| 長野県知事 田 中 康 夫 私はかねてより、日本の背骨に位置し、数多(あまた)の水源を擁(よう)するこの長野県から、新しい民主主義のスタンダードとしての「長野モデル」を、向上心あふれる県民の皆様とともに構築してまいりたいという基本理念を申し上げてまいりました。こうした理念に基づき、今年二月二十日、出来得る限りダムに頼らない治水・利水を目指す「脱ダム」宣言を発表いたしました。大規模なコンクリートのダムは、看過(かんか)し得ぬ負荷を地球環境へと与えます。私たちは今、百年、二百年先の子孫に残す資産としての河川・湖沼の価値を重視すべきなのです。別けても水源県である長野県には、県境を越えた下流域に暮らす市民に対する、真の意味での治水と利水の責任も存在すると考えます。さまざまな利害や意見が存在する中で解決点を見出し、住民参加の治水・利水を確立していく過程は、時間と労力を必要とする、それこそ「苦い話し合い」の連続かもしれません。しかしながら、「脱ダム」宣言に込めた理念は、真っ当に暮らす個々人と企業市民から全国規模での幅広いご支援とご参加を得て、必ずや「長野モデル」として確立するでありましょう。 以下のファクシミリかEメールに、さまざまなご意見やご提言をお寄せください。より良い治水・利水のあり方を、ともに考え、確立していくためにも。 ●Eメール governor@pref.nagano.jp ●ファクシミリ 026(232)2123 ※いずれも知事直通です。
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