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信州・長野県知事 田中康夫
4月5日の知事会見です。
只今部長会議を行いまして、辞令を交付してから地方事務所長も含めて部長会議を行うのは最初であります。一人ひとりお話をしたんですが、座席も今まで座席を決めてたんですけれども、フリーシートにしてですね、特別職の者以外は、だれでもどこでも好きな席に座れるという形で、参事の人たちもラウンドテーブルにも座れるというような形にして、部長会議を行いました。
4月18日の日に部課長及び三所長会議というものが行われますが、これも従来はですね会合があって各課長がひとり2分位づつ課の何か方針っていうんですけども1分半ではほとんど喋れないので、今回は、先日も若手の職員に講演をしてもらった、福田志乃さんっていう多くの総務省の仕事、あるいは各地方自治体の様々な仕事やコンサルティングを行っている人ですが、彼女に「県と市町村の政策の一元化は可能か」という話を最初に90分ほどして頂いて、それから各10の地域の代表、これは地方事務所長が自分で喋る場合もあれば、この係長に喋らせようという場合もあるかもしれないし、課長であるかもしれませんし、あるいはこの保健所長って思うかもしれないけれど、まああのての地域全体の課題というよりも、目指すべき方向というものをきちんと話せる人を地方事務所長が誰か選んでプレゼンテーションしてもらって後、各部局の代表とのフリーディスカッション、これも別に部局長が行うということではなくて、若手の職員がでるという場合もあるということを行います。場所も本庁舎の今まで講堂で行っていたんですが、講堂で行った後、建設事務所長と保健所長と地方事務所長とそれぞれ分かれて所長会議をやっていたんですけども、保健所長が分かれて所長会議やってもいつも多分顔見知りの人だからどうすんのかなっていうことで、この本庁舎ではなくて塩尻の林業総合センターがあります。前から申し上げたように知事分室で話をしていると多くの職員もですね、いろいろな自分の提案をしたり説明をしたりディスカッションする時も非常に緑の中で話をすると、職員という前に一人の信州人、長野県民という意識に戻ってですね話をしてくれるので、スペース的に150人程でありますのでこの総合教育センターの稼働率を上げるということもあって、この日は午後から総合教育センターに、部課長あるいは三所長が集ってですね、福田さんの講演を聞いた後ディスカッションをして懇親会を行うというようにしようと思っています。
それから先日お伝えをしましたが、これは後でペーパーをお配りしますけども、明日から北京市に出掛けて、3日間に亘って北京大学から招聘を受けて集中講義を行います。集中講義の通しのタイトルは「解読日本」と言うんだそうでして、邦題は「日本を語る」という特別講座で2001年から開かれていて、日本の政治、経済、外交、社会、文化の諸相に関してですね講義が行われると。今まで7回行われているんですが、立花隆さん、ご存知の作家でありジャーナリストであり評論家ですが、あと石原信雄さん、元内閣官房副長官だった方ですね、それから榊原英資さん今慶応義塾大学の教授で元大蔵省の財務官だった方、あと堺屋太一さん元経済企画庁長官であった方、こうした方が今まで、今あげたの4人ですが、7回の内こうした方々が行っています。1日1回3時間を3回行うという形で、学者、官僚あるいはその大学院生との座談会も設けられる予定だそうです。併せて北京大学の付属病院は「SARS」いわゆる重症急性呼吸器症候群の対応を前回の教訓を活かしてかなり対応施設が充実してきているというのでこの点に関しても視察をすることになっています。これは北京大学からの招聘を受けて私が個人(私務、公務という違いはあまりないと思うんですけれども)で行きます。あと、19日の日から信州大学で2週間に1回、講座名が正式名称は日本経済新聞に載っていたかと思いますけれども。授業というものを行います。これは大学側の小宮山学長等からの要請を受けて行うもので、学生だけでなくて学部を越えた学生、あと一般の県民の方も参加できるというものだということであります。
今日のところは以上です。何かご質問があれば受けます。
中日新聞 小笠原寛明 氏
北京大学での講座の関係で知事が訪中されることに関連してお聞きしたいんですけれども。まあ、ご存知のように日本の常任理事国入りの論議をめぐってですね、韓国はじめ、中国で大規模な反対運動が広げられておると。まず知事は今回の日本の常任理事国入りについてどのような基本的な考えを持っておられるかということをお尋ねしたいんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
わかりませんっていうか。常任理事国になると何か日本の国際的プレゼンスの地位が上がるとか、外務省が胸を張れるとかそうゆう発想で外務省の人たちが考えているとしたらそれこそ省益じゃないかなという気がしているんですけどね。今日も部長会議で少し話したんですけど私は、いわゆるBRIC'S(ブリックス)、ブラジル、ロシア、インド、中国ですね。「'S」は私は南アフリカだということを合わせて言ってて実際に拡大G7では南アフリカとブラジルとインドがですね、まあ中国とロシアは、中国もですか、ロシアは元よりのメンバーだとしても呼ばれていますけれども。これらの国は南アフリカよりも日本は人口多いですけれども、みんな日本より人口が多くて、南アフリカを含めて日本よりも膨大に面積が広くて、そして日本とは比べ物にならないくらいに天然資源に恵まれているんですよね。南アフリカがアパルトヘイトの時でも自由主義圏が逆に言えばですね、アパルトヘイトはけしからんものですけれども、見捨てなかったのは当時自動車の触媒を安定供給するための白金というものを安定採掘できるのは当時のソビエトと南アフリカしかなかったから自由主義圏には南アフリカのアパルトヘイトを声高に批判することによって内なる各地域のいや国の差別というものから目を逸らすという側面があったと思うんですけども、話は逸れましたが、人口が膨大に多くて、面積も膨大に広くて、膨大に天然資源があると、こういう国がこれから力を社会において持っていくという時に、日本の行うべきことは、やはり日本は面積も狭いし天然資源も少ないし、そして、かといって同様の国でありながらイギリスのようにですね、植民地だったところとですね、連帯関係にあるわけでもないですから、そうすると私はやっぱり常任理事国になることが目的で、常任理事国になればですね、何か日本が国際貢献できるという前に、もう少しやはり日本は名番頭役としてですね、社会の中でよいコーディネーターになってくことのほうが結果として日本がフィクサーなどという言葉とは違って、良い、前向きな、アクティブでポジティブな思考としてのコーディネーターになれると私は思うんですね。常任理事国になることが結果としてですね、日本が他の国と同じ凡庸なone of 常任理事国になるんであれば、その前にするべきことはあるんじゃないかと。
実は外務大臣がODAは日本は増やさなければいけないって言ってるのは、おそらく多くの人は、いや中国のODAの問題があるから、何で急にODA増やすの、それこそ常任理事国になるための猟官運動って思ってるかもしれないけど、たぶん日本のODAっていうのは0.2%か0.3%、0.7%にしろって言われてるわけで、逆にODAの質や方向性あるいは行う場所の内容を変えることが日本が必要で、その意味で言えば、むしろODAはですね、日本の企業へとブーメランで戻ってくる形じゃない形でもっと充実させていくと、人的な派遣も含めて。そういうことは望まれていることかもしれないんですよね。そうしたことを行わないで、常任理事国になることだけが目的になっていると、箱ものを作ることが目的になっているのと同じような気が私はしますね。
中日新聞 小笠原寛明 氏
わかりました。北京大学の講座の中では日本について語るということなんですけれども、今回の問題のようないわゆる時事問題にからめて知事がお話をされるようなことは考えておられるんでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
これは分かりません。これは、聴衆の人たち、いろんな学者や官僚やそうした大学院生もいるでしょうから、それによってだと思いますけどもね。無論日本といっても私は長野県の県知事をしている訳でして、同時に長野県の様々な私の活動、改革というものに北京大学のこうした担当者が関心を抱き、招聘するということでしょうから、当然本県で行っていることというのは、語る多くの部分を占めると思います。その他のご質問受けます。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
2月県会で副知事と教育長の選任案が否決されたんですけれども、6月県会に向けて現在この2つの人事案について何かお考えがあればお伺いしたいんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
だって、ねえ、副知事も教育長も現場経験のあるですね、県職員というかですね、そうした内部の者を登用せい、ということは恐らく複数の議員が議場でも、あるいはそうじゃない場所でも、あるいは皆さんのメディア媒体を通じてでもおっしゃってたと思うんですね。で、私はそうした中からあの二人、非常に有為だと思う者を選んだ、選任させて頂いた訳ですけども、そのそれらの人間に対して半ば人格攻撃的なですね、ご議論以前のご議論、ご発言が相次いだ訳ですから。逆にどうすれば、どういう方ならばお望みなのかですね。だって、県内の事情を知りですね、県民と共に歩めるそうした知識や経験や熱意を持っている者を県職員から登用したいと私が表明したのに対してですね、まさに人格攻撃的なですね、罵詈雑言を浴びせられですね、議場という場においてご発言がありですね、むしろ逆に議員の方にどういう方ならあなた方が自信を持ってですね、同意なさるのかですね、具体的にお示し頂きたいと私は思います。で、なければ、今後ですね、また候補になる方がですね、そのようなあられもない言葉を言われてですね、公衆の面前でですね、まさに県町内と言うか、幅下町内引き回しのようなことをですね、議会がなされるのであれば私はやはりですね、私に対して何かおっしゃるのはいいです。私は県民から選ばれ長野県をよりよくするために行っているんですから。そうした方々に対して、候補の方に対してもですね、人の道を誤ったようなですね、ご発言や行動をなされるのであればですね、これは私はですね、まずその前に議会の方々が大変な見識のもと自信を持ってですね、こういう人物ならというものを具体的に挙げて頂かない限り、私はやはり今後候補になられるという方々とてですね、候補になることすら逡巡するようなですね、これは結果的に議会は人事権への介入ではないのかということだと私は思いますですね。まさにそれこそ壊していることじゃないのかと、それこそ対案なき破壊ではなかろうかと思います。現時点ではそういう考えです。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
これまで副知事を置かなければならないということで2月県会に人事案を知事としては出されたということだと思うんですけれども、そうすると当面出しようがないといいますか・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
じゃあ、議会の方々に・・・。だって、じゃあどうすればいいんですか、っていうことだよね。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
わかりました。それから北京においでになる話なんですが、ちょっと細かい話になるんですけれども、この後資料を頂けるという話で見させて頂きますけれども、一応私用といいましても知事は公人でありますので、何時の飛行機で行って何時に帰って来るかということは、我々の問い合わせに応じて頂ける体制を整えておいて頂きたいんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
何でそんなことまで必要なの?他の都道府県だと、前も言ったけど私はサンデープロジェクトに出たときも三重県知事が3人もスタッフを連れて日曜日にお越しになっていたから、「早めに改革をなさった県は、3人分も交通費を出す余裕があられて、三重の名にふさわしい3人ですね。」って言ったら、すっごい怒られましたけど。あと確か総選挙か何かの後の埼玉県知事も千葉県知事もですね、公用車に乗って秘書を連れて夜中の1時2時の選挙速報の番組にお越しになっていましたから、他の県はそういうものもある意味では広報活動の一環と思っているのかも知れません。木曜日にクイズミリオネアというのに出ますが、本県の複数のワインや温泉のことも紹介させて頂いていますから、他の県ならこれも公務かも知れませんが、私はとても公務とは思わないことであって。北京大学の場合は、北京大学から交通費だけは支払われるという形で招聘を受けてますし、ここで長野県の話もしますが、別に飛行機の便名までお伝えする必要があるんでしょうか?私は北京に行くと言ってますし、私の秘書はですね、あるいは経営戦略局の部署はですね、私のスケジュールは把握していますし。それを皆様にお伝えする必要がどこにあるんですか?
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
出発前の方に失礼ですが、航空機の事故ということもありますので、我々報道機関としてはですね、どの便に知事が乗っているのか、あるいは乗って帰ってくるのかということは、かなり重要な情報と受け止めているんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
アメリカでは飛行機事故が起きてもすぐに搭乗者名簿も発表しませんが、日本の場合には仮に日本国籍の飛行機ではない航空会社でも多分日本の方が乗っていれば発表するでしょうから。よく分かりませんね。じゃあ、便名を知れば何がご満足なんですの?
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
知事がどの飛行機に乗っているかということが分かりますよね。
信州・長野県知事 田中康夫
だからそれは2ちゃんねラー的な話だと思うけどな。いずれにしても明日から出掛けるということです。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
逆に言うと、なぜ公表できない、知らせることをしたくないのかということをお伺いしたいんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
他のご質問にいきます。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
その質問はどうなんでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
便名をお伝えすることが・・・。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
便名じゃなくてもいいんですよ。何時のどの飛行機に・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
北京行きは、飛行機いっぱい出てます。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
ですから何時に乗るのかというのは、決して隠す話ではないと思うんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
別に隠す隠さないのレベルではなくて、今のあなたのご質問の趣旨は、やはりよく分からないなあ。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
要するに事故というのはあまり言いたくないんですけれども、それに備えて・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
事故が起きれば、信濃毎日新聞は是非赤い字で号外でも出して頂いた方が喜ぶ県民もいると思います。悲しむ県民も少しはいると思いますが。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
そのためでもいいんですが、是非そこら辺は考えて頂いて対応して頂きたいと思います。
信州・長野県知事 田中康夫
検討しますけれど、特に便名までお話するべきものではなかろうと思います。他のご質問を受けます。
朝日新聞 鈴木逸弘 氏
合併についてお伺いしたいんですけれども、4月から合併新法が施行されたかと思うんですが、その中で県は総務大臣の基本指針に基づいて合併構想を定めたりですね、合併協議会の設置を勧告できるというふうになっていますけれども、基本指針自体まだ定められていないと思うんですけど、定められた後知事として構想等を勧告するおつもりがあるかお聞きしたいんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
既に共同通信かな、同様のアンケートがあったのでそこでお答えしてますので、その同じ文は今手元にないね。確かそこで述べていたのは、それぞれの地域の実情やそうした状況というものに基づいて考えてゆく、という内容だったと思います。「考えてゆく」というのは・・・。朝日新聞的には、今すぐやる気があるのかないのかとか、具体的計画があるのかないのかとか、そういうことを聞きたい?
朝日新聞 鈴木逸弘 氏
いえいえ、それを前向きに受け取って、市町村合併を進めていきたいというようなお考えでよろしいかということです。
信州・長野県知事 田中康夫
県の形が、地勢が変わるという合併でないならば、そのまず地域の人たちが考えるということだということは述べてきていますけれども。そういう制度があることはよく存じ上げておりますし、先程の福田志乃さんの講演もそのまさに「県と市町村の政策の一元化は可能か」というタイトルですし、そういう制度があることは知っているということです。ただ、それぞれ個別具体的に地域の状況というものを見ないと、何とも現時点で何かお話できるということではないと思うんだけれども。
朝日新聞 鈴木逸弘 氏
漠然となっちゃうんですけども、県内のですね、市町村合併について、今後の見通しとかですね、お考えについてはどのように。
信州・長野県知事 田中康夫
見通しや考えというと、それこそまた、「知事は市町村行政に手を突っ込むのか」って言われかねないんで、それぞれの地域でどんな動きがあるのかということは、それは市民側の動きまでは全て的確に把握しきっているというわけではないかもしれませんけども、ある程度の部分はそれぞれの地域で今どういう状況かということは認識していると思います。
今後どうなるかって、そんな予測までは私は言うことじゃないと思いますけど。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
今の合併新法、新特例法の関係なんですけども、あの関連で一つ、木曽郡の王滝村や知事ご存知のとおり下伊那郡の清内路村、あるいは一番最初に住民投票をやった平谷村ですね、こうした本来は合併を望んだ自治体で合併が枠組みがうまく組めずに、さっきの特例法の期限内には合併が実現しなかったところがあると。実際の清内路さんもかなり苦労して、来年度っていうか、今年度ですね、予算編成なんかもやられてきて、かなり財政状況苦しくなってる中で、本来やっぱり合併は望んでると思うんですが、こうしたところからそういうその構想なり、調整なりをしてくれという声が出てきた際は応じていくお考えがあるということでよろしいですか。
新特例法に基づいてですね、勧告というところまでいくのかどうか別として、構想を部分的にであっても作ってみたり、あるいはそういう、県として協議会の設置を調整役というか仲人役というか果たしてみたりと、そういうような介入じゃないですけど調整役というのをかって出るお考えはあるんですか。
信州・長野県知事 田中康夫
奇しくも介入と調整は紙一重だということが改めて言われたんだけど、さっきのも合併を望んでても合併の組み合わせが、ってあったけど、合併を望んでいる人が首長だったのか、議会だったのか、住民だったのか、住民の中のどの部分の人なのかによってもさ、望んでなかった人もいるかもしれないし。私は基本的には合併せずに自律的なですね、地域を基礎自治体を営んでいくほうが良いということは前から申し上げているところですからね。ただその中できちんとした情報が開示されて、いろんな議論が行われて、地域の中で様々な動きがあり、それに対して県に対してこういうことは手伝ってほしいと、あるいは相談したいということがあれば、それに関しては無論、ご一緒に考えるということだと思いますよ。それしか言えないんじゃないでしょうか。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
というのは、ひとつ気になっていて、今その泰阜村あるいは栄村のように非常に自助努力でがんばっている自治体もあるんですが、特に総務省もはっきり言ってない部分で、07年度以降地方交付税を中心とする地方財政が更に、言い切らないですけどね、縮減傾向になるという見方もある中で、そうして今現時点ではがんばっているところもだんだん苦しくなってですね、自助努力だけでは財政運営が保てなくなる可能性というのも出てきますね。それでまあ合併でなく自律でいこうというのはすごく理解できるんですが、そういうところがちょっと苦しくなってきたという時に、その合併っていうものを積極的にというかですね、あの取り入れてこない、取り入れないとすれば、県としてそういうところが出てきた時にどういうふうな支援策、その合併にということじゃない、財政を保つための支援策っていうのをどういうことをお考えになっているかっていうのをちょっとお聞きしたいんですが。
信州・長野県知事 田中康夫
(しばし黙考)どう答えればいいんでしょうね。どういう答えがよろしいでしょうか。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
あの今人材を派遣してですね、してる、その点は理解できます。例えば、もっと喫緊の意味での財政支援ですね、今回の王滝のように、そういうものがもっと出てきた場合に、県としてそれに応えていくということも念頭においているのか、それともそういうことをある程度回避するためにある程度の合併っていう枠組みの中で規模、行政の規模っていうのを確保して、そういうものの将来の厳しさっていうものをある程度回避していくように合併の推進をしていくのか。
信州・長野県知事 田中康夫
わからん。王滝村はね、その観光振興とスキー場再建という特命の元に、そうしたことに寄与できると期待される人材を派遣してるわけで、その人材派遣の人件費ということだけでいえば、それもまた支援なのかもしれませんけども。ただ私は自由民主党の人たちは市町村合併をどんどん進めていくと、元毎日新聞の記者の鈴木棟一さんも書いてたけどね、自由民主党の崩壊につながっていくということをわかっていないのかなという気がするんですよ。まず、どんどん合併特例期間の議員の数はあるにしたって、中津川のようなところだったら山口村選出の議員なんかは1人か2人か、もしかしたらそのうち0になっちゃうかもしれないし。まさに酒屋さんやたばこ屋さんのね、集票という組織が腰砕けじゃなくて崩壊してきちゃってるようにですね、議員による集票というようなことはしていかないということだから、壊れてっちゃうということですからね、むしろそれを政治家の人はどう覚悟しているのかなって思うし、もう一個総務省がそういうふうになんか財政が厳しいからお金の具合どうウータラカータラ変えていくというとかいうけど、それはどうなのっていう議論にならないわけで、総務省が言うことだと、みんなヒーヒーですかね、唯々諾々従ってくってところがそもそももしかしたら自治の覚悟がそれぞれないのか、総務省の横暴なのかようわからんし。
合併して失敗したなって思ってる人たちもいるんだろうから、かつてのようにやっぱり廃置分合の逆版がどんどんできるようにですね、してあげた、そういう制度をちゃんと作ってあげたほうがいい気もしますし。わかりませんね、何とも。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
そうすると知事会なりを通じて、そういう今の国の方針に対してやっぱり、今知事がおっしゃったようなことを求めていくっていうことですか。
信州・長野県知事 田中康夫
だから私最近思ったのはね、知事会でね、税財源移譲しろ、義務教育の国庫負担は廃止せよって声高に言ってた人の中の一人がですね、「今地方分権って言わねぇと、知事、改革派知事と呼ばれ続けねぇからさ」って言った人がいて、私は「おまえは誰のために、おまえこそ本当に売国奴か」って思いましたですよね。かなり幹部クラスですよ。改革派といわれてる中の一人が、今とにかく地方分権という旗がしらを揚げなきゃいけないから、そこで義務教育費がターゲットになってきたら、それも個人的には違うと思っても言い続けなきゃならないからって、何か「いつか来た道」の突撃隊かと思って、そんな程度の議論で三位一体だの、市町村合併だの語られてるってことがあれなんで、知事会でもそれは私は前から言ってるけれども、私の考えと個人的には、「やぁ田中くん、そうだよね」って言いに来る知事がいるのに、知事会の場でそんなことに手も挙げるどころか、発言も援護射撃もしないって人たちは、本当に知事たり得るのって私は、おめぇはどこに覚悟のタマは付いてんだよっていう気がしますけどね。だから本当にそうやって考えるともう、ダメだねこの国は、本当に。だから、ちょっと今のご質問をはぐらかしてるんじゃなくって、優等生の答えすれば「個別具体的に考えます」としか言いようないんだけどさ。ってことでちょっとご理解くださいませ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
2月定例県議会で削除をされた予算の関係でちょっとお伺いしたいんですが。環境保全研究所のその所長・・・
信州・長野県知事 田中康夫
好きだね、その問題、君も。ライフワークにしてるのかな、どうぞ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そうではありませんが。結果的に議会の求めのとおり常勤という形にされました。その他の木製ガードレールとか、あるいはそのスキー王国、これについてもその木製ガードレールについてはその、安全対策とかいわゆる歩道整備だとか下の交差点改良に振り向けるべきだと議会の指摘があったわけですが、あるいはスキー王国については更に精査をして6月にもう一回練り直して出してくださいという指摘があったと思うんですけど、そこについてどのように知事お考えかお聞かせください。
信州・長野県知事 田中康夫
県民各位に聞いた方がいいと思うけど。まあ端的に言えば、この前言ったように信州・長野県は観光県ではない、観光県を捨てるんだな、環境県を捨てるんだな、山間や県境の地域は顧みないんだなということを再議においてもですね、改めて覚悟をされたということでしかないですよね。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
否決されちゃったらしょうがないというのではやっぱり責任が果たせないのではないかと思うのですけれども・・・
信州・長野県知事 田中康夫
だから、両輪なんだったら、否決した側も是非「責任を果たして行きましょうよ」と私も努力するということは当然念頭に置いた上で少しはその位は申し上げさせていただきたいなと思います。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
というのは、具体的に言うと、例えばどういうこと。予算・・・
信州・長野県知事 田中康夫
それこそ、だって否決された側が対案をお出しになる、対案を提示される、ということはきっとあるのだろうと期待しています。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
例えば、木製ガードレールは全て否定しているわけではなくて、その内ある部分は舗道整備とか交差点改良などに充てて欲しいという議会の見解をそれをどのようにされるのか、あるいは6月補正とかで・・・
信州・長野県知事 田中康夫
わからん。わからんて匙を投げるとかそういう意味ではなくて、やはりこの間信濃毎日新聞に、県議会の有志の方々が載せられた、県民協働ネットだけ有志とついていたのも、きっと永井一雄県議は反対されたのかなと、広告を出すことはともかく、あのやはり意見広告を県民の方々がどういうふうにお読みになって議会の主張というものを判断されるのかなということをむしろ皆さん街角インタビューなのか、何か調査してみたらいかがでございましょう。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
知事としては・・・
信州・長野県知事 田中康夫
ただ1個だけ不思議なのは、これどう見ても私の目もコンタクトを入れているから1.5あるんだけど、なんかわんだるま国王が後ろを向いたのかなっていう絵があるけど、こういうのって著作権法上はどうなんでしょうね。これは是非、私は議会の人の見解を聞きたいよね。うーん、こういうのって、昔マッド天野さんがパロディやった時にも白川義員さんの写真で裁判では負けたりしてたから、県議会の人は当然そういったことを深く認識された上だと思うから、これだけは是非私聞いてみたいんで是非誰か聞いてください。だから後は議会の人の考えがこの間こうやって意見広告で信濃毎日にも載っているんだから県民があとどう判断するかじゃないんでしょうか。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
県民というのは、県知事なり県に対する指摘なわけですよね。それを交差点なり舗道整備なりに振り向けるというお考えがあるのか、あるいは・・・
信州・長野県知事 田中康夫
そういうことは木製ガードレールも削減した1億何千万だか、補正予算で交差点改良に振り向けるかどうかということ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
そういうことです。
信州・長野県知事 田中康夫
じゃあ認めてくれるのかね。交差点改良がもっと必要だと、3億円にした場合にも認めるのかしら。だからさ・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
それはあるけれども、そういう意向があるかどうかということを聞いているのです。なければないとおっしゃっていただければ結構です。
信州・長野県知事 田中康夫
せっかく広報予算も224%増にしたのに皆の意見もまとまらなかったからこんな政務調査費を使ってお載せになるっていうのも、まあ政務調査費もいいのかこういうことで…
わかりません。わかりませんというのは投げているのではなくて、ただ議会の方々の削減された理由というのはどのくらいの県民の方が果たしてご納得になるのかなっていうのが私の素朴な疑問よ。私たちもよりそれは議会の人の意見も聞き、県民のご要望も聞き、それは厳しい財源の中でやりくりをして、ゼロ予算事業も増やし、職員の意識も変え、私もより奮闘するということは当然ありますけど、私の率直な意見、素朴な疑問はこの意見広告を見る限り、この理由、削減した理由を県民の多くがご覧になって腑に落ちるのかな、どうなのかなというのは思います。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
何れにしても、私の個人的な立場としても、基本的に議会にはもうちょっと政策立案能力なり、調査能力が必要で、今回のその予算の関係についても更に精査すべき・・・
信州・長野県知事 田中康夫
政策立案能力なり、それはどうやったらつくの?政務調査費を増やすの、それはスタッフの増員か何かで・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
それはですね、萩原議長が議会事務局の調査課の増員等を県に求めていくという話をされていますが、これについては知事のご検討はいかがでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
スタッフが増えたり、政務調査費が増えれば充実したものが出せるというのは、今までの箱もの行政的な発想じゃないかという気がするので、やはり今回辞令交付の時にも「アティテュード」と、その「構え」というかですね、そういうのを言いましたけれども、やっぱり、どうなんでしょう…、政務調査費も年間いくらあるんだっけ、一人当たりでいうと・・・
だから敢えてまた生意気なことを言わせてもらうと「智性・勘性・温性」と言っている私からすると、正にどんなことを県民が望んでいるのかなと思う人間の体温の「温性」と、あるいは私よりも議会人として知識や経験がおありなんだから智性とあとやはりセンスというか勘どころの「勘性」と、そこを生かされるということなんじゃないのかなという気が私はするんですけれどもね。スタッフが増える、お金が増えるということで何か劇的に変化するというものなのかな、どうなのかなという疑問は持っています。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
基本的にですね、そういうその知事と議会の、あっちはこう言っている、こっちはこう言っていると言って要するに辛い思いをしているのは長野県民であり納税者なわけですよね。
信州・長野県知事 田中康夫
だったら皆様も是非一番全県下で紙幅が多い紙面なんだから、是非そういうのを評論だけではなくて、じゃあ是非どうでしょうか、信濃毎日新聞も県民はこういう議論だったら○、×、△ってなんかこう言っているっておっしゃってもらうと議会も私もね、それぞれ議員だってそれぞれ地域の人の意見を聞いているはずなんですよ、聞いているわけです。私も及ばずながら、聞いている、聞くようにしようとしているんですよ。にもかかわらず噛み合わないんだったら「何でなの?」というか、この課題に関しては小林宗生議員が言っている意見の方がおっしゃるとおりっていう人がどの位いて、10個に1個位は「これはまぁいけすかない知事の言っていることもまあこれに関してはそうだよな」という人がどの位いるのか是非お聞き下さい。でないと、今おっしゃっているのはわかるようでわからないというか・・・
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
どの辺がわかりませんか。
信州・長野県知事 田中康夫
だって末期症状なんでしょ。おたくの新聞から見出しを拝見すると。だから末期症状を超えるにはどうするのかということこそ社会の木鐸がやはり示して下さるというのは大事なことだと思うよ。飛行機の話に戻ると、別に飛行機の便名を言うのが嫌だっていうのではなくて、なんか飛行機の便名を把握することがなんか殊更にそれがジャーナリズムのお仕事とか、把握すればなんか情報公開しているというのとはちょっと違うんじゃないでしょうか宮坂さん、実はいくらでも飛行機の便名を言うのが嫌だって言っているのではなくて、なんかよくわからないんだよなぁ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
すみません。質問続けていいですか。
信州・長野県知事 田中康夫
質問いいよ。どうぞ。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
政策アドバイザーという要綱があるじゃないですか。これは知事、何時お考えになったのかというのをちょっと聞きたかったんですけれども。
信州・長野県知事 田中康夫
これは前からも考えていました。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
議会前ですか、後ですか。
信州・長野県知事 田中康夫
やはり幾つかその私たちの行政改革をしていく上で、あるいは私たちのいろんな食の安全とか子どもの未来とか、あるいは観光とか、あるいはもちろん環境とか、そうした行政機構とか、そういうことではこれはやはり何かうちの委員とか、何か審議会とか或いは知事の特別に設ける委員会とか、そういう形で委員会の場でご意見を会合があって頂くとか、それだけではない形で、弁護士とかも顧問弁護士っていうものが複数いるわけですし、そういう契約をすることで職員もいちいちその部長等の決裁があるとかそういうのではなくて、一堂に会しての会合とかを開かなくてもやはり法的な見解に関してお聞きするというのがあるわけですから、やはりそういうアドバイスというのは、行ってくれる人、特に改革が具体的になったり多岐にわたってけばそれは必要だということは前々から感じていました。ですから顧問弁護士のようなものは県で毎年制度としてある一方で、むしろその政策を実現していく上での法律的見解というのではないやはりアイデアをですね、いいアドバイスを頂くということは必要だろうというふうには思っていました。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
要するに議会の前、以前からやるって事を決められていたってことですか。
信州・長野県知事 田中康夫
そういうものが必要だという認識にはあったということです。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
予算措置をしていないんですけど、これは何か理由があるのですか。
信州・長野県知事 田中康夫
それは様々な私たちには予算がありますし、あるいは中にはボランティアでもやりたいという人がいるのかもしれないし、わかりません、それは。それぞれ個別に具体的になった時に考えるということだと思いますけれども。
信濃毎日新聞 平澤隆志 氏
この間もちょっとお伺いしたんですけれども、人選については今のところどんな状況なのでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
まだまだ、そういう人たちを出来れば何人か任命させて頂きたいと思ってますけども。あと政務調査費ですが、ごめんなさい、1人年額348万円、総額は2億184万円だったそうです。失礼致しました。いずれにしてもその北京の間も連絡は県の職員とはきちんととれる形には無論なっているということであります。以上です。
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