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最終更新日:2003年10月17日

 

知事会見 (県議会を終えて、県立須坂

病院の女性専門外来、衆議院議員選挙、他)

平成15年10月10日(金)
16:15〜17:45

表現センター

長野県知事 田中康夫
 はい、それでは10月10日の知事会見を行います。
 先ほど、皆さまご存じのように、長野県議会の9月定例会が終了いたしました。教育委員、人事委員をそれぞれご同意いただき、また監査委員に関しても、常勤監査委員に関してはご同意いただけたことを大変うれしく思っております。もう1名の垣内基良氏に関してご同意いただけなかったのは大変に残念な思いであります。
 何名かの議員の方が採決の時に退席なさるのは、私以前から不思議に思っておりまして…、議会の決まりがよくわからないのですが、「白票」「青票」って、…「せい」って「青い」っていう字ですけど緑のような気もするんだけど…、「白票」「緑票」をですね、いずれか議場にいて投じないということも多分できるはずなのかなと思うんですね。議場にいるものは、どちらか二項対立で票を入れよというふうになっているんでしょうか。もしそうであるとすると、やっぱり二項対立を超えることが人間の英知でありますし、ある意味では弁証法であるでしょうから、議場にいて投票しないということも、それは良い意味での積極的棄権というやつにもなるわけですし、積極的非表示かもしれませんし、議場から退席なさるというのは、ある意味では投票率を上げようというふうに言ってきている公職に就くものとしてどうしたものかなという気はしなくもありません。議場にいて座られたまま投票をなさらない、あるいは議場にいて、堂々巡りの時にですね、白票も青票もお持ちにならずに行かれてですね、席にお戻りになられるという選択もあるのではなかろうか、今後は、と思います。やはり1人の、地域の県民を代表するものとして、自分の意思表示を逃れられるのを、議場から退出することでということは、私、決して必ずしもですね、好ましきことではない気はいたします。
 そうですね、垣内基良氏に関しては、私は本当に、長野県議会の前回(改選前)60名いらっしゃったのかな…、もはや人数すら…、定数としては60ですかね。62ですか…、62の中では数少ない、私はやはりご自身の言葉でですね、自身の考えをお持ちの方であったと思いますから。今回議会でですね、須坂市選出の永井(一雄)議員であったり、あるいは松本市選出の田口(哲男)議員であったり、名前が県民協働ネットと衣替えしたからというだけではないでしょうが、およそ社会県民連合と呼ばれる、信州社会党と呼ばれるもうひとつの自由民主党、…長野県における…、と呼ばれていたところを起源とする会派に名前を加えられているとはとても思えぬ大変素晴らしい質問を、今回も岩石採掘場所等に関してなさったわけですし、また私どもの職員にですね、もっと奮励行動せよというご発言をおふたりが期せずしてなさってるわけでして、私はこうした点は徐々に私の大半の施策や理念や行動をご理解なさらないと従来思われていた会派の中にもですね、このような方々が…、それは私に追従しているというようなことではありません。それぞれ、田口議員も永井議員もですね、やはり私はお聞きしていて、その質問あるいは最後に質問を締める際の言葉というものに少なからず感銘を受けましたし、そのような方が従来の、ここにお集いの皆さまからすれば、親・田中とかですね、田中追従、従属と揶揄(やゆ)されがちであった議員の方々以外にもですね、このような、議員がおっしゃられていた建前としての是々非々などという言葉とは遠く離れた場所でですね、議員としてのご質問やあるいは考えを述べられる方がいらっしゃるということに、臨時議会、6月議会を経てですね、非常にそれはうれしい光明であると思っております。であればこそ、垣内基良氏というものがですね、大変に優れた矜持(きょうじ)と諦観(ていかん)をお持ちな方だということが、結果として過半数を超えてご理解をいただけなかった、あるいは相対的に過半数を超えてご理解いただけなかった…、出席、投票なさった方々の中で。これはとても残念なことであります。
 お手元には、11月13日木曜日から県立須坂病院に女性専用外来というものが開設(県立須坂病院女性専用外来の開設について)されるということが記してございます。須坂病院は3月まで木曽病院長を務めておりました小口の下で、大変に良い意味でご覧いただける方の数も増えており、…病院は、それはなるべく多くいらっしゃらない社会が、この良い意味で健康保険のですね、老人保健の率が最も低い長野県ではありますが…、須坂病院は幸いにして徐々に、着実に評価をいただけてることをうれしく思ってますが、こうした外来ができあがります。この点に関しましては、私の会見後、もし具体的にご質問があれば、県立病院室長の清沢をはじめとするメンバーがお答えを申し上げます。
 以上ですかね。ご質問を受けましょう。いつもと同じようにですね、ご挙手いただき、主たる表現活動の媒体名ならびにお名前をフルネームでお願い申し上げます。はい、どうぞ。
 マイクをお持ちします。ごめんなさい。

時事通信社 小沢一郎氏
 時事通信の小沢ですが…。

長野県知事 田中康夫
 いや、下の…、

時事通信社 小沢一郎氏
 小沢一郎です。
 衆議院の選挙についてですね、今後、どこか応援に行かれるかとかですね、それから県内の候補者の応援をされる予定があるかとか、そのへんのご予定がもし決まっておられれば教えていただきたいです、はい。

長野県知事 田中康夫
 まあ、もう皆さまご存じのように、私は新しい民主党という小沢一郎氏と菅直人氏による政党というものに期待をするだけでなく、様々な私が思うことをご助言も申し上げているわけであります。
 先般の「『脱官僚』宣言」という形で、「5つの約束」「2つの提案」という形が出ておりましたが、あそこで述べております、まさに1円から政治資金を全面公開するということは、恐らくは自由民主党は到底成し遂げないことであろうと思います。その議論の中においてはですね、街頭で募金をしていただいたものは氏名がわからないというような、従来の組合や政党やマスメディア的な懸念をする意見もありましたが、でも、それこそは何時何分から何時何分まで数寄屋橋においての街頭演説の時にいくらということを記せばいいわけでして、企業献金に関しては、これはもう明らかに記すということであります。あるいは、まさに今、介護と年金というものが世代を超えた大きな関心事に…、関心事というか、社会に対しての閉塞感と同時に不安になってるわけですが、この点に関しても明確に、消費税というものを全額基礎財源に充てるということを明記しているわけであります。あるいは、30人学級というものと学校の週5日制の見直しと。小学校における30人学級の全面導入と。これは4年以内に3年生までは全国において30人学級を導入すると述べているわけでして、これはその後、全学年ということであります。あるいは公共事業に関しても、諫早湾の干拓、川辺川ダム、そして吉野川可動堰という3つに関しては即時中止をすると述べることも、これは恐らく自由民主党においては難しいことであろうと思います。
 やはり、当初マニフェストという言葉に、私はいささかどれだけ市民の方々に勇気や希望を抱いていただける内容になるかという点で、様々私も意見を申し上げてきましたし、マニフェスト自体は膨大でありますが、やはり小沢一郎氏の簡潔でわかりやすいということ、これが「5つの約束」と「2つの提案」になっているわけでありまして、この点では大変に具体的な生きた言葉になっているのではないかと。その点、郵政民営化に関しても、郵政民営化だけが目的ではないわけでして、郵政民営化を急ぎますとですね、これは世界最大の金融機関が登場しちゃうっていうことになるわけでございましてね、それはNTTの分割民営化というようなことも議論されている中で、他方で巨大なですね、社会のマスメディアも含めた側からの批判というものを封殺してしまう、黙殺してしまうというような場所になりかねないということもあるわけで…。しかしながら、そういった点を苦慮なさって公約に掲げられていないわけでは自由民主党の場合はないとは思いますが。
 応援に関しては、当初『強い日本をつくる。』というようなポスターがございましたけども、小沢一郎氏と菅直人氏が2人ですね、モノクロの写真でマイクを持っている、『日本の選択、はじまる。』というポスターが今、順次張られております。これは、ある意味では戦後の焦土のもとでですね、まさに普通選挙…、二十歳を超える方が何人も選挙権を持ちですね、そしてその私たちの真の民主主義というものを訴えるという、戦後の荒廃の中で勇気や希望を持とうとした時の街頭の演説をしている政治家を、あるいは民主主義の原点というものを想起させるポスターということであります。紙も、いわゆる光沢のある白い紙ではなくてですね、非常に和紙のようなですね、写真が静かにそこにあるという形であります。なるべく白い場所を多く増やしております。非常に私たちのこの閉塞感のあるものをですね、まさに的確な判断、迅速な行動、明確な責任によってですね、勇気や希望を与えていく白いキャンバスでありますけれども…、まあキャンバスではないのかな…。『日本の選択、はじまる。』とありますが、それは同時に、明らかに具体的な政策、約束というものによって人々が1票を選択するということでありますし、同時に、それはこの日本の大変な閉塞状況のですね、まさに宦官とも言える霞が関の官僚統制のもとで、利権分配を自由民主党という政権与党が長きにわたって行ってきた、その宦官政治というもののうみやあかをですね、それは歴史を記憶から洗い流すということではなくてですね、そのようなうみを一掃するという日本の洗濯、ランドリー(laundry:洗濯場)というものが始まるという意味と両方がございます。私が写真やコピーや、あるいはその紙質やレイアウトを担わせていただきましたけれども。
 選挙前、選挙期間中は、既に香川県の香川1区と徳島県の1区、2区、3区の候補者に関しては、とりわけ香川県の1区の小川淳也君という候補者は非常に面白い候補者でして、東京に出てきてこんなにでっかい町があるとは思わなくて、世の中のために役立ちたいと言って、旧自治省という、…今大変に無駄な公共事業3事業ということで、地上デジタル放送&住基ネット&市町村合併というのをやっている省庁ですけど…、彼は最初にぜひ沖縄県庁で働きたいと言って自ら志願して沖縄県を最初の赴任地にしたという青年であります。この宦官のような霞が関という中は腐りきってると。その腐りきっている霞が関の上に立脚している永田町というものがあるということで、無手勝流で立候補した青年ですけど。彼のところはさらに応援をすると思いますし、またその他幾人か、自由党(現民主党)の代議士であります神奈川の中塚一宏という人物も、私に彼と話をする中で改めて小手先の数字いじりが改革ではなくて、この日本の賞味期限がとうに過ぎた、制度疲労を起こした制度や仕組みを変えねばならないということを私に改めて認識させてくれた代議士であります。彼をはじめとする幾人かに関しては応援に行く予定であります。

時事通信社 小沢一郎氏
 県内の候補者に関してはあまり興味がないというお考えでしょうか。

長野県知事 田中康夫
 いや、私は今日本が政権交代をしてですね、その宦官政治というものを断ち切らなければ、日本全体が地球温暖化の深刻化よりも前に沈没しちゃうと。キリバスやバヌアツ共和国よりも深刻な地球上における沈没をしちゃうと憂いていますから、新しい民主党による政権交代ということを望んでいる…、これを公言している日本で唯一の現職都道府県知事であろうと思います。その他の方々は、やはり公明党の組織票が欲しい方々が大半でございましょうから、何もおっしゃらない改革派の方も。私は無手勝流でありますから公言しています。
 現時点におきまして、長野県内の5つの選挙区の民主党の候補者の方を何らかの応援をするという予定はございませんし、長野県内の民主党の候補者の方は大変に謙虚であられるのか、あるいは田中康夫の価値というものはさして認めていらっしゃらないのか、そのようなお申し出もないところでございます。

時事通信社 小沢一郎氏
 ありがとうございます。

長野県知事 田中康夫
 その他、はい、どうぞ。

テレビ東京 渡辺健一氏
 テレビ東京「ガイアの夜明け」の渡辺健一です。
 入札制度改革について2つ質問があります。1点目は予定価格の公表をやめて落札率が3%ほど上がったようですが、しかし東信や北信地域では低い落札率が続いて、建設業者の中には悲鳴に近い声も聞かれます。その中で発注技術検討委員会を設けて、より良い入札制度を模索している状況だと思いますが、田中知事は今現在のこの入札制度をこれで良いとお考えになっているのか、あるいは見直す必要がもう少しあるんじゃないかとお思いになっているのか。見直す必要があると思っていらっしゃるようでしたら、どのようなことを見直す必要があるのかをお聞かせください。
 2点目はですね、建設業者から実際話を伺ってみますと、県の入札に関してはもう談合のしようがないっていうふうな声が圧倒的に多く聞かれます。それで公正な競争市場が実現できたんではないかっていうふうに見受けられるんですけど、一方全国的には、談合のもとである指名競争入札を続ける自治体が圧倒的に多いです。入札制度改革に手を付けられない自治体が多い中で、なぜ長野県が入札制度改革をできたのか教えていただければと思います。以上2点です。

長野県知事 田中康夫
 以前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、中上健二という大変に私が私淑していた物書きがいますけども、当時はパソコンで入力するというような形じゃなくて、彼はご存じのように、原稿用紙でもなくコクヨの罫線の入った紙にですね、ずっと書くと、1行が何字だったのかな? 60字かな? …入っているという…。よく大日本印刷の出張校正室で彼がぎりぎりで書き終えてですね、もうその校了になってもなお、その紙を眠いのにもかかわらずですね、ずっと見て、また直しているというのを見て、やはり私はこれがプロだなと思いました。締め切り、…締め切りなどというものは文芸雑誌にはあってないようなものでありますけれども…、毎月7日に発売になるので、当時27日とか、もう28日がぎりぎりくらいですけれども、ずっと直してるんですね。やっぱり私たちの行うことに完ぺきなどというものはありません。でも、完ぺきというものがないなどというのは、よく往々にしてですね、明確な責任を取らないものの言い逃れで使いますけど、そうではなくて、先ほど言ったように、的確な判断、迅速な行動、明確な責任が必要でありますが、ですから、入札制度が完ぺきであるなどと…。今まで完ぺきだと言われていたわけですね。あるいは完ぺきだと恐らく長野県は言ってたんですね。直す必要がないって言ってたんですね。ですから、私たちの入札制度のみならず、長野県の改革というのはですね、改革ということが目的ではありませんで、私たちのより良い社会、公正な社会というものをつくっていくことが、結果としてさらなる改革や変更になるということですね。行政はひとたび決めたことは直さないと、Uターンしないと、寄り道しないと、別の道を選択しないというのが大きな間違いでしたから。
 長野県の入札制度に関して言うと、予定入札価格の公表を行わなくなったというのは、これは当初想定していたのはですね、予定入札価格を公表していないことによってですね、私どもの職員に様々な形でアプローチがあって、一部の方のみが予定入札価格を知り得てですね、その中で談合と称されるものが行われて、チャンピオンとなる方が勝ち取るという形だったので、予定入札価格をきちんと公表しようということで行ったんですね。ところが、これの結果ですね、恐らくでありますが、私たちの想定を超えて、自分できちんとよい意味で積算をしないでですね、予定入札価格の何掛けかでこのくらいにしておけば1番取れるかなっていうんでやってるような方がいやしないかという疑念を抱くようになったわけでございまして、これが予定入札価格の公表の中止であります。現在、私どもは様々な試みを行ってるわけですから、これはよい意味でですね、理念を持った上での朝令暮改であります。前も言いましたが、「君子豹変(ひょうへん)す」というのは、五教の中においてはですね、極めて優れたる人、…私はそうではないですが…、は過ちを改めることをはばからないということであります。
 一点ですね、予定入札価格というもの自体がそもそもフィクショナル(fictional:作り事の)なものではないかという意見を言う人がいます。というのは、例えばですね、コンサルティング業務、これが非常に予定入札価格を大幅に下回るというような形が出てきております。これは恐らく私が想像するにですね、昔は水平盤みたいなのを置いて全部測量をしてですね、こんな分度器使って。これがITと称する時代になったわけですから、1点決めてこうすると、ピピピのピッと全部出てきちゃうと。労力も人員も全く昔と違うと。にもかかわらず、国土交通省なりが決めている積算価格の算定の基準というのが、…明治29年から変わってない水利権ほどではないでしょうけど…、変わっていないと。ここに実態とそぐわない予定入札価格の積算というものがあるんじゃないかと思うんですね。とすると、これもまた長野県は結果として変えていくことを行わないといけないと思ってますね。そうした一環の中で予定入札価格の公表を行っていないという形です。談合が行われなくなったっておっしゃいますけども、さあ…、それはどうでございましょうね。それほど甘いものではないんじゃないかと。だから、私たちは発注技術等検討委員会も作っているわけでして。ただ、長野県の何か公共事業は…、マスメディアの方やあるいは公共事業に携わってない方々は良くも悪くも面白おかしく、長野県は大変に公共事業を削減をして素晴らしい税金の使い方だって言うけど、長野県は確か全国で削減率はですね、16番目くらいでございますからね。長野県は1990年以降、逆にオリンピックバブルで公共事業費が最大時でバブル期の2倍、県単独事業費が3倍にもなってですね、1998年という長野県のオリンピックの時と平成15年(2003年)を比べてですね、削減率が他の都道府県のうち骨格予算でないところの中で16番目くらいですからね。他の都道府県はもともとパイが1990年以降、漸減して減ってきていたところの1998年と比べてでありますから、長野県はある意味では公共事業に関してはですね、まだ大変に温情主義だとも言えるんじゃないでしょうかね。ただ、住民が望む公共事業…、これは今後、高等学校も県立でありますが、大変に壁とかがですね、崩れ落ちそうになっていたりとか、これはこれだけで子どもたちがですね、ある意味では阻害感を招くと。『小さな恋のメロディ』の最後に出てくるような感じなら、少し荒れた学校の校舎の方が子どもも子どもらしくなるかもしれませんが、こうしたところの木質化であったりですね、修繕ということは、これは地元密着型の公共投資になるわけで、これは先に金庫番の出納長や教育長や副知事とも話をしましてですね、むしろ積極的にこうした高等学校のですね、大変に劣悪な環境になってるものは直そうと、補正を組んでも直そうということは申しております。これは結果的に、すぐには構造転換できない地元の土木建設業の方々への雇用の場になるわけですけども。全体としては、まだまだ長野県のこの改革は生ぬるいんじゃないでしょうか。
 その他のご質問を受けます。女性の方。

朝日新聞社 冨岡史穂氏
 朝日新聞の冨岡史穂と申します。
 先日、知事がおいでになった町村会の評議委員会で、住基ネットの結果について「深刻な状況だ」と、「変質されかねない」という感想をお持ちだということですが、ここで改めて今、実験の結果について持っていらっしゃる感想をお聞かせください。

長野県知事 田中康夫
 住基ネットは深刻であろうということは、これはもう100年前はうそか…、随分前から私は言っておりますしね、もう一回言っておきますけど、地上デジタル放送が深刻な状況だっていうことも全国の都道府県知事で唯一私はドンキホーテのように言ってますけども、少しはマスメディアの方々も、自分の新聞社の系列で自分たちの上司が天下り先として確保していた地方のテレビ局が離散集合しちゃうということを防がれるためにも、ぜひとも計数至上主義の朝日新聞の箱島社長あたりは、ぜひ私と一緒に。あるいは読売新聞の…、ナベツネさんと言うと怒られちゃうんだ、ワタツネさんもですね…。この間、私、原監督が解任されたというときに、『週刊文春』に何かおまぬけなコメントを出してしまいまして、「さすがは、ナベジョンイルだ」って。これ以上部数が増えてですね、「独占禁止法違反になるということを防ぐためにあえて部数を減らそうとする高等戦術は、さすがは元日本共産党員、もしくは日本共産党ないしは社会主義を信奉なさっていた渡邉恒雄様ならではの大英断」と。…皮肉ですよ。視聴率が落ちちゃう、ポン友の氏家さんとしては痛し痒しだっていう、おまぬけコメントを出しましたけど、何の話だ…。そうそう、だから、これは住基ネットに関してもですね、地上デジタル放送と同じように、大変深刻なものだというのは従来から申し上げてるとおりです。
 住民基本台帳ネットワークというのは、これは扱いに慎重を期さなければならない個人情報がですね、膨大にある。前から繰り返してますけど、住基カードは100万文字も字が入るというのに、これから住基カードの中にどの項目は入れて、どの項目は入れないかって…、住基の一番大きな問題はここが明りょうになっていないまま、だれもこれを問いたださないまま、…おまえもどうして聞かないって言われちゃいますけども…、100万文字も入るカードだけが一人歩きしてるっていうところに大きな問題があります。これはぜひ皆さん、繰り返しお書きいただきたいと思うんですけどもね。寅さんですら100万文字入るほどには住所を変えないっていうことです。ちなみに私は長野県泰阜村4139番地と、「ヨイサンキュー」という番地ですので覚えやすいです。
 そういう個人情報を扱うわけですからですね、情報が漏れ出すような危険性というものを、これはまさに完ぺきがないのだと言うかもしれませんが、これはやはり個人のプライバシーですから、でき得る限り回避しなくちゃいけないということを、基礎自治体である市町村のみならず長野県もこれは有しているわけです、この義務をですね。いわゆる侵入実験、これを前の片山虎之助総務大臣も大変広い心でぜひ行いなさいとおっしゃったわけでございまして、コンピューターネットワークへの実験ということで、これは大変な集中力や労力を要するわけでありますから、この実験に携わる方々がですね、そのことに集中できる環境というものを与えなくちゃいけません。
 最近は私、委員会に呼ばれることが減って、大変寂しく思っております。ぜひ委員会にお呼びいただきたいなと思って。何か学習効果で、私を土木委員会でいじめているのを見ると、県民のじいちゃん、ばあちゃんがかわいそうと思って…、あんな中身のない田中康夫が評価されるのは汚らわしいとお思いかもしれませんけども、私どものですね、小林公喜経営戦略局長をはじめとするいたいけな部下をですね、詰問している姿が地元のテレビで映ることの方が、むしろ県議会議員の方々はですね、田中康夫という何か無手勝流の人間に挑まずしてですね、そのようなところでお茶を濁してるのはかわいそうだよと思われるんじゃないかっていうことをそろそろ学習していただいて、次の12月議会はまた私をですね、すべての委員会に連日連夜お呼びいただける方がうれしいなと思ってますけども…。いや、議論をするという意味でですね。議論に値しない議論になっていては、これは税金の無駄でありますけども。ですから、いずれにしてもですね、今回の実験に関する詳細な情報というのは、実験期間の終了の後にですね、さらに客観性を有する第三者の評価を付した上で公表することとしております。
 ただ一点残念なことは、ご存じのように、9月23日付けの信濃毎日新聞で具体的な町村の名前というものをお書きになって報じられております。その後、あるいはそれを踏まえてなのか、複数の新聞が実験を行ってる具体的な市町村名や時期についてですね、私ども公表していないにもかかわらず、いかなる根拠を持ってか、具体的にお書きになってるわけですね。これはですね、今後私どもが実験の内容というものを公表していく時にですね、それらの市町村の住基ネットのサーバ、あるいはいわゆる広くコンピューターというところにですね、面白おかしく、あるいはある種の意図を持ってですね、侵入を試みられる方々が出てくるということが想定されるわけでして、といたしますと、これはこれらの少なくとも市町村はですね、完ぺき…、完ぺきがないとおっしゃるならば、完ぺきに限りなく近い状況というものへとですね、修復をした上でなければ、これは、どのようないかなる危険性があるかということは公表できないわけでございます。この点に関しては既に町村会の時にも申し上げておりますが、信濃毎日新聞の編集幹部や経営幹部の方はいかなる覚悟のもとにですね、こうしたことを行われたのかということを改めて私は知事会見の場所で強く問いたいと思っておりますし、私たちはですね、少なくとも財政が脆弱(ぜいじゃく)である市町村がですね、…私はこれらの市町村に限らないと思いますけれども…、ほぼ完ぺきというコンピューターネットワークの修復をするということにはですね、少なからぬ金額や労力を必要としてるわけでありまして、このあたりに関しても、私は信濃毎日新聞の編集幹部とですね、経営幹部の方々に明確なるお答えをぜひいただきたいものだと。恐らくは、言論機関として市民生活の安定ということを望まれる方々であろうと思いますから、このことに関してもですね、多大なるご協力が私は必ずやいただけるものと、長野県を代表する表現活動のメディアの方々でありますから、期待をしているわけであります。今後、実験結果にかかる情報提供に当たってもですね、今申し上げたようなですね、実験を行っている市町村名やその時期がリアルタイム、あるいはそれに近いものとして外部に出てくるということになれば、これは既に侵入実験をしてる自治体の既存住基、あるいは住基ネットの脆弱(ぜいじゃく)性を結果として外部に知らせることになりかねないわけでありますから、この点は私どもは今後さらにですね、細心の注意を、実験結果にかかわる情報提供に当たって払わなければならないと、このように思っております。いずれにしても、深刻は以前から申し上げてるとおりです。改めてそんな新しいことを申し上げたわけじゃございません。

朝日新聞社 冨岡史穂氏
 じゃあ、実験結果の報告を受けての感想ではなくて、以前からおっしゃっている深刻な状況だというご発言ということでよろしいですか。

長野県知事 田中康夫
 結構でございます。
 はい、その他のご質問、じゃあ、後ろの方。

信越放送 上條道哲氏
 SBCの上條道哲といいます。
 先ほどちょっと垣内さんのお話ありましたが、繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、5月、7月、そして今回の9月と、3回続けて監査委員につきましては否決されてしまったという結果になりましたが、もう一度この点についてちょっと感想をいただけますでしょうか。

長野県知事 田中康夫
 いろんなとらえ方があるでしょうね。かつて一緒に飯を食った人であってもですね、認めないべきものは認めないというお考えを出されたのか、でもまあ、その意味では、議場から随分と退室なさった方はですね、議員としての職責を果たされているのかなということは強く思いますですね。とても残念であります。垣内さんという方がですね、私たちの長野県の改革の上でですね、いかに寄与していただける可能性を有した方か、その資質をお持ちの方かということがご理解いただけなかったのは、ある意味では私の説明が足らなかったのか、しかしながら、多くの議員の方は垣内さんという方のですね、その本来表層的にマスメディア等を通じて県民の方に印象づけられていたものとは異なるですね、大変なる哲学や理念をお持ちで、また大変なる矜持(きょうじ)や諦観(ていかん)をお持ちの方だということを、同僚であられた方々の少なからぬ方が、あるいはご認識なさってなかったのかなと思うと、これはとても残念なことですね。
 もう一点、何か教育委員会のものをですね、大変に詰問なさるような、何か佐久の方の選出の議員の方がいらっしゃるようでございますけれども、私たちが目指すべき社会はどこなのかっていうことを、あの方はおわかりなのかなっていう…。既に鳥取県でも行ってるんですね、そのシステムで。いや、鳥取県が行ってるから長野県がそれに単に追従しようと言ってるわけではございません。前から申し上げてるように、来年6年生まで30人規模の学級にしようという町村が4町村あるわけですね。5年生までしますというところが10町村あるんです。いずれも財政状況が極めて脆弱(ぜいじゃく)なところでございます。17市の方々はですね、相対的に…、それは軽井沢町のような不交付団体を除けばですね、他の脆弱(ぜいじゃく)な町村よりもはるかに堅固なですね、財政状況であられるにもかかわらずですね。そして市町村立の学校であります。私たちは1年生から3年生までは逆に30人規模学級をさせてくださいとお願いしてきたわけです。ですから私たちが費用を持ち、4年生から6年生は30人学級を拡大なさいますかとお伺いを立て、そのようなご意思があるというところには、私どもの方でも教員を養成し、派遣申し上げますけれども、同時にいくばくかご一緒にご協力をいただけないかということを申してですね、4つの町村が6年生まで、10の町村が5年生まで行うわけです。市町村はなかなか協力できないとおっしゃってるけど、長野市が6年生まで30人規模学級を導入して教育予算の増える割合は教育予算全体の中の1%であります。わずかととらえるか、1%もととらえるか、市の財政全体の中では0.数パーセントであります。そして文科省にいちいちお伺いを立てなければできないと。お伺いを立てるとおっしゃられたそうでありますが、文科省がその時間を取ることができないと言えば、大変素直に引き下がるというところもですね、私たちは都道府県と国と市町村は横の関係だと言っているのに、長野県議会の佐久市選出の片方の議員の方をはじめとする方は、まだ何か国の方が偉いという発想でいらっしゃる。これこそ地方分権を踏みにじる行いであります。そして、よしんばですね、県民の税金からお給料を受け取れられている方であって、そして文科省に聞かなければと信念をお持ちなんだったら、文科省が時間がないとおっしゃっても、(記者の)皆さんがそうであるように、夜討ち朝駆けのように、文科省の前でですね、ずっと忠犬ハチ公のようにお待ちになってですね、意見をお聞きになるくらいの熱意というものをお持ちでなくて、何故地方分権などというものが確立し得るかということだと私は思います。忠犬ハチ公が出ましたが、小泉純一郎さんは「アメリカのワンワン」ってみんなから言われてますけれども、そうした県議会議員の方をどういうふうに県民の方はおとらえになるのかということですね。
 他のご質問、はい、どうぞ。一番後ろの方。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 『週刊文春』で書かせていただいてます、警視庁出身のジャーナリストで黒木昭雄といいます。
その前にですね、ちょっと質問に入る前に、まず事実関係を期するためにですね、まず知事の方に提出しておきたいというか、見ていただきたいものがあるんですが、よろしいでしょうか。

長野県知事 田中康夫
 何でしょうか。あんまり時間が…。通常、会見はご質問が終わるまで受けますが。何でしょうか。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 すいません。先般のですね、10月9日号の『週刊文春』で書きましたが、実は原稿を出したのが私なものですから、そのことについて少々お伺いしたいと思います。

長野県知事 田中康夫
 はい。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 まずですね、お手元にお渡しした書類は、実は見てお分かりのとおり、これは警察の実況見分調書であります。

長野県知事 田中康夫
 はい。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 これは、既にご存じだと思われるんですが、もう間もなく2年前になりますけども、12月の1日に長野県警のパトカーが追跡した、その車に激突をされて亡くなった2名の男女、この方にかかわる現在係争中の問題なんですが、今回の問題につきまして、まず、知事の方から県警の方にですね、本部長他に面談されまして、この記事の信ぴょう性につきまして質問していただけたということについて、まず御礼申し上げます。しかしながら、県警の方から寄せられた回答というのは、「取るに足らない黙殺に値する内容」だという、極めて信じられないような言葉で一蹴(いっしゅう)されてしまったわけですが、これに対して知事はですね、納得できないという感想をマスコミの方に漏らしているということも私聞きましたので、この上はですね、私も今お渡しした書類を含めて、ちょっとご説明を申し上げた上で、知事にお伺いしたいなと思うことが何点かありますので、お答えください。
 まず、問題に入る前にですね、少々お答えいただきたいものは、まず先般、県警本部長に面談した時に、知事は一体何を本部長に求めたのかと。そのあたりについて具体的にもし答えていただけるのならば、今お教えいただけないでしょうか。

長野県知事 田中康夫
 警察というものは大変に複雑というかですね、地方自治という中の自治体警察であるわけですよね。都道府県の自治事務なんですね。でありますから自治体警察で、多くの警察職員は長野県が給与を払い、長野県の職員なんですね。ところが、実際に警察を取り仕切ってるのは警察庁というところでして、私どもの都道府県でも、長野県の場合、県警本部長とですね、また県警本部の部長以上、…以上っていう言い方はおかしいか…、部長ですね。それから長野中央署と松本署ですか、この署長というのは国家公務員なんですよね。ですから、警察の運営に関して、県民は税金を出し、また私も県民の代表として予算を私たちが提案してですね、その予算に基づいて仕事をしてくださるわけですが、人事や事務自体には長野県はその点に関してですね、何らの助言とか申し入れとかですね、指令とか、命令とかですね、相談とかですね、こういうことを行えないんですよね。まさに、国家公務員によって取り仕切られている組織のですね、そうした警察の事務に関してですね、国家賠償法に基づいて損害賠償請求訴訟が出された場合には、県警本部長ないしは県警本部長がつかさどる県警本部が訴えられるのではなくてですね、長野県および長野県の代表者である私が訴えられているんですね。そうした中で都道府県の公安委員会というのが、まさに当該都道府県の住民の代表として自治体警察としての本来の都道府県警察を管理なさりですね、住民の意思を警察行政に反映させる役割を担っていらっしゃるわけです。ちょっと話がそれるかもしれませんけど、その意味では、今日、公安委員会が開かれると、午前中から開かれるということを、昨日、県警本部長とですね、また長時間にわたってお目に掛かった時にお聞きしてました。今の公安委員は3名すべて私が人事案件として議会に提案してですね、議会の同意を得ています。わけても、河野義行さんという方も私は任命してるわけでして、河野さんというような、まさに国家的なですね、瑕疵(かし)による犯罪…、といいますかですね、国家的な瑕疵(かし)によってですね、人生の歯車が入れ替わってしまった方がどのようにこの件に関してご発言なさったか、私は大変によい意味で関心を抱いておりますが、ただ、大変残念だと思うのは、生坂ダムの殺人に関してですね、河野義行さんは松本の市民タイムスによればですね、この警察に関しては「やむを得ない」と、「警察は遺族に速やかに謝罪もしている」とおっしゃってるんですけど、もし市民タイムスのコメントがそのとおりであるとすると、私は大変これは…。河野義行さんがこのようなご発言を生坂ダムの殺人に関してですね、朝日新聞が伝えているように、およそ1人ではロープが巻けない形ですし、ましてや、昨日本部長がおっしゃいましたが、被害に遭われた方というのは、今回犯人であると名乗り出た方と全く見ず知らずであったと。早い話が車で連れ去れた通り魔殺人でして、車で連れ去られるところをお友達である女性の方もご覧になってるわけでしてね、私はこの点の資料も求めて、いただきましたけども、事実経過の点で、まだ私が私の頭脳と、私の法律の知識と、私のこの行政における3年のまだ未熟な経験と知識では到底想像を超えていて、理解をできない部分が多くありますので、生坂ダム殺人事件に関してもですね、さらなる説明を求めるということは昨日既に伝えてるところでありますが、河野義行さんが、「警察はやむを得なかった」とおっしゃってるのはとても私は残念であります。ですから、今申し上げましたようにですね、私が、あるいは長野県が被告として訴えられてるわけでございます。これは訴えられ、私は信頼関係にある県警本部がですね、この件に関して長野県警察として、あるいは長野県として瑕疵(かし)はないと私に当時おっしゃられてですね、私も信頼関係のもとでそれを信じてですね、当時拝見した、それは大変に簡略な書類であったとは思いますが、それを拝読した限りにおいてですね、私はそのことを信じでてすね、公判というものを、つまり応訴をしてですね、公判を維持してきたわけであります。しかしながら、今回『週刊文春』という数十万部の部数を出ておりますし、また、その出版社が発行する様々な媒体には、多くの政治家やですね、あるいは警察の恐らくは警視総監やですね、警察庁長官を歴任されたような方々もご登場なさってるような媒体を数多く発行してきたところにおいてですね、数ページ、6ページでございましたか…、記事が出て、そこには私が把握していた内容とはですね、かなりの部分異なる内容が載ってるわけですから、それで私は私たち長野県がですね、公判を引き続き維持していくとすると、長野県に瑕疵(かし)はなかったということを、これは私自身が受けて立ってるわけですから、きちんと私が確信を持てなくてはいけない。こうした中で、すべての供述調書とですね、捜査書類、それから実況見分の書類、刑事記録、これらすべてを私のもとにですね、すべての捜査資料を開示をしてですね、また私を納得させる説明を本部長自ら行っていただきたいということをお願いいたしました。昨日すべての書類をお持ちいただけたということでありますから、これは厚生労働省の薬害エイズの時のように、後から書類が出てくるということはないということであります。すなわち、今私の手元には裁判所に提出した書類を含めてですね、すべての捜査にかかわる書類はあるということでありまして、これを私はさほど時間的余裕はございませんが、これを今日からずっと見ていく形であります。…ということですね。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 はい。ありがとうございました。

長野県知事 田中康夫
 ですから、私は本来…、私は大変不思議な立場でして、警察が瑕疵(かし)がなかったとおっしゃることを信じてですね、私どもの県民の友であるところの警察組織のですね、円滑なる警察の業務の執行というものを日常において行うことが引き続きできるように、私は警察を支援するべくですね、裁判において応訴という、私は一方の当事者になってるわけであります。しかしながら、私は現在その公判を維持する上においてですね、大変に看過しえぬ記述を記した大部数の発行物が文芸春秋社から出されており、この点に関してですね、今回もらった資料を渉猟(しょうりょう)してですね、さらに説明を必要に応じて求めていくということです。つまり、私が抱いた不安といいますか、疑念、あるいは記されている疑念というものに対して、私が明確にですね、県民に対して答える義務があるということであります。まだ、そこまでそれをお答えするまでの資料の読了を果たしてはおりません。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 わかりました、ありがとうございました。
 これから質問しようかなと思った話はですね、およそ今知事の方からお話がありましたので、私としてもですね、警察の発表そのものを聞くと、まるででたらめをですね、『週刊文春』に書いたと言わんばかりではないかと思うんですね。例えば、「取るに足りない、黙殺に値する内容」とは非常に無礼も甚だしいわけで、私のみならずですね、やはりおっしゃられるように、文春の方も当然において問題視するのではないかと、ぼくは思っております。県警の言うこともですね、答えが出せないから言ってるんじゃないかというふうに感じますので、今後はですね、このような言い訳がましい言葉ではなくて、いわゆる個々具体的にですね、一体私の原稿のどこの何に問題があるのか、あるいは事実とは違うということを指摘していただけるように、知事の方からもですね、またお伝えいただければと思います。
 最後にというかですね、これちょっと時間がありませんので駆け足になりますが、先ほど申し上げたとおり、今知事の手元にあるのは実況見分調書と、実はこちらにいらっしゃいます被害者の長谷川由樹さんのお父さん、この方が消防から取り寄せた記録であります。それをちょっと参照していただきながら、お話を若干お伺いしたいと思いますが、警察書類の中に実況見分調書というのがありますが、実はこれは非常に矛盾にあふれたというか、もうめちゃくちゃを代表する証拠、あるいは証明であるというふうに思いますので、ちょっとお話しいたします。
 まず、消防記録によりますと、救急車が現場に到着したのは事故が発生してから19分後の午後10時54分ということになっております。また、パトカーの助手席に乗車して勤務をしていた巡査長、マツモトさんは、事故の供述の中で、「ちょうどこのころ応援の警察官が到着した」というふうに語っております。したがいまして、実況見分ですね、実況見分のその開始時期は10時50分という…、ごめんなさい。ちょっと間違えました。ちょうどその時にですね、警察官が現場に来たと言っているわけですから、警察官が到着したのも10時54分であるというふうに想像できるわけです。

長野県知事 田中康夫
 ここには「見分は午後10時50分から」って…。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 はい、そうです。

長野県知事 田中康夫
 実況見分調書には書いてありますがいいんですか、それで。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 はい。それはそのとおり、それで書いてあるままなんですが、つまり実況見分調書によると、その開始は10時50分になっているということですね、まず。また、県警は応援の警察官が…、つまりまだ現着していないわけですね。

長野県知事 田中康夫
 ちょっと待ってください。まず、これはもう印刷でできてますが、「実況見分を始めた時間は平成13年12月1日土曜日午後10時50分から」と書いてあるんですね。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 そうです、はい。

長野県知事 田中康夫
 長野中央署は。だけど、警官が到着したのは…、

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 警察官が到着したのは…、

長野県知事 田中康夫
 警官っていうのは、だってパトカーの2人はいた…

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 いや、そうではなくて、応援のために来た、本署からですね、来たパトカーの警察官の現着時間は実は警察書類の中にはないわけですね。しかし…、

長野県知事 田中康夫
 記してない…。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 しかし、このマツモト巡査長の供述調書の中で、いわゆる救急隊が来た時とほぼ同じ時間に警察官が来たというくだりになっているわけですから、警察官が現着したのは10時54分ごろだというふうに思われるわけですね。

長野県知事 田中康夫
 じゃあ、ちょっと…。この長野市消防局長が出したのだと、現場に到着したのは10時54分なんですね。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 はい。

長野県知事 田中康夫
 ちょっと、もうちょっと整理してご質問いただけませんか。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 ごめんなさい、申し訳ない。
 これは非常に複雑になっているんですけども、つまり実況見分調書で言う午後10時50分という時間は、まだ警察官が現場に到着していない時間だというふうにぼくは指摘しているわけです。

長野県知事 田中康夫
 つまり、パトカーの2人以外は…、

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 そうです。

長野県知事 田中康夫
 警察官はいないということですね。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 そうです。ですから、実況見分のやりようは、ぼくはないのではないかというふうに思っています。それとですね、あと消火作業。火災になっていたわけですが、この消火作業は午後10時48分から実施されて、火災が消えたのは10時52分だというふうに消防記録にはなっております。

長野県知事 田中康夫
 はい。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 つまりですね、10時50分という時間は、まさに消火活動の最中であったというふうになるわけです。警察の実況見分で言いますと。さらにですね、長谷川由樹さん、女性の方なんですが、彼女が市民病院に向けて救急隊によって搬送されて行ったのは午後11時02分です。これが事実ですと、先ほどから言っているように、警察官は被害者がですね、いまだその現場に横たわっているにもかかわらず、もう既に実況見分を開始したということになっております。既にご承知だとは思いますけども、私も以前警視庁にいたものですから、その経験上、23年間の経験上ですね、重大事故、死亡事故を含めて、数多く現場を見てきましたけども、このような実況見分のやり方というのは全く見たこともないし、実際あり得ないというふうに私は思っております。また、実況見分に立ち合ったのは、パトカーの運転をして…、

長野県知事 田中康夫
 まあ、わかんないけど、時間を書き間違えていらっしゃるんですかね、よくわかりませんが。

ジャーナリスト 黒木昭雄氏
 いや、そのあたりもいろいろ考えてみたんですが、時間を書き間違え…、仮にですね、間違えたとしても、当時その時、ミヤザワ巡査部長は被疑者に対する確保ですね、被疑者が逃げないように確保していたと。一方救護に当たっていたと言っているのがマツモト巡査長ですから、仮に時間を書き間違えたとしても、マツモト巡査長が実況見分に加わっていたというのなら、まだそういう言い訳も立つのかなという程度であります。さらにですね、この実況見分にかかわっていた…、実況見分の立会人ですね。これは1人は警察官であるミヤザワ巡査部長、あとの2人は民間人である、付近にあるガソリンスタンドのシバノジュンイチ氏とユモトヒロユキ氏ですが、この2人に実際に私も実況見分の状況を説明を求めましたが、彼らはですね、現実にはその時間帯は現場が混乱していて、火災がまだ鎮火する前で、ましてや警察官も集まって来ない。こんなような状態では当時実況見分は行われていなかったということを立会人である2人の人間が言っているわけです。ですから、今まで説明したとおり、もしですね、万が一、警察の方が時間を間違えたというふうに仮に主張をしたとしても、ミヤザワ巡査部長、犯人を監視していたミヤザワ巡査部長が実況見分に立ち合うなんていうことは、これは事実上絶対に不可能ですので、どう見てもうそではないかというふうにしか私は思えないわけですね。何か言葉にすると非常に複雑なんですが、そちらに置いてある消防記録の数字、時間部分と、あるいは警察がまさに知事のお手元にあるであろうこの実況見分調書のこの時間、これを比較していただければ、間違いなく警察調書がでたらめであるということは十分にご理解いただけると思います。また、調書であるとか、あるいはこういった実況見分調書というのは、裁判の中でも非常に証拠価値が高いものですから、普通、通常警察官であるものがこんな過ちといいますか、初歩にもちょっとならないようなですね、過ちを犯しているわけですから、そういった状態を犯している警察側が果たして私が書いているこの原稿、あるいは文春が発行しているこの記事に対して、一言も説明もなく一蹴(いっしゅう)するようなことは、やはりちょっと考えてもらわなければいけないと思っておりますので、ひとつご理解ください。
 あともうひとつ、最後に。知事がですね、現在再調査ということで、また行っていただけてるということなんですが、もし、知事が再調査の結果、私の書いてる原稿が正しく、また警察のお話ししていることが間違いだということが仮にわかった場合はですね、知事はそれでも警察との信頼関係というものを柱にですね、この民事訴訟を続けるおつもりがあるのか。そのあたりについてお教えいただけないかと思います。以上です。

長野県知事 田中康夫
 昨日と一昨日、岡弘文県警本部長にお目に掛かっていますが、その他あと3名の方が同席していますけれども、今のお話はあれですが、私は一個不思議に思ったのは、このガソリンスタンドの従業員の方以外に、実際に救出活動に携われたという方がいらっしゃると。その方からは調書を取っていないという記述があられたので、この点に関して県警本部長に聞いております。確かに救出活動に携わったおふたりがいらっしゃったと。何故その方々は、ガソリンスタンドの方もよく常連客でご存じで、またガソリンスタンドのレシートですか、名前が記されてると思いますし…。単に事故の起きた時にガソリンを入れてたので、その時間を確認するためにそのレシートはガソリンスタンドから提出を受けたと。その2人には事情聴取は、…事情聴取って言うんですかね、別に犯罪犯してないのに…、状況を聴取していないと。何故でしょうかとお聞きした時にですね、その事故現場で救出をするという、あまりに近くにいたので、ガソリンスタンドというところから俯瞰(ふかん)してご覧になってる方のほうが客観的な事実がよりわかるということで、ガソリンスタンドの従業員、計3名からは状況を聞いていると。その実際に救出に携わった方はあまりに近くにいたので、客観的な俯瞰(ふかん)的な判断が結果として難しいというニュアンスのことをおっしゃられましたので、「長野県は『ディテールからの改革』ということを言ってるので、なるほど時々刻々ニュースを追ってると、木を見て森を見ずどころか、葉を見て木すら見ずということもあるかもしれませんが、でもこうした事故の場合には、木や葉の部分も大事ではなかりましょうか」ということを申し上げました。私はこの点がとても不思議でありまして、いずれにしても、今のご質問の点では、私はこの事故が起きた時にもですね、様々な皆さんの報道等を断片的にせよ、新聞やテレビの報道を見てですね、こうした追跡…、また交差点内を50〜60キロで走っているんですね。これは本当に赤信号…、深夜とはいえ赤信号で、通常この例えば信号が点滅してるならば、双方ですね、黄色であっても赤であっても点滅してても徐行はいたしますが、対向車線(正しくは「交差する車線」)は6カ所とも全部緑信号になっていたというふうに言っているわけですね。警察および逃走といいますか、事故を起こした車が走っていた側がずっと赤信号であったと。そこでは徐行をなさったんでしょうかと言ったら、50〜60キロで走られたと。でも、50〜60キロで深夜とはいえ交通量が少ないとおっしゃいますが、でも、先方は緑信号というものを、これは公安委員会が設置した信号を信じて走るということが、これは運転免許証を持ってるもののですね、信頼関係でありまして、その箇所を6カ所も50〜60キロで走行なさったというのは、私は少し信じられませんがと言ったら、それは警察は高度な訓練を受けているから、50〜60キロで走行しても左右の道から来る車がいるかいないかということは確認できるということを、ご出席の4名の方がおっしゃられました。私はこの点はなかなかすぐには信じられない点であります、率直に申し上げて。
 それと、先ほど言ったように、救出をしていた方2名からお話をお聞きしていないということでありましたから、ただ、そのおふたりは容易に探し出せる人物であるということでありますから、少しそこは疑問なわけです。すなわち、私が受けて立っている裁判でございます。長野県民が受けて立っている裁判であります。そして、他方で長野県民が訴えていらっしゃる裁判であります。とするならば、私は県民の代表でありまして、その他方の県民から訴えられた裁判をですね、私が県民の代表として受けて立っているわけですから、受けて立ち続けるためには、私が抱いている疑念というものをですね、本来は、あえて申し上げれば、その当事者であられた長野県警察本部というものから明りょうに私が胸に落ちる形でですね、この私のような警察行政に関しては知識も経験も極めて少ない者であってもですね、人命にかかわったことでありますから、私の胸に落ちる形のご説明をいただきたいと。そのために、すべての供述調書、捜査書類、実況見分書類、刑事記録、これらをすべて昨日ご厚意のもとでありましょうが、すべてご提出いただき、残る書類はひとつもないというお話でありますから、まずはそれを見た上でですね、さらに私の限られた頭脳では認識しきれない部分があればですね、さらに警察の方にお聞きをするということが現時点における私の立場であります。
 その他のご質問あればお答えします。どうぞ。

朝日新聞社 土佐茂生氏
 朝日新聞の土佐茂生といいます。
 入札制度改革について質問をします。今回の県議会でもいくつか質問は出ているんですけれども、現在の低価格による落札がずっと続いて…、

長野県知事 田中康夫
 一点申し上げておきますと、あと、その時に県警本部長には、私は県民から訴えられた裁判を県民を代表して受けて立っているものでありますから、ご提出いただいた書類に基づいてですね、私は県民に対して引き続きこの裁判をですね、長野県が公判を維持すると、維持しうるというための説明をする責任が私には社会的にあるということは申し上げてあります。ですから、私は速やかにそれらの書類を見た上でですね、その公判を引き続き長野県は維持しうるのであるということを皆さんに速やかに根拠を持って説明せねばならないと思っております。
 はい、どうぞ。失礼しました。

朝日新聞社 土佐茂生氏
 一点だけですけども、入札制度改革で、低価格の入札・落札がずっと続いてる現状についてですね、2つの委員会の中でも意見が割れていると。もう少し時間を見るべきだとかですね、適正な市場の原理が働いているというふうな意見もあります。その中で、発注技術検討委員会の方では、書類上はですね、県職員の方々の手取り足取りの指導とですね、あと業者側の赤字覚悟の受注によってですね、なんとか書類上は問題ないというふうになってきてると。しかし、その低価格の入札の工事後の調査では9件中8件がですね、確か直接工事費だったと思いますが、赤字になっているという現状についてですね、その発注技術検討委員会の方でもこれをどういうふうに評価していいのか。次じゃあどういうところを改正していけばいいのかというところで、非常にどう進んでいけばいいかというところを悩んでいるような感じにも見受けられるんですが、現在の落札額というんですか、それが適正であるかどうかという点についてですね、今、田中知事の方でどういうお考えがあるか教えていただければと思います。

長野県知事 田中康夫
 これは発注技術等検討委員会が、業界の中でも改革意識のある方々にもオブザーバーに入って行っておりますから、しばしそれをですね、良い意味で見守るということですね。現実に様々な、私たちとしては改善というものを行ってきているわけですから。今のご質問はよくわかりますが、今日の段階はこうした形です。
 ちょっと一点、言い忘れましたが、先ほどの件ですけども、岡弘文県警本部長は「黙殺する」というふうにおっしゃられたので、私としては少なくとも黙殺というような言葉は、やはりそのような言葉で私は説明を県民にはできないということを申し上げました。黙殺という意味は反論ができないという意味では県警本部としてはないですねと確認いたしましたら、そうであるということですから、では、もしできればですね、私が裁判を応訴、受けて立っているとはいえですね、最初のある意味では当事者でもあられる県警本部長がですね、正当であられると言うならば、ぜひ会見を開いて県民の方々にご説明をいただけることが極めて望ましいのではないでしょうかと。とりわけ、ガソリンスタンドの方3名と1人のドライバーの方ですか、トラック等の…、の調書はあるけれども、2人の救出活動に携わった一般市民の方には接触する必要がないと判断していたということですから、その、なぜ必要がなかったのかという点も含めてやはり早目に県民との信頼をつなぎ止める上でもですね、ご説明いただけることを、裁判を受けて立ってるものとしては望むということを申し上げました。
 その後、昨日、夜知事室の方にお電話が程なくありまして、13日ですか…、月曜日祝日ですが、何か総選挙が…、もう解散したんでございますか? 解散したんですか。解散したということで、何か12日に全国の都道府県の本部長が選挙に関しての会合があられて、13日長野県の署長等がお集まりになって会合があられるので、その後会見を…。ただ、知事会見とは形式が違うんですか? 警察は。いずれにしても県警本部長自ら13日の日にこの件と生坂ダムの件に関してもお話になられるということでありました。失礼しました。はい、どうぞ。

信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
 信濃毎日新聞の小市昭夫です。
 くどい質問で申し訳ないんですが、監査委員の垣内さんの関係で、いわゆるっていうか、客観的にもそうだと思いますが、知事与党と言われているトライアルしなのさんや共産党県議団の方が反対し、逆に自民党県議団が賛成するということになったことを、まず、どう感想をお持ちになっているかということと、退席の方も…、

長野県知事 田中康夫
 別に、だってそんなあなた。じゃあ、何…、あなたが勝手か、客観的か、主観的に知事を支持しているという人が知事の言うことに全部従わない、賛同しないと、それはいかがかって話ですか。それは、それこそどっか別の長野県以外の地域にお住まいになった方がいいってことになっちゃいますよ。

信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
 要するに、今まで知事の政策なり理念を高く評価されておられた会派なりが反対されたということをどう受け止めていらっしゃるかということだったんですけども。

長野県知事 田中康夫
 それは、だって人間様々、私が付き合ってるW嬢だって私と全部考えが一致するわけじゃないし、私もしばしば肩すかしを食らうことがありますから。いや、いずれも県民の代表ですから、最終的には県民がどうお考えになられるかじゃないでしょうか。

信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
 あと、今回常勤の方、丸山さんを公募でお選びになられて、また次回、12月県会に改めて監査委員の方を、選任案を提出されるんだと思うんですけれども、どのような選び方をされるかということも含めてどういう方針で臨まれますか。

長野県知事 田中康夫
 そんなのわかんないですよ。どうも信濃毎日新聞様は、私が住民票のこともですね、法に照らしていかがかって。それじゃあ、なんか柳田なにがしさんと同じ話になっていっちゃうんで、私は長野県の改革のため、あるいは県民のためにふさわしいと思う方を選ぶことが、結果として窪島(誠一郎)さん(人事委員)であられたりしてるわけで、その窪島さんを選ばれたのも、何か県議会がなかなか否決できないような戦没画学生の美術館をやってるからあざといだの何だのとか、まあ、世の中の「廊下とんび」はいろいろおっしゃってるのかもしれませんけど、私は何か奇をてらうために人事であったり、施策であったり、予算であったりですね、宣言であったりを出しているわけじゃございません。私はあくまでも県民が望んでることを実現するということ。それはすなわち、私がひとりの県民として、県知事として、社会のありようとして望んでることを実現するためでもちろんあるわけですが、そのために人事も行うわけでして、職員の人事とて同様であります。
 ですから、それは後から解説はできるでしょうけど、どのような分析のもとに人事を行うかなんて、ちょっと語れる筋合いのものじゃないでしょう。

信濃毎日新聞社 小市昭夫氏
 じゃあ、12月県会に改めて提案されるということですか。

長野県知事 田中康夫
 いや、だけど…、ことごとくこれは違うっていうか、なかなか厳しい家庭教師というか、厳しい道場の師匠だなっていう…。かつてここも表現道場と言って皆さまにご不興を買いまして表現センターになったけど、なかなか県議会という道場は私が出すものは予算や施策や人事も含めて…、道場の主(あるじ)がどなたか知りませんが、道場の主(あるじ)は58人、なかなか厳しい指導をくださる主(あるじ)たちだなあと。12月にまた「たのもう」と言ってですね、ぜひ今度はもう…。今回も大変ないい意味では自信を持って、毎回そうですけど提案してんですが、いつもすごすごと帰ると。今回も1名分に関してはすごすごと退場を命ぜられてしまったわけですから。道場の方々58名のですね、多様な、多彩なお考えに合致する方は果たして少なくとも…、58のうちの半分は何人ですか? 29人…。29人の方にはせめてご納得いただけるものを提案をしたいということは、それは今分かってる方針です。
 はい、どうぞ。はい。

江口宗晴氏
 知事、いつもご苦労さんです。

長野県知事 田中康夫
 飯山の話ですか。

江口宗晴氏
 いや、もうそうではないです。

長野県知事 田中康夫
 違いますか。

江口宗晴氏
 ええ、違います。
 先ほどどなたかの質問の中で、今の国の政治、自由民主党と民主党があるわけなんですけども、知事はこの間、自由党と民主党の結婚式に出て行かれたというような話、聞いてます。

長野県知事 田中康夫
 いえ、5日の日は出ておりません。

江口宗晴氏
 そうですか。

長野県知事 田中康夫
 私は、「『脱官僚』宣言」というのを、もうこれ既に報じられていますが、菅直人さんと小沢一郎さんのお誘いもあって、最終的に「5つの約束」「2つの提案」というものをですね、2日の日ですか、そして先ほど言ったように、『日本の選択、はじまる。』という2人の写真を使ったポスターも私が担当させていただいてますから、ある意味ではそこに私の思いはすべて、7つの項目とそのポスターの中に表れております。
 当日は、党員では私はございませんので、伺っておりません。

江口宗晴氏
 はい。それで、その他に神奈川県の立候補予定者を応援するというようなお話がありました。

長野県知事 田中康夫
 は?

江口宗晴氏
 神奈川県の…、香川県ですか。

長野県知事 田中康夫
 香川県。

江口宗晴氏
 ごめんなさい。応援するというような話がありましたけども、長野県についてはどうなんだという先ほどの質問の中では…、

長野県知事 田中康夫
 いや、だって、長野県については…、

江口宗晴氏
 ちょっと、こういう話があったんですよ。今、知事はね、長野県の熱意がないというようなお話がされたと思うんですけれども…、

長野県知事 田中康夫
 は? 熱意…、だれの…。

江口宗晴氏
 長野で…、

長野県知事 田中康夫
 よく聞いてくださいよ。

江口宗晴氏
 いや、ちゃんと聞いてますよ。

長野県知事 田中康夫
 飯山にもちゃんと電波流れていると思うんだけど。

江口宗晴氏
 そういうことで、知事の今の考え方は私も大賛成で、同じような方向で考えてんですけども、ぜひ長野県の中でも、やっぱりそういう方向付けをぜひお願いしたいと、こんな気持ちでおるわけなんですが、そのへんについて。

長野県知事 田中康夫
 まあ、長野県内の候補者に関しては様々、またそれで…、県議会の道場主58人からいろいろとご意見があるのかもしれませんし、まあ、「車の両輪」と呼ばれてますけど。でも、私思うんですけども、県議会のあの議員宿舎が何かブロードバンド回線も今度入れるんでございますか? 前から思うんですけども、県議会は「車の両輪」って言って県政チェックしてくれてたけど、県議会の予算とか県議会の施策は誰がチェックすればよろしいのか。何か県議会チェックフォーラムとかっていうのもあったわけですけども、どうもなんか持続力がなかったのか、市民の方々おやめになっちゃったようですけど。先般、上田に行きました時に、多くの県民の方が議員の方の表情が見えないと。傍聴席は後ろの方にあって表現者席が前の方にあるので、…誰でも表現者のはずなんですけども…、顔が見えないっておっしゃたんで、ある方がですね、ぜひ議長の後ろにもテレビカメラがあるから、県の予算で来年度はぜひテレビカメラをあそこに2台ぐらい付けて、後ろに大スクリーンを3つくらい作ってですね、県議の方や議長の方や発言者やですね、私ども、少し眠そうにしてる理事者の顔も大写しに順次映るような具合のスクリーンを、ぜひ県費で何百万円か掛けて作るのは、これはもう大変に安い地元の業者も潤う公共投資だっていう意見があったんで、そう思われる方はなんか署名運動も今度なさるとかってその方たちは息巻いてましたけどね。それはとてもいいことですね。県議会がよりみんなに近くなるというのは。ぜひ大スクリーンを設けると、映像の時代ですからよろしいと思います。きっと議会の方も、多分それは広報活動の一環として大変賛同して予算をご可決いただけるものと期待してますけど。議員不思議なんとかチェックフォーラムの方もちょっとなんかエンジンかけたらなと思いますけど。
 まあ、いいでしょ。県内の方はわかりません。まだ予定は未定。でも長野県議会の方々の、いろいろとご意見もあるでしょうから、県内に関しては。少しそういう意見も…、

江口宗晴氏
 自分の意志を曲げないように、ひとつしっかりとお願いしたいと思います。

長野県知事 田中康夫
 意志なんか曲げてませんよ。でも長野県民は大体意志曲げない県民ですから、私のこと唯我独尊だとか、思いこみが激しいとか、なかなか我が強いって言うけど、そんな突拍子もないのを2回も長野県民が選んだってことは、やっぱ長野県民も、長野県で生まれたわけじゃありませんが(長野県で)育った私の中に、長野県民のその我が強くて屈しなくてなかなか曲げない、他県の人から唯我独尊と思われがちな、でもこんなに誠実でうそつかないっていう姿を何か見たんじゃないですか。以上です、はい。

江口宗晴氏
 すいません。今発言したのは飯山のヒゲムネ、江口宗晴です。よろしくお願いします。

長野県知事 田中康夫
 そうそう、12日は2155人目の村民である私の、泰阜村…、「康夫化していく村」って冗談を言われてますけど、うそです。村民運動会が午前9時からあるもんですから、この日は村民運動会に私も綱引きとか幾つか出ますので、もし、なんか大家さんの松島村長の奥様の松島房子さんがおにぎりも作ってくださるということなので、この日は泰阜村です。終わり。

 

 

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