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信州・長野県知事 田中康夫
10月28日知事会見です。お手元にお配りしましたが、当初予算編成に関してのペーパーとそれからゼロベース予算に関して、あるいは中期財政試算、これはまあ10月段階での試算です。いずれにしても国の交付税がどうなるかですね、そんなものはちっとも見えてない訳で、その中で出してます。ゼロベース予算に関してですねもう一度ご説明をしておこうと思います。施策方針の基本的考え方、これもお配りしたのかな、これは正に少子高齢社会というものが急速な勢いで日本は世界に類を見ない形で進んでいる訳です。この中で、少子高齢になったから税金を増やすとかそうした形は正に人口減少社会においては一人あたりのとりわけ労働人口の負担を増やすことになります。この中で特に信州・長野県は、少子高齢が日本の中でも大きく進んでいる県ですから、それが施策方針のところに書かれていることです。まさに我々が量的拡大ということ以上に質的充実をどう図るか、その意味では常にゼロベースで、惰性ではなくて事業を厳選して実施する必要があります。
ですからその中でゼロ予算事業、これは鳥取県が今回皆さんご存知のように打ち出していて、今日の部長会議でも話をしたところですけれども、例えば公共事業の場合というのは私たちが業者の方に出しますので業者の方の人件費も事業費として外付けで見える訳ですね。あるいは従来は私たちの中でやっていた測量や設計といったことも、アウトソースすることによって、これは事業費ですからその中で業者の方々はですね大変に努力をしている。やはり本県の土木建設業の人たちの意識が最も本県の改革、意識の中でも進んでいるというのはそこにあると思うんですね。そうすると私たちの例えば農業改良普及員というものはこの事業費としては非常に少ない金額です。しかしここに多くの人間がいますから、この人件費ということを考えれば農業改良普及員が県民サービスをしているということでの事業費はかなり大きな金額になる訳ですね。するとですね仕事の管理とかいうような、職員が萎縮してしまったり、そのモダンタイムス的社会ということではなくて、その農業改良の人件費というものも事業費としてきちんと分かる形にしていく。すると改良普及員の努力のもとでアウトプットとしてレスザンゼロの野菜がこのくらい普及してきたとか、それが市場でこのようにいい価格で売れるようになったとか、こういったことを考えようというのが多分鳥取県の発想にもあると思うんです。
これは私たちはすでにゼロ予算事業という形でやってきたので、今回のゼロベース予算の中にはこうした点もですね、鳥取県は大変精緻な形で計算してきていますけれども、これは逆にいえば我々の人件費の部分も事業費という中でどのように捉えるかという、これは大雑把とか大くくりということじゃなくて、鳥取県のような非常に精緻な形になるとこれまた隘路に入ってっちゃう場合がありますので、またその作業のために非常に時間がかかっちゃうということは、本来の良いサービスをするための事業の構築の萎縮につながっちゃうので、ここは非常に今考えているところです。ただ、いずれにしてもこのゼロベース予算というものは人口の急減少社会の到来を前提としたものとして、経済や福祉や医療などの社会システムを地域中心に変えていくと、そして付加価値の高い産業を地域から育てていくと、この2つのベクトルを職員が共有しながら施策を構築していくと、こうした施策方針の基本的考え方をゼロベース予算編成の共通理念としていくということです。そしてもちろん地域というのは分断孤立型ではありませんからネットワーク社会ですから、それは長野県全体としての良い意味での統合になっていくと、連携になっていくということです。
これは日本経済新聞からも出ている人口減少社会の設計や人口減少経済の新しい公式といった本をお書きの政策研究大学院大学の教授の松谷明彦さんがおっしゃっている提言をもとにですね、職員これはとりわけゼロベース予算を実施していこうというのは財政改革チームリーダーの関昇一郎さんを始めとする方々がですね、具体的に提案が出てくる中で部局長や地方事務所長がですね議論をしてきてます。とりわけ澤田祐介が副知事に選任されてからは、あえて私が入らない形で副知事や出納長の青山篤司も入ってですね、全部局長あるいは地方事務所長が加わって来年度の予算をどのようにしていくのか、またその施策の基本方針というものをどのようにしていくのかという議論をした上で今日お手元にお届けしているところであります。
それから昨日新潟県の泉田裕彦知事とお目にかかりました。今度、中部圏知事会議が上高地で30日31日と開かれますが、ここでの中部圏知事会における提言についてですね、新潟県知事にご説明を致しました。並行在来線に関してのことです。それからまた信越本線に関してですね観光連携を含めたあり方を、様々な可能性を追求しようということで新潟長野両県で研究会を早急に立ち上げるという形になりました。これには北陸信越運輸局長の大野局長にもご参加いただいて早急に様々な意見を出して方向性を詰めていこうという形になっています。
それから11月30日の日に、昨日知事にもお伝えしましたが、単身で仮設住宅に入居されている方々が200名以上今なおいらっしゃいますので介護者の方を含めて300名規模の方々に、私どもの栄村のトマトの国、飯山市のいいやま湯滝温泉、野沢温泉村の温泉健康館のざわ、中野市のぽんぽこの湯、須坂市の湯っ蔵んど、須坂市の古城荘それから千曲市の名月荘、このうち名月荘と古城荘といいやま湯滝温泉は「安心・安全・正直」な温泉の認定制度にも加わっていただいているところですが、ここに長野県バス協会のご協力を得て、無料で温泉にお入りいただいて昼食も食べていただくということを行うようになってます。またこれに関してはもしできれば隣県でありますし、特に隣の県に入ってから越後川でなくて信濃川とずっと言ってくださっている県のご老人をお招きするのでご取材いただければと思います。
では、ご質問を受けます。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
先日那須で関東地方知事会議がありまして、その場で東京都が五輪を招致したいということを知事会としても全面的に支援してゆくということを決議された訳ですけれども、特に知事からご発言なかったんですけれども、東京都が二度目の五輪になるんですけれどもね、招致することそのものについてですね、決議に特に異議を唱えられなかったということは、賛同されるというふうに理解していいのか、どうお考えになっているのかお伺いしたいんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
個人的には大阪の埋め立てをした土地が膨大に空いていますし、阪神もリーグ優勝はしたけれども4連敗という形になっちゃったから、大阪が立候補されないのかなっていう気持ちは個人としてはありますね。やはり大阪に夢を与える意味では。ただ、石原知事は東京と言ってもあれなんですね、東京の場合は東京都が立候補なんで、市がないから23区?23区長によってじゃないんかな、よくわかんないけれど。長野オリンピックは長野市だったと思うんですけど、いつの間にか長野県と長野市がやるみたいな感じになっちゃったんでしょうけど。あと、石原知事は既存の建物をいろいろ使って、これはもう関東圏というような形で行うんだっておっしゃっているし、現実に東京オリンピック、1964年の時にも軽井沢は乗馬の会場になった訳ですからね。そうした中で、まぁあるいは石原さんがこの時期に立候補されるというのはそれはいろいろな政治的ご判断がご本人も含めてあられるんでしょうけれどね。それは東京、やっぱりその構成都県がそのように意思をお持ちであるということに関東知事会としてそれに異議を唱えるというような立場の会ではないと思いますけど。まぁそれはただ国内でも福岡が立候補されると言っているし、福岡は今まで経験がないし、それは今後JOCやIOCが考えることだと思います。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
わかりました。それから別件でゼロベース予算なんですけれども、これが一番のこの紙(プレスリリース平成17年(2005年)10月28日「2006年度施策方針を決定しました。信州・長野県は少子高齢化社会を支える総合愛情産業を目指します。」)が一番の考え方の基本になるというふうに思うんですけれども、これまでも長野県とすれば事務事業の見直しということでですね、毎年かなり幅広く事業の廃止ですとか縮小をしてきたんですけれども、それとの違いをちょっと・・・、それと私混同しているところがあると思うんですけれども、それとどう違うのかっていうところをちょっとお伺いしたいのですか。
信州・長野県知事 田中康夫
議論している中で僕が思っていたのは、事務事業の見直しって言葉は、これは全国的に使われているし、恐らく霞ヶ関とかから出てきた言葉で、どうしても縮み志向なんですよね。シーリングであったり、あるいはその事業のあり方を変えるんじゃなくてこの事業はやめちゃいますってなると、これはもう正に民間でやって下さい、市町村でやって下さい、個人でやって下さいとかね、なってっちゃうとこれはサービス低下になるんじゃないかという非常に不安を感じる方もいると思うし、実際にサービスが変わっちゃうと思うんですよ。だからどうも事務事業見直しってのは行政の内向きの論理、行政がだからお金がないから増税しますってのと同じように、お金がないから、人手が足りないから時代の要請を得たというのは後付理論になってっちゃう、時代の要請を得たという。だけどゼロベース予算というのは、ゼロ予算事業ってのと同じように、我々の職員のアティテュード、意識を変えようと、住民へのサービスはより住民に甘えてもらうとか住民を増長させるということではなくて、全く逆の意味で総合愛情産業として住民へのサービスをよりきめ細かく、より充実していこうと、そしてより自律的に参加していただこうということだと思います。
だからやっぱり言葉の響きってのも一つ大事で、結果としてこの事業はもうやめましょうとか、この事業の形を変えましょうということになったところでは同じじゃないかと言うかもしれないけれども、私の言葉の語感の中では「事務事業見直し」ってのはもう手垢がついてきちゃっているんだよね。どうしてもシーリングすればいいんじゃないかとか、なんかそうなっちゃうんだよね。だから、ゼロベース予算ってのはその事にやはり非常に、そして少子高齢というのは避けられない、今日も話したんですけれども25年前の「なんとなくクリスタル」というのは少子高齢がきたら大変だよっていう話だってことを文章を読み上げてお話をしたんですけれどもね、部長会議で。そのことを職員も感じているから今回こういう言葉になったんじゃなくて、そういう意識で予算を今度は予算とか事業を組んでこういう、鳥取県が行っていることも多分そこがあるから人件費というのも事業費という中で見える形にすることで職員のサービスの意識を変えようよってことだと思うんですよね、片山さんが。私たちもそれは先駆けて行ったことだと思います。だから是非皆さんには前回もお話したけれども、やっぱり時間がって言ってたらそれは切りがないんで、やっぱり追い詰められると皆さんだっていい原稿を書けるんだから、良い意味で温かい目でなどとは言いませんけれども、やはりこういうことをやろうということを是非ポジティブに捉えていただきたいと思います。
読売新聞 三浦 真 氏
ゼロベース予算の関連なんですが、この中で人件費についてどのように・・職員給与ですがどのように見直していくのか、予算カット、今年度で終わる訳ですがその辺のお考えをお聞かせいただきたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
この間組合交渉を松林さんが出てるんだね。まぁ、最近北海道のようなすごい所が出てきて、北海道もあそこまでいく前にもっと早くやりたかった人件費の話じゃなくてね、もうその予算の立て方、財政のあり方をどうにも待ったなしっていうところまできてああなっているんだと思いますし、それに対して北海道の組合の方も非常にそれはわかるという発言をされているのを読みましたけれども。それはなんとも中期財政試算というのはここでこういうふうに出しましたけれども、これを見たってここまでうちの県のようにプライマリーバランスも5年連続黒字っていう県はないよ。日本はプライマリーバランス、単年度でずっと赤字なんですからね。だからプライマリーバランスが基礎的財政収支が5年間連続黒字という県はない、というかプライマリーバランスが黒字という県がほとんどないっていうことですよね。つまり我々はずっと財政の健全化ということで累積債務を4年連続減少させていますけれども、単年度で減少したところというのは雲仙があった長崎県であったり、東京都であったりありますけれども、ほとんどないですよね、2件か3件ですから。
まあでもそれだけの努力をうちの県がしてきてもこの中期財政試算をご覧いただければわかるように、平成19年には今の形の交付税であったりでも財政赤字になるということです。ただこれは我々が今までの努力をしていなければもうとっくに去年破綻していた訳ですから。そのことはもともと私の就任前から本来このことに危機感を持って行うべきだったということを非常に職員は今思ってこのようにしていますから、まだ人件費のことはなんとも・・・わからんです。まあいずれにしても良い意味で職員を萎縮するとかそういうことではなくて、今回ゼロベース予算の中で鳥取県同様に人件費というところも外で見える形で事業費としてですね県民に説明できるようにしていこうというふうに言っていますから、こうした中で更に検討するところだと思います。
テレビ信州 大和洋介 氏
知事選まで1年を切りましたが、連合長野は田中知事を推薦しないという方針で、今日の午後の大会で決定される見込みだということですが、この点どのようなお考えでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
別に連合長野は前回も別に私は困ると言っていた団体でしょう。まあそれこそ、労働組合というのが受難の時代で、私の支持率の半分近い組織化率の方々がどのようにお考えになるのかってのが労働界全体のお考えなのかどうなのか、これは県民がご判断されることじゃないんですか。まあもう一個で言えば、自民党の方も民主党の方もいろいろとご議論なさっているってのも皆さんの報道を通じて伺っていますけれども、まあ来年のことを言うと鬼が笑うって私はよく言っていますけれども。ただ何か政治っていうのは常に気概を持ったり、勇気を持ったりすることですからね、中曽根康弘さんが言ったように政治家は常に歴史の検証される被告台の上に立つと、今という時代じゃなくて10年後や50年後にもどの様に検証されるかということの自覚を持って政治というのは行うんだっておっしゃっているけれど、民主党も自民党もその自ら踏み出しては議論はされているようだけれども、自ら踏み出して我が党としてこうするとかお話しになっていないからまだ半身の状態でね取り組まれている感じですよね。まあ連合長野は連合長野のお考え、労働団体・・労働団体っていうのも・・全員が、私も含めて全員労働者ですから、連合長野のお考え・・・だから連合長野は前回も同じお考えだっていうことでしょ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
澤田副知事のですね、特命事項というかもう既にいくつかの仕事について澤田さんに・・何て言うんですか、出納長のまあ流域対策でしたっけ、みたいな形で・・付与っていうか何て言うんですかやられていると思うのですが、その辺ちょっと責任分担をいくつか整理しておきたいなと思いましてその辺お伺いしますが。
信州・長野県知事 田中康夫
その・・責任分担・・だって全部一緒に補佐していくもので、出納長も特別職ですから、ある意味では一般職員ではないんで全ての領域で、まあ出納長にはうちの県の財政状況、まあ財政健全化、こうしたことを経済界のみならずいろんな方に出納長に今後ご説明に上がっていただこうと、そうすると出納長は特に生え抜き職員ですからね、前からお知り合いの方もいるでしょうし、県政に関してさまざま感じていらっしゃること、やはり私どもの地方事務所長や部局長が個別に市町村長とお目にかかる中でですね、大きな会合の場ではお話しになっていないこと、あるいは大きな会合の場でお話しになっていたこととは少なからず異なる県政に関してのさまざまなご意見をいただいたりしてますので、出納長には是非今後そういうことをしていただく。それは別に出納責任者が県・・だって県政を一緒により良くしていく立場ですからね、出納責任者がそういったことを説明に上がっていろいろ意見を聞くというのはいいことだと思っているんですよ。それはもうこの前も少しお願いしました。出納責任者としての独立性はどうかなっておっしゃるから、そんなことはご心配には及びませんということをお伝えしましたけれども。まあ副知事に関しては前から言っているように、福祉や医療の分野はもともとのエキスパートですから。まだこれから、今・・そんな区分けして縦割りにしちゃう訳じゃないから・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
あっそうですか。ていうか・・その少子化対策とかですねあるいは国民保護法関係とか、副知事の外での発言の中にちらほらと出てきてまして、その辺がだからいくつかその例えばこういうミッションはキャップを努めるとかですね、そのことをやられているのかなあと思って、それもちょっと聞きたかったんですけれどもね。
信州・長野県知事 田中康夫
あー、それは別になんか文章にして君これ特命事項とした訳じゃないし、常に毎日話している中で、そこはちょっとやっておいてっていうことだし、それが段々形にまとまってくれば、あるいはチームを作るってことになれば、なんとか本部を作るってことになれば、それは温泉の時に太田寛が本部の長を務めたように、そういう形は今後出てくるかと思いますが。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そうですか。わかりました。それと施策方針の関係でちょっとお伺いしたいのですが、これ前年のものとのその・・僕ちょっと見て絵柄といいますか、見た目、どこが違うのかというところがちょっとわかりにくいので、どの辺が違うのかっていうのをちょっと教えていただきたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
今日、ゼロベースが今から突如できるのかって言っていたのに、去年と同じ部分があるといけないの。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いえ、ちがうちがう。そこら辺が・・・
信州・長野県知事 田中康夫
若い職員は、これは丸がいっぱい出てくるんでこれ八犬伝って呼んでいるらしいんだけれど・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
聞いていますけれども・・・そうじゃなくて要するにどの辺をこう改良なり改善なりされたんかっていう、そういうことなんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
いや、よりその少子高齢社会ということを前から我々もそれは感じていたけれども、良い意味でそれは待ったなしとかいうんじゃなくて、前から感じていたことを明確に示そうと、そういう中で先程申し上げたような、経済や福祉や医療の社会システムをより良く変えていこうと、で付加価値の高い産業を育てていこうと、そのことで結果として量的拡大のみならずですね、むしろ質的充実ということをより目指そうということかな。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
要するにだから・・・同じだから聞くんじゃなくて、要するにこの、基本的にはこの、あのなんて言うんですか・・玉の・・漢字がついてその内容が書いてありますけど、この辺の文言はあんまりいじってないってことでいいのかどうかっていう。
信州・長野県知事 田中康夫
だからこの八犬伝の代わりにね、一年やってきておおやっぱり九犬伝にしなきゃと、十犬伝にしなきゃっていうんで、新しいそういう分野として打ち出すくくりが必要だという議論にはならなかったということでしょう。なんなかったというと今ネガティブな言い方だけど、そのやっぱり去年議論した中でこの八つの分野で捉えて充実させていこうということでは、その基本認識は良い意味で継承してやっていきましょうという話になって・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
ああ、わかりました。そうすると僕が見た限りですねこの矢印のベクトルがこう二つ図上でいくと入っています。それでこれはまあ前年にはなかったと思うのですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
この、何。この上の人口が減ってきましたっての?
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いえいえ、あの、二つのベクトルがあって、その経済、福祉、医療などのっていう社会システムを地域中心に・・・
信州・長野県知事 田中康夫
この左の矢印は「美」とか「育」のところにはかかっていないからどうなんだってこと?
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そうじゃなくて・・・、これ、この矢印が恐らく多分なかったというか、新しくこの位置づけられた、要するに図上ではなくて・・・というふうに思うんですけれども、そのうちのその一点目の、「経済、福祉、医療などの社会システムを地域中心に変えていく」と、これちょっと僕、イメージできないのでこの辺をちょっと若干説明していただきたいと思います。
信州・長野県知事 田中康夫
じゃあこの後、県庁所在地にお帰りになったらきっと澤田祐介がゆっくりご説明できると思います。原稿を書かれるまでには十分に時間があると思うんで、じゃあ澤田に聞きましょう。最終的に、別にあの・・これ議論する時には澤田がキャップになってずっと議論してきていますから。これじゃあ矢印が入っているのが・・なんだかよくわからないな。上にだって矢印が入っているんだ、じゃあこれ矢印がどうして右肩上がりの矢印だよ、どうして・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
っていうか、ぜんぜんそういうんじゃ・・・
信州・長野県知事 田中康夫
こういう矢印じゃねえのかよとかいう話になれば、これはきりがねえぜ・・・よくわかんねえな、君が言っていることは・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そういう意味ではなく・・・
信州・長野県知事 田中康夫
だから何、「経済、福祉、医療などの社会システムを地域中心に変えます」っていうこの言葉のどこを聞きたいの。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
これはそのどういう・・・イメージが湧かないんです。もうちょっと具体的にそのどういうことをイメージされているのかっていうのをちょっと説明いただければなあと思っているんですよ。
信州・長野県知事 田中康夫
伊那食品工業の会長の塚越寛さんがこの間も講演を、信越放送とかそういうところが入っている信州ブランドフォーラムかなんかでなさったんだけれども、彼が楽屋でこの間も言ったんだと、長野市の経済人たちと話した時に「お前ら南信を見に来たことがあるか」と、「うちの工場だってお前、色々と融資してて見に来たことあるか」と、「うちの工場が偉い訳ではなくて、もうちょっと中信や南信や東信の県境の所まで見に来ないとわからんぞ」と、「長野県のことは」って言ったよって、これ塚越さんの名前出すとまた塚越さんは私に気を許して話したんでそれでまた舌禍事件ってなっちゃったら困るけど。
だから地域中心というのは、前から言っているんじゃないですか。700人の清内路村も30万人いるんだっけ、長野市もおんなじって。それは長野市は中核市だからより自律的になさっていくんでしょうが。だからそれは信州新医療圏構想だってそういう、だから地域中心っていうのが信州新医療圏構想の4つの地区に一個づつ救命救急の第3次救急って言ったけど、救命救急は全部の病院でやっているんだと、でもそれをミニ救急にしていこうと、あるいは同じ町に総合病院が2つあって総合病院と言いながら、一方の方の耳鼻咽喉科がそれぞれ1日づつだったらそれをもっと統合してやっていく方が一つの病院で4日間耳鼻咽喉科が見てもらえる方がいいんじゃないとか、そういうこと、コストカットってことじゃなくてそういうサービスを低下させない形で充実させながら良い所は一緒にユナイトする、良い所は分散する、分散と統合というのは二項対立じゃない形で考えられているのが今の信州新医療圏構想ですよね。そういうこと、今度商工部でやるバトラーサービスっていうのもそういうことだよね。バトラーサービス、もうちょっと議論しているんで正式発表はもうちょっと後かな。
だから地域っていうのは、阿智村の中の集落だけで完結っていうことじゃなくて、集落が起点となって全部ネットワーク社会だから、その地域ってのは別に各地域でもう勝手にやりなさいってことじゃ全然ないし、ただ今までのピラミッドの命令系統じゃない形でって言っているんで、これは私はもう市町村長はかなり理解してきていると思いますよ。これはやっぱり県会議員の人たちも市町村の選出なんだから、市町村長と是非もうちょっと腹を割って県会議員が話をしてけば、何で市町村が木製ガードレールだけじゃなくていろんな今回の組織再編に関しても期待して下さったり理解して下さっているかっていうことを、我々も理解するようにさらに深めてますけど、是非県会議員の人もそれぞれの市町村長と腹を割って話して欲しいと思ってます。話はそういった感じだけど、何だか俺、わかんねぇんだよ。君の言ってること。その地域中心だとか、あとは澤田に聞いてください。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
あともう一点、予算編成の・・・
信州・長野県知事 田中康夫
最後になって君、質問するんだよね。何か決まってんの。宮坂さん(信濃毎日新聞記者)が先に手挙げて他の信毎の人が途中で挙げて最後は君がしめる。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いえ、皆さんのお邪魔にならないようにと思って・・・
信州・長野県知事 田中康夫
何よ、お邪魔にならないようにって・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
あのちょっと、一点お願いします。
信州・長野県知事 田中康夫
なんだよもう・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
予算編成の過程・・・
信州・長野県知事 田中康夫
安曇野市長を待たせちゃってんだからさ。ごめんよ。予算は関(財政改革チームリーダー)が説明します。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いえ、知事のお考えをちょっとお伺いしたいと・・・
信州・長野県知事 田中康夫
だからさお前、俺にばっかり聞いているとさぁ、だって職員とのチームワークって言っている一方で、なんでまた・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
それとこれとは全然ちょっと違う観点で、予算編成・・・
信州・長野県知事 田中康夫
じゃ後で聞くと、はい、階段のところで。はい。おしまーい。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
会見時間はやっぱりあの、できるだけ全員が終わるくらいまで確保していただくようにしていただけませんか。
信州・長野県知事 田中康夫
会見時間のこというと、じゃあ、朝日ニュースターの会見録とか見てみんしゃい。全部事務次官とかね、大臣とかね、5分とか10分。いや別にそれが偉いわけじゃない。多分長野県に続いて長いのは東京都だと思うけど東京都でも20分弱。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
いや、あの、他が短いからどうだって話は全然関係無い話ですよね。
信州・長野県知事 田中康夫
じゃ質問だけは言いなさい。今回特例だよ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
お願いします。
信州・長野県知事 田中康夫
ちょっと安曇市長さんに言っといてよ。信濃毎日新聞様の質問が長いので少々お待ち下さいって。はい。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そう言っていただいても結構なんですけれど。あの、要するに質問の場と言うかその、時間だけは十分確保していただかないと、要するに途中で打ち切りっていうのは非常にあの・・・
信州・長野県知事 田中康夫
その言葉がだいたいその手続き主義かな。だから予算の何ですか。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
あ、すいません。その・・・
信州・長野県知事 田中康夫
じゃ最初の質問の時からまとめて言ってよ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
予算編成過程の公開とありますが、これあの、県会でも出てましたけれども、予算案決定に至るプロセスについても公表してとあります。これ要するに、今までやってるのとどこがどう改良なり充実されるのか、その辺について教えてください。
信州・長野県知事 田中康夫
それは関(財政改革チームリーダー)の方からご説明します。ただね、わかんないんだけども、その、なんて言うのかな、うちの職員は、職員のためや組織のために働いてるんじゃないっていう意識を5年間で非常に得てきていると思います。県民のために働くという。ただ予算過程を今おっしゃった点で一個私は常に自戒しなきゃいけないと思っているのは、全部リアルタイムでお伝えをしていくということによってですね、逆に職員の意見が、私は25年間人に毎日見られる仕事やってきたからガラス張りの部屋でもいいんだ。ようやっと職員もそのガラス張りの部屋で外から子どもが見ててもしゃべれるようになってきたし、だから、全部リアルタイムで言うってことはね、どういうことかっつう話なんだよ。結果として良い予算かどうかというところで見ていただきたいし、今のお話でいうと前回あなたがご質問なさったように、こんな短い時間でゼロベース予算なんてできるんですかって、温かい眼で見ろとか私は言ってんじゃなくて、やっぱり我々がポジティブに踏み出そうとしていることをですね、やはりそのポジティブに踏み出すためにどうしていくかっていうことを別に側面援助しろってことじゃなくて、その観点でやっぱり取材いただいたり議論いただきたいって思ってます。
で、もう一つは、先程パブリックコメントって言っても形骸化したパブリックコメントになっちゃいけない。公募委員というのも、私は公募委員という制度がいけないなどとは思ってもいないし、大事なことだと思ってるんだけど、結果として220万県民がいながら、公募委員に応募してくる人たちがいつも同じような顔ぶれになれば、これもね団体推薦と同じような固定化なんですよ。あるいはパブリックコメントも、同じような方って言ったら失礼だけど、それは意見下さることは大変有り難いことなんだけども、そうやっていくとやっぱりテレゴングのように220万県民全員に端末持たせて一個一個聞かなきゃいけない。でもそれは国民投票で、昨日成蹊大学かなんかの先生が言ってたように、あまりに細分化していけば逆に答えなくなる人たちが出てきて、結果としてまた一部の人たちだけが取り組むようになっちゃうから、そこを考えないといけないってことを言ってましたけどね。だから我々は、だから議会の人たちも、その何て言うのかな、我々のじゃあ情報公開は前県政と比べてどうなのかってことは常に踏まえていただきたいし、それはさまざまいろんな県の取り組みってのはあると思います。ただ、うちの県が結果として財政を健全化させたり、新しい県民に満足してもらえる事業を出してきているかどうかっていうアウトプットの点でも議会は是非見ていただきたいと思ってますけど。
その、予算過程の透明化って、じゃあどこまですればいいのかってことは、逆に信濃毎日新聞としても代替案じゃなくても信濃毎日新聞はここの部分が足りないとかおっしゃって欲しい。そうすれば我々は「いや、そこの部分は足りてると思う。」とか、あるいは「そうすることによって、そこは逆に職員が本当に職員のためであって県民のために忌憚のないお互い談論風発な意見を、そこまでそうしてしまうとできなくなっちゃう。自主規制になってしまったりすることがあれば逆効果だよ。」っていうようなことを私も言えると思うし。まあ、これは価値観の違いだなぁ。以上終わり。
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