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最終更新日:2006年06月23日

 

知事会見
(
平成16年度公共事業の再評価に係る対応方針、
平成17年度当初予算知事査定、全国知事会について他

平成17年(2005年) 1 月28日(金)
11:00〜11:40 
県庁5階:表現センター
 

信州・長野県知事 田中康夫
 1月28日の知事会見です。
 先ほどの部長会議では、平成16年度の公共事業の再評価に係る対応方針を議論しました。これは、皆さんご存知のように「長野県公共事業評価監視委員会」、委員長は、元信州大学農学部長である野口俊邦さんであります。資料には、この委員会からの具体的な意見具申に対しての対応というものが記されています。とりわけ松川ダムに関しては、現在、国の直轄で行われている美和ダムの堆砂トンネルについて、きちんとその効果を見極めたうえでということです。治山の公共治山直轄事業等に関しても、現在、新しい治山の方向を一緒に作りましょうという我々の提案に基づいて、中部森林管理局が委員会を作っていますが、ただ、こうした委員会は、県の側には打ち合わせがないまま国の側が委員を決めております。県の側は逆に発言権がなくオブザーバーとして参加するという形になっていますので、こういう中で、公共治山であったり、あるいはダムの堆砂トンネルに関して、県が発言をしたり提言をしたりということが参加しながらできないという形ですとやはり地元に根ざした議論、ディテールに根ざした議論という形になりませんので、この点に関しては国に引き続き申し入れて、ご理解を頂けるようにして行きたいと思っております。
 当初予算の査定を現在行っています。
 部長会議でも話したのですが「C経費」と呼ばれるようなものには各部局の責任できちんと予算を作りなさいということだったのですが、信州モデル創造枠であったりその他の新規の事業というものとダブルようなものがまだ残っている形があります。この点に関しては、各部局長や地方事務所長に申し上げたことは、部局の横断のプロジェクトも実施して行こうという時に、部局の中ですら事業ごとの縦割りになっていてはいけないので、すべての意味で、「信州・長野県」というある意味では全国の方々にとって、まさに「優しさ」や「確かさ」や「美しさ」を追求して行く改革であったり、ブランドであったり、自然であったり、人情であったりというものが、よりアピールできるような予算をきちんと、縦割りではなくクロスオーバーで作りましょうということを伝えているところです。

ご質問を受けます。

読売新聞 箱守裕樹 氏
 2月に全国知事会の会長選があると思いますが、田中知事はどなたか相応しい方、推薦したい方という方はおられるのでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 知事会というのは今まで親睦団体に近かったわけですから、知事会の権限というのは果たして、何かというと、「脱ダム宣言」のようなものかも知れません。ただ、繰り返し申し上げていますが、例えば、BSE安全宣言とか温泉安全宣言というのは終息させるために封印をしてしまうためのもので、「脱ダム宣言」であったり、「マンション軽井沢メソッド宣言」というのは未来志向に向けての宣言で、これは法的には根拠が、法的な効力というものは明確になっていなくて、多く方々がそれを一緒に望めば変えていけるということを示してきたわけです。その意味で言うと、全国知事会も知事会の位置付けというものは何か、この知事会の決議というものが効力を発するというようなことが法的に担保されているわけではありません。しかしながら、直接選ばれた47人の知事という人たちの中で、もちろん様々な意見がありますけれども、それを一つの日本をより良く変えて行くということのためで、まさに ユナイテッド・インディビジュアル・・・ それぞれ一点において連帯できる内容であるならば連帯をして行くと、それをやはり全国に大きく発信をして問題提起をして行くということで言えば、私は石原慎太郎氏をおいて他にないというふうに思っております。ですので、石原慎太郎氏を私は推薦したいというふうに思っております。
 この点は実は、三位一体の改革に関しても石原氏と私は、ある意味では全国知事会の中では少数者の意見を述べてきたわけでして、すなわち、生活保護や義務教育、そして災害関連というものは実施主体が誰であれ、国がきちんと財源を保障するということが、国民の生命と安全を守るという国家の体を成すと言ってきたわけです。そして、地方に国の政策の失敗を押し付けるがごときのことで、バブル崩壊後にバブル期の1990年に68兆円であった地方の借金が、2003年には199兆円にまで膨れ上がってしまったというものの中で、地方に押し付けたものに関しては、1回その借金をリセットすべきだと、そして、地方が真の意味で、きちんと住民の高い見識に則った、密室型のビラミッド政治ではない形で物事を決めて行く・・・。
 もう一点、石原氏の優れた点は、それでもなお、財源が脆弱である小規模な町村というものに関しては、今までの上から下への上意下達の交付税とは違う形の財源の保障というものをしていかなければいけないと言われたのは、ここにこそ彼が政治家であるだけでなく文学者であるということが表れているわけでして、まさに強い日本ということだけでなく、か弱き国民という者にも目を配るという点は、皆さんはいろいろなご意見はあるかも知れませんけれども、私はここに石原氏の文学者としての素晴らしさがあると思っています。すなわちそれが結果として、箇所付けに汲々(きゅうきゅう)とする政治家、政治屋ではなくて、ポリティシャンでなくステイツマンである政治家というもの。絶対なステイツマンというものもなかなか世界には登場しないでしょうけれど、その中においては、現在の47人の都道府県知事の中では石原氏が最適任であるというふうに私は思っております。
 
共同通信 松木浩明 氏
 推薦なさると言うのは、埼玉の上田さんだとか、神奈川の松沢さんだとかが連帯して石原さんを推そうという動きがでてますけれども、同じような動きで推薦人の中に名前を載せられるというご趣旨ですか。

信州・長野県知事 田中康夫 
 そういうことで、結構だと思います。
 今の点で言うと、やはり霞ヶ関出身の都道府県知事というのは半数以上占めているわけですね確か、あるいは半分に近いわけですね。あるいは総務省出身者という者が3分の1を大きく上回って2分の1に近いわけですね。ですから、中央で地方分権と言いながら、地方で中央集権になってはいけないんで。また、この点は、やはり従来の意味での地方のピラミッドの上に知事であったり、議会であったり、職員であったり、補助金をもらっている団体であったり、地方のそれぞれ名士であったりと、こういうピラミッドにとって座りの良い人がリーダーでいるということに、おそらく官僚出身者が向いているということだったと思うんですね。官僚出身者は、そうした従来の利権の匂(にお)いはしないけれども、県民に直接根ざすというよりは従来のピラミッドが少しずつ変容していく過程において座りが良いという人が多かったと思いますから。その意味では石原氏はもともと価値紊乱(かちびんらん)という言葉を私よりも先に引っさげて登場した人ですから・・・。その意味では石原氏がこの混迷する日本を本当に価値紊乱でですねゼロから作り直していくと、ですからその産みの苦しみは混乱ではなくて、むしろ創造の過程だということが押っ掛かっていると思いますし、また、今までの意味で言うと法律や制度に根ざした中で考えていると演繹(えんえき)というのが袋小路に入るということは繰り返し述べてきたことです。その点ではやはり石原氏が先ほど言ったように文学者であるということは私は大事なことだと思うんですね。私は文学者の端くれにもならないかとも思いますが。やはり、芸術家とか文学者というのは答えは見えているんですね。つまり、例えば長編を石原さんが書く時もその最後の結末、あるいは訴えたいモチーフというのははっきりしている。でもそれを何か数式で書いたり、マーケティングのプレゼンのようにここはこういう展開になってこういうふうになりますと、だから最後ここまで行きますというような図式は、物を書く人間あるいは芸術家それは美術家もそうだと思いますけれども。それを示すわけではないんですね、でも最後の行き着くところというのは確たるものを持ってると、その間は良い意味でやはり朝令暮改の試行錯誤をしていくというのが芸術家だと思うんですね。それに対して、役人的発想だとどうしても最初から立てたプランどおりにずっと行くと、実体とそぐわなくなってもそこで微調整ができない、Uターンができない、別の道まで一回戻ることができないというのがあると思います。ですから、こういう混迷の時代においてその混迷を微調整するのではなくて、混迷を乗り越えるということにおいて言えば、やはり政治家であり文学者である石原氏というのもは他の方々にも増して期待されるものだと思います。

共同通信 松木浩明 氏
 あと二点、しなやか会の関係でお尋ねしたいんですけれども。一点目、茅野實さんが先日、日曜日のラジオ放送でしなやか会の顧問を辞任なさるというご発言をなさいました。この点について知事はどのように受け止められていらっしゃるかということと、もう一点、先日来報道で出てますけれども、しなやか会の関係者に関する情報公開請求の関係で、知事が公文書を出さないようにと指示をなさったということで報道が出てますけども、当時の記事について知事どのようにお考えか教えてください。

信州・長野県知事 田中康夫
 長野県知事の私とて絶対ではないですから、多くのご批判やあるいは激励を頂戴するわけです。八十二銀行の頭取経験者には、誰も面と向かって意見を言えないのだとしたら彼は絶対不可侵ということになってしまうわけで、それは彼ご自身にとっても不幸なことではなかろうかという気はいたします。私は、ある意味では寝食を忘れて県政改革を進めるように努め、全国で唯一借金の額を減らし、あるいは確かさということで原産地呼称管理制度を進め、福祉の地域移行ということを行い、あるいは教育の30人規模学級というきめ細かい施策を、多くの県民や職員の理解や協力のもとに進めてきたわけであります。ですから、繰り返し申し上げておりますが、茅野さんが私の意見を聞かないというふうによくおっしゃいますが、私はその都度具体的に私の施策のどの点が至らないのか、あるいはどの点はもっと進めていくべきなのか、こういったことを具体的にお話頂きたいということをお伝えして参りました。ただ、私の読解力の問題かも知れませんが、具体的に長野県をこうした政策を強化しなさい、あるいはこうした今までの政策は改めなさい、という形を具体的に頂けたかということは、私としては少し判然としないところですね。茅野さんは私に立候補しようというふうにおっしゃってくださったわけですけれども、その時にも私の対抗馬であられた元副知事の池田典隆氏は許せないということをおっしゃっておりました。ですから、それはおそらく茅野さんも茅野さんに従わない池田典隆氏は許し難いというお気持ちだったとすると、今そのご自分に従わない、従う、従わないでは私ないと思うですけれどもね。田中康夫が許せないということでしたら、具体的に是非今からでも結構ですから、茅野さんは私の施策のどこをもっと強化し、またどこをもっと改良すべきなのかということを是非お伝え頂きたいという気はいたします。
 しなやか会というのはもともと自由参加の会でございます。そちらのほうに関しては、しなやか会の幹部というふうに信濃毎日新聞に記されておりますから、おそらくその下水道の問題ということであればこれは事務局長を務めてきた小林誠一氏のことを指しているのであると思います。小林誠一氏はむろんしなやか会の幹部として働いてきた方であります。私は、その信濃毎日新聞の報道の中でも当時の下水道課長が述べているように、文書学事課と相談したというふうにおっしゃっているわけです。それとその公文書の規程というものがあるわけでしょうから、公文書というものは何かということだと思うんですね。信濃毎日新聞がおっしゃっているそのやり取りのメモですか、それが公文書にあたるかあたらないのかということを、それぞれの担当の部署が判断するということだと思いますけど。 何れにしても先ほど申し上げたように、借金を減らし、福祉や教育やあるいは信州のブランドというものを充実させてきた私としては、80歳の穂刈甲子男会長しか茅野實さんに対して、何といいますか助言といいますか諌言(かんげん)の言葉を掛けない長野県の状況は、少し悲しいというか悔しいというか、そういう気がいたします。私に関して思いつきで色々物事を行うとおっしゃっていらっしゃいますけれども、山口村に関しても長野県に踏みとどまる運動を一緒にしようというふうに去年の秋、何人かの会合の時におっしゃってくださったのは、他ならぬ茅野實さんでもありますし、私はあくまでも思いつきではなく、常に県民の声に耳を傾け真のこの県庁舎の周辺に巣くう人々ではない、そうした方々だけではない、県内各地の方々のために長野県をより良くしたいと思ってますから。より良くしていくうえでもっとすべきこと、もっと改善すべきことを是非県民の方々からも、引き続き、具体的におっしゃり続けて頂きたいと思っております。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 先ほどの関連で、後援会幹部の働きかけとその内容を示した文書の公開をめぐる問題に関しての質問ですけれども。知事は、今回のその公文書を公開するか否かの決定について、公開しない方向について知事の関与は取りざたされていると私どもの取材で出てきています。この関係について、ご自身について事実関係はこれまで確認されましたですか。覚えていないというような発言もありましたけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 どの問題に関してですか。信濃毎日新聞の報道で当時の下水道課長は、当時の文書学事課と相談のうえ対処したと言っているわけですね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 知事ご自身は事実関係は確認されましたか。

信州・長野県知事 田中康夫
 どの事実関係ですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 知事に下水道課長がメールを送っていて、それがいわゆる経営戦略局の幹部に転送されているという事実です。

信州・長野県知事 田中康夫
 この問題、信濃毎日新聞はどこを問題になさっているのかということです。つまり、私たちは大きな方針として開かれた公共事業の改革と、あるいは地元のきちんと意欲のある業者の方々にチャンスを与えるということは、土木部も含めて全体の方針を決めてそのうえで各担当者が行ってきていることです。その中で、様々な改革が行われてその実績がでてきているわけですよね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 まず、問題を整理して言うと、今回の文書がいわゆる知事が働きかけ文書を公開するという方針を示したちょうど時期と、ほとんど重なってくる時なのですけれども。これがもし知事が出す、出さないというところに関わっていて、それで出されなかったということになると、内容からすると我々はあれはいわゆる働きかけの文書に当たるものだと・・・。

信州・長野県知事 田中康夫
 どの文書ですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 私どもの新聞で紹介しました下水道課で作られた会合の中身とか、それから経営戦略局で作ったのかちょっと定かではないですけれども、いわゆる後援会幹部とそれから公社なり下水道課とのやりとりというのは、小林誠一さんからすれば要望なり働きかけに当たる部分を残した記載であると、これがもし、知事が関与する形で出されなかったとすると、それは知事が目指していた働きかけの文書の公開の原則とはずれてくるのではないかと、その点が問題ではないかと言っているのですけれどもね。だとすれば知事がもしおっしゃっているとおり記憶がないという話しであるならば、少なくとも事実関係を確認することは必要なのではないでしょうか。そうでないと知事の関与がないということはそこで明らかにすること、実証することはできないと思うのですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 それは皆さんの報道の中でですね。小林誠一氏は当時は長野県をはぐくむ会の事務局長ですから当然幹部ですよね。皆さんの紙面で報じられているように。ですから、彼が行ったことというものはそれは記録が残っているはずですよね。同時に、職員がとっていたメモと思われるものに関しては、それぞれの担当部署において、文書学事課との相談のうえ判断をしているということです。ですから、私がそこで関与すべきことではないのではないですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 メールの存在についてはどう認識されているのですか。覚えていないという範疇(はんちゅう)なのですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 私のところには皆さんにもお答えしているとおり、膨大に職員のみならず県民からも県内外の方からもメールが来ますから、私は、仮にですよ、あの時皆さんにも申し上げておりますけれども、そしてまた皆さんの、仮に文章は行った内容に関しての報告の文章ですよね。お伺いでもないですよね。私に判断を仰ぐというものではないわけですよね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 いや、そうなのですけれども、いわゆる働きかけの文書という定義には、中身的には当たるものだと思うのですよね。例えば、知事が今回関与しないと言うなら、そういうものが担当課で公文書として出されるべきものが出されなかったとすれば、それはどうだったのか、いわゆる文書公開の面で担当課にその検証を指示することが必要なのではないかと思うのですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 今からですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 今からでも遅くないと思いますそれは。

信州・長野県知事 田中康夫
 担当課というのは。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 当時の下水道課は今はないので、そうすると情報公開課かなにか主管課になるわけですから、そこで当時の扱いがどうだったのか一つ検証があるでしょうし、あと知事は記憶にないと言っているのですけれども、少なくとも幹部の方が知事から指示を受けたということをご証言なさっているものですから、だったらそれを反証するだけの知事の材料も提示する必要もあると思うのですけれども。

信州・長野県知事 田中康夫
 まず、その前に働きかけの内容のこと、働きかけがあったのか、あるいはそのあなた方が紙面で記されたメモですか、やりとりですか、それは小林誠一氏が、もし仮に、これは小林誠一氏の名誉にも関わることですから、小林誠一氏にきちんとまずお確かめになることではないでしょうか。それから始まるのではないでしょうか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それは私どもの取材でやってますけれども、いわゆる働きかけ文書というものは・・

信州・長野県知事 田中康夫
 小林誠一氏はあなた方が報じたようなことがあったと言っているのですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 事実関係ですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 はい。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 事実関係はあります。事実関係は。

信州・長野県知事 田中康夫
 つまり職員にいろいろ話しをしたということがあったと言っているのですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 そうですね。

信州・長野県知事 田中康夫
  それは、後援会幹部であるならば当然働きかけじゃないのですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 その文書が出されないということはおかしいと思いませんか。

信州・長野県知事 田中康夫
 ですから、その部分に関してはまさにあなた方の紙面にも載っていたように、文書学事課からそれはメモであって公文書に当たらないという判断がでたということじゃないのですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 いや、私どもの取材ではそうなっていますけれども、知事自身をそれを把握するする必要があるんじゃないでしょうか。少なくとも。私どもは出さないことで知事が関与しているんではないのかということを突きつけているわけですから、知事はそれについてそうじゃないならそうではない、そうだったらそうだったことを示すためにも、事実関係を確認するなりということが必要だと思うのですけどれも、聞いている限りでは私どもの取材とのコメントのやり取りだけで特にその担当の人とかですね、そういう者に検証なさったり聞いたりそういうことを特になさっていないということですよね。

信州・長野県知事 田中康夫
 しておりませんね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 やる必要があると思うんですよ私は。

信州・長野県知事 田中康夫
 なるほど。
 ですからそれは私が皆さんの紙面を見ている中で、それぞれの現場の担当の中でこれはメモの類なのか、正確なことはわかりませんけれども、やり取りの個人的なメモであってその公文書にあたらないという判断が出たというふうに記されているわけですから、そこの部分をもう一度それは確認せよとそういう判断だったのかどうか、つまり皆さんに言っていることとは違うのかどうか、そこは客観的な話ですから確認することは可能かと思いますけど。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 知事が言っていた働きかけ文書、あの議員さんとか含めた、あれにあたるものですよね。いわゆる要望なり何なりというものを伝えているものであったら、それは文書化しようとそれは知事もおっしゃっていたんですよね。

信州・長野県知事 田中康夫
 だから小林誠一氏が、皆さんが記しているようなことを具体的に県の下水道なりの改革の担当者に言っていたとおっしゃるんだったら、その小林氏自身が認めているのであれば、それはその県への意見具申ですから働きかけですよね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 だとすれば文書の扱いはまずいと思うので・・・。

信州・長野県知事 田中康夫
 なるほど。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それは検証する必要がありますし、もし、その公開非公開を巡って知事が、一応メール転送という事実はどうもあるようですから、知事がその下水道課長から転送されたというのは。まあいろいろ・・・。

信州・長野県知事 田中康夫
 誰にですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 下水道課長から知事に対してですね、当時その職員さんたちが公開を巡ってですねお話があったことが報告が行って、それが経営戦略局の幹部に転送されているという事実は、文書の中にいろいろ貼り付けて作らない限りは事実だと思うのですよ。見立てでは・・・。だとすれば、それに対する釈明というのがですね「覚えてない」という言葉で済まされる問題ではないと思うのですよ。転送を受けた人が知事から出さないように言われたということをおっしゃっているものでね。あのその幹部の・・・。

信州・長野県知事 田中康夫
 仮にそのような働きかけがあったのだとするならば、これは今おっしゃられたように平成15年の10月6日から施行されてますけど「公職にある者からの働きかけ」。その中に後援会の幹部というのや私の例えば両親とかそういうのも該当すると記されていますから、それは随時公表することになるかと思うのですね。おっしゃられたような会合を持ったということの報告というものは、これは私は無かったと思いますから、ですから公開するように、あるいは逆に公開しないようにというふうに指示したということはないと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 いずれにせよ公開を巡って文書課に聞いたといっているんですけど、当時の関係者話ですので、私どもの取材の限界を言うのも申し訳ないんですけども、それは知事さんがやっぱりもう少し説明が必要だと思うんですよ。やりとりに関しては・・・。

信州・長野県知事 田中康夫
 ただ、大本に戻ればもちろんきちんとした「ドゥー・プロセス」ならぬ「デュー・プロセス」は必要ですけれども、公共事業を公明正大にしていこうと、あるいはきちんと地元のモンロー主義に陥るのではなくて、きちんとした入札が行われて、地元の方々が育成されるようにしようというのは、道路の舗装工事等をはじめ行っていることですから、それはきちんと胸を張れることです。
 今申し上げたように、そうした会合を持ったかということ関しての報告は私のところには直接無かったと思いますから、そのメモというふうに結果的には現場段階で判断したことを公開しなさいとか、公開しないようにしなさいというようなことを述べたことはないと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 最後一点ですけれども、その小林さんなりのいわゆる要望なりがでてその1年後に入札制度が実際変わってまして、小林さんのところの会社も応札していると、その事実自体を知事はご存知でしたか。

信州・長野県知事 田中康夫
 小林誠一さんの会社。今は役員でいらっしゃるのかどうなのか、小林誠一さんが起こされた会社が下水道とか農業集落排水とか、下水道浄化槽も含まれるのでしょうか。私は専的なことまでわかりませんが、何れにしてもそうした水洗化の仕事をしているということは当然知っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏 
 それが例えば今回の働きかけという部分に関しては、いわゆるスローガン的なことを言っているのであって、小林さんの所の特定の利益誘導に繋がっているのではないかという見方もあるのですけれども、知事はそういうふうに考えてはいないということですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 入札は、入札を公明正大なものにしようということで県は行ってきてますから、それは私は土木部の現場に至るまで伝わっていると思います。むしろ逆に入札を公明正大にするということに、今までのしがらみの中で抵抗ということまではいかなくても、それが制度の進め方や公明性が大分変わるわけですから、戸惑いを感じた職員というものがその課程においていたということはおそらくあろうと思います。そして、入札はご存知にように積算価格の問題であったり、公告の条件等の見直しで入札不成立と、中止ということですか、もう一回やり直しとかそういうことは数多くあるわけです。それは、そのような形が行われるようになったということは、今までの仮に談合というものが行われたことがあったとするならば、そうしたものが行われなくなったことによって、良い意味での競争が生まれることで入札がもう一回やり直しになるということが多かったというふうには聞いております。この下水道の問題に関してということではなくてですね。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 最後ですけれども、文書の関係の開示を巡る課程については、知事ご自身で確認していただけますでしょうか。

信州・長野県知事 田中康夫
 どの部分ですか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 働きかけ文書の公開を巡るやりとり、公開非公開を巡る今回の問題のやりとりの部分、事実関係について、知事なりに把握してもらって説明頂けますか。

信州・長野県知事 田中康夫
 私は、皆さんが報じていらっしゃいますからその部分に関してもう一度きちんと自分でも確かめようとは思いますけれども。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 是非お願いします。

信州・長野県知事 田中康夫
  下水道の県内企業の優先ということに関しては、確か昨年ですか、小林宗生県会議員も議会でそうした質問の中で要望されていると思いますし、これは先ほど言ったようにモンロー主義で県外の能力のある人たちを排他しようということではなく、県外でも能力のある方は私どもの委員に起用してますし、信濃毎日新聞も主筆に起用されるわけですから。ゆかりはなくても。それは当然ですけれども、他の業種でもそうした声はありますし、それは5直しという中でも述べてきていることだと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 わかりました。

信州・長野県知事 田中康夫
 何人かの方からご質問がありましたが、田中清一さんと木内均さんの「トライアルしなの」から「緑のフォーラム」にお移りになるというお話ですけれども、田中さんも木内さんもそれぞれ長野県をより良くしたいというお気持ちであったと思いますけれども、これはきのう信濃毎日新聞の方にもお伝えしましたが、田中さんや木内さんが具体的に私の県政改革の中で、顔の見える形で具体的などういう活躍ぶりを示されたのかと、あるいは示されることがなかなかできにくかったのかと、いうことはそれぞれの有権者の方がご判断なさることだと思います。
 少数の色々な会派ができてきておりますけれども、田中さんも事務総長、木内さんも幹事長代行ということで肩書きが立派にお付きでありますから、これは、肩書きではない実質の改革をしようということで組織のスリム化を図っている私たちとは少し異なるのかなという気はします。ただ、本郷一彦さんは大変経済政策をはじめ、私どもの目指す方向というものをご理解くださっている方であろうというふうに思っております。
 この前思ったのですが、山形県知事選に応援に行きまして、加藤紘一氏とともに街頭に立ち、その新人の斎藤弘さんという方が、ある意味ではそこで風が吹いて勝利をされましたけれども。斎藤さんのような今までの県政の県のピラミッド体制を変えようというふうに立つ方も、やはり地元に支持する国会議員の方がいらっしゃるんですね。橋本大二郎さんと私はいかなる政党からも推薦も支持も支援も受けていないと。それは浅野史郎さんもそうだと言いましたけれども、地元の国会議員で支持してくださることを明言している方はいるわけで・・・。その意味で言うと田中康夫は、地元の国会議員で田中康夫を支持すると明言されている方はおそらくひとりもいらっしゃらないわけで、私の不徳にいたすところなのかなという気がしなくもありません。
 いずれにしても、山形県もそのように新しい方が、あるいは自民党を変えて行こうというふうに小泉さんよりも早くからおっしゃっていた加藤紘一さんも推薦される方が当選したのは大変嬉しいことではないかというふうに思っています。

信濃毎日新聞 島田 誠  氏
 一点だけ、小林誠一さんが働きかけたこと自体はどうお考えになるのか。あの方は受注業者で入札にも応札されているわけじゃないですか。
 それで、例えば知事は他の入札改革では、公聴会を開かれたり、オブザーバーで業者の方を何人も選んでそこで意見を聞くということされていると思いますけれども、こういう形で単独で、しかも県庁内で会っていて、だけど文書は出てこない。そういう中で会っていることに対してはどう思いますか。働きかけていること自体、入札方式の変更について。そういうことについてはどう思われますか。

信州・長野県知事 田中康夫
 それは、小林誠一さんご自身にきちんお聞きになり、小林誠一さんご自身のきちんとしたインタビューというものを皆さんも紙面に載せるべきだと思います。

信濃毎日新聞 島田 誠  氏
 伺いました。
 ただ、なぜ知事に伺うかというと、どこでも全国的に問題になっているのは後援会と政治家の関係での利益誘導であるとか、献金企業の仕事を回してもらったというそういうような話が問題になっているわけじゃないですか。あの方も知事には選挙の時に100万円寄附していらっしゃる。だからこそ政治家である知事に伺っているのです。

信州・長野県知事 田中康夫
 私は公共事業あるいは福祉施設とか、こうしたものでも箇所付けとかこうしたことに関して指示をするというような政治。長野県に留まらず全国で今もあるいは長野県も以前はおそらく行われていたと複数の方が感じていらっしゃる、そうした政治ではない政治にしようということです。
 小林氏もまた、やはりきちんとした公明正大な長野県ということに共鳴されて、事務局長として名前を連ねられていたのだと私は信じております。ですから、小林氏は小林氏のためではなく、まさに県民のため、そしてその中の一員として自分があるという形の中で、一人の県民として様々な点に関して発言されたり行動してきた方であろうというふうに私は願っております。ですから、それは小林さん自身に改めてお聞きになることじゃないでしょうか。

信濃毎日新聞 島田 誠 氏
 その過程で公社や県の幹部と酒を伴う飲食をしていたことについてはいかがですか。

信州・長野県知事 田中康夫
 
誰がですか。

信濃毎日新聞 島田 誠 氏
 
小林誠一さんです。

信州・長野県知事 田中康夫
 そんなことまで私は、今あなたがおっしゃられたことに関して把握しておりません。

信濃毎日新聞 島田 誠 氏
  あったこと自体も含めて、事実関係を確認されるお気持ちはありますか。

信州・長野県知事 田中康夫
 ただ、これは私が誰にどのように確かめるのですか。

信濃毎日新聞 島田 誠 氏
 当時の下水道課長であるとか、当時の経営戦略局の方であるとか、当時の下水道公社の専務だとか理事であるとかそういう方に伺えばいいのではないでしょうか。それか一番は後援会の幹部の方に聞いてください。

信州・長野県知事 田中康夫
 私どもの職員は、下水道課長であった者を含めて、とりわけ、彼はより良い公明正大な下水道改革をしようと、つまり、今までのような国の一律の下水道を作って行っては維持費も含めて、市町村財政が破綻してしまうと、公社も破綻してしまうという危機感の下で改革を進めようということで、これは土木部もみんな土木部長等も意見を一致して進めてきたことですからね。ですから、少なくても私は下水道課長というものは本当に県民のために奉仕の精神で働いてきたと思っていますし、彼には非常に感謝しております。 

以上です。

 

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