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信州知事 田中
康夫
12月28日の会見です。先程、部長会議そして仕事納めの式がありましたが、その場でも述べましたように、私たちは24時間、365日のサービス業でありますから、病院や警察だけでなくて、様々な部署がこの後も県民サービスのために尽くさせていただくわけであります。先程の式でも述べましたけれども、今年は大変に日本中、世界中で災害が多い年であったわけですが、こうした中で本県にも幾つもの被害がありましたが、幸いにして多くの職員の協力によって、彼らの的確な認識や迅速な行動によってその被害をくい止める、あるいは早期に復旧させていく、再生させていくことができたのではないか。これは職員あるいは県民、まさにコモンズに暮らす県民の高い見識や、あるいは深い行動に感謝したいと思っております。
先程も申し上げましたように、本県は全国47都道府県の中では唯一であると思いますが、借金の額を減らすことが今年もできた県であります。日本全体が財政破綻の年で、今年は災害多発の年であったと思いますが、こうした中で、本来ならばこの平成16年は、財政再建団体に陥るというふうに言われていたわけです。こうした中で、年間にして120億円強の借金の利息を減らすことができ、借金の額全体も減らすことができた。しかしながら、それは決して萎縮する緊縮財政ではなくて、多く、教育費や民生費あるいは公共事業に関してもより地域の活力を高める、地域で社会貢献をしてきた土木建設業に携わる方々、その関連の方々に、その仕事を担っていただくという改革を進めて来れたことを、改めて県民の高い見識と多くの職員の協力に感謝を致したいというふうに思っております。
フジテレビの「報道2001」に出演して、塩川正十郎元財務大臣は自ら栄村を見に行くようにと、私と話した後に当時財務大臣であった塩川氏が財務主計官に述べて、そうした小さいながらも努力している村を、財務省の主計官が視察をしてくれたということは、大変にこれは、一人ひとりの人間は日本の今の末期的な経済や政治の状況に危機感をもって、これを変えねばと思っているんだと思います。朝日ニュースターという番組の、「田中康夫のニュースウォッチ2004」という中で川勝平太さんにご出席いただき、そしてForbes(フォーブス)のアジア太平洋支局長のべンジャミン・フルフォードさんという方にも出演をしていただいたんですが、その他、小沢一郎さんと丸川珠代さんも出演してくださいましたが、このフルフォード氏は皆さんご存知の「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」という本を書いた方です。最近、「まんが八百長経済大国の最期」という本が大変多くの老若男女に読まれているようですけれども、彼が日本人というのは日本を再生することを諦めてはいないかということを言いまして、非常に、改めて挙をつかれた感じであります。先程の仕事納めの時にも、FRBと呼ばれるアメリカの連邦準備制度理事会の元議長であったポール・ボルカー氏が、日本の現在おかれている状況というのは、これまでの経済学エコノミックスの教科書には載っていないくらい末期的な状況で、先進国といわれる国でこのような状況に陥った国は歴史上例がないと、同時に、この日本が抱えている問題は経済問題にとどまらないで、政治問題だと言っております。アメリカの方が何を言うかという気もしなくはないかも知れませんが、私達は、「諦めない」「屈しない」と同時に「逃げない」ということを、この点は年明けにでも改めて職員に話をしたいと思っているわけですが、大事なことなのではないかと思ってます。
ご質問を受けますが、同時に今朝方、古田芙士県議会議長から「県有施設における敷地内禁煙について」という公文書による申し入れがございました。
読まさせていただきます。
『 「県有施設における敷地内禁煙について」 このことについては、平成16年10月18日付けの申入書において、「広く県民に説明し意見を伺い県民の理解とともに、県職員労働組合との合意を得た上で実施すること」を申入れたところでありますが、その後、県民の合意が得られたとは到底言い難い状況の中で、平成16年12月1日から敷地内禁煙が一方的に実施されたことは極めて遺憾であります。
この強行ともいえる敷地内禁煙の実施の結果、周辺公道での職員等による暗闇や集団での喫煙など様々な弊害が意見として寄せられています。
申し上げるまでもなく、県有施設は県民共有の財産であり、県民の理解と合意によりその管理運営がされるべきものと考えます。
県議会では、平成16年11月25日付けで貴職から依頼のあった内容等も含め慎重に検討を重ねた結果、ここに改めて全会派一致による意見として、県民の合意が得られるまでは敷地内禁煙の実施を撤回し、既設の喫煙室の再利用も選択肢に入れた禁煙対策の全面的な見直しを行うことを強く求めます。』 といただきました。
これは平成15年5月に健康増進法を、別に総務省ではなく厚生労働省が法律を作ったから有無を言わさず従いなさいと私が言ったわけではございませんが、平成15年9月9日からこの健康増進法の施行もあり、県有施設における建物内禁煙を実施してきております。この後、今年の平成16年5月からは禁煙サポートや敷地内禁煙の試行など段階的な準備を職員に対しても進めながら実施してきております。この結果として12月までの約7か月間で、県職員全体で約600人が新たにこうした取り組みの中で禁煙をするようになるという形であります。県議会の各議員や各会派の皆さんには、今までもお願いを再三してまいりました。いくつかの会派の皆さんには議会棟内の禁煙に取り組んでいただいております。しかしながら、この県庁、県本庁舎と同じ敷地内にあります議会棟においては、未だ喫煙を建物内でも行っている会派がございます。残念ながら、自由民主党県議団、県民クラブ、志昴会、緑のフォーラム、県民協働・無所属ネット、緑新会、政信会でございます。日本共産党長野県議会議員団、トライアルしなの、あおぞら、公明党県議団は建物内禁煙をなさっているということです。きょういただいたこの内容というのは、既設の喫煙室の再利用ということですが、建物内禁煙すら止めようと、元に戻ろうとしていらっしゃることでして、これはなかなか私どもとしても理解できないことであります。
ここに、「県民の合意が得られるまでは敷地内禁煙の実施を撤回し、既設の喫煙室の再利用も選択肢に入れた禁煙対策の全面的な見直しを行うことを強く求める」というのは、県民の合意とは何かという議論が最近ずいぶんおきておりますが、これは翻ってたばこの問題以外に関しては県民の合意というのはどういう形でご判断なさるのか、またこの問題もどのようにするのかなと、県民意向調査をするには及ばないという、多分これもお考えだろうと思いますけれども。
あともう一点、「県有施設は県民共有の財産であり、県民の理解と合意によりその管理運営がされるべきもの」というのもこれも言葉を置き換えれば、長野県の道路も県道もその他の施設もあるいは長野県である場所も「県民共有の財産であり、県民の理解と合意によりその管理運営がされるべきもの」なのかどうか、ということは今後問われることだと思います。
いずれにしてもこの点はこのような申し入れを文書でいただきましたが、私たちとしてはむろんこの暗闇や集団での周辺公道での職員による喫煙という点に関しては、これは週刊文春にも大きくグラビアで報じられてしまったところでありますし、この点は更に私たちとしては、きちんと対応して参りたいというふうには思っておりますが、残念ながらこの全会派一致による意見としての「県民の合意が得られるまでは敷地内禁煙の実施を撤回し、既設の喫煙室の再利用も選択肢に入れた禁煙対策の全面的な見直しを行うことを強く求めます」ということには、応じることはできかねるというふうに思っております。
ご質問を受けます。
朝日新聞 園田 耕司 氏
山口村の越県合併の関係なんですけれども、きのう知事が反対派の方のケアを施策として考えていらっしゃるというご発言があったのですが、事務方のほうではなかなかその対応策の検討が進んでいない感じがするんですが、知事としてはどういう施策、ケア策としての施策が村民の方に対するケアになるとお考えでしょうか。
信州知事 田中 康夫
きのうの朝方、古田芙士議長と宮澤敏文総務委員長が知事室にお越しになられまして、そのときに議会としてもぜひ提案をいただきたい、ということをお願い申し上げたわけです。 古田芙士議長からはですね、より具体的なものが出てくればこれは議会としてもそうしたことを行うことに吝かでないという趣旨の有り難いご意見をいただけたかと思います。
これは、山口村という場所にとどまらないで、県境の場所であったり、県庁所在地から遠かったり、あるいは山間であったり、少人数の集落であったりと、こうしたところが皆等しく長野県であるという観点から申し上げています。
今、園田さんは事務方ではなかなかアイディアが出てきていないんではないかという推測をおっしゃられましたが、私たちの職員も議論して幾つかの考えをですね、彼らも出してきていますし、この点は更に早急に検討してきちんと私たちも議会にお伝えしようと思っております。
朝日新聞 園田 耕司 氏
現段階で具体的なものはなにか出てきているんでしょうか。
信州知事 田中 康夫
ing形も伝えてほしいというご要望かもしれませんが、この点はある程度きちんと固まった段階でお伝えするというつもりです。
朝日新聞 園田 耕司 氏
申請するかどうかという判断をまだ知事はお示しになっていないと思うんですけれども、これは村民に対するケアの施策ですが、それと同時に発表されるつもりでしょうか。
信州知事 田中 康夫
そうですね、山口村長の加藤 出氏と中津川市長の大山耕二氏が総務省に行かれたということであります。皆さんの報道あるいはそうした場に立ち会われた方々からもお話をお聞きするところですが、総務省の側としてはいずれの判断をする場合でもそのタイムリミットというようなことはおっしゃらなかったと。逆に言えば総務省としても踏み込まれてですね官報というものへの登載、告知するという物理的なその問題がクリアできる形、仮に合併を認める場合の話ですね。ということでおっしゃっていたということです。
まあ、村長はその後、会見の場で私の認識違いだったとお話をなさったというふうにもお聞きしていますけれども、複数のメディアで報じられているように村議会の場で「年をまたいでの何らかの判断というのが、年をまたいでもそれには対応できると思う」というお話でありますので、当事者のひとりである方が議場の場でお話になっているということであります。いたずらに延ばすつもりではないということはお話しているとおりです。
朝日新聞 園田 耕司 氏
最後に一点なんですけれども、村長のお話とか議会答弁で年をまたいでも対応できると思うということが引き合いに出されているんですけれども、知事ご自身としては判断のタイムリミット、いつまでに判断するっていうのはお考えなのか。
信州知事 田中 康夫
具体的な日付けとか?
朝日新聞 園田 耕司 氏
大体いつ頃まで、例えば村長の場合だったら1月早々というような言い方をされていたと思うんですけれど、知事ご自身としてはその点はどのようにお考えなのか。
信州知事 田中 康夫
むろん私たち先ほど言ったように、警察も例えば土木部等、あるいは危機管理室の職員もですね年末年始をまたいで仕事をいたしますけれども、この年内に発表させていただくというようなことはないというふうに思います。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
今の話と似たような質問になって申し訳ないですが、きのう知事も議会側が総務省に求めたとされる公式見解を文書で確認されたということでいいと思うんですけれども、あくまでも法律的にはするしないではなくて、もし問われるんだとすると今回の場合は、いつ申請するのかということだけだと思うんですね。その辺の認識は、地方自治法で云々というきのうの公式見解を仮に知事はそうではないというのなら、また別の質問をしなければなりませんが、地方自治法の手続き上のことであればですね、今回のことはするしないという判断の余地はない話で、あくまでもいつ申請するのかということだけだと思うんですけども、法律的にはそういうふうになっているんですけれども、知事は違う認識なんでしょうか。
信州知事 田中 康夫
法律的ということで言うとですね、これは皆さんの報道等でも県議会は何らか今回の議決というものに関して、異議申し立てをされる向きが生じた場合にはこれは県知事でも県議会でも責任はなく総務省の責任だという話でしたが、総務省はそれが訴えの場合に果たしてなじむ対象であろうかと。総務省は公文書を出しているけれどもなじむ対象であろうかとたいへん困惑された発言がありましたが、これも法律的にいうことで言うと確定していない範囲だと思います。同様じゃございませんか?
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
言っている意味が分からなくて申し訳ないんですが、つまり議決されたものを申請するという手続きは、これはするとかしないではなくてしなければいけないものだというふうに知事は考えていらっしゃるのか、いらっしゃらないのか。
信州知事 田中 康夫
私はこれは山口村のいわゆる越県合併問題はたいへん大きなですね、長野県の明日を創っていく上での問題ですから、更に慎重に考えさせていただいていると、ただ、いたづらに延ばすつもりはないと申し上げているわけです。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
いたずらに引き延ばすわけでなく、考えられた先に申請しないという選択はあるんですか。
信州知事 田中 康夫
ですから考えているわけでして、あらゆる選択肢はあるのだと、今のような話にとどまらないで、論理というか論理上の話としてはあらゆる選択肢があるのではないでしょうか。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
これは気になることなんで確認だけしておきたいが、平成の大合併そのものに知事が問題意識をお持ちでいらっしゃるということは理解した上でなんですけど、先だって議会であの・・・。
信州知事 田中 康夫
その点は有り難くも信濃毎日新聞も比較的そういうご意見をお持ちかなと。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
本会議の最終日にですね、知事が提出されている議案で当然県内合併の議案もありまして、松本周辺の合併の議案に対して北山さんが反対討論されました。
私自身は見てなくて最前列に居た議員さんですとか理事者席にいらっしゃった方なんかにお話をお伺いいたしますと、表現が適当かどうわかりませんが非常に反対討論の趣旨に対して知事がこう喜んでいたというのか、拍手せんばかりだとかいろんな人の表現がありましてよくわからないんですけれど、原理原則論にたって言うと知事はそれこそ今回の越県合併の議案については認めてくださいと自信をもって出すんだとそういう気持ちになれないから出せませんということでその点では終始一貫していたと思うんですけれども、そういう意味では県内合併もむしろ知事自身が最終的に決めるものですからそのようなりアクションするのであればむしろ最初から議案を出さなければいいじゃないかと、じゃ山口村のものは出せないということと非常に姿勢として矛盾しているんではないかということを、複数の方に言われて、言われてみればそういう疑問も生じるだろうなと思いましたがその点について確認しておきたいのですが。
信州知事 田中 康夫
それは違うと思いますね。私、現在の合併特例法に基づく市町村合併というものはですね、決して日本のアルゼンチン化を防ぐものではないと思っています。
ただ、私は県知事でありますから長野県全体が一つのコモンズでありまして、そのコモンズというものの形が変わってしまう、あるいはそのコモンズに長野県というコモンズに引き続き残りたいと言う方々をですね、お話し申し上げたようにパレスチナの方々をブルトーザーでそこを居住地を壊してですね、イスラエルにしてしまうかの如き、表現が適切でないとお叱りもあるかも知れませんが、ただ私はそれに似通ったこと。これは長野県というコモンズ全体のことを県民のもとでつかさどらしていただく者としては、これは慎重にならざるを得ないということです。
松本市のお話はある意味では長野県というコモンズの形が変わるものでなかろうと思います。で同時に私は北山早苗議員のご発言の中ではやはり選挙戦の最終日に、街頭 そこまで詳しくおっしゃられなかったかもしれませんが、この松本市との市町村合併というものは、きちんと住民投票ないしはそれに準ずるような形で市民の意向を聞くというふうにおっしゃっていたものがですね、それとは遠くかけ離れた幾度かの集会のみをもってですね市民の意向を把握したとおっしゃっているのは、これはやはり選挙中におっしゃられた公約なわけでして、しかも最後の街頭演説と、それをいとも簡単に反故にされてしまうということを北山議員はこれこそ手続きとしていかがかとおっしゃったわけで、これは私は、非常に私もあるいは松本市のこころある方々も嘆かれている点ではなかろうかと思いますね。そうした点に関して私はおっしゃるとおりだなというふうに思いましたし、あるいは私は今までも例えば垣内基良氏のように、私と異なる見解の方の意見の開陳であってもそれがきちんとした覚悟のもとにですね、覚悟と想像力のもとにお話になっていることであれば私はそれにあっぱれだと賛同したり、表情で表したことも議場でも幾度となくあると思います。その意味ではご発言もきちんと自分の立脚点を明確にした上でお話になったものだと、その点で非常に頼もしく感じお聞きしたわけです。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
さっきのケアのことでよくわからなかったんで教えて欲しいんですが、これはつまり申請して残りたいけど岐阜の方に行かざるを得ないという方へのケアだと、きのうのやり取りを聞いていると素直にはそういうふうに聞こえたんですけれども、そのような理解でよろしいでしょうか。
信州知事 田中 康夫
様々だと思いますね。仮に岐阜県民になりたいと思っていらっしゃる方だって人間でありますから様々な感情、行きつ戻りつする気持ちもあられようかと思いますし、一般論として申し上げますけども、かつてその宮田村、当時宮田町でしょうか、が駒ヶ根市と合併して宮田村として分村されたときも、当時一般的に言えば男女が結婚すればなかなか離婚というのが社会的には容易でなかった時代にそうしたことが宮田村だけでなくて全国で分村ということができたわけで、逆に今のように一緒に暮らしていても別居したり、あるいは離婚したりとかいうことが平易になっている時代に、ひとたび結婚すると未来永劫であるというのは人間至らなさを改むるに如くは無しということを私は申し上げておきますから、山口村から中津川市になることを願っている方の中にもおそらくは100%ではなく逡巡の思いがあられようかと思います。むしろ、これは申し上げても詮方ないかもしれませんが、やはり議会の方々にはもう一度覚悟と想像力ということをお聞きしたい気がするわけでして、先般も、今回議会の方々がおっしゃっている総務省の文書、総務省はそれは総務省の責任ではなかろうという困惑したことをおっしゃっていますけれども、議会での議決というのは団体の意志であり、その団体の意志をもって知事は提出する義務があるというのは、この部分において、知事が提出したものではありませんから、知事機関説というものに立っていると、議会は意志を判断した、提出を議会の意志によって総務省の責任とは関係ないですし、出した人のこれは覚悟です。そしてその想像力を持って議決をされたと、そうするとその想像力を、私はそれでは他の地域が現時点では具体的な行動はまだ起きていないかもしれないけど他の地域が長野県でありたい、長野県から他の都道府県になりたいと言った時には、これは同様に、これは今度は議会の知事機関説同様に議会も議会機関説として当該の市町村あるいはその市町村の一部の地域が他の都道府県に転入したいと言った時には、半ば自動的に機関説としてお認めになるですねと言ったら議長はそれはケースバイケースだとおっしゃったんで、私はこれは中津川市に行きたいと一日千秋の思いでと思っていらっしゃる方々に対しても失礼だと、山口村だから中津川市、岐阜県に行っても良い、ただその他のケースは個別に見るのだと言うことになればその個別に見るという根拠は一体どこで設けられるのか手続きというまさに宮澤敏文委員長は「ドュプロセス オブロー」ならぬですね「ドュプロセス オブアクション」ということを繰り返しおっしゃった訳でして、新しく行動することによってプロセスが生まれるという、ある意味では私が行ってきたことを高く評価していただくがごとき新しい和製英語というのを教えていただいたことに、私はたいへんな深い感慨を持っておりますけれども、この形をとるとこれはやはり整合性ということで問われると、申し上げているのですが、そうでないとおっしゃる。しかも、宮澤委員長はひとたび決めたことは静けさの中で考えるべきだいう、まさに則天去私のようなことをおっしゃっているわけで、そうした方々が他の地域に関しては個別にケースバイケースとおっしゃるのは、これは私はこのような形は山口村の方に失礼だと、こうした点も考えてみますと、今どういう心のケアをさせていただくかということを考えています。
信濃毎日新聞 小市 昭夫 氏
すみません頭が悪くてよくわからないんですけれど。
つまりきのうのやり取りを聞いていると、残りたいけど行かざるを得ない、県民として信濃の国を歌いたいけど歌えない人たちがいますから、その人たちへのケアを考えてあげないといけないですよねと、これは気持ちのうえではよくわかる話で、それは文脈からすると、申請することを今回手続きのことを言っちゃうのはあれかもしれないが、いずれもにしても手続きをすればそういう状況が生まれるわけですよね、申請すれば、最終的に総務省がどう考えるかはおいといて、通常のルールで行けば2月13日に合併になると、つまりそういう状況になってくると初めて知事が心配されて言葉にされたことが、ケアしなければいけない状況になる訳ですから、それはつまり知事が申請するということを前提にそういった心配をされているというふうに私だけでなくてたぶん聞いてた人は一義的には理解すると思うんですけど、そういう解釈でいいでしょうか。
信州知事 田中 康夫
いやいや、私は昭和30年代の時のような旧神坂の一部の地区が岐阜県に行く行かないという時のような、目に見える変化としては機動隊が出動したわけでもありませんし、あってはならないことですが暴徒が、暴漢が出現したわけでもないですけれども、ただそれは心のケアは逆に言えばいずれの結論を私が導き出すにしても両方の方、つまり一日千秋の思いで岐阜県民へと願う方にとっても心のケアは必要でしょう。あるいは、山口村民でありたいという方にとっても心のケアは必要です。そして、それはですね山口村の中において越県合併ということが具体的に村民の中のそれは相対多数か相対少数かわかりませんが、あるいは首長の意思表示、意向表示からかどうかわかりませんが、そのことによってですね心のケアを行わなければいけないことが出てきたんじゃないでしょうか。やはり、昭和の時に越県合併の時にその時に物心ついた小さい時、あるいは当時だって30歳くらいの方もいらっしゃったでありましょう。そうした方がよもや生きている間に再びこのようなことが起きるとは思わなかったていうのはこれは情念の話じゃなくて、真実の吐露だと思うんですね。そういう中でそれはやっぱり越県合併が平成でまた再び合併特例法に基づいてなのか、なんなのか村長は合併特例法がなければ越県合併など考えもしなかったとおっしゃってましたけれども、そこででてきたということはやっぱりこれは賛成反対問わず山口村の中でのアクションによって起きてきたことですよね。そのアクションによって起きてきたことでは、そのことによって居心地の悪さや、あるいは普段の農耕をする以外に自分の意思表示したり、ガリ版刷ったり、街頭に立ったり、あるいは立て看板を立てたり、立て看板に親の名前がなかった子どもがおまえは越県合併しない方だなと言われて傷ついたって言うんで、立て看をまた越県合併賛成派が取り外さなければいけなかったり、その労力というのは越県合併ということによって起きてきたわけです。こんなことを私は何か理由に述べているわけではなくて、私は純粋な思いでですね、今の小市さんのご質問に対してお答えしているまででありまして、純粋な思いで、私は長野県の未来が全体として問われていると。麻生太郎大臣が言ったようにこれが道州制という、即ち都道府県という枠を壊していく先駆けになるとまでおっしゃられる越県合併の問題というのはですね、全国へと今後ですね展開されることで、これへの覚悟や想像力を持ちましょうといっているわけです。その上で心のケアもそのことによって越県合併ということがまさにアジェンダとして話題として議題としてあがってきたから必要になってきているんだと思うんですね。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
ぱけっと号の問題で、知事の方から的外れの返答しかいただけないもので、改めて確認をしたいのですが。
信州知事 田中 康夫
的外れと言うのはあなたの主観でしょう。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
いや主観じゃなくてですね。
信州知事 田中 康夫
客観で的外れという定義を教えてください。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
私が言っているのはぱけっとの事業自体は誰も批判してないし、読み聞かせとかに関して否定したことは一言も言ってないものですから。
私が言っているのは、今回の入札、契約に関して、決めるのはプロポーザルであって、それから選定委員会があって、それを超えてですね、知事の意見が反映されるということがおかしいのではないかといっているのですけれども、越権だったという認識はないのですか。
信州知事 田中 康夫
特命でいらっしゃたので著作権の問題にならないと思います。出てくるときにファックスが届いたんですが、『「おはなしぱけっと号」のこと、これは言葉の使い方についてです。報道では知事関与という言葉が見出しになりました。関与という場合は、事件に関与とか、汚職に関与とか、あまり良くないこととのかかわりがあったあった場合に使われることが多いですよね。(私は少なくともそういう感じがします)もし今回と同じことを他県の知事、あるいは吉村午良前知事が行った場合、受け取り手はなんと表現するでしょう。助言?指導?まったく同じ行為でもその行為をした人によって異なるニュアンスの言葉で伝えられるのはおかしいですよね。私もいつか子どもたちと「おはなしぱけっと号」に出かけたいと思っています。』 と書いてあるけれど、そういうことじゃないんですかね。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
知事のほうではそこまで、安斎さんに決めるにあたって思い入れを込めて、いわゆる天の声を下したという認識じゃないということですね。
信州知事 田中 康夫
なんですか天の声って。私はそれほどの者ではございません。信濃毎日新聞にそれほど私が天の声などというふうに、お褒めなのか褒め殺しなのかいただくというのは年末最後になるかもしれない知事会見としては望外の喜びで、望外の喜び及び望外の悲しみでありますけどね。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
瀬良さんは何を謝罪されたと認識していますか。
信州知事 田中 康夫
瀬良さんは私と別人格です。瀬良さんは私と同じ人格でありません。瀬良さんは瀬良さんのご認識のもとに発言をなさったということです。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
見解の相違ということですか。
信州知事 田中 康夫
瀬良さんは瀬良さんのご認識を述べられたということです。これが小泉純一郎首相だったら、いいものができたじゃないかってたぶんぶらさがりの時に一言おっしゃるのではないかと思いますが、やはり総務委員会の場所でですね、最初の絵というものをご覧になって議員の方々から思わず失笑が出たと、逆に長野舞台の方は、もっと下せんなことを言えば収入が多くなったと、今回の変更によってということです。私はそのことを申し上げているわけでは断じてありません。私たちは常によりよい県民サービスをしようということで議論をしているわけで、それがすなわち我々があるところに留まらない考える葦としての改革ですから、私は現在の「おはなしぱけっと号」というものに多くの方々が満足していただけていると思いますし、「おはなしぱけっと号」の絵であるからこそ多くの方々が心待ちにしていると思いますし、あの安斎肇氏という方が、忙しい中、そのような金額で、あのような素晴らしい絵を書いてくださったと、いうことを評価していかないと、まさに成果民主主義とそして手続き的に言えばですね、私は皆さんが関与とおっしゃているということであります。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
ルールにのっとてやればいいだけじゃないです。もし、最初のデザインがまずかったなら、契約しなければ良かったんじゃないですか。
信州知事 田中 康夫
ですから、至らなさを改めむるに如くは無しということを教育委員会の者も思っているから、さまざまな議論をなさり、我々ともディスカッションをしたということではないでしょうか。ただ、最終的に判断したのは、むろん教育委員会であります。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
教育委員会の判断ということですね。
信州知事 田中 康夫
違いますか。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
私の取材とちょっと違ったものですから確認したかったんですが。
信州知事 田中 康夫
信濃毎日新聞の方々も新聞であられるならば、それは偶さかなのかもしれませんが、さまざまな情報公開をなさり、さまざま知っていらしゃったならば、読者という者への読者オリエンテッドだったら知ったことはそして、裏が取れたことは一刻も早くお伝えになってこそ新聞ではございませんでしょうか。その意味では文教委員会が開かれる日にですね、まとめてお書きになられると、それは調査報道ということを社会面を使って、社会面もまた第二社会面や第三社会面第四社会面だけでなくて、第一第二社会面も調査報道なのだと新しい姿を、新聞協会の副会長をお務めの新聞はお示しになったのかもしれませんが、私は読者というものは新聞は旧聞ではなくて、新聞ととらえているならば、文教委員会の朝までそのような「関与」を知ることができなかったというのは逆にいえば、県紙というふうに評価をなさっている県民とっての不幸であると思います。
信濃毎日新聞 岩間 基樹 氏
叱咤激励ありがとうございます。随意契約のルールに沿っていないという認識はないですか。
信州知事 田中 康夫
教育委員会が判断したことです。
日本放送協会(NHK) 小林 宏介 氏
山口村の問題なんですけれども、県議会の議決に対する異議申し立てが、総務省が対象としていいのかどうか法的に確定していないとおしゃってましたけれど、県議会の議決に法的に疑問がある異議申し立ての関連でですね、その議決の法的効力に疑問があることが今回ためらっている原因の一つなのかどうなのか確認をしたいのですが。今回の県議会の議決に、法的効力がしっかりあるかどうかという点に疑問をもっていらっしゃるからためらっているのかということを聞きたいのですが。
信州知事 田中 康夫
法律論という以前のですね、思いとしてはやはり県議会が提出なさって県議会が議決されたわけです。ですから提出された県議会、全員が提出に賛同したわけではないかもしれませんが、少なくとも提出に賛同された方はそれに対して、私は願わくばやはりその部分も総務省の責任だなどという言い方は、これこそ判断をしない議会、責任をとらない議会ということになるとですね、選挙で選ばれた者として、議会というもの県議会というものの存在、存在価値すら自ら否定しかねないことだと思うんですね。で、県議会は機関説だということになってくれば、知事が提案したものに対しては両輪であるならば、全て人事案件も含めて予算も含めて、全て今まで認めてこなければいけないということになるわけですから、この点はやはり宮澤委員長等のおっしゃってることは、素直にうなずけない点はあります。ただ、今小林さんがご質問になったようなそれが理由の一つかということに関しては、私は一番の根底はやはり長野県全体というコモンズの知事として、長野県のコモンズが未来に向かって大きく変化しかねないと、形ということではなくて意識もですね、あるいはそのブランドということも、存在感ということも、大きく変化しかねないという問題に関してこれは慎重に考えざるを得ないと申し上げているわけです。
信濃毎日新聞 中野 浩之 氏
県税使途指定制度のことについてお聞きしたいんですが、NPOの財政支援策ですね。
阿部前副知事が前任していた時にかなり導入に積極的だったと理解していますが、知事自身も4月の会見だと記憶してますけど、当時の阿部副知事と認識を一にしているということと、長野県から新しい税の在り方を発信したいという趣旨のことをおっしゃっていましたが、この導入についてのお考えは今も変わりませんか。
信州知事 田中 康夫
正直申し上げれば阿部から全て詳らかに報告を受けてなかった部分もあるということです。ただそれは、責任者である私の指導監督不足だと言われれば「はあ、そのとおりでございましょうね」ということですが、残念ながら2人3脚であると思った阿部から必ずしもその問題に関して詳らかに報告を受けてなかった部分はあろうかと思います。ただ、私達の職員と今話しているのは、その費用対効果の問題もあるわけでございまして、むしろNPOを支援したいということが、その徴収コストであったり、分配コストであったりのほうが、その分配するものよりもですね、あるいは納税していただいたものよりもですね高くなってしまってはもとも子もないわけでして、そうしたテクニカルな問題という以前のシステム的な問題というところがございますね。それとまあ、NPOというのはいい意味でどんどん細胞分裂増殖しておりますから、議論をしはじめた頃にやはり長野県で棘の道でNPOをお作りになってきた方々よりもさらにOSが進化とは申しませんが変化、あるいはOSに幅がある変幻自在なOSになっているNPOも随分でてきてますからね、阿部が当初お話していた方々とはまた違う見解があろうと思いますね。
信濃毎日新聞 中野 浩之 氏
そうするとこれからの導入に向けた導入の有無も含めた検討の仕方というのは、NPO推進室によると政策税制検討委員会の部会で話し合っているということなんですが、NPO、長野県NPOセンターが作っていた検討委員会なんかでも、かなり費用対効果の面についてかなり案も具体的にあがってきているようなんですが、NPO関係者を含めた上での制度導入について検討ということはお考えになっていらっしゃらない。
信州知事 田中 康夫
今ここはさらに担当部署等ともですね話をするところです。まだ、確定しておりません。今のご質問の部分は。
信濃毎日新聞 中野 浩之 氏
導入については前向きだということでそういう理解でよろしいですか。
信州知事 田中 康夫
私たちは常にできない理由を縷々並べるような行政ではなくなろうということは言って来ていますし、担当部署の豊田室長も非常に短期間にですね、室長になってから本当に行動力と判断力をつけてきていると思って私は感謝してますけれども。後ろ向きな導入にできない理由を縷々述べるということとは違う意味でですね、やはり幾つかのハードルがあるなという気はしてますけれども。
時事通信 小沢 一郎 氏
今年最後の会見になるかと思うのでお聞きしたいんですけれども。今年一年を振り返ってみますとですね山口村の問題ではおそらくは、知事の意に反して議案が議決され、住所問題も住所の話も泰阜村から軽井沢町に移すことになり、浅川の流域対策でも河道内遊水地というのが出てきたら、ダム賛成、反対両方から袋叩きみたいな感じになってですね。おそらく知事が善意で教育委員会の相談に応じてたであろう話、ぱけっと号も色々ケチがつき・・・。
信州知事 田中 康夫
今のところは信濃毎日新聞は違う見解でしょうけれど。
時事通信 小沢 一郎 氏
それから各種世論調査の支持率も昔に比べればだいぶ落ちてですね。知事初当選のころとか、出直し知事選のころから、ここに居る僕からするとちょっと感慨深いものもあるんですけれども。そのへんも含めてこの一年を振り返られてどうお考えかお伺いしたい。
信州知事 田中 康夫
やはり何でも起きるのが信州・長野県だということですね。かつて川中島が領土の分配合戦の場であったようにですね。この前もどなたかのご質問でお答えしましたけれど、橋本大二郎さんと私、あるいは浅野史郎というのは特定の政党の支援や指示を受けておりませんしね、いわゆる補助金団体やあるいは別ても自治労というところと3人とも自治労から蛇蠍のごとく嫌われていると、恐らくそれは単に給与の問題を下げたということじゃないかと思いますけれども。恐らくそれだけじゃないのかな。ましてや3人とも地元の新聞から大変に厳しく育けていただいているというのも共通点ですね。後ろ盾がないということですね。後ろ盾はやはり橋本さんも浅野さんも、不肖私も付け加えさせていただければ、利権とかしがらみとかそういう私利私欲とかいうこととは無縁の、即ち今まで県政に関しては思うところがあっても意見が述べる機会を自らは得られなかったり、あるいはさして県政には関心を持たなかったり、そういう人によってまあ当選してきているということはあると思うんですね。同時に具体的に様々なことを行って来る中においては、政・官・業、あるいは政・官・業・学・法というですね県庁舎を中心としたピラミッド、密室的なピラミッドの中に従来はいらっしゃった、あるいはその周辺にいらっしゃった方からすると心中穏やかでない部分もですね、様々外郭団体の見直しにとどまらず、あろうかという気はいたします。
時事通信 小沢 一郎 氏
今の話ですと全て突き詰めれば後ろ盾がないのが悪いという、そういうことではないですね。
信州知事 田中 康夫
それは、それぞれ橋本さんも私もあるいは浅野さんも自ら選択してそのようになさっているわけですけれども。複数の政党の推薦によって、指示によって誕生した改革派の知事ではないでしょうからね。まあ、私のところを逆に改革と思わないかもしれませんけどね。その点はやはり、かなり違うのではないかなという気はしますね。
時事通信 小沢 一郎 氏
わかりました。それからもう一点なんですけれど。先ほど講堂の話でもちょっと出しておられましたけれども、例の人工膀胱の手術から1年になり・・・・。
信州知事 田中 康夫
実は人工とは言わないらしいんです。最初に私が人工と言ったかもしれませんが。人工というと何かゴムを使ってですね、ゴムやコンクリートや鉄を使って作る・・・。いわゆる小腸を60センチ切って膀胱と同じ形を作ったということですね。
時事通信 小沢 一郎 氏
1年たっても良好という理解でよろしいでしょうか。
信州知事 田中 康夫
先日24日の日に、ちょうど手術が25日でしたから、1年で検査を受けましたけれども様々な。その他血糖値やそうしたものも含めて、こんな体をしているのに意外ですけれども全く高脂血症等も含めてですね、異常がないとうい有り難い状況です。
時事通信 小沢 一郎 氏
わかりました。ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
信州知事 田中 康夫
さっきの話でいうと有り難いことに、先日の千葉の民主党の方の講演というか会合には行きましたけれど、長野県では民主党からもご批判を受けておりますし、先日、亀井静香さんの志師会で講演をしたところ志師会の事務局の方が苦笑なさってましたけど、長野県の自民党からも何で我々が戦っている相手を講演に呼ぶんだという有り難いお電話をいただいたという話ですし、昨今は、心情的に押しかけ支持だとおっしゃっていた日本共産党の方も厳しいご批判を下さるようになりましたから、益々これは、かわいい子には旅をさせろで、有り難いことだと思っています。これは皮肉で言っているんではなくですね、やはり、この前も申し上げたように、民主主義というのは私が絶対ではありません。ただ、私を選び、今の県議会を選ばれているのも同じ県民であられるということには、これは橋本さんも浅野さんもいつもお目にかかるとおっしゃってますが、様々な深い思いを3人とも抱いていると思いますね。それがやはり民主主義なのかもしれませんが。
南信州新聞 高島 陽子 氏
教育関係2点お願いします。教育長不在となりました県教育行政について、あと教育基本法についてお尋ねします。知事はよく児童や生徒を顧客、保護者を株主というような例えをするのですが、改めて代表取締役というのは誰かということ。それから随分前から聞きたかったことなのですが、教育基本法の早期改正の請願が9月と12月の文教委員会で継続審議になっています。8月に知事がこの義務教育費の国庫負担で呼びかけてアピールされた方のなかにも改正論者の方が含まれていましたが。
信州知事 田中 康夫
改正論者じゃない方もいらっしゃいます。
南信州新聞 高島 陽子 氏
ない方もいらっしゃいますが、改めて今の知事のお考えを簡潔にお願い致します。
信州知事 田中 康夫
今までは、教職員組合であったり、教職員であったり、教職員OBであったり、信濃教育会であったり、あるいは教育委員会とは抽象的な言葉ですけれども、さっきのFAXの方が『我が子の不登校で親子ともども苦しんだ友人のIさんはかつて教育委員会には「魔物」が住んでいると思っていたと表現していました』と『庁内に、建物内に二度と再び「魔物」を住まわすわけにはいきません』」と書いてあります。たまたまこういうFAXをいただいて、私も同じ様な思いを抱きます。ですから、児童・生徒が顧客であるとか、保護者が顧客であるといってるのは、だからといって代表取締役がいなければいけないというわけではないと思うんですよ。代表取締役ということではなくて、顧客が共につくっていくコーポラティブ(cooperative)なものなのではないですか、教育は。教育に関して私が助言とか意見とか感想だと思いますが、介入するなということになるとすべてが教育ですから。真面目な話、これは冗談ではなくて、今後、車座集会で「長野県の子どもは挨拶ができないね」とか「旅館のサービスがもっときめ細かくなればいいのにね」と言われた時、これ全部教育ですよね、とどのつまりは。では東京都のみならず、あるいは新しい歴史教科書を信奉する方を教育委員に選んだ埼玉県、あるいはその埼玉県知事というのは教育に介入しているのかしていないのかは、是非介入という言葉を使われた方にはお聞きしたいところだと私は思います。それぞれの意見があるということだと思います。だから、代表取締役が誰かというご質問は想定していなかったということもありますが、ちょっとなじむものではないのではないでしょうか。
それと教育基本法に関しましては、私は教育基本法を変えれば何か教育がよくなるというものではなかろうと、なにかハコ物をつくれば幸せになるというもの、世の中が一変するとか、遷都をすれば一変するということではなかろうと、心の持ちようだと思います。今の教育基本法をそんなに変えることを目的として議論する必要があるのかなという気はするのです。何か今回の義務教育費の国庫負担を税源移譲すれば地元の教育がきめ細かくなるといっていた人たちと同質というか、何かを変えれば変わるという、最後はやっぱり人、まさにそこでどんな気概を持った人がいるか、どんなリーダーシップをふるう人がいるか、どんな参加をする人がいるかに関わりますから。代表取締役はちょっとなじまない。
南信州新聞 高島 陽子 氏
要するに公教育を行ううえで、説明責任が果たせる人は誰か、その最高責任者というのは誰か。
信州知事 田中 康夫
誰なの。
南信州新聞 高島 陽子 氏
教育長なのですか、知事なのですか。
信州知事 田中 康夫
それは教育に造詣の深い高嶋陽子さんとしてはどう思いますか。
南信州新聞 高島 陽子 氏
私の考えではなく知事のお考えを。
信州知事 田中 康夫
記者たるもの考えがあるでしょう。差し支えなければおっしゃってください。
南信州新聞 高島 陽子 氏
私見はここでは控えさせていただきます。
信州知事 田中 康夫
それが私語のない日本の乗り越えなければならない課題だと思いますけど。私もその意味ではわかりません。わかりませんと言うとその言葉だけをお書きになると、何か無責任のように聞こえるかもしれませんが、そうではなくて、まず少なくとも、日本共産党が言う主人公はなんとかという言葉、使い古された言葉ではなくて、やはり私たちサービス業ですから、教育もそうでありまして、教員の都合、教育委員会の都合じゃなくてやはり児童・生徒、それを児童・生徒を甘やかしてしまう、スポイル(spoil)するのではなくて、児童・生徒そしてその保護者が願うこと、その意味でいうと三位一体なのではないでしょうか。教職員、そして児童・生徒、保護者というものの三位一体にとっての、小泉さんが言うのとは違う意味で、私は三位一体の利潤ということをレストラン評論の時には使っていましたけれども、作り手と売り手と買い手、あるいは作り手と供し手(運ぶ人)、食べ手、この三者にとっての望ましき利潤の三角形、金額は違うかもしれない、それぞれが得る収入や喜びは違うかもしれないけれど、少なくとも、喜びの質は同じであるということだと思います。その意味では三位一体だと思いますから、教職員もある意味では子どもの喜ぶ姿、成長する姿を見て喜びを感じる、それは顧客かもしれません。顧客という言葉はちょっとあてはまらないと思います。作り手の側ですから、あるいは運び手や売り手の側ですから、違うとは思いますが。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
予算編成の関係でお伺いします。きょう予算要求概要が発表になりましたが、例えば、躍動感が感じられるとか知事自身の言葉でいろいろな形で発信されてきていると思いますが、現段階で部局から要求が上がってきているものを見て、どのような評価されているのかお伺いします。
信州知事 田中 康夫
平成17年度当初予算要求概要を最初にご説明すべきだったのですが失礼しました。
「過去を溶かし 現在(いま)を守り 未来(あす)を創る」といっていたのですが、「現在を守り」の「守る」というと現状追認になったりするので「現在を育(はぐく)み」と、新しく始まったものをより充実させていくと、そして、「未来を創る」という言葉になっています。
今回、特に県のホームページをご覧いただくと、最初にリング・輪になった形で様々な項目の言葉があります。そこをクリックしていただくと、こんなことを充実させるんですよ、こんなことを始めるんですよ、という具体的な中身が出てきて、そこからそれはこういう事業です、それにはお金がこの位いまのところかかるかなと思って議論をしています。ゼロ予算かも知れませんという形になって、最後に、担当するのは例えば、この課です、違う部のこの課です。というのが出てくる形になっています。いままでは、後の3ページ目以降をご覧いただくと、事業名が先に書いてあって、次に担当部局が書いてあります。これは従来の形ですが、ホームページ上では逆引辞典みたいな感じで、こんなことというような内容で、つまり県民にはとっては施策の事業名とか、どこの部署が担当するかは関係ないと思うのです。衛生部と社会部の仕事をきちんと区分けできている者は職員の中にもそんなに多くないかも知れませんから、その意味でいうと、サービスから展開して行くようにホームページ上ではなっています。それが一番の意識改革の今回の予算だと思っています。
金額に関しては、今後、さらにもっとお金をかけないでできないか、さらにこれは非常にいいアイディアだからもっと当初予算で考えようとか、ここの部もここのチームも一緒に手伝いなさい、というものも出てくるでしょうから。いずれにしても、今までの私たちの議論している段階を県民の方々にご覧いただいて、適切な助言や感想を求めようということです。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
プレゼンの方法はさて置き、その中身についてですね・・・。
信州知事 田中 康夫
プレゼンの方法は大事だと思います。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
大事でないとは言っていませんが。
信州知事 田中 康夫
皆さんだってそのために整理部があるわけですから・・・。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
中身について、こんないい事業が上がってきているとかいう、知事が重点事業の説明を受けている中で感じているものがあれば幾つかあげていただきたい。
信州知事 田中 康夫
幾つかエピソードというのは不得手でして、いっぱいありますから・・・どれか2、3言うと、言われた部署の人は嬉しいが、言われなかった部署の人はまたすごく狭い了見で言ってくれなかったのは違ったのかなと思われてしまうとかわいそうですから・・・。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
では、全体をまとめてで結構ですから、漠然とした形でも・・・。
信州知事 田中 康夫
漠然とでも・・・。今日も部長会議でも言いましたが、よく知事は土木部と農政部ばかり褒めると言われますけれど、最近私は、商工部や社会部の事業に関してのアイディアとか意欲とか動きが非常に変わってきたなと嬉しく思っています。だからその意味で言うと、他のところもそうです。教育委員会も非常にいいアイディアが出てきていると思います。ただ逆に言うと教育委員会は、たくさんいいアイディアが出てきているのをもう少しいい意味で切り捨てるのではなく、もっとハイブリッドすることは必要だと、期待すればこそ、いい意味での無い物ねだりではない有り物ねだりはしましたけど。丸新と書いてあるものだけじゃなくて非常に嬉しいな、頼もしいなと思う試みはあると思います。警察でもそうだと思います。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
予算の要求の段階で、前年まで知事の肝入りで実施したと私は認識している職員からの直接提案というのがありましたが、今年はなぜかないが何でなくなったんでしょうか。
信州知事 田中 康夫
職員からのフレッシュ提案というのは随時募集しています。いろいろな事業改善も含めて、あるいはこういう事業をやったら、やり方や手順を変えよう、とか。それはむろん私も見ていますし、それぞれ担当者が各関係するところに伝えて議論してもらっています。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
要するに、前年は提案する方が知事の前でプレゼンをやって、まさに部長会議でも、直接提案というひとつの仕組みを作ったのだというふうに知事はおっしゃっていたかと思うんですが、それと常時受け付けているというのは違うと思うのですがどうですか。
信州知事 田中 康夫
そうですか・・・。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
予算の仕組みとしての直接提案とういうのはどうされたかという質問です。
信州知事 田中 康夫
それは、あらためてそういう形をしなくても思い立ったが吉日で伝えたり、あるいは、それが具体的に出てきているというものがあるのではないでしょうか。だから、いついつと日を決めてプレゼンをしなくては言い出せないという形ではなくなって来ているということだと思います。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
県民参加の予算づくりというのを今年も当然盛られると思いますが、これは具体的に何を指すのか教えてください。
信州知事 田中 康夫
どの部分の?
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
予算編成に県民参加という形でおそらく毎回今年が初めてではないと思いますけれど、知事がおしゃっているんじゃないかと思いますが。
信州知事 田中 康夫
だからその意味でも、広い意味で言えば今までもこんなことをしてほしいというのは出てきていますし、あるいは、そのためにも今回ご意見を募集するわけです。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
基本的に要求段階で公表して、それに対して意見をパブリックコメントという形で取って・・・。
信州知事 田中 康夫
去年、私が入院したという偶さかの理由もあったかもしれないけど、年明けになってしまったのでマスメディア・表現者諸氏からは大変お叱りを受けましたが、今年は別に中途半端なやっつけ仕事できょうこれをもってきたということでは断じてないですが。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
県民意見をホームページ等で募集して、それに対してそれを何らかの形で反映させて行くというプロセスというふうに考えていいですか。
信州知事 田中 康夫
はい。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
特に、新しいことを考えているわけではないですね。
仕事納め式で、借金を減らしたのは長野県が唯一だという表現がありましたが、平成14年度から15年度のことを指しているということでよろしいでしょうか。
信州知事 田中 康夫
15から16が全部出ているかどうかわかりませんが・・・。
信濃毎日新聞 平澤隆志氏
14年度の県債残高から15年度の県債残高が減っているということを指していると。
信州知事 田中 康夫
15から16は違いましたか。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
16はまだ出てきていないのでは。知事がどれを指しておっしゃっているのか。
信州知事 田中 康夫
でも、その基調にあるということではありますよね、むろん。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
唯一ということでよろしいですね。
信州知事 田中 康夫
と思いますけど、違っていましたらまた教えてください。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
違うことは、確認がとれていないことは言うべきではないと思いますが。
信州知事 田中 康夫
なるほど。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
確認したいということです。
信州知事 田中 康夫
私たちとしてはそういう認識でおります。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
13年度から14年度、あるいは12年度から13年度、11年度から12年度で全国で県債残高を減らしている県はないですか。確認のうえでおっしゃっているかどうか確認したいですが。
信州知事 田中 康夫
それは財政改革チームに聞いてみましょう。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
知事の認識はどうでしょう。
信州知事 田中 康夫
今、手元にはデータがありませんので、今の年度に関して。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
これを確認してないと全国で唯一借金を減らしたというフレーズが果たして意味を持つのかとういう話になるが。
信州知事 田中 康夫
それは、皆様が調査なさればいいのでは・・・。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
県知事ですから正確なことをおっしゃっていただいた方がいいと思いますが。
あともう一点ですが、借金の利息、利払いを年間120億円減らしたということもおっしゃっているのですが、これは知事就任前の平成11年度から15年度の・・・。広報でもテレビ番組でも強調されていると思うのですが。
信州知事 田中 康夫
はい。「広報ながのけん」にも掲載したように。ほかにもたくさん伝えることがありますから強調しているわけでもないでしょう。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
これについては、11年度と15年度と比較すると県債残高は実は増えているのですよ。ご承知かと思いますが。そうすると利払いが120億円減ったというのは、これは知事ご自身なぜだとお考えでしょうか。
信州知事 田中 康夫
それは、皆さんが分析すればいいことではありませんか。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
なぜだか分からずにおっしゃっているのでしょうか。
信州知事 田中 康夫
それはもう信濃毎日新聞の分析でお書きになればいいでしょう。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
分かりました。
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
山口村の越県合併についてお聞きしたいのですが、きのう加藤村長たちがいらした時に、引き続き信濃の国をということで、残りたい方々にケアされるということを知事はおしゃっていたと思いますが、きょうの会見の中で心のケアだとか、賛成、反対両方のケアをするというふうにおしゃっていると思うのですが、これは一日のうちにお考えが変わったということでしょうか。
信州知事 田中 康夫
何で・・・?
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
心のケアというふうにまではきのうはおしゃっていないと思いますが。
信州知事 田中 康夫
心というのは今つけたならきのうは何て言ったのでしょうか。
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
ケアというふうに・・・。
信州知事 田中 康夫
それはケアですね。
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
それは要するにきょう心のケアとおっしゃったのですが、繰り返しになるかも知れませんがどういうふうに具体的にお考えでしょうか。
信州知事 田中 康夫
それは先ほど信濃毎日新聞の小市さんのご質問にお答えしていることではありませんか。
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
あと、心のケアをしなといけないような状況が生まれたのは、知事ご自身が結論をなかなか出されなかったということが原因だと思うのですが・・・。
信州知事 田中 康夫
それはあなたの意見ですね。
朝日新聞 鈴木 逸弘 氏
私の意見かも知れませんが、この状況については、知事はどういうふうに思われているかをお聞きしたいのですが。
信州知事 田中 康夫
それは、先ほど申し上げたように、加藤村長は、そもそも合併特例法がなければ考えもしなかった、越県合併ということを合併特例法の成立によって考えるようになった、とおしゃっているわけです。ですから、私は自己責任という言葉は嫌いですが、それぞれ自己判断、自己行動、自己認識というのをしているわけです。私もそうですし、それは、県民もすべてそうです。誰かにお任せする民主主義ではないはずです。私も同様に、誰かに押し付ける民主主義ではない、誰かに責任を押し付ける民主主義ではない。その意味において総務省の責任だというふうにおっしゃる議会を悲しいと、私が申し上げているのはその点にあるわけです。
燎原の会 須永 恒 氏
先般知事が新潟県中越地震の被災地にお見舞いに行かれて、二度目に行かれて、震度7の越後川口、川口町の田麦山地区におります私の知り合いの住民からお礼の電話が入りました。また、県職員の方がそのあと追ってまたいろいろやってくれたことに関して、ものすごい感謝の言葉をあらたまって居住まいを正して言ってきたのでびっくりしました。お話をする機会があったらお伝えしてほしいと言われたのでこの場を借りてお伝えします。
その件に関して、先般の総務委員会で県職員が他県に出向いて、給料をもらいながら出向いてやるのはけしからんというあれは総務委員の石田治一郎議員ですかね、ぐちゃぐちゃ言ってましたが、私は、今回そういう電話を私にくれた人間は川口町の前議長で、新潟三区の越山会の古つわものですが、それが、田中知事が行ったことに対して居住まいを正して言ってきたというのは、やはり知事の行いが人間社会に対する想いというものが伝わったんじゃないかなと思います。
それに比べて、行ったのがいけないという議会が越県合併問題について議会提案をしたということに関しては、これは知事がきのうも「ケアのことを考えてほしい」と議会側に言ったら「総務省に提出すれば考える」という 次元が全く違うので、そういう中で議会が議決したことは、私は、知事に対してこれは山口村の越県合併の問題ではなくて、知事に対してのバッシングというものが根底にあってやっているのではないかと思うので、それは結果においては知事不信任だというほどのことだと私は受け取ったので、そのことに対して知事はやはりご自分の考えを正面から議会側にもお伝えになった方がいいのではないですか。
心のケアというのは、施策の問題ではなくて、知事は、あなたがたは何を考えているのかということを投げかけたのではないかと私は思っているのですが、その点はいかがでしょうか。
信州知事 田中 康夫
なんでしょう・・・。褒められているのか?背中を押されているのか?よく分かりませんが。
中越地震に関しては、先ほど申し上げたように、やはり多くの職員が自ら志願して行ってくれたということにまず感謝したいと思っています。同時に志願した職員だけでなくて、命令ということではなくて、同意をして行った職員が非常に私たちが想像していた以上に多くのことを学んで来たと、これは野田正彰さんが信濃毎日新聞の夕刊に署名原稿でお書きになっていらっしゃったこととも機を一にすると思っています。同時に、余談ですけれど、新潟県の方は大変な心の広さだと思っていまして、私どもの県の流れている川は千曲川と犀川なのですね。新潟県に入ったとたんに新潟県の名前ではない、私たちの地域の信濃川という名前を使っていらっしゃる。逆に私たちの県が川下にあった時に、上流の越後から流れて来る川が自分たちの県に入ったとたんに越後川って呼んでいたかどうか。しかしながらこれが、知事会の中では新潟県は東北知事会で長野県は関東と中部の知事会ということで、ほとんど直接新潟県知事と会い見える機会がなったわけですが、大変な不幸なことが起きた直後に逆に泉田裕彦新潟県知事と幾度かお目にかかれるようになったということは、これを機会にということは大変に悲しい出来事かも知れませんが、やはり隣人としてお互いに手を取り合っていくということだと思っています。
先ほどの議会の方々の件はどうなのでしょうね・・・。仮に私が山口村の越県合併にすぐさま議案を出していたり、山口村の越県合併に疑問を抱くものなどおかしいというふうに言っていた時に、果たして議会の大多数の方々がどのようなご発言や行動に出られていたか、ということはこれは歴史学者や政治学者が、その後過去のことに遡ってシュミレーションをすることかなと思いますが、私が違う見解を述べていた時に果たして議会の方々は「知事おっしゃるとおり」と喜んで送り出そうと言っていたかどうかは、何とも私は確証が持てません。
地方債残高ですが、本県は、平成14年から15年にかけて178億2千8百万円減らしております。これは全国で唯一でございます。平成13年から14年にかけて本県は2億1千4百万円減らしております。この年は、東京都も減らしております。ただ、14年から15年にかけては東京都も増えておりまして、長野県が全国で唯一です。これは確か以前に、日本共産党の石坂千穂議員が議場でも賛成討論か何かの時にお読みになられたよう記憶があります。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
そんなに、唯一かもしれないですけど・・・。13年度から15年度に減っている県があるんですが。
信州知事 田中 康夫
それは、あなたとの哲学の違い、歴史観の違い、感覚の違いだと思います。・・・単なる数字にすぎない?
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
数字で、既に前年に減っている県もあるわけでしょ。
信州知事 田中 康夫
何処に? 13から14年にかけても東京都と長野県だけです。14から15年は長野県だけです。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
それでは、12から13、あるいは11から12はどうなのかなと。
信州知事 田中 康夫
ここに詳細なデータはありませんが、今までは増えてきていたんじゃないですか。
信濃毎日新聞 平澤 隆志 氏
増えていたのですかね。よく知りませんが。
信州知事 田中 康夫
もっと私以上に専門的知識がおありでご質問なさっているのかと思いましたが、減ったことは悪いのでしょうか?
信濃毎日新聞 平澤隆志氏
悪いと言ってはないです。
信州知事 田中 康夫
減ったことを言ってはいけないのですか。
信濃毎日新聞 平澤隆志氏
それほどまでに言うことかなという話です。
信州知事 田中 康夫
それはあなたとの哲学の違いですから・・・。
私は、県議会の方々は政務調査費も自ら努力をなさるということで、前回お認めをさせていただいておりますけれども、やはり、複数の職員とも語る中で、情報公開請求した内容に基づいてでなくては、おそらく委員会の場でご質問できないであろうと思う内容が少なからずおありになったということは、やはり、議会の方々の政務調査費というものが、情報公開請求を経ずとも有効に活用され、大変に調査能力を付けられて来ているということなのだろうかと、大変この点も今議会においては感慨深く思ったところであります。
以上です。
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