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引き続き信州を愛して下さる皆さまへ
白骨温泉に端を発した「入浴剤使用問題」は、全国各地から信州の温泉や景勝地を訪れて下さるお客様との間の信頼関係を損ね兼ねぬ、深刻な事態へと至っています。
こうした厳しい認識の下、県知事を務める私は、信州観光の危機に積極果敢に立ち向かうべく、去る7月16日、生活環境部長の太田寛を本部長とする「信州の温泉品質問題対策本部」を設置しました。
また、7月17日から19日の間、私たちは衛生部、生活環境部、経営戦略局のスタッフを動員し、県下1849ヶ所に及ぶ温泉施設の皆さまのご理解とご協力の下、入浴剤の使用実態を調査し、その状況を本日20日に公表させて頂きました。
思えば私たちは、温泉やスキー場を始めとする貴重な財産を、所与のモノと高を括り、胡座をかいていたのではないか。今こそ「高い・不味い・愛想無い」との少なからぬご批判に謙虚に耳を傾け、国内外から年間1億人近くが訪れる観光立県として、私たちは従前にも増して、お客様の目線に立ったサーヴィスの充実を目指し、真っ当な信州観光の再興へ向け、根底から意識改革を図らねばなりません。
どうぞ、忌憚無きお叱りを「信州・フレッシュ目安箱」にお寄せ下さい。 皆さまからのご意見こそは、私たちにとって最大の贈り物だからです。
そして願わくは、お誉め頂けるだけのサーヴィスに接せられたなら、その対応をした県民を勇気付けたく思います。どうぞ、優れた智性・勘性・温性を有する現場の人物もお教え下さい。
宿泊施設を評価する尺度として、欧米では3B(Bed、Breakfast、Bath)が挙げられます。客室、料理と並んで、風呂は大きな評価対象なのです。加えて、少子高齢社会に於いては、ご利用いただく乳幼児や老人の健康をこそ、第一に考えねばなりません。
こうした観点に立ち、温泉施設に留まらず、公衆浴場等の入浴施設を含め、信頼に足る信州のお湯の品質管理状況を把握・公表する必要が有ると、信州・長野県観光協会長を務める私は、判断するに至りました。
ペンションやスーパー銭湯も含め、県下8200余ヶ所に及ぶ入浴施設に関し、掛け流し式か循環式か、加温や加水の有無、殺菌処理の状況等を、「旅館・ホテル等の入浴施設及び公衆浴場調査」として20日から実施します。1週間後の7月27日には全ての施設、全ての項目に関してHPで公表させていただきます。
医療と同じく、有りの儘の入浴施設の状況をお客様に知って頂く事こそは、インフォームドコンセントの時代に相応しき信州観光の姿かと存じます。
どうぞ、観光業に携わる方々に於かれても、ご理解とご協力をお願いします。
平成16年(2004年)7月20日
長野県知事 田 中 康 夫
governor@pref.nagano.jp
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