありますってふうに言ったみたいですけど、本人としては「潔白」って言ったつもりでありましたので、複数の方から録音を聞いても「潔癖」と言ってたというお話ですが、私、「潔白」であり、正に「潔白」であり、やましいところはなく、正々堂々とこの瞬間も県民のために奉仕させていただくことに、「感謝」と「誇り」、このとき、「喜び」を言うのを忘れちゃったみたいですね、通常この3つを言ってますが、を抱いている訳です、ということなので、これ、どういう形になるのかな。議事録の方も「潔癖」っていうと何かいつも体ごしごし磨いている感じなので、「潔白」と言ったつもりでございましたので、そのようにさせていただけると大変ありがたく思っています。
 何かご質問があれば。失礼しました。あとですね、もう一つ、温暖化対策に関してのですね、目標値をどのように設定をしているのか、というお話でございます。これに関しましてはですね、平成14年の5月に、信州・地球温暖化対策研究会の方からですね、地球温暖化対策「長野モデル」第一次提言というものが私の方に出ております。で、また、その後、平成15年の4月にですね、長野県の環境審議会から「長野県地球温暖化防止県民計画」が答申を受けております。
 この中で、2010年度にはですね1990年度比で6%、これに関しましては森林の部分の吸収をですね算入しないという形で目標が作られている訳です。その後ご存知のように、18年今年の1月13日に、環境審議会の方から今回の条例というものの答申が出てきている訳でございます。現実、県内の温室効果ガスのですね排出量というものは、2000年には1,834.1万トンでございましたが、2002年に多少減りまして1,826万6千トンになって、2003年には1,787.6万トンという形で減少してきているという形になっております。なお、あの、森林に関しましては、調べてくれた?さっき高野さんが、高野林務部長が言ったけど、あるいは高野林務部長を呼んでいただいてもいいけれど。森林に関しましては、国有林に関してはこれは算出できないということで、これに関しましては、やはり国の林野庁のほうにも是非お願いをしていきたいと。数字をさっき彼は言っていたと思うんだけれど、林務部で。これじゃ分かり次第お伝えを申し上げます。
 あと、もうひとつあの、佐久間象山(しょうざん)に関しての部分で、私、平成8年と先程言ったようでございますけれども失礼いたしました。昭和8年に、佐久間象山(しょうざん)の全集が出るときにですね、佐久間象山(ぞうざん)というふうに信濃教育会の側でですね、命名をしたというかそのように決めたという形だそうです。ただ、一般的には、昔の文章ではまあ複数の方がおっしゃるには、佐久間象山(しょうざん)というふうに本人が語っていたというお話であります。それではご質問、はいどうぞ。

▲目次にもどる

2 道州制について

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 先程代表質問の最後の方でも少しお考え述べられていましたが、今日、先程地方制度調査会の会合終わりまして、間もなく小泉純一郎首相に道州制についての答申がなされると思うんですが、改めて今の道州制論議の問題点と課題、あるいは道州制という制度そのものについてのお考えを聞かせてもらいたいんですけど。

信州・長野県知事 田中康夫
 分かりました。堺屋太一さんが書いてらっしゃったものの紙をすぐに持って来るように市瀬さんに伝えて。あの、ちょっといいですか。それあの、各社から、あのアンケートがあったときにも、その部分引用している部分がありますので、そこを踏まえてお話をいたします。
 高野さんの方からありますか?じゃあ、あなたが説明して。
 ⇒知事の回答はこちら

▲目次にもどる

3 森林のCO2吸収量について

林務部長 高野弌夫
 それではあの、森林のですねCO2の吸収量でございますけども、現在ですね、林野庁が試算しております基準値に基づきまして県で推定しましたところ、民有林の吸収量は50万炭素トンでございます。国有林を含めますと77万炭素トンということでございますけれども、これはあくまで林野庁の試算でございまして、現在農林水産省では、平成11年度から各地の調査を実施しておりまして、平成18年の8月の末までに森林吸収量の算定方法につきまして、国内の基準を作ることにしております。その後ですね、ご案内のとおり京都議定書に基づきます、温暖化効果のガス削減のためにですね、国際的な審査をしていただくというような段取りになっております。大変申し遅れましたけれども、私、林務部長の高野弌夫でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

▲目次にもどる

4 本日の代表質問について@

信州・長野県知事 田中康夫
 着きましたか?それでは他のご質問があれば先に。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 今のおっしゃられた何点かありましたけど、これは議会の方では発言の訂正なり撤回なりってのはされる、手続きはされるということでよろしいんでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 まず、平成8年、昭和8年というのは、客観的な間違いでございますので、それは無論であります。あとまぁ「潔癖」と「潔白」というのは、私が言い間違えたのかもしれませんが、やはり「潔癖」という言葉はここに少しそぐわない、そぐわないというか「潔白」という意味で申し上げたので、これもお願いを申し上げたいと思っております。2点でしたっけ。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 いずれにしても、この場で表明されたものと議会の議事録に残るものと不整合があってはいけないので、その辺はちゃんとされた方がいいんじゃないかという・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 いや、ありがとうございます。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 それから、他の件でですね、宮澤さんの質問に対するもので、流産をされた方に対してどのような手立てがあるのか検討されているという答弁がございましたけど、これは今どこでどういう議論がなされているということなのか、もうちょっと詳しく教えていただきたい。

信州・長野県知事 田中康夫
 まあ、これは私どもの少子社会、高齢社会の問題というのは、衛生部や社会部だけでなくて、副知事あるいは企画局というようなところでもですね、無論調査統計の担当も含めて議論してますから、そうした中で副知事との中でもそうした意見が出てきております。
 流産なさった場合にですね、特に自然流産の場合にどのような保険制度の上でも手立てがあるのかないのかというようなところも踏まえて、先ほど申し上げたように、やはりまた出産していただける、意欲を持っていただけるということが大事ですから、この点に関してきちんと調べた上で、本県でできることがあればですね導入したいと思ってます。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 その話をお聞きするとすると、どなたにお聞きしたらよろしいんでしょうか?まだそういうレベルではないんですか?

信州・長野県知事 田中康夫
 まあ、今、別にこれ与太話で言っている話では勿論ありませんけれども、具体的に確定して、という形ではありませんから、副知事の澤田なりにまたお聞きいただければ・・・

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 そうですか。わかりました。

信州・長野県知事 田中康夫
 無論確定次第、またお伝えします。

信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
 はい。結構です。

▲目次にもどる

5 道州制について

(信濃毎日新聞 中野弘之 氏の質問に答えて)
信州・長野県知事 田中康夫
 あの失礼しました。今までいくつかの新聞社等の方から、道州制に関してご質問がいただくときにもですね、1月27日の全国知事会の「新地方分県構想検討委員会」というものがございまして、ここで堺屋太一委員がですね、「今日(きょう)提案されている同州案は、国の出先機関の所管地域を基にしており、現実・・現在的利便性・・現在としてですかね・・現在的利便・・本当?『現代的利便性』って言ってるのかな、『現実的』かな?現代的利便性が乏しい」と。「一部、現在の都府県協会や出先機関が所管するところを変えても、実現的利便と特色ある発展と普通の問題意識によって区別すべきではないか。」という風に述べられているんですね。ちょっとこれ一部誤植があるような気がしますので、政策秘書が確認をいたします。
 これ、いくつかの皆様の紙面でも私拝見した記憶があるんですが、やはり南の方にお住まい、県の南部のお住まいの方からすると、例えばその「北関東ブロックである」とかですね、「関東ブロックである」というのは、おそらく南木曽町の方や根羽村や阿南町の方が「北関東ブロック」って言われた時に少し違和感はあろうと思うんですね。歴史的にも文化的にも経済的にも交通的にもですね。これは多分、静岡県も本県も実は「関東知事会」とですね「中部圏知事会」と両方に入っておりますけれども、多分熱海にお住まいの方は、テレビとて県域放送の枠を超えて東京のテレビも全部映るわけですし、熱海にお住まいの方が「自分達が東海である」って、例えば「名古屋を拠点としての東海の地域だ」って言われても、なかなか少しそぐわないって思いがあられようと思うんですね。
 ですからこれはある意味では今の形がまさに省庁の現在の役所の都合によって道州制を設けるのか、やはりそれぞれのその地域に住んでいる人達がこれだけ交通や経済や文化をですねとしたものがかつて47都道府県が設けられた頃と変わって来た時にどうするのか。ということは一般論として申し上げるとですねあろうとおもうんですね。これは本県の方の中にはですねやはり信濃の国としても一つの思い。私が信州と言ってきたのも山口村の件に関してですね私が意見を申し上げたのもそうした思いであります。
 ただ一方で現実生活の中で例えば南にお住まいの方が北関東だと言われたときに北関東のそうした国の機関にまで出掛けなくてはいけない、連絡を取らなければならない、というのはなかなか実際の生活の利便から言うとですね今申し上げた熱海の方が名古屋までと言うのと同様な気持はもたれるのかなと思います。
 ですからやはりこの道州制の問題、私は複数の回答でも今導入することに関して賛成か反対かと言うことに関してどちらでもないと言う選択肢をしておりますのでどちらでもないというのは消極的な意味ではなくてですね、やはりそのこの点は国がまさに日本という国家のあり方というものを提示してその中でいかにそれぞれの地域がまさにリージョナルコモンズとして生きながら、日本という国家としてのですね活性化していく上でどういう仮に道州制を導入するならば形があるか。残念ながら今の形は今の枠組みの中での順列組み合わせに過ぎないのではないかと、これはとりわけ県境であったり県庁所在地から遠く離れた方々にとってはですね思いがあられようという気がしますね。よろしゅうございますか。

▲目次にもどる

6 道州制、飯山堆肥センターに係る調査について

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 ちょっと別の質問いいですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 どうぞ。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 先週の金曜日・・

信州・長野県知事 田中康夫
 あの失礼しました堺屋さんの原文の方でございますけど、提案されている道州案は「国の出先機関の所管地域を基にしており、現在的利便性が乏しい」というふうになっておりました。一部現府県協会、あの都もあると思うのですけどね、「一部現府県協会や出先機関掌管を変えても実面的利便と特色ある発展、共通の問題意識によって区分すべきではないか。」というのが堺屋さんがお書きになったところでして、これはあの多くの方が感じられること、とりわけ経済であったり流通であったりですねそうしたところ、あるいは基礎的自治体の方々の中にはうなずかれる方がいらっしゃるのかなとは思います。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 あの、先週の会見、飯山堆肥センターの会見の件で1点確認しておきたいんですが、これまでの違反行為とそれについての飯山堆肥センター側の対応について資料出されるって話だったんですが、担当部局に聞いてみるとですね、県が今まで確認した違反事実ですね、あるいは亜鉛濃度が高かったっていうことを含めて、これまで公表してきたこと以外に新たな違反というものはないというふうに考えて・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 担当部局ってどこの?

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 生活環境部、まあ農政のほうにも少し、聞いたんですが。

信州・長野県知事 田中康夫
 あの、私たちはこれわかりやすい形でまとめて、お配りする用意はあるということで、週明けに、というふうに申し上げたところですけれども。

信濃毎日新聞 中野弘之 氏
 その中に、要するに過去に、こういう違反があったとか、あるいは亜鉛濃度が高かったっていうふうに、もう既に公表されてきた事実以外の新しい違反っていうものはないというふうに・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 これは澤田さんわかりますか?
 いままで公表、その都度、あるいはまあ少し時差はあるかもしれませんが、発表してきているもの、ということをもう一度わかりやすくまとめさせていただければということであります。その形で明日には、明日の午後にはお配りできる形になるかと思いますが。

▲目次にもどる

7 本日の代表質問についてA

信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
 あの今日の答弁の内容、全体を通じてですね、何度か、その「価値観の違いだ」とかですね、「人生観の違いである」、あと「哲学の違いだ」という表現もあったような気がするんですが、これまでのですね、知事の答弁の印象と比べてかなりそこら辺、その県会側といいますか、質問者の側をですね、その突き放すというか、そこら辺の雰囲気がですね、まあ価値観の違いだということで結論付けてしまうとなかなかその先の議論というのは発展しずらいという部分もあると思うんですけど、今回だからちょっとそこら辺の知事の答弁の変化が若干の印象に残っていると言うか、気になった部分もあるんですが、何かそこらへん・・・

信州・長野県知事 田中康夫
 いや、決して意図してのことじゃなくてですね、やはり代表質問ですので、それぞれの会派を代表しての方で、ある意味ではあの、党首討論ではありませんが、一問一答的にですね、お話ができたとは思います。いつもですと、最後、議員の方が最後しめられて、私ども部局長の、議員の方に最後何か意見を言われて、それに対して反論なのでなくて補足をしたり、述べることができないという少し消化不良がありますけれども、決して何か突き放しているわけでも何でもなくて、ただ今日申し上げましたけども午前中の部も午後の部も、少なからぬですね、議員の方々が私どもの方から見ていると、その方の意見を述べられる時に、非常に冗談だったので笑うというのではなくて、おそらく述べられている内容や見解に関してですね失笑されているという形が、いつになくですね非常に多かった、というのは感じたところでございます。
 ですからその意味ではいつも宮坂さんは私の方が議員を突き放して、という話しですが、最後の宮澤さんのご意見等ですと何か逆に宮澤さんの方からずいぶんと物語をお話し頂けたような感じがしますのでね、私としては、やはり他意はなくですね5年半経って、基本的な、やはりどういう県を創出していくのかっていう認識の土俵がですね、どうも随分とまだ違うんだなあという気がしたんですね。そうしますと正に何と申しますか議員の方々が「坊主憎けりゃ袈裟まで」という感じで、先般も申し上げましたが鷲沢正一市長が「何をするかが問題でなく、誰がするのかが問題だ」ってことで、木製ガードレールや様々な福祉施策を、私の県政が行うことならば問題だ、という趣旨でご発言がありましたけれど、やはり基本的な私たちの社会の目指すところ、まさに高齢社会、少子社会、ですから少子高齢化社会はもはや通り過ぎていますから。あのそこが十分とまだ隔たっている点があるのかなって気がしましたね。それに対して議場からも、おもしろくてというよりも少し、はにかみながら失笑されている方が随分と今日に関しては従来より多かったなっというのが正直な感想です。

信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
 あの、前回の会見私出ていないので聞けていないのですが、こういうふうにですね、代表質問・一般質問終わったあとに記者会見を知事の方から毎回開くという申し出がありまして、それ自体は我々として歓迎すべき話しなんですが、これ知事にとってみれば、議場で十分いままで述べられない部分があって、それを補足的に説明するということではないんですね。

信州・長野県知事 田中康夫
 いいえ違います。あの、さっきのように客観的な、客観的のというかですね、年号の間違いとかがあったことはお伝えできるという側面はありますけれども、基本的にいつも議会が終わりますと、渡り廊下のところで皆様に囲まれる形ですのでね、むしろ、それよりりも皆さんの側からご質問があるかたちをこのような場で設けさせていただくほうが、皆さんのためにも、議論性が高まるのではないか、という思いからであります。
 はい、じゃあ以上です。どうもありがとうございました。

▲目次にもどる

<お問い合わせ先>
■このページに関するご質問及びご意見は、 経営戦略局までメールもしくは下記にご連絡ください。
秘書広報チーム Tel 026-235-7054 Fax 026-235-6232
▲このページのトップへ  
Copyright Nagano Prefecture.All Rights Reserved.
各ページに掲載の写真・音声・CG及び記事の無断転載を禁じます。