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信州・長野県知事 田中康夫
3月24日の知事会見です。会見を開くのは随分久方ぶりになります。
概ね20時半過ぎくらいまでご質問を受けます。しばらく開いていないので皆さんも質問の間合いが・・・。どうぞ。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
一つは、本日2月県会が終わったのですけれども、今回特に総務委員会の集中審議がありまして、様々な問題が出たのですけれども、常々知事がおっしゃっている入口論より本質論をという話の、趣旨は理解できたのですけれども、今回の県会を通じてみると、入口論に終始してしまってなかなか本質論に行けなかったという印象がありますが、それは我々から見て双方と言いますか、県の側にもかなりの答弁の問題があると思いますが、知事本人は、入口に止まっているという、詰まっているということは何が原因だというふうにお考えになっていらっしゃいますか。それをまずお伺いしたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
今、総務委員会ですか。どの部分に関してでしょうか。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
全体として本質論に踏み込めたのかということをまずお伺いしたいのですが。漠然とした質問ですが・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
北山県議会議員の昨日のご発言でしたか、北山県議のもとに県民の方が、高速バスで乗り合わされた方が、県側が車を前に進めようとしているのに対して、県議会側が車を後にしようとしていると、逆に言えばこれは逆だとおっしゃる方も居るかも知れません。ただ、私としては県政を壊し続けているのはどちらなのでしょうか?ということをやはり県民が今議会を通じて、より深くお考えになることになったのではないかという気はします。
ですからその意味では、今議会を経て、まさに私も県民がお選びになったのですし、それぞれの58人の議員の方も県民がお選びになったわけです。そうした中で県民の方々が、長野県の議会制民主主義ではないですねこれは・・・。長野県の議会における議論のあり方ということをお一人ひとりお考えになられたと思います。その上で、私あるいは議員のみならず県民の方々も、どう発言し、参加し、行動されて行くのかということが改めて問われて行くことになったのではないかという気はいたします。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
例えば、松林経営戦略局長がいったん資料提出に疑義があるというような発言で、これに対して議員が反発して審議がストップしたというようなこともありましたけれども・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
これはもう、私どもの「広報ながのけん」というそれぞれの新聞紙上で県民にお伝えするべく、現在作成中の内容を提出せよということは、これは私どもは皆様のような表現者というジャーナリズムあるいは言論機関ではないかも知れませんが、しかし、県の側が県民にお伝えをしようとすること、議会の側にも今回223%という大幅な増額になった広報の場の予算があるわけでして、私どもが逆に議会の方々がこれから広報しようとする内容を先に見せてくださいなどということは、これは、地球がひっくり返っても有り得ないことですから、これはやはり事実上の検閲であります。これを、検閲とも思わず当然のごとくご発言なさるということは、私は議会の方々はこの点に関しては少しく両輪としての法(のり)というものを越えてしまっているのではないかと、もし、そのことに無自覚であられるとするならば、これは県民にとって大変に深刻な不幸だと私は思います。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
検閲という言葉の使い方にちょっと違和感があるのですが、要するに知事の側、県の側、行政の側というのはいわば権力側であって、知事の場合は県議会の・・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
だって両輪でしょう? では、議会は権力ではないのですか。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
逆に言うと・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
あるいは私は県民から選ばれ、そしてまた、県の行政の主張というものを伝えることが、それが何か田中康夫が憎い、田中康夫の企画したものは憎い、田中康夫の発言は憎いということになれば、これは、先の衆議院における理由もなく党の方針として田中康夫は文部科学委員会の参考人として不適格だと、しかも、ましてや手続き民主的に言えば、一度与野党で合意した人物に関して問答無用で党の方針というふうに自由民主党がおっしゃるのと同様の、これはまさに人種隔離政策・アパルトヘイトになるわけです。ですから、その点は、私どもはむろん様々な権限を擁する権力かも知れませんが、議会にも様々な権限があるわけでして、これは議会も一つの権力であります。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
要するに、検閲だというふうに知事が指摘して守ろうとされた中身は誰が何を守ろうとしたのかというのが非常に見え難い。知事が議会に・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
では、あなたはどうしろとおっしゃるのですか?
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
要するに検閲だというふうに反応すること自体が何か非常に違和感がありまして、当然、議会に見せても、そこで例えば何かここを直せというか言わないかわかりませんが、それは当然知事として、撥ね付けることはできるわけですから、検閲だということで拒否するのはちょっと違うのではないか・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
広報として用意しているそのことを言えば、私どもの例えば、知事室のみならず職員がこういう県にしたいと議論しているその内容も、全て逐次議会側に伝えよということなのですか?でしたら、先ほど私が再議の中で読みましたように、まさに密室的、非公開的な朝食会と名前はつけども夜食会なのか、むしろ朝という言葉に似つかわしくないそうした場で議論されている内容も、では逐次開示するのかということになるのではないのですか。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
開示するかしないかという問題ではなくて、検閲だという・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
まさに、貴方とのこの議論がそうした入口論に止まっているのかも知れません。ですから、やはり私たちの信州・長野県をどういう長野県にして行きたいのかという大本のところであるいは議会の中には、私ども県が現在進めようとしていることと著しく逆ベクトルであられる方々が厳然といらっしゃるということは、従来からも県民の方は漠然とながらも、かなりの部分確信を持たれていたと思いますけれど、今回、そのことが明らかになったということだと思います。より鮮明に。
ですからその意味では、まさに、県民の方々が今後本当に長野県をどうなさりたいのか、また、どうなさりたいのかという傍観だけでなく、観客民主主義ではなく、本当に行動民主主義をどのように選択なさるのか、あるいは選択なさらないのかということが問われていくということだと思います。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
最後に一点、総務委員会に本日、経営戦略局から知事後援会の飲食代の負担とか、ホテル代の負担に関する調査結果が出されたのですけれども、飲食代負担の県の見解の部分ですけれども、これを読むと、県としては、知事の後援会が県職員などの参加した懇親会の費用を負担することは問題ないというふうにおっしゃっているという理解でよろしいのでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
これは、議会の側に提出をいたしたとおりであります。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
中身はご覧になっていらっしゃいますか。
信州・長野県知事 田中康夫
二つのですね。経営戦略局と・・・両方経営戦略局名になっていますか。記してあるとおりであります。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
ちょっと読み難いところが・・・。ホテルの方はいいんですけれども、飲食代の負担の方について最後に見解が付いていまして、順番に読んで行くとこれは国家公務員の倫理規定に触れるものではないので問題ないと読んでいいのかということですが。知事ご本人はどうお考えになっていますか。
信州・長野県知事 田中康夫
記してあるとおりであります。
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏
問題ない・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
ですから、ここに記してあるとおりであります。
その他のご質問。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
コモンズ支援金のことで二点ほどお聞きしたいのですが、10億円の予算、修正はされなかったのですが、議会の決議として全額を一般分で使うようにと、現地機関に任せて使うようにという決議も出たわけなのですが、これを受けてそういうふうに方針を変えるお考えはありますか。
信州・長野県知事 田中康夫
それはありません。本会議においても、委員会においても、私どもはこの点に関して、終始一貫同じ方針をお伝えしておりますから、そのことをご承知のうえで、10億円という当初計上させて頂いた金額をお認め頂いたわけですから。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
そうすると、特別分もそのまま3割は残すということでしょうか。確認ですが。
信州・長野県知事 田中康夫
そうでございます。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
あとその支援金に絡めてですね。今回、私の取材も含めて市町村長たちへの取材も含めてなんですが、議員からも、市町村長たちからもコミュニケーションという言葉がよくでてきまして、いわゆる知事を含めた、県と市町村側とのコミュニケーションというのが、今回の支援金ということの立案過程においても足りなかったという指摘が聞かれたのですが、この辺についてはどういうふうにお考えになりますか。
信州・長野県知事 田中康夫
今とりわけ議員方が先ほどの柳田清二さんのご発言の中でもですね、広く県民の様々な意見を聞いていれば(今、手許に発言録があるわけではありませんが・・・)収拾つかないといいますか、まさにそうしたことは首長や議員の意見を聞くべきだと。しかしながら、最後のところでは広範な意見をより聞けとおっしゃったので、これだけ捉えますと、私の言語感覚の理解ではちょっと矛盾しているのですよね。ですから、あるいは先ほどのコモンズITバスのことも、これは下伊那郡のみならず、少なからぬ首長の方々が期待していらっしゃると。でも、これに対しては何ら言及なさらないわけですから。その意味で言えば、私も、より謙虚に多くの県民の声を聞く、私も県民ですし、首長も県民ですし、おじいちゃんおばあちゃんも県民ですし。私はまさに、年齢や性別や経歴や肩書きや国籍や障害の有無を問わない、生きる意欲のある方々に対して、開かれた公正な挑戦の機会を与えると言っているわけですから、そうした方々の意見をそれぞれお聞きすると。その中において、それは県政の最高執行責任者である私がですね、むろん県民のみならず職員とも議論をして、必要であると思うことは、それが首長がおっしゃったことであっても、80のおばあさんがおっしゃったことであっても、同じ地平の上で行うと、そして、そのことを県民が判断なさるわけですから。議会の方々も、今のコモンズITバスの例をみるように、ご都合のいい時だけおっしゃるのではなく、仮にそういう言葉をおっしゃるならば、やはりそこに整合性を、より私も求めますし議会の方も求められるべきだと思います。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
もう一点、そのさっきの特別分に戻るんですが、総務委員会の審議の中で、経営戦略局の職員の方からも答弁があったのですが、特別分についての選定委員会ですね、この中に市町村長なんかをオブザーバーとして参加するということも検討したいという趣旨の職員の答弁があったのですが、この点については、構成については考え直すおつもりはありますか。
信州・長野県知事 田中康夫
構成については、当初申し上げているとおりであります。
信濃毎日新聞 中野弘之 氏
市町村長は特別分の方には含めないということですか。
信州・長野県知事 田中康夫
これは私どもが具体的にもう既に、高い志のもと、動き出されている市町村であったり、地域であったり、あるいは個人であったり、そうしたものの中で、より全県的にそれぞれの風土等は違っても広げていくべきだというものを選出させて頂くものでありますから。
朝日新聞 園田耕司 氏
県議会の方で知事の住民票問題をめぐって、謝罪を求める決議というものが可決されたのですけれども、これに対して知事がどういうふうに受け止められているかお聞きしたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
この問題に関しては、県の見解というものは、これは3名の方からなる委員会において出されました意見が県の見解であります。これは総務委員会において、弁護士の資格をも持ちます会計局長の松葉謙三が語っておりますように、その司法の上での判断というものと異なったということでありまして、その司法の上での判断というものに関しては、個人としての私はこれに従っているということであります。
また、そうした中において、裁判所が長野市に対して訴えの利益がないと、取り下げなさいという裁判長のそうした勧告というのか指導というのか、ご発言があり、それを長野市が呑まれたということですから、この意味においては、その司法の上においては、本県側の弁護士が主張しておりました、訴えの利益がないので取り下げるべきであるということを裁判所がお認めになり、長野市もこれにご同意なさって、そのような行為に至ったということです。
私個人に関して言えば、県知事としての私は、より一層、今までもそうでありますし、先ほどの再議の提案説明でも申し上げましたように、より一層、県民のために一生懸命に精励させて頂くということが、結果として、私の総括と議会の方々がおっしゃったその言葉に繋がっていくということだと思います。
朝日新聞 園田耕司 氏
泰阜村と長野市で訴訟費用というものがかかって、実際、市町村行政というものが非常に混乱した面というものがあったと思うのですが、そのことについて謝罪する意思はないということでよいのでしょうか。
信州・長野県知事 田中康夫
これは、それぞれ首長として選ばれた鷲沢正一さんという方が長野市長としての大人の覚悟と責任のもとで判断なさり、そして、それに対して松島貞治さんという泰阜村の村長も判断をされて対応されたことであり、また、長野市の行動に対して長野県も長野県知事である田中康夫の責任と判断で行動したわけですから、その部分に関しては、それぞれその首長の席にあられる方々の、まさに大人としての自己判断、自己責任においてそれぞれ行動され一義的に言えば長野市がそうしたアクションを起こされたということから、これは司法の上では始まっているわけですから。
朝日新聞 園田耕司 氏
最後一点ですけれども、知事の今後の議会運営についてちょっとお話をお聞きしたいのですが、越県合併問題があってから知事与党が分裂したりして非常にその後、知事がおっしゃっている朝食会やっている8会派、7会派ですか、その連携を強めていると、実際、今回そういう状況の中で、さらに松林経営戦略局長の答弁問題などあって、非常に議会側と軋轢(あつれき)を生み出すような対応というものをなさっていると思うのですが、今後、こういう非常に厳しい状況下の中で、知事はどういうビジョンをもって議会対応をしていくのかお聞きしたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
これは、常に私は県知事に就任した時から私の県民に対しての思い、また、県政の改革にかける姿勢というものは、何ら変わっていないと思っております。逆に何ら変わっていないということが、ある方々からすれば信頼に足る知事であると思って頂けていると思っておりますし、ある方々からすれば逆にそれが不満であるということだと思います。例えば、しなやかな信州をはぐくむ会に関しましても、これは会のメンバーとも先日も話しましたが、まさに目先の利権であったり思惑で、当初、私を擁立されたり、会の要職であったり、要職をお務めであった方々が、そうしたまさに目先の利権や思惑というものがなかなか果たせない、あるいは、まあ果たせられた方も居るのかも知れませんが・・・。そうした中で、自然退会をされているわけでありますから、その意味ではしなやかな信州をはぐくむ会というものが、まさに声なき声の4年半前の選挙の時の、その県内の方々の思いというもので集っている方々の本来の当初の姿に戻ってきているというふうに私は認識しております。
で、議会運営というお話でありますが、これは議会の方々が繰り返しおっしゃるように両輪でありますから、先方のお考えもあります。私は、何れにしても当初の就任時と変わらず、より私が県民のためになると信ずることを私が述べ、また、それが県民の方々にご理解されることを、県職員の協力のもとに行っていくという姿勢に変わりはありません。
朝日新聞 園田耕司 氏
知事がおっしゃることはわかるのですが、現実として知事がやりたい事業とかも議会で修正されたりとか・・・。
信州・長野県知事 田中康夫
だから、知事与党とかっておっしゃるけれど私にとっては、そのまさに、その与党とか野党という分け方が、議会の方々や皆さんもおっしゃっている是々非々ということに反することになるんじゃないですか。やはり、一つ一つ是々非々でご判断頂けるような議会であることを県民は望んでいると思うし、また、是々非々で臆せず発言ができる県民、あるいは、そうした形ができる県内の状況というものを私がもたらし続ける、保ち続けるということだと思いますけれども。
その他のご質問。
長野放送(NBS) 嶌田哲也 氏
対極的な見地から質問が飛び交う中で非常に恐縮なのですが、2003年9月のホテルで人事案を作成した件で、人事活性化チームの主要なメンバーをはずして、総務部長の特命となさったんですけれども、作成を。その理由についてお聞かせ願いたいのですが。
信州・長野県知事 田中康夫
理由はないでしょう。よりよい人事を行うため。よりよい人事案を作成する上で、そうした、今どういう方か、記憶が・・・。何れにしてもよりよい人事案を作成する上で、職員に作業をお願いしているということだと思いますけれども。
読売新聞 箱守裕樹 氏
再議が否決されたご感想を教えてください。
信州・長野県知事 田中康夫
あのやはり、今回、私も提案説明を致しましてその上で議会の方々が改めて判断なさったわけですから・・・。私は、昨日最終的に再議を出すということを決めましたのは、提案説明の中でもありましたように、まさに県内で最も購読されている信濃毎日新聞の紙面の中において、今回に止まらないのかも知れませんけれども、その県議会でのご議論というものに対して、まさに相次ぐ予算修正が理由がわかり難く、また、公式の場での議論が不足していて、当のその議員の方々も一部委員らの非公式の懇談で削除が決まるということに関して、支持者からおかしいのではないかと言われて、信濃毎日新聞の見解としても審議の荒さも伺えるということでありますから・・・。
そして、とりわけ今回の5つの項目は、私どもは自信を持って提案させて頂いたものですから、再度、議会の方々の覚悟というものを問うたということだと思います。これに対して議会の方々の相対的多数という多数決の原理の中においては、県民がお選びになった議会の方々は、まさに、これは肩書きに関係することではございませんが、国土交通省の技官も高く評価してくださっている木製ガードレールに関しても、予算を半減するということが望ましいと思われたわけですし、スキー王国NAGANOに関しても、そうした形でのキャンペーンが行われなくてもよしとされているわけですし、あるいは、その他の3項目も同様でありますから、これは、議会の方々からの県民に対しての5つの予算の再議に関しての、再議に付したことに関して、再度ご同意頂けなかったということは、県民のお選びになった議会の方々の強い意思表示であるということだと思います。
ただ、一点私は、議場でも清水洋議員がご発言なさった時に、不規則発言で議場の方々からも発言や失笑が漏れていましたけれども、清水氏は皆さんもご存知のように自らのホームページで田中康夫が発案したものであっても、この信州型木製ガードレールというものは、より普及させるべきものであるというふうにお書きになっていらっしゃる。また、そのいわゆる皆様の票読み的、あるいは議会の票読み的ということで言えば、土木委員会において、仮に彼が木製ガードレールの予算を当初計上、私どもが提案した通りにしようというふうに彼が言っても、多数決では、いわゆる半減するという形になるということはおそらくわかりきっていたわけですが、無理にそこでご自分の信念を、木製ガードレールを評価くださる、積極展開しようというご意思を曲げる必要もなかったにもかかわらず、あえて賛成票を投じられたのは何故なのかと・・・。それは、副委員長としての制約というものなのか、あるいは志昂会という、属する会派における制約なのか、やはり、この辺りに私は、ここは知事は直接選挙ですけれども、議員内閣制的あるいは党派、あるいは会派の拘束というものがある中で、逆にその会派は当選してからお作りになるわけでして、本県の場合、自由民主党、民主党、日本共産党、公明党、社会民主党というような形の既に党派があって、党派としての主張も明確に国民に対して行っているという中で、当選してきたというわけでは必ずしもなくて、個々人として選挙区で立たれて、個々人の主張に県民が期待をして当選された方々が、その後の所属する会派によってですね、自分の明確な意思というものも制約を受けるという形になりますと、これはやはり私は一つの地方政治における民主主義のほころびというものが、今回、より明瞭に露呈している気がいたします。
そうした、個々の議員の方々の信念というものが尊重され難く、圧殺され易く、そうした形というのは、私は決して県民が望む方向とはかなりの部分異なる、一つの何か大挙して進んでいく、戦時体制に近いようなものが県議会に起きてきているとするならば、これからの1年間の県議会というものは、どうした方向に向かっていくのかと、このことは、より県民もお考えになることになると思いますし、私も日々の県政を行いながら考えるところになると思いますし、何よりも、その議員の方々も無自覚であれ、自覚的であれ、少なからず遠からず、より直面していく問題になるのではないかということは感じました。
ですから、その意味で今日の提案説明の中でも、まさに政治とは優れて言葉であるというふうに申し上げたわけですし、言葉による議論というものを避けたり、逃げたり、屈したりする方々は、長野県議会には決していらっしゃらないであろうということを期待し続けたいと思います。
では以上です。
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