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長野県知事 田中康夫
失礼しました。遅くなって。
それでは11月6日の知事会見であります。どうしようか、30分までですので。先に質問を受けますか。ご質問のある方はどうぞ。はい、どうぞ。こちらの方。
朝日新聞社 飯竹恒一氏
朝日新聞の飯竹恒一と申します。こんにちは。
昨日、ついに松本の駅前で…、
長野県知事 田中康夫
なんだぁ、「ついに」って…。
朝日新聞社 飯竹恒一氏
民主党を県内で初応援されましたけれども、その中で新しい日本の民主党が古い長野県の民主党を変えていくんだというご発言がありました。この「古い」という意味ですけれども、これは応援に行く予定を述べられなかった3区、4区の候補のことを指すんでしょうか。それから新しいとおっしゃいましたけども、行かれるところはすべて新顔のようですが、1区の方については、当初官僚出身ということでOS変換ができていないというご発言もあったし、2区の方は世襲的な要素も強い方だと思います。こうした方々はどういう点が新しいのか。それから3点目ですが、仮に羽田さんが古いというふうにおっしゃるとするならばですね、かつて一緒に自民党を出られた小沢一郎さんとどのような意味で違うのかと。その3点をお聞かせください。
長野県知事 田中康夫
認識の問題ですから…。あなたにいつも説明するのはなかなか時間が(足りなくて)往生するんだけれど。まず、1区に関して言えばですね、これはやはり県民の目線の候補者であるか。ご家族が東京にですね、生まれてお育ちのような恵まれた環境の方。私は、県議会からもですね、…私も小学校2年から高校を出るまで長野県に住んでおりましたが…、東京で生まれたような者が、あるいは東京から舞い戻って来たような者がということを当初ずっと言われたわけでございまして、住民票のありかがどこだか、長野市なのか、東京都なのか、いずれなのか、詳しく存じはいたしませんが、やはり、私たちは大きな政権交代をしなくてはいけないわけですし、その中において、石田治一郎さんと並んでですね、信濃毎日新聞の株主でいらっしゃるでありましょう小坂憲次さんよりも、はるかに私は長野県民の目線に立たれ、長野県の実情というものをですね、ご理解なさっている方が篠原孝さんであると、このように理解をしているわけであります。そして、これは今回新しい民主党のですね、地方主権担当という大臣の予定者ということで、過日、ご存じのように榊原英資氏をはじめとする方々と会見に臨みましたけれども、長野県が例えば30人学級を行っていく、これに関して文部科学省はお金を出さないわけですし、長野県の独自の宅幼老所、こうした事業に対してもお金は出さないわけですから、昨日も街頭演説で述べましたが、逆に人里離れたところに新設の建物で4000万円以上の上物ならば半分お金を出すと。このような地域の実情というものを踏まえない、単に今ある財産を基調に活用するのではなくて新しく造るということにですね、公共事業を担当している部署ではなかったはずの厚生労働省ですらですね、霞が関の頭でっかちな発想で、これが積もり積もって700兆円の借金になっているわけですから。あるいは「『脱ダム』宣言」という、これも法的効力を本来有さない私たちの目指すべき方向をですね、県民のみならず多くの国民の方々がそれに賛同していただければ、それまで社説で緑のダム構想が大事である、公共事業の見直しをせねばならない、税金の使い方を考えようとお書きになりながらですね、田中康夫の発した「『脱ダム』宣言」というのは極めて唐突で、民主主義の手続きを無視している、議会との話し合いはどうしたというようなことを執拗(しつよう)にですね、私の記憶では日本経済新聞以外の全国紙の社説がですね、お書きになられてもなおですね、県民や国民がその方向というものを開かれた言論の自由、報道の自由の中で賛同いただければ実現はしていきます。ただ、それを実現するために膨大なる時間を要してしまう。私たちの労力を要することに関しては、私はこれをいとうわけではありませんが、膨大な時間が掛かり、そしてまさに上下の関係と見なされてきた国と地方自治体、中央政府と地方政府の関係で、中央政府の述べる物事に常に従わねばならないと。従うべきは国民、住民、県民、市民の意見に従うべきなわけでありまして、これらを長野県単独で行っていくということには大変な時間が掛かるということです。これを、まさに霞が関のひも付き補助金を全廃するということを新しい民主党は述べているわけでして、これは、たかだか4兆円を税源移譲しましょうというような小手先の数字の語呂合わせで済まそうとしている自由民主党と比べれば、その違いは歴然としているわけであります。すなわち、長野県で起きている様々な改革というものをですね、全国の方々もご理解し、また期待してくださり、賛同をしてくださるならば、国全体の制度や仕組みを根底から改めることをしなければ、官僚統制、中央集権、富国強兵型であった明治以来の、あるいは終戦後以来のですね、日本の発想のベクトル(vector:方向)、実行のベクトルというものを変えられないわけですね。それが、今回、長野県知事である私が、同時に地方分権担当という大臣を担わせていただくということをですね、受託をした理由であります。つまり、長野県から日本を変えようということを私は県民の方々とともに繰り返し述べてきました。長野県が行っていることが日本全体で速やかに実行できるためには政権交代が行われなくてはならない。そしてそれは、小沢一郎さんと菅直人さんによる現在の新しい民主党によってしか政権交代は成し遂げられず、また、補助金をはじめとする様々な制度や仕組みを根底から変えることができるのは自由民主党ではないと思ってるわけです。ですから、長野県から日本全体を変える、それはすなわち新しい民主党によって日本を変えていくことですし、そのことが古い長野県の民主党をも変えることに結果としてつながるということであります。
2区の下条みつ氏はですね、今おっしゃられたように、戸籍上の父親は政治家であったかもしれませんが、しかしながら、彼は現在5区に見られる、…まあ、当選なさるか否か定かではございませんが…、あるいは1区の小坂憲次氏、あるいは宮下一郎氏に見られるようにですね、父親の地盤をそのまま引き継ぐということを結果として住民が追認してきた形ではないわけでして、下条みつ氏は、まさに新人としてですね、再度挑戦をするという形でありまして、この3年間というものはですね、まさに下条みつという個人の政治家を志す者としてですね、住民に語りかけ、そのことが恐らく、…私は定かな数字は存じ上げませんが…、各種の世論調査においてもですね、少なからぬ方々がその個人として語りかけてきた下条みつ氏を評価なさってるのであろうと。その点は宮下一郎氏や、あるいは小坂憲次氏はかつて個人として果たして語りかけられてるのか。宮下家、小坂家として語りかけてこられているのか。その引き継いだ後援会というものが、引き継ぐというよりも、その従来の後援会の枠組みの中で語りかけていらっしゃるのか。少なくとも、下条氏はそうした従来の後援会の枠の中で語りかけてる方ではないということです。そして、5区の加藤隆氏も、この彼の場合には、とりわけそうした個人として語ってきてるわけであります。
物理的な制約として、私は明日、明後日はですね、比較的首都圏を中心とする接戦が報じられている方々のところに伺うことを、私の意思でもありますし、あるいは小沢さんや菅さんをはじめとする新しい民主党の方々の希望でもあります。加藤隆氏に関してはですね、私が居住している下伊那郡を選挙区とする方でありますが、ぜひ5区にお住まいの方々は、無限の可能性を秘めた伊那谷、そしてその伊那谷が無限の可能性を実現していくことを願って私は居住しておりますし、また、そこで私と志を同じくする加藤氏こそがですね、伊那谷を従来型の太ったブーメラン現象として大きな公共事業が来ても、その大半のお金は東京に還流していくというような形の政治を行い、真の伊那谷のルネッサンスというものの実現をいたずらに遅らせている…、そうした施策とは対極に位置する加藤氏こそがですね、伊那谷の代表としてふさわしいということは、聡明なる長野県民ならばですね、下条みつ氏、そして本日の篠原孝氏の応援の場に立つということで十分にご理解をいただけると思っております。
本日はこの後12時過ぎから、私、長野駅頭で篠原孝氏の応援をいたしますが、昨日私が松本の地でそのように申し上げたことを聞き付けてですね、昨晩、八十二銀行の顧問であります茅野實氏から、私は既に篠原氏の場に立っていると。ぜひ長野駅頭においても、君が立つなら、私をどうして呼ばないと。私も一緒に立とうということで、茅野氏が自らタクシーで私を通り道だということで迎えに来てくださって、茅野實氏とともにですね、タクシーで長野駅頭に駆け付ける予定でございます。
様々、選挙の報道というのはですね、公正・中立ではなくて、公平・中立を旨となさる報道機関というものが多いんでございましょうけれども、大変なる、とりわけ長野県の多くの方が情報源となさっており、「明日を開く地域紙」であられることを自負なさる、紙幅が最も長野県で多くあられる方が、…決して肩書で物事、人間を判断するわけではございませんが…、ある意味では全国から今注目されている長野県の歩みというものを私とともにつくるように促してくださった最初の人物は、ある意味では茅野實氏なわけでありまして、その茅野實氏と私が街頭に立つということは、より多くの県民の方に、より多くの県民の方が引き続き信頼を寄せている表現活動のメディアにおいて報じられるということを望むというよりも、それは恐らくは報道価値があるというふうにどなたもが思われることであろうと。よしんば、これが報道価値がないとするならば、まだまだ長野県は変えていかねばならないことが長野県内に明らかに顕在化しながら、しかしながら、多くの市民がそのことを認識しながら、いまだ市民が声を大にできないことがあるならば、それこそが私が引き続き述べていかねばならないことであろうと思っております。
朝日新聞社 飯竹恒一氏
「古い」とは…。
長野県知事 田中康夫
今申し上げましたように、新しい民主党に小沢一郎さんと菅直人さんによって、とりわけその中にですね、諫早湾の干拓、川辺川のダム、吉野川の可動堰、こうした多くの国民が疑問を持つものに関しては即時中止をする、すなわち、いったん官僚組織が決めたことでも、Uターンする勇気を持とうというのが新しい民主党であります。そして、政治資金の1円からの全面公開ということも述べているわけでありますし、あるいは30人学級の実現ということも述べているわけです。小泉純一郎氏は、30人学級の実現という新しい民主党の「2つの提言」「5つの約束」は、単なるおべっかを使ってるだけだというお話でありますが、それは、まさに小泉純一郎氏が小坂憲次氏と同じように、選ばれし学校で幼少のみぎりから学ばれたからこそお出になるご発言かなという気もいたします。新しい民主党はですね、今申し上げたような、政治資金の1円からの全面公開、霞が関のひも付き補助金の全廃と、こうしたことを述べているわけです。そして、そこで述べられているマニフェストの中の多くのことは長野県が行ってきたことであります。それは相対的に新しい民主党でございます。でありますからして、よしんば、これは自由民主党とてですね、小泉純一郎さんの少なくともお題目としてお考えになっていることとですね、そうでないことをお考えになる古い自由民主党の方というのが議員にもいらっしゃるわけですね。小泉さんは古い自由民主党を中で壊していくとおっしゃってるわけでございますけども、…それができているかどうかは別でありますけども…、新しい民主党によって古い長野県の民主党を変えていくということです。そのためには、しがらみのない3名の候補者がとりわけ大事であろうということです。
何故、3区と4区の名前が出ないのかということですが、3区と4区はそれぞれ大変に実績のあられる政治家でございます。安倍晋三さんや小泉純一郎さんもですね、長野5区の候補者には実績がないので応援に駆け付けますが、長野1区の候補者でありますれば、これは大変な実績があるから応援には、私が知る範囲では今のところ駆け付けていらっしゃらないわけですから、やはりそれぞれ小泉純一郎さんも、あるいは比較にならないほど小さな存在ですが、私も体は1つでありますから、そうした中におきましてですね、より私が共鳴をし、より期待をする候補者のところを訪れるということであります。
もう1点ですね、私が現職の知事として閣僚予定名簿に載っているということでありますが、繰り返し申し上げているようにですね、閣議というもの…、民間の企業ですと海外に出張している役員もですね、テレビ会議というもので参加をする。そして電子署名という形で署名をする。まさに電子署名で署名をすることこそがですね、小渕恵三さんや森喜朗さん、そして竹中平蔵さんと小泉純一郎さんが繰り返し述べてきた「e−ジャパン戦略」というものが、閣議の場からですね、初めて実現をしていくことが新しい民主党によって行われるということであります。そして閣議というものがですね、これは今まで報道でもですね、「政府は」あるいは「行政は」という書き方であります。政府という場合に一体だれが入るのかということです。執行をしていく機関である官僚組織なのか、閣議なのか。つまり小沢さんも菅さんもですね、「内閣は」という形で表現していただけるような日本の政治にならなければ、これは国民の期待を担えないと言っているわけです。行政という言葉がありますけども、本来これは「行法(ぎょうほう)」であるべきでして、方針を決めるのは閣議であります。そしてそれを執行していくことを義務付けられているのが官僚の組織なわけですね。ところが現状の日本では、前日に事務次官会議という、何ら法的な効力のない、…効力がないという言い方は…、つまり法的に何か規定されているわけではない事務次官会議で物事が決まる。事務次官会議は私が就任した当初の長野県の部長会議のようにですね、他の省庁の次官が言った内容に関して、個人として、国民としていかがかと思っても、それに対してあえては発言をしない形で決まっていく。そしてその事務次官会議で了承されたことが、翌日の閣議で了承されていくと。閣議の主たる時間は、花押(かおう)と言うんだそうでございます、…私も初めて石鹸(せっけん)ではないと知りましたが…、「花」の「押す」という字で、平安時代に作られた名前以外の記号のようになったものを、個々の人に対して大臣になると花押の書体を専門家が作ってくれると。これを膨大な時間をかけてダベリングをしながらですね、閣議で署名をすることに主たる時間が使われてるわけです。これはもう榊原英資さんが繰り返し述べていることですけども、このような閣議ではだめだと。やはり議論をする閣議でなくちゃいけないと榊原さんはおっしゃっているわけでありまして、そうした場に変えていくということが、これは菅さんや小沢さんも願っています、まさに閣議…、内閣というものが物事を決めていくということになります。繰り返しますが、物理的に東京にいる場合も、あるいは長野にいる場合も、その他の場所から参加することもあるわけでありましょう。永田町というところにですね、閣議のメンバーがある一瞬に全員そろうということも、別の観点でとらえれば危機管理上いかがかということもありますし、日本は南北に広いわけですから、まさに沖縄から、大阪から、北海道からテレビ会議に参加するという方も、これは東京で参加するということが当然ある上でですね、行い得ることであろうというふうに思ってます。
もう1点、国会という問題なんでございますが、これは『フォーサイト』という雑誌で、ご存じの東京大学の教授の北岡伸一さんが対談の中でおっしゃってるんですね。このように言っております。「日本ほど頻繁に国会に大臣を引っ張り出す国は少ない」。これは別に法的に決まってるわけじゃないわけですね。「民間の能力のある人に外務大臣を頼もうとして断られる理由の多くは、国会が忙しいし、ばかばかしい質問には答えられないということ。昔、渡辺美智雄さんにワシントンで会ったら、国会があるからこれから日本に帰るというわけです。ワシントン発は朝の便しかないので、お昼過ぎの今からどうやって帰るのかと聞いたら、わざわざ東回りでロンドン経由で帰ると言うんです。そんなことまでしなくてはならない。また橋本首相の時にドイツの大統領が来日して昼食会を催したのですが、国会の時間を割いてやったため、45分間、料理はワンディッシュ、乾杯もスピーチもなしという、えらく失礼な会でした」というふうに述べております。この北岡さんがですね、「例えば、その代わりに、国会というものがもっと逐条審議に応じ、法案の隅々まで審議することを許すべきでしょう」と。「戦前は第何条のここはおかしいと、もっと逐条審議だったんです。今は包括的な質問でなくてはならない。ある時だれかが、『どこそこの公共事業が…』と言ったら、亀井静香さんが当時建設大臣で、『そんな細かいことに答えられるか』と言ったことがある。細かい議論をし、その代わり審議時間をうんと増やす。そして必要のない時はいつでも大臣は国会に出なくていいし、会期もフレキシブルに考えると。そうした方がいいと思いますね」ということを述べてます。まさに長野県はディテール(detail:細部)からの変革ということを述べてきたわけでありまして、このことはとても大事な観点ではなかろうかと思います。つまり、閣議への出席義務、あるいは国会への出席義務というのも、これは法律で定められてることではなくて、あくまでも慣例として行われてきていることであります。長野県は、まさに「『脱ダム』宣言」に見られるようにですね、私たちの制度や仕組みを変えるためにですね、私たちの慣例を改めていくということであります。そして慣例を改めることをよしとするか否かは、これはすなわち有権者である国民が常に判断をしていくことなわけであります。
あと、あるいは県議会議員の方々も、その多くは建設会社をはじめとする副職…、どちらが主職でいらっしゃるかわかりません。私は長野県知事である、そして長野県で行う、長野県民が認めてくださる様々な新しい取り組みをですね、地方主権大臣という形で日本全体でも速やかに行えるようにすると。このことが極めて大事なことですし、このことを多くの方々が望んでくださると思いますし、そのようにして日本の補助金行政が速やかに改まっていくことは、結果として長野県民が望んでいる様々な新しい取り組みをですね、より迅速に的確に行える。すなわち、県民益を私が兼務をすることによって、より皆様にもたらすことができるというふうに考えております。そのことを小沢さんも菅さんも期待してくださっていますし、過日榊原さんも同様の見解を述べられました。その意味では、青森県知事の三村申吾氏とですね、そして佐賀市長の木下敏之氏、いずれも私よりも若い県知事と市長であります。この2人がですね、やはり地方主権を掲げて参加する考え方というものを首長として理解できるというふうにそれぞれ表現者にコメントしてくださってることは大変心強いことだと思いますし、昨日、菅直人氏がですね、このように述べているわけですね。「小泉純一郎氏が、『片手間でできる仕事か』と言ったけれども、これまで何十人いた自治大臣や総務大臣で、本当に地方分権、地方主権ができたのか」と。「結局はお役人の言いなりの大臣だったのではないか」と。専任でなさってもそのような方はいらっしゃる。これはすなわち、心意気の問題、覚悟の問題であろうというふうに思います。菅さんは繰り返し、今の憲法というものをフルに生かした国民主権革命と、あるいは自治体主権と。地方主権という言葉をもし言い換えれば、自治体主権というものをもたらす。それは、まさにコモンズで物事を判断して、行動していくという長野県が掲げてることを実現することであろうと思っております。
あと、先日埼玉に行きました時に、自由民主党の掲示板にですね、「比例区は公明党」っていうポスターを印刷して、いっぱい張ってあるんですね。これは、つまり自公保の枠組みをそのまま維持しようっていうことになるわけでして、小泉さんは2年間、政権与党で様々な権限があって、改革をさらに押し進めようって言ってるわけではないということは、今までが改革ができてなかったっていうことなのかなと。改革が進んでないと自ら告白なさっているようなことだと思います。私は、自らは改革をしようということを言ってますが、自らを改革派などとは思って定義したことはありませんで、私は常に県民の願う、日々進化する県民の願いを実現しようと思っているわけです。
いずれにしてもですね、他の政党に入れようというふうに、まあ街頭で述べるならばいざ知らず、印刷物にまでしてですね、掲示板に、しかもご自分の掲示板に張り出されるというのは、よほどの覚悟でいらっしゃるんだなと。というよりも、それだけ余裕があられるのかなと。比例区では自由民主党と書かなくてもですね、事足りるというお考えなのか。しかしながら、選挙というものはですね、連立というのはそれぞれの政党が戦って最後に決めることでございます。菅直人さんはですね、小選挙区において、結果として2大政党を実現する。あるいはイラクに派兵して、50億ドルも一方的にどこに使うかも言わないでお金を出すと言っているような、国連中心主義ではないアメリカ追従主義、イラクに日本が参戦しようという政党を選ぶのか。少なくともイラクに派兵をしない、そして国連中心主義で専守防衛だと。安倍晋三さんは、ご存じのように、昨年早稲田大学で「日本は核兵器を持つべき国だ。これは、政治家安倍晋三の信念である」というご趣旨の発言をなさっているわけですね。そして小泉純一郎さんは、「専守防衛ではなくて集団的自衛権なのだ」と。自分が不愉快だと思えば、国連や国会の話の前に、まずはミサイルを撃てる国になろうとおっしゃってるわけでして、そしてその延長にイラクの問題もあるわけですから、イラクに派兵をなし崩しでするような国なのか、きちんと国連で話し合いをして、日本は派兵はしないというのを選ぶのか、どちらを選ぶんですか。小選挙区で新しい民主党にということは、これは自らの政党に入れてくださいと言っているわけでございます。しかしながらですね、自らの掲示板に、比例区を自分の党ではなくて他の党に入れてくださいと公然と印刷物が膨大に張られてるというのは、これは政党政治の否定をなさっているということではなかろうかと私は思います。大変に驚いております。
時間になりました。よろしいですか。はい、どうぞ。
信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
すいません。信濃毎日新聞の小市昭夫といいます。
細かいことが2点と、ちょっと別の観点のものが1点あるんですが。1つ、11月9日の投開票日にですね、知事がどちらにいらっしゃるか。結果についてのコメントなりを求めるということがあると思いますので、それを教えていただきたいということと、それから来週、11月…、ちょっと記憶が間違っていたら申し訳ないんですが、12日から1週間ほどですね、公務がないということで、なんかいろいろとお聞きしてる中では、海外の方にお出掛けになるということなんですが、それはどちらに行かれるのかということがまず細かな2点です。それから…、じゃあまず最初にそっちからいいですか。
長野県知事 田中康夫
まだ、あと何ですか。
信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
いいですか。
実は、合併の関係のことなんですけども、地方制度調査会がですね、いわゆる最終答申に自治体の人口の目安というのを1万人以下というのを明記するという方向になっていて、幾つかの町村長さんに聞くと、改めて非常に懸念を持っていらっしゃる方がだいぶいらっしゃるんですけれども、改めてちょっとそういう方向になっていることについての知事のご見解をお尋ねしたいと思います。
長野県知事 田中康夫
今までの自治大臣、総務大臣が言ってきたことでうまくいった試しは、ほとんどこれはないわけでありまして、そうした意味でも、小沢さんと菅さんが私に地方主権を民主党政権が樹立した場合には担ってほしいということをおっしゃっているわけです。前から申し上げているように、長野県は長野県の県民が賛同することを行っていくわけです。この私が述べている市町村「合併」という問題に関しての私の見解も、多くの県民の方からご理解をいただけていると思っておりますから、私たちはまちづくり支援室とともにですね、そのことを実現していくということです。
あと何でしたっけ、11月9日でございますか。11月9日は、昼間は私は熱海市で小さな土木建設業の方々から以前から講演を頼まれておりましたので、その会合で講演をさせていただきます。夜はテレビ朝日の『選挙ステーション』というのと、TBSのラジオの選挙の、…(隔週レギュラー出演している番組の)『アクセス』のスタッフが担当をいたしますので…、この双方をですね、行き来するという形になろうかというふうに思っております。
来週に関しましては、これは先日知事室を訪れましたイヴ・デュテイユ氏の、プレシー・シュル・マルヌ村の村長の村を、…過日、金曜日に朝日新聞が大きく対談の形で扱ってくれましたけれども…、彼の村、またその周辺を訪れてですね、給食堂及び様々な取り組みを拝見しようということであります。同時に、これも宇沢弘文氏と神野直彦氏が以前からぜひ見に行くべきであると述べているスペインのビルバオという町の再生をですね、グッゲンハイム美術館があるビルバオの町を訪れてですね、そのコモンズとしての町の再生というものを見に行くことになっております。具体的なスケジュールに関しては、来週また経営戦略局の方からお話しをすることになろうというふうに思います。
1点、私のメールの方にある県民の方からですね、いわゆる生坂ダムの件に関してですね、警察の初動捜査、あるいは犯人という、…結果として犯人であったわけでありますが…、その方から申し出があってから3年間何を一体していたのかということを長野県警察本部に電話をしたんだそうでございます。5日の夜、夕方以降だそうでございますけれども。まず自分の名前を名乗れというふうに言われてしまったということで、フルネームを言ったところですね、そして住所も言えと言われて、住所とフルネームを言って、「電話の対応をしてるあなたは何という方か」と言ったら、「あなたに言う必要はない」と。警察は常にそうでございます。東京で110番等、私が交通事故の現場に遭遇してですね、電話をして、私のことを事細かにお聞きになるので、「最後にあなたは名前は」って言ったら、「名前を名乗る必要はない」ということは、もう私は何十回と経験をしてきております。彼はその初動捜査のあり方に関して聞いたところ、「あなたに答える必要はない」と言って、電話をそのまま切られてしまったということでございます。かねてから述べているようにですね、お金をお支払いすればそれで事足りるということではないわけでございます。そして、やはり仮にお金をお支払いするとするならばですね、これは私たちの県警の捜査というものが結果としてどうであったのか、とりわけ3年間の部分に関して直近の話でありまして、これらが明らかにされねばならないわけです。お金で済む話ではないということです。私はかねてから申し上げているように、個人としての田中康夫としては大変申し訳ないことを県警がしてきてると思います。けれども、県警が申し訳ないというふうにおっしゃり、お金を何らかの形で、…警友会という様々県警にはお金を出すポケットがあるのだなあというふうに、いたく深い思いを抱いたわけでありますけども…、お金を出すと言いながら捜査には問題がなかったと。これは論理矛盾であります。捜査に問題がなかったのにどうして謝るのかということに、これは法的にはなるわけでございます。そして捜査に問題がなかったのになぜお金を払うのかということになります。公的な県民の税金からこのような形で仮に払うとするならばですね、その前に捜査に問題があったのかなかったのか、とりわけこの3年間の問題、あるいは当時の問題ですね。なぜ自殺というふうに…、(自殺と他殺の)両面から認識をしていたと言っているのに自殺と断定をしたのか。このあたりをきちんと明らかにせねばなりません。そしてそれを明らかにすることができるのは公安委員会であるということです。公安委員会に責任を押しつけているわけではありません。警察は独立した機関であると自ら規定なさってきた。そしてその警察をチェックするために公的に設けられているのが公安委員会なわけであります。公安委員の委員長の方には来週の月曜日、知事室にお越しいただいて、このことを改めて申し上げるところであります。公安委員会の方々が県民の代表として速やかに、また的確に、詳細に、多くの県民の方が疑問に思っているこの一連の点をですね、お調べいただき明らかにしていただくということを望んでおります。以上です。
朝日新聞社 飯竹恒一氏
投票はどうされるんですか。
長野県知事 田中康夫
投票はですね、下伊那郡泰阜村4139番地というあて先で長野市の選挙管理委員会から…、つまり3カ月を経ておりませんので、長野市の選挙管理委員会としては、私の居住地が泰阜村であるということをお認めいただいた上で投票用紙が送られてきております。本日街頭演説に立ちました後にですね、不在者投票に私は伺う予定でおります。
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