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信州知事 田中康夫
10月8日の会見です。概ね6時10分前くらいまでと考えています。
今日で県議会の9月定例会が終了いたしました。森林に関する条例が、ほぼ2月の議会からですが、その前の準備から入れますと1年近くをかけて慎重審議いただいた末、一部修正はありましたが、お認めいただいたのは大変ありがたいことだと思って感謝しています。私たちはこの森林条例を単に理念条例に終らせることなく実行するということのために、かなり森林の多い町村長や森林組合、あるいは新たに森林(関係事業)に参入なさった方々から非常に期待をされていたわけでして、そうした中で、タワーヤーダ(集材機)、フォワーダ(材木運搬機)といった、列状間伐をするための機械を今議会で提案させていただいたわけですが、この点に関しましてお認めいただけなかったのは大変残念なことであります。即ち条例を理念で終らせないための実効条例と(するために)、そして国の国庫補助というものは今後の当初予算等で組み込んでいくわけですけれども、本県の列状間伐を、ここ10年から15年でしなくちゃいけないということは喫緊の課題でありまして、それに関してきちんと取り組むという明確な姿勢を今回の予算案で出していたわけでありまして、この点は大変残念であります。また、そうした川上だけでなくて、川下の木材の流通という点は、何でも職員にまかせなさいというお話でしたが、やはりこれは、いい意味での得手、不得手はあるわけでして、餅屋は餅屋でやりまして、やはりそうした木材を使ったインテリアであったり、こうしたものをいかに流通させて普及させるかということは、やはり魅力あるマーチャンダイズ(Merchandise:売買)ができるプロフェッショナルと共に行わねば達成できないわけですから、この点は極めて、少し残念であります。やはり、常に私たちは、温泉の問題もそうですが、消費者、ユーザーのために県政を改革するわけでして、そのために持てる能力をお持ちの方や、そうしたよい意味でのネットワークを活用できるようにしていきたいと思っております。
山口村の件に関してでございますが、先ほど部長会議でも申し上げたんですが、少しく困惑しております。と申しますのは、今日の議場でも柳平千代一議員は、その前に陳第340号という、越県合併に関しての議論を深めてほしいという陳情は採択されなかったので、既に議論は深まっているというお考えなのかもしれませんが、ただ、議場で繰り返し申し上げたように、各議員におかれても県民がどのような意向をお持ちかということは、やはり客観的に、的確に把握しきれているとは思えないわけです。もう一点、今日のいわゆる1万人規模の県民の意向調査というものは必要ないという、減額の修正案に賛成なさった柳平議員は、調査というのはいろんな集会であったり、あるいは職場でもできるじゃないかと言っておられますが、これは即ち調査はすべきとおっしゃっているのか。ただ、それはやっぱり私たちは客観的に見なくてはいけないわけでありまして…。それともう一点は、私はこれも部長会議で申し上げたんですが、1万人規模の意向調査というものは前提条件だと。そしてその調査を行わせていただいて、その上で12月の議会でご提案させていただいて、県民の代表でもあられる議会の方々のご判断を仰ぐというふうに繰り返し申し上げてきているわけでございますが、今回の予算のお認めいただけなかったという点をどう捉えればいいのか。総務委員会では県民の県政の動向調査というのを毎年行っていますから、その予算もあるというようなことをご発言になった総務委員会の委員もいらっしゃったかと思います。ただ、一方で、予算の流用は望ましくないというようなことをおっしゃった委員もいるわけでございまして、この点は今週末、ちょっと考えたいと思っています。ただ、思いますのは、何をためらっていらっしゃったり、何を恐れていらっしゃるのか、あるいはそんなに、…大変僭越なことを言うと…、長野県を壊していったり、解体していくのかと。それと、今日の予算案の賛成討論の中でも、もしこれが軽井沢町であったらというようなお話がありました。そうすると、もしこれが栄村だったら、あるいは野尻湖のある信濃町だったら、あるいは蓼科に近い富士見町だったら、野辺山のある南牧村や川上村だったら、天龍村だったらとか、上高地のある安曇村だったらとか、根羽村であったり、さまざまな可能性は出てくるわけでありますけれども。いずれにしてもこの点に関しては困惑をしております。
あと、台風が近づいてきているということであります。これに関しましては危機管理室、また、経営戦略局が体制をとり、今後どういう進路になるかということは、まだ流動的ではありますけれども、本県において風や雨が強くなるという予測が、とりわけ明日以降ございますので、土木部や林務部や農政部等で明日の朝から河川のみならず、道路等のパトロール、また、社会部も福祉施設がありますし、商工部もさまざまな観光施設等がありますので、こうした全庁的な、また、とりわけ地方事務所や建設事務所においては所長を始めとして体制を整え、危機管理室長と経営戦略局長のところに情報が速やかに常に寄せられるようにということを述べたところであります。
ご質問があれば受けます。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
山口村の調査費の減額修正を受けてなんですけれども、今、当惑されているということなので、コンクリート(concrete:具体的)にはされてないのかもしれませんが、前提条件であるというほど非常に強い意志をお持ちだったわけですから、これに代わるものを、いわゆる善後策というものはどのようにお考えになっていますでしょうか。
信州知事 田中康夫
前提条件であるということは申し上げ、皆さんの紙面でも大きく報じられましたし、その後もそうした調査をぜひ行わせていただきたいと、調査を行った上で皆さんに最終的に12月議会でもご議論いただいてご判断いただきたいと申し上げてきたので、非常に時間は少ないわけですが、少し考えたいと思います。今日、この段階でどのようにするかということまでは…。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
分かりました。それは先ほど知事ご自身も若干触れていらっしゃいましたが、経営戦略局のほうで予算を持っている通常の…、
信州知事 田中康夫
それは総務委員会の中でそういうご発言があったということですから、私はそうしたことを想定していたわけでは全然ありませんのでね。あくまで予算をお認めいただくために、委員会にも2日間呼ばれてお話ししていますから。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
それも一応参考材料にはなるんでしょうか。
信州知事 田中康夫
いや、何とも分からないです。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
それから今の話に続くんですけれども、前提条件であるというのが、この予算が今回の本会議で否決されるまでは、一応姿勢としては当然ながら認めてほしいということで、仮定の話にはお答えになっていらっしゃらなかったんですけれども、実際、減額されて、思っていた調査はできないと、こうなったわけなんですけれども、つまり、この調査ができなければ12月県会に議案を提出しないという理解でよろしいんでしょうか。
信州知事 田中康夫
議場ではずっと、ぜひこれは前提条件で調査をさせていただいて、やはりこれは長野県民全体の問題だ、長野県の将来の問題だというふうに申し上げてきておりますので、そのように申し上げた上で、例えば予算の減額修正だとか、1万人じゃなくてもいいんだとか、そういうお話にはならなかったわけですから。そして唯一の減額に賛成される方は、それは職員の調査、職員にアンケートをとっても、いろんな集会で聞いても、というようなご趣旨がありましたから、でも、それでは客観性は出ないと思うんですよね。だからちょっと考えたいと思います。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
つまり、可能性として議案を提出しないという選択肢はありうるという、今日の減額修正されたという現実を前に、その選択肢はあるという理解でよろしいんでしょうか。
信州知事 田中康夫
ですから、あれだけ私も強く申し上げてきたわけですから、どのように今回のご判断を捉えればいいのか、週末、台風の対応もありますけれども、考えたいと思います。
信濃毎日新聞 小市昭夫氏
今日の時点では結論は出ていないと。
共同通信 松木浩明氏
県議会の話ではなく、高知県の話なんですけれども、いわゆる裏金疑惑を巡って、高知県の橋本大二郎知事が今日、県議会のほうから辞職勧告決議案が出されて、それが可決されて、辞職願いを出されて、その辞職願いも今日、同意されました。この件についてまず一点、知事ご自身どのような感想を持たれているか教えてください。
信州知事 田中康夫
前回の高知県知事選のときにも、私は宮城県の浅野史郎知事と一緒に、橋本大二郎氏…、辞職って、もう認め…、今もう「元(知事)」になってるんですか? まだ今日は知事でいらっしゃるんでしょうか。同意はされて…、法的にちょっと分かりませんが、橋本大二郎、当時の候補の応援に浅野史郎知事と伺ってます。そのときにもお話ししたんですが、3人は、ある意味では無論いろんなお知り合いはいるにしても、私もそうですが、特定の政党から推薦や支持や支援であったり、あるいは補助金をもらうような大きな団体、農業であったり、そのほか組合であったり、そうした形での推薦や支持や支援、…私は全くないわけですので、私ほどではないにせよ…、この3人は比較的そういう一人ひとりの有権者から選ばれてきている、組織推薦の形ではない候補者だったと思うんですね。ということを3人で車の中で合間に話したのを覚えております。橋本さんには私、昨日も今日も電話をして、ぜひあなたは本当に地方自治から日本を変えていくということの、最も一番の最初の先駆けだった方だから、ぜひ踏ん張っていただきたいと言ったら、いつもの非常に明るい声でいらっしゃったのが救いです。一点思うのは、橋本さんという方は、橋本さんの有権者の方々もおっしゃっていましたけども、橋本さんは、例えば、ものすごく選挙で支援したりしてくれても、実際に予算付け、箇所付けというようなときには、非常に公正無私に、やはりそれが県民全体の中でどう役立つかという観点で選ぶので、支持をなさった方からすると、その橋本さんの判断が、支持をなさった方が当然期待していたこととはそぐわないというケースが、就任当初からよくあったと。だけどそこがまた橋本氏の魅力なんだということをおっしゃっていました。やはりそうした方だと思いますね。ですから、その意味で言うと、十数年来のこと、やはり橋本さんが公正無私な県政運営をずっと心がけてこられたという中で、あるいは結果として、このような政局論的な観点での動きが出てきたのではないかという気が私はするんですね。だから橋本さんこそ私は、真の公正無私な県民益を目指された方ではなかろうかと思います。今日でしたか、昨日でしたか、中日新聞にも私の県政に関してインタビューでお話しいただいたのは、お褒めいただけているからということなのではなくて、やはり私たち…、それは浅野さんにとっても橋本さんというのはひとつの本当に行動する知事、あるいは公正無私な知事という目標であったと思いますから、ぜひまた再出馬されるのであれば、やはり高知県民の良心というもので彼が選ばれればなと、強く願っています。
共同通信 松木浩明氏
分かりました。あともう一点、先日の会見でもお聞きしたんですけれども、長野県の飯田市の強盗殺人事件の関係で、本日、公安委員会が開かれまして、昨日、公安委員の河野さんが、私人という立場とおっしゃっていましたけども、昨日、お会いになられて、その結果を今日の公安委員会のほうに報告されました。公安委員会での発言では、刑事部長ですとか本部長がいくら議場で謝っても仕方ないんだと。ぜひ直接会って謝罪するべきだという発言をなさったということを聞いているんですけれども…、
信州知事 田中康夫
河野委員が(そう)言ったということですか?
共同通信 松木浩明氏
ということです。先日の会見でも知事ご自身で、河野さんがお会いになられると。公安委員会があるので、ぜひきちんと公安委員会として対処してほしいということをお話しなさっていましたけれども、今回そのような河野委員の発言を受けて、知事のご感想があったら教えてください。
信州知事 田中康夫
私としてはこれは、たしか日本経済新聞の一面の下の「春秋」ですか。「編集手帳」や「余録」や、そういうのと同じ…。あそこでかなり警察の、ご遺族の方に吐いた言葉というのは、はっきり言ってけしからんではないかということを、日経の一面の下でお書きでしたよね。これはやはり、大変客観的に見られて、そういうマスメディアの、また、そうした欄をお書きになる方がお持ちだということで、これは私は非常にショックでありましたですね。その「春秋」の欄であのように冒頭から、かなり厳しい、しかもその「吐いた」という言葉が「かぎ括弧」で書かれていて、確か、私がご遺族だったら耐えられないであろうという言葉を吐いていたということが新聞紙上で紹介されるほどの内容だということを、ぜひ警察の方々にもご自覚いただきたいと思いますし、また、できれば私は、河野義行さんはやはり、私人というのではなくて、公安委員としてお出かけいただきたかったと思うんですね。やはり警察行政に関わることですから、公安委員は警察行政のチェック機能ですから、全く違う農業の問題とか土木の問題でしたら、悩まれている県民がいらっしゃって、そこに私人としてお出かけになられるということは大変ありがたいことだと思いますけれども、やはりご自分の職務権限…じゃありませんが、自分の職責の範囲内ですから、やはりぜひ公安委員としてお出かけいただきたかったと思いますが、あるいは河野さんなりのお考えがあられるのかもしれません。ただ、ご遺族の方がそうした公的な謝罪を警察に対して求められているということですから、やはり公安委員会として、あるいは公安委員として、きちんとした対応を早急にしてくださるものというふうに確信しております。やはり公安委員会は、先ほど申し上げたように、か弱き市民の側の視点に立って、立場に立って信頼に足る、・・・今この瞬間も本当に、お巡りさんをはじめ、県民のために雨風の中、奉仕してくださっている現場の方はいっぱいいらっしゃるわけですから…、そうした市民によって立つ公安委員会として機能して行動してくださることを強く願っています。
朝日新聞 飯竹恒一氏
橋本大二郎さんの件ですが、応援に行かれる可能性があるということと捉えていいんでしょうか。
信州知事 田中康夫
いつも飯竹さんはすごい先を…、まだそれは分かりません。
朝日新聞 飯竹恒一氏
要請があれば…、
信州知事 田中康夫
橋本さんがきちんと出馬表明なさって、…信を問うとおっしゃっているということは、そうなんだろうと思いますけれども、まだ日にちが確定しているわけでもないでしょうし。ただ、私は橋本大二郎氏の功績というだけでなくて、今なさっていることも大変優れていると思いますから、非常に。
朝日新聞 飯竹恒一氏
ご自分の過去に、悩まれてお辞めになったということもあったと思いますけれども、そのときに重なり合うという部分は今、あるんでしょうか。
信州知事 田中康夫
それはそれぞれの独立というか、それぞれ異なる都道府県の知事のご判断ですから。ただ、私は橋本大二郎さんという方を政治家として、知事として大変高く評価させていただいているということですね。
朝日新聞 飯竹恒一氏
先ほど、支持者の方に期待に沿うようなことをダイレクトにはしないという、その辺は重なり合うような気もしますが、そういうことではない…。
信州知事 田中康夫
私はあくまでも橋本さんに関して先ほど申し上げたわけです。橋本さんは公正無私だと。まさに開かれた、一部のピラミッドの中のことをなさるのではない県政を創ってこられたと私は思っていますし、それがやはりこの間の選挙でも、まさに声無き声的な多くの市民の方が橋本さんを支えれらたということにつながっていると思いますが。
朝日新聞 飯竹恒一氏
あと、山口村のほうですけれども、どこまでこだわっていかれるのか、着地点がまだ見えない状況だと思うんですけれども、非常にこれは極端な議論で、県の職員の方とも半分冗談、半分本気の話しをしたことがあるんですが、泰阜村に住民票を移されたような方ですから、例えば山口村に住所を移すとか、そういうことで何か徹底抗戦するというようなことはありうるんでしょうか。一度聞いてみたかったので。
信州知事 田中康夫
何か東京スポーツの記者も兼ねて、…と言うと東京スポーツの人に怒られちゃいそうですけど、ちょっと今の質問には何とも答えられないですね。
あと、3連休の最後のところで、既に皆さんにはお話ししましたけども、はとバスという、…これは石原慎太郎さんにもこの間お話しをしましたが…、ツアーというのが11日、12日の1泊2日で、これはそれぞれ豊丘村の村長も、また翌日の松川町の町長もご参加いただけるということで、地域を挙げて大変お喜びいただいております。先般も信州新町と中条村と小川村の3町村長とお目にかかったら、ぜひ春には山菜ツアーをはとバスで組んでくれと言われて、中条村のあの「山姥の里」まで、はとバスのバスが入るかなというのが、唯一ちょっと心配ではありますが。これは大変多くの方にご参加いただいて、私は2回目は同行しないんですが、20日と21日にも同じコースでご希望があって、第二弾のツアーを組まれるということです。ぜひ東京のメディア、テレビ局や東京の新聞社もお越しになるようですが、ぜひ皆さんも…、松川町等も本当に農業関係者総出でご参加いただけるということですし、豊丘村もそうですし、また、夜、宿泊する飯田市の久米川温泉も本県の農産物やワインや日本酒を全部提供するということでありますので、もしご取材をいただけたらなと。私は朝、新宿からボランティアでずっと、運転手さんの格好をしてガイドを務めさせていただきます。資料ははとバスのほうが用意したものと併せて、信州ブランド戦略チームのほうからお渡しするようになっております。以上です。
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