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最終更新日:2004年03月09日

 

知事会見 部長会議について他

平成15年7月30日(水)
13:10〜13:50

知事室分室会見場   

(県林業総合センター内)

長野県知事 田中康夫
 知事会見を開催いたします。
 今日の部長会議では…、4月から6月の超過勤務の状況というのが大変に数字が高いんですね。前年比でですね、本庁舎では130%ということなわけでございまして、今日の部長会議でも言いましたが、やはり残業というものは上司がですね、どういう内容の残業を、何時間くらい何に必要かということを聞いて、それに対して許可を出してるわけでありまして、それは同時にその残業をした分でどのくらいの成果が、あるいは実績や進ちょくがあったのかということもきちんと確かめていただきたいと。各課長であったりにはですね、こういうことを部長から厳しく伝えるようにということを述べました。多くの職員が引き続き改革に向けている、進んでいるということは、これは私は信じるところでありますが、しかしながら、最近いくつかの仕事ぶりを見ているとですね、どうも経営戦略局任せにしていたり、自分で判断をしなかったり行動をしないという形があります。これはとりわけ部局長は、私たちは週1回部長会議も行い、様々な機会に話してるわけでして、このラインの長というものがきちんとした指示を課長に出す、同時に知事とも綿密に話をするということは多くの部局長はしてくれておりまして、これは感謝しておりますが、同時に課長から課長補佐であったり係長にですね、きちんと的確に指示を行うということをより徹底させたいと思っております。同時に、例えば経理係長であったり企画係長というものが、指示をされたことに関して仮に困難が伴う、予算が伴わない、スタッフの人数が伴わない、あるいは権限として伴わないというようなことがあった場合に、これを改めて私からですね、確かめるまで放置しておくのではなくて、それぞれの係長というものが、きちんとその問題に関して随時部長あるいは課長と相談をするという体制をきちんと整えてもらいたいということを従来から伝えておりますが、改めて伝えるところであります。この超過勤務手当が多くなっているということは、これは到底県民の理解というものを得られないわけであります。私たちは冬季オリンピックを実行する準備段階からというものは、ある意味では今の人員よりも限られた人員によって県政のサービスというものを行っていたわけでありまして、定数割れがあるからというようなことは、これは県民からすれば現下の状況において言い訳にはならないと私は思っております。
 過日、信濃毎日新聞でありましたでしょうか。労働組合の方々が100億円近い、90数億円の私どもの昨年度の…、余剰金ということではなくて、これは適切な価格で公共事業を請け負っていただいたりと…。ちょっと余談になりますが、やはり公共事業というものは、先ほども塩尻の小口市長と、また箕輪町の平澤町長とお話をしておりました時にですね、直接工事費というものとあと諸経費というようなものがあります。この諸経費の率というものが民間に比べて著しくやはり行政というのは高いということを、民間企業で勤務なさってきたお二方は大変に驚嘆、驚嘆というのは褒める場合に驚嘆っていうんでしょうか、驚愕しておりました。塩尻市の場合には、例えば直接工事費の部分が予定入札価格の約65%よりも切っているような場合には、これが適切な積算をしてるかということをチェックしていると。ただ全体としてですね、65%ということではないと。民間の場合には、いわゆる諸経費というのは15%、あるいはせいぜいが20%であると。行政に来て驚いたのは、直接工事費の約80%というような額が諸経費として付いていて、約2倍近くになっていると。このような形はですね、どうもおかしいということをお二人が異口同音におっしゃってまして、お二方は諸経費をですね、本来、国土交通省あるいは長野県が決めた諸経費の予定入札価格の額の約50%というような計算でしていかねばならないんじゃないかということをおっしゃっていました。例えば境界柱、敷地の柱ですね、これを箕輪町で林道を造る時に境界柱を立てるわけであります。これを立てるのに1本あたりコンクリの境界柱の原価ではなくて、その作業費というものが1本9,000円というふうに計上されると。市街地において、例えばそれはなけなしのお金でローンを組んでですね、マイホームをお持ちになった方の境界柱というものが20センチ、30センチずれるというようなことは、これはやはり私有財産であり、あってはならないと。けれども林道のような場所においてですね、境界柱を立てるために、その専門家と称する方々がですね、土木振興会からおいでになって、しかも1本境界柱の穴を掘って、それも5メーター、10メーター掘るわけじゃありません、ほんの数十センチ掘って1本9,000円という算定は非常に驚いたということをおっしゃっていました。
 ちょっと話がそれましたけれども、私どもの入札の差金というようなもの、あるいは職員の努力、あるいは県民の理解によってですね、生まれたお金が90億円余あるわけです。先日も議会の場においてですね、この90億円余を、もっと私ははっきり議員の方々は直截(ちょくさい)にですね、私たちの大好きな公共事業の費用を増やせというふうにご質問をなさるかと思ったんでございますけれども、私が用いますような至らない形容詞や、あるいは私特有の表現方法、回りくどいとおしかりを受ける表現方法ともまた違うようなですね、何かオブラートに包んで隔靴掻痒(かっかそうよう)のような感でですね、結果として公共事業費を増やせということをおっしゃる議員が多かったわけであります。これはご存じのように、ダムを造らなければ長野県は財政破たんをするというふうに確か去年の夏にですね、おっしゃってた議員の方々、わざわざ国土交通省や総務省までダムを造らないと財政破たんをしますねとお確かめに、まさに県民の税金の交通費をご利用になってですね、お出かけになった議員の方々が多数いらっしゃったことを大変懐かしく思い出すわけでありますけれども、議員の方のみならず組合の方がですね、やはりここで私たちの給与を回復することが県内の消費、経済活性化につながるというふうにおっしゃったのは、私は思わず目と耳を疑うわけでありまして、私たちは誰のために働いているのかということです。また誰のお金によって働かせていただいているのかと。働いてやってるのではなくて、働かせていただいているという気持ちを、より多くの職員がいま一度私は持っていただくことを切に願うところであります。そうした中で、この超過勤務というものも従来型の仕事の手法…、私が就任して既に3年たつわけであります。今日も部長会議で申し上げましたが、私は何か今まで私の理念であったり、私の表現の言葉であったり、方針というようなものを文章にいちいちまとめると、ある意味ではそれが何か辞書か聖書かですね、語録のようになってしまうということは職員の発想を妨げると思ってまいりました。ただ3年間、私は様々な局面において具体的な事例に関して、これはこういうふうに発想していこう、こういうふうに実現していこう、こういうふうに変更していこうということを伝えているわけです。これは今のような大きなラウンドテーブルになる前からですね、知事室においても多くの職員が入って行なってきているわけです。個別具体的な事例に関して私の考え方というものを述べることによって、それが違う局面においても、どのように私たちは発想をし、行動をし、あるいは変更していくべきなのかということを、これは3年間の中で職員や私は極めて優秀なポテンシャル(potential:可能性)を持っていますから十分学んできてるはずでありまして、このことをやはりよい意味で敷延化していただきたいと思っております。そういう中で、この残業が130%になっているということは、これは私は職員に過度の要求をしているつもりは、私は少なくともありません。県民が望んでいることを要求しているにすぎません。県民が望んでいることは本来優秀なる職員は行わなければならないわけであります。行えないならば、先ほど言ったように、2週間、1カ月、指示が出たことを連絡をしてこないのではなくて、まさに双方向でインタラクティブ(interactive:相互作用の)に、職員の側から異議申し立てを行うべきであります。異議申し立てを行わない課長や係長や課長補佐というものは、私は深く反省をしていただきたいということを今日部長会議でも改めて伝えましたし、そのためには私の考え方、あるいは政策推進会議での考え方、部局長会議での考え方というものを、部長がより、もし理解を示していない課長以下の職員がいれば、懇切丁寧ということではなくてですね、よりその人間たちが目が見開かれる形、あるいは一つの事象を解決した時に、そのことが他の局面においてもそれをよい意味での経験則として利用できる形になるよう協力をいただきたいということを述べたところであります。でありますからして、私はその職員組合の方のご発言というものは、やはり大変に同じ県民のために働く同士として暗たんたる思いであるということをこの場で改めて申し上げておきたいというふうに思います。
 一昨日、ご存じのように、東京と長野を結ぶ高速バスというものが、現在のところ銃刀法違反で逮捕されているという形でありますが、いわゆる皆様の報道でも既にお伝えになられているように、いわゆるバスジャックに遭ったわけであります。県警本部の多くのスタッフの的確な行動というものにも感謝をしたいと思いますが、とりわけこの川中島バスの運転手であられる大日方修さんという方に私は大変深い感銘を受けました。このような方がやはり私たちの長野県ではですね、まっとうに働いててくださると。私は時折、「智性・勘性・温性」ということを申します。感覚ではなくて勘所があるかどうか、そしてまた相手の目線に立った人間の体温の「温性」があるかということであります。幾度かのマニュアルや訓練を受けていたからというふうに控えめにおっしゃっておりますが、私たちはとかく訓練を受けてるとその訓練どおりの事象が起きるとは限らないわけであります。様々なその状況が違います。その訓練をいい意味でいかに生かせるかということが、まさに知識や経験でとどめない「智性」でありまして、この大日方さんは大変に私は素晴らしい方であると。この方に関しましては、長野県知事として、また長野県としてですね、何らかの形で知事表彰という形を行いたいと思っております。こうした方がいらっしゃるということは、多くの県民もまた勇気付けられ、また希望を私たちの社会に持てたと思っております。大変にこの方のまさに状況判断、認識能力の鋭さ、また人間としての大きさというものに感銘を受け、感謝を申し上げたいと思っております。
 その他、今日、新聞等に以前から報じられてきておりますが、輸血用のですね、血液製剤に係わるウイルス肝炎等、これは日本赤十字社の社長に先日お目に掛かった時にも強くお願いをしたところであります。赤十字本社というのは7階の応接間及び社長室には、いまだかつてマスメディアが、カメラが入ったことがないという場所なんだそうでございまして、このこと自体が大変な驚きでございまして、あの時もせっかく取材に訪れた方々がですね、1階に行って私が入っていく場所のみで、私の対談相手の藤森社長という、長野県の出身であります藤森社長のご尊顔を映し出すことができなかったというのはですね、ちょっと長野県の表現センターでは考えにくいことでございます。この問題は実は私は先日の高山で、岐阜の高山で行われた知事会議の場でもですね、赤十字社というものの支部長というものが、まずほぼ例外なく全国の都道府県知事でございます。副支部長も副知事でございます。しかしながら、これは名誉職というふうになってるわけなんでございます。けれども人命を預かる仕事、とりわけ赤十字社は病院も行っていますけれども、献血をはじめとして極めて社会的なことを行っているわけでして、私は藤森社長にも申し上げましたし、知事会議の場でもですね、やはりこのような形は名誉職ではなく、やはり現場の経験に即した方が責任あるポジションとして判断できる、よい意味での権限移譲といいますか、やはり支部長というものは都道府県知事ではなくてですね、その赤十字の方、あるいは専任としてですね、そういう方を医師や看護師を経験したような、保健士を経験したような方々がなるということを強く望んだところであります。今回もこのようなことが起きながら、その時藤森社長の発言なさっておりましたのも、私たちと厚生労働省と見解が違う、あるいは調査方法が違うと、あるいは防ぎきれないのではないかというようなご発言があったかと思います。私の記憶であります。もし必要であるならば、同席いたしました衛生部の者のメモがあると思いますので確認はいたしますが、これは大変また悲しいことでして、献血はとりわけ善意の方々によって行われているわけでございまして、ただその善意の方々が、真に善意として他の方に届けられるように管理をするということは、これは赤十字社の責務であります。どうもそのあたりの認識が1時間ほどお話をしましたが、異なるなとは思いました。
 このウイルス肝炎等の健康相談というものを本日30日からですね、当分の間、衛生部の保健予防課のみならず長野市、中核市の長野市の保健所を含む私ども長野県の保健所の方でですね、受け付けております。お電話をいただいたりということで(申込は)可能でございます。過去に輸血用の血液製剤を投与されたことがあり、また投与の後一定期間を経てB・C型の肝炎ウイルスやHIVや梅毒等の検査を実施したことがない方で不安を感じられる方はですね、どうぞ私どもには守秘義務がございますので、ご遠慮なくご相談をいただければと思います。希望される方にはこれは有料とはなりますが、これらの検査を行うことが可能でございます。
 以上です。ご質問があればお受けいたします。はい、どうぞ。

時事通信社 小沢一郎氏
 時事通信の小沢一郎です。
 先ほど超過勤務のところでですね、知事の指示が無理だと思ったら、その指示が来たときに無理だと思ったら、課長なり部長なりと相談すべきだっていうようなことを、1週間なり1カ月なり放置してはいけないというようなことをちょっとおっしゃいましたけれども、具体的にそういう実例みたいなことがあって、その後事務に支障があったというような事例が何かあるのかなと、今お話を聞いてて思ったんですが…、その辺はいかがでしょうか。

長野県知事 田中康夫
 いくつもあります。ただ、いくつもありますが、私は職員をディスカレッジ(discourage:勇気を失わせる)することが私の仕事ではありませんので。ただ私も3年間やってきて、私は就任した当初、多くの職員から知事が職員に歩み寄らないのはおかしいと言われました。私は大変この時違和感を抱いたわけです。私は県民が選び、県民が私を替えることもできます。県議会が私を叱責することもできます。職員は60歳まで殺人等を犯さない限り首にはなりませんし、そして日本という社会がこのまま続くかどうか私は定かでもないと思っていますが、組織がつぶれることもないと思っているわけであります。そして他の都道府県においては仮に保守系の方が知事であったとしても、あるいは市町村長であったとしても、議員からなられたり、経営者からなられたり、あるいは学者からなられたり、様々なその行政体以外から首長はお越しになります。この長野県は、その意味では41年間、同じ人物が経営してきたと。職員と一緒に、ということであろうと思います。ですから私は、職員は私の指示を耳を澄ませてメモを取るだけではなく、メモを取らなくてもいいわけです、そこから発想できなくてはいけないということです。ただし、私の指示が職員にとって、組織にとってではなく、自分も1人の県民として、家族を抱える、親せきを抱える県民として、私の言ってることが県民の大多数にとっては異なるのではないかという場合に言わなくてはいけないということです。今申し上げたのは、超過勤務手当と一緒にお話をしましたが、私が具体的に県民からのこういう要望もあり、こういうことをしようと言った時に、これを行うのに予算措置が必要であると、それは既存の予算の中で事務費を集める形ではできないと、つまりゼロ予算事業の職員の人件費というものでできることではない場合には、やはりそれを言わなくてはなりません。あるいは何か国の省令等があってですね、難しい部分があるならば、それを言わなくてはいけません。「ほうれんそう」という言葉がありますけども、その報告や相談や連絡というものが著しく欠けているケースがよくあります。これが私ないしあるいは私が指示をして政策秘書なりから伝えないと書類が上がってこない。あるいはそれから書類を作成するというような形がいくつも現れておりますので、この点はやはり県職員にはですね、私たちはいかに県民からすれば恵まれた存在であるのかと、そしてその私たちを県民はいかなる視線で見守っているのかということを認識してほしいということです。残業も私は前から書類の書き方も変えましょうということを申し上げております。書類やあるいはプレゼンテーションの仕方ということは、これはやはり長野県は今後、少し外部の助言も受けながら抜本的に変えねばならない時期に来ているだろうとは思いますが。残業をするなと言っているんではなくて、その残業に値する内容か、あるいはその時に残業をせねばならないくらいの時に、自分たちの方法論や議論が欠けてはいないかと。どうもパソコンというものが生まれてパソコンにだけ向かってる職場がある。けれども部長室というものは会議室に変わったわけですから、そうした場所に皆が集まって、よい意味で梁山泊のような議論をすると。やはり仕事の話、あるいは県民の生活、自分たちの話をやはり部長室でですね、もっと三々五々行えるような雰囲気というものがほしいと思いますし、そういうところから職員提案としてこういうことを自分の部署とは関係ないけどやろうというような形が出てほしいと思ってます。ある意味では、やはり課の中に係というものがありますけど、係によってどうも部や課での壁だけでなくて、課の中にすらですね、どうも係単位になることで縦割りになってんじゃないかという気がします。このあたりはやはり課制というもの、係制というものをどのようにしていくのかということもですね、行革の中というよりも、私たちは先駆けて考えねばならないなということを強く感じております。強く感じておりますし、そう思っていた矢先にお二人の民間企業から首長になられた方々と先ほど昼食をとって、私はまだまだ至らないなと、私の改革というものは遅々として進んでないなというふうに大変恥じ入ったところであります。
 ある意味では民間企業でしたら、事業部制という形を採ればですね、例えばこの事業部が今年はこういう投資をしたいと。その投資はよい意味での社会的投資であるならば、その時に各事業部長同士が話をして、今年はうちはこのくらい予算ほしいから、君のところはどうだと。通常の事務費であったようなものを削らないかと。維持費の部分をちょっと見直さないかと。その代わりこの事業によって私たちが収益を得られれば、翌年は君たちのところにも投資をする余剰が現れるというような形があるわけですね、これは一般的に。ただ、なかなか行政は営業成績というのは出ませんから、先日も日本経済新聞に、アメリカのゼロックス…CEOが女性の方でありますが…、ゼロックスは非常に雇用を横河電機のように守るという家庭的な経営であったのがですね、非常に他社との、日本勢と競合する中で、前のCEOの方というのは、単に経費を節減するというような形で逆に社員がリストラもあり意気消沈したという時に、その女性のCEOは、私たちはその家庭的な雇用というものを守るから、その代わりにあなた方もきちんとやる気を持って営業の成績を上げようということを繰り返し説いて、サービスの原点に戻ろうと言って、非常に急速に業績を回復したというのがありました。行政の場合にはですね、雇用は守られているんですね、最初から。つぶれないんです。このあたりをですね、そうだからこそ県民に感謝をするという気持ちでですね、営業の数字には表れない、自分たちがやはり県民から感謝される存在の仕事をしようというふうにぜひ各部署で思ってほしいと思います。部長たちは人一倍その危機感を感じていると思いますので、部長たちがより課長や、課長のみならず多くの職員とそのことを話すように心掛けてほしいと思ってます。
 その他のご質問。はい、どうぞ。そちらの方。

新建新聞社 綿貫芳文氏
 新建新聞社の綿貫芳文といいます。
 少し話戻るんですが、7月3日の県会の初日に大町とか小谷とか白馬方面の大北の方の建設業者が、厳しいっていう状況を伝えるためにデモ行動と、県知事及び県議会議長あてに要望書を持って行動されたわけなんですけれど、その知事さんの方のスケジュール等もあって会うっていうことはできなかったわけですけど、その行動について知事はどう思われるかという点と、それから木製ガードレールのですね、選定判断というものはどういうものであったのかということの2点について教えてください。

長野県知事 田中康夫
 中には若かりし学生運動のころを思い出された方もいらっしゃるのかもしれませんし、あるいは大変に元気がない労働組合運動や、社民党をはじめとする政党運動というものを、今こそ私たちが行うのだというふうに思われた方もいらっしゃるのかもしれませんですね。しかしながら、そういう方々のどのくらいの方々が発注技術等検討委員会のオブザーバーにご応募なさってるのか。建設業協会の方々にも私は有志と称する方々からも個別のご連絡をいただきますが、申し上げていることは、あなた方自身が建設業協会の中でも改革をしようという発言をせずして、すべて県知事頼みというような発想で自分自身は匿名性のもとで隠れていると。あなた方は経営者ではありませんかと。あなた方は雇用をなさってる方ではありませんかと。建設業協会の岡沢さんをはじめとする方々には直接言えないから県知事に言うというのは、私は大きなそれは皆様の甘えではないでしょうかということを申し上げています。先日の大北地区の方々もですね、先ほど私が申し上げたように、皆様の事務の諸経費というものは適正な額でしたでしょうかと。国土交通省が述べ、長野県が述べてきているから、それをいただくことに何ら疑問も持たなくなってはいなかったでしょうかと。そしてまた皆様のそのような諸経費というものが、民間の仕事を受注する場合に比べて少なくはなく、多いという公然たる現実がある中で、その部分に関して逆に皆様に甘い言葉をささやいてすり寄ってくるような公職の方々というのは、いまだかつて1人もいらっしゃらなかったか、いらっしゃったかということも、もしいらっしゃるのだったら、それこそ皆様が本当に真に意欲のある土木建設業の方々のために私は改革をすると申し上げてきて、それは多くの職員、小市正英(土木部長)のみならず、公共事業改革担当の高橋徹といった多くの得難い職員と共に私たちは歩んでいるわけでして、もし皆様もそういうまっとうな土木建設業者の一員であるとおっしゃるならば、そうしたところをご一緒に毅然(きぜん)と断ち切っていくという志を持っていただきたいと私は願うところです。
 オブザーバーに関しては近く発表をいたすところであります。既に選定は終わっておりますので、選ばせていただいた方々にもご連絡は一両日中に行うこととなっております。
 その他のご質問を受けます。はい、どうぞ。

市民タイムス 白澤幸恵氏
 市民タイムスの白澤幸恵と言います。
 松本平広域公園のアルウィンのことでお尋ねしたいんですけれども、ハイレベルな試合に対応をする高規格の競技場ということで、年間60日しか現在開放していないんですが、今日たまたま初めての無料開放ということが行われまして、実際利用した方にもう少し開放した方がいいんじゃないかという、そんなお話をお聞きしたりしたので、今後の方針など、知事にお伺いをいたします。

長野県知事 田中康夫
 はい。60億円を掛けて設けましたし、確か年間の維持費が1億円でしたか、確かそのくらいであります。これはご存じのように、土屋(前)知事の埼玉のみならずですね、札幌や神戸や、もう至るところに、静岡もですか、サッカー場ができて、廃虚にならないことを切に願います。長野県はそれに比べれば大変小さな規模ですが、これは私は年間60日というのが、もう少し人工芝ではなくて天然芝であってももうちょっと活用できるはずであると、冬の期間厳しい気候の長野県でもできるはずではないかということで土木部に指示をいたしまして、そしてそういう中でですね、人工芝にすればそれは通年でしょうけども、そうするといわゆるJリーグの規模の試合というものが行えないというような部分があります。ただこの60日というのも、たぶん恐らく今までの文部科学省がですね、外郭団体で言ってきた日にちでしょうから、これをよい意味で改善しようということで、既に計画ができております。これはもし都市計画課の方にですね、お問い合わせいただければ、よりご利用いただけるような形を採っております。さらにその様子を見てですね、芝の状況も見ながら、より多くの方に安価な値段で…、安価にしますと利用者負担が低くなるとあれか…、他の多くの方の税金になっちゃいますね、失礼しました。その意味でトライアルとして行っております。その方向は変わらないと思います。
 その他のご質問、どうぞ。

長野朝日放送 小林光朗氏
 長野朝日放送の小林光朗と言います。
 今日の午後、これから知事は安曇村の砂防工事の現場を視察されますが、その目的と、あとどんな、具体的にどんな点を視察されようと思ってらっしゃるのか教えてください。

長野県知事 田中康夫
 この島々谷の砂防ダムに関してはですね、むしろ長野県内のメディアの方にとどまらず、多くの国直轄の公共事業、砂防事業と、あるいは人里離れた場所のですね、そうした自然環境の保全の仕方ということで多くの方々がお書きになっている場所であります。以前から、とりわけいわゆる通信社や新聞社の方々、あるいはそうしたフリーランスの批評家の方々がお書きになってる場所で、このことは長野県も砂防の場合3分の1ですか?費用は、負担をしてるわけでございます。これは今まで長野県は国がやるという事業は、松本市長がよく国が言うことは長野県は黙って従えばいいんだという名言がございますけれども、全部従ってきたんですね。けれども、やはり県民のニーズに合致するものかどうかということを、今後長野県はチェックをしていくということを既に国土交通省、農林水産省等にも述べているところであります。そうした中で多くの方々が、そのルポルタージュをなさってる場所を私はやはり現場を見なくてはならないということであります。ですので、今回に関しては国土交通省側の方のみならず、この砂防工事に関して疑問を抱かれてるような市民グループの方も現場にお越しになっていれば、そうした方からも意見を同時に伺うつもりです。これは平成16年度の予算と、直轄事業の予算というものに関して、この場所にとどまらずですね、私どもは国営あずみの公園をはじめとして申し上げていくわけであります。
 長野(県庁内の表現センター)にお越しの方でご質問の方がいらっしゃればお願いいたします。手が挙がれば、はい、どうぞ。そちらの眼鏡を掛けてる男性の方。

テレビ信州 征矢野泉氏
 はい。テレビ信州の征矢野泉と申します。
 県民のですね、情報化についてお聞きしたいと思います。220万県民の光ファイバーを使ったネットワークですけれども、この構築に向けた現状はどういうふうになっているでしょうか。また、山間地域の多い長野県ではですね、やっぱり常時接続とか高速のブロードバンドが必要だと思いますけれども、知事が考えるですね、県民のブロードバンド化についてお考えをお聞きしたいと思います。

長野県知事 田中康夫
 はい。長野県はウィンドウズ型からリナックス型の社会を目指すと述べているわけであります。軽井沢地区、あるいは栄村といった地区においてはですね、町村内全域においてブロードバンド化ができるというようなことを行っておりますし、これは飯田市の地域でも行っております。(「ブロードバンド活用モデル事業」による無線LANホットスポットのサービスが軽井沢町で始まります。)またこうした場合に、前から繰り返し申し上げておりますが、新しい政官業の癒着を生む公共事業というものが、私はこのIT化というものと環境化、いわゆるごみの焼却場とかこうしたものがですね、他の諸国に比べて著しい値段であると。入札で1円入札に近い形で入札なさったITの企業の方が、その後随意契約によってメンテナンスの費用で膨大に税金をしゃぶり尽くすという形が現れておりますし、そこにまた新たな利権が生まれてきているというふうに思います。これは、こうした業界に関して詳しい国会議員の方ならば、情報化にひときわ熱心な国会議員の方ならば、もう所与の常識であられようかというふうに思います。このために長野県はネオトニーの伊藤穣一氏をはじめとする3人のメンター(mentor:良き指導者・助言者)、日本経済新聞の関口和一氏と、もう1名、不破泰さんでありましたか、信州大学の。メンターと呼ばれる適切な助言を行うものと。つまりその入札等の金額も適正であるか、そのプログラムがですね、いったん組んだ後他社の人がいじれないというような形がこれは随意契約になっていっているわけですから、このあたりをチェックしております。またこれらメンターの方々の助言を受けてですね、この10月ぐらいには長野県全体の改めてのブロードバンド化の計画というものをお示ししたいと思っております。またそれに先駆けて、長野県はご存じのようにケーブルテレビの普及率というのが全国3位であります。先日まで2位でございましたが3位でございます。このケーブルテレビや有線放送というような施設を運用なさってる方々がですね、いわゆる全国的な通信業者の方々と並んでそれらの地域を担っていただく必要があります。これらの方々、ケーブルテレビを活用してのブロードバンド化に関しても、今まで長野県は8分の1の負担という形でありましたのを、県単独で上乗せをいたしまして4分の1長野県が負担をするという形で既に始動して、始動というのは動き出しているところであります。このような形で早期の構築を行いますし、いずれにしてもこれは情報政策課の方で秋にはきちんと改めてご提示できると思います。
 よろしゅうございますか。はい。
 その他ありますか。よろしいでしょうか。それでは以上で知事会見を終わりにいたします。
 明日は何かTBSで朝「はなまるマーケット」っていうのがあるんですが、ちょうど夏休みのシーズンですので、長野県の食べ物や、あと長野県内にご存じのようにグリーンウッドをはじめとする子どもたちの夏の夏期学習を森林等でするものもあります。また8月の29日には、コシノジュンコさんが森林整備の森のファッションショーというものを軽井沢で行うことにもなっておりまして、そのあたりもお話をしようというふうに思っております。
 あと週末には土曜日に南信濃村で車座集会がございますのと、また明後日は阿智村や清内路村を視察いたします。明日はもう一つ、その「はなまるマーケット」の後戻りまして、岡谷の宮坂製糸という、今でも女性の方が生糸を紡いでですね、行ってるという、ある意味では長野県のまさに隠れたまた一つのマイスターの原点でありまして、こちらの宮坂製糸を視察いたします。ぜひ、まさに先ほどの大日方運転手さんと同じようにですね、長野県でそのように働かれている方々ですので、ご視察にご同行いただければ大変に幸いです。以上であります。

 

 

 

<お問い合わせ先>

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秘書広報チーム
Tel 026-232-2002
/ Fax 026-235-6232


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